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暇話§一日一句~人通り途絶えれば~ [俳句]

季語は・・・師走尽

奈良町は 親鹿仔鹿 師走尽

【去年の今日】丑話§2021年ありがとうございました
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週話§土曜有閑~2022年大晦日~ [年末年始]

気がつけば、2022年も12月31日大晦日となりにけるかも。

そして年明け2023年にはコロナウイルス騒ぎも丸3年となってしまいます。パンデミックたけなわだった頃は先々が不透明で、どうなっていくことかと不安な気分が横溢していましたが、ワクチン接種がそこそこ進んだことで、どうやら重症化していくこと少なく、まだまだ波が返したりすることはあれども、徐々に克服されていくのではとは期待しつつの予想です。

来年が、今年より少しでも様々な面で向上し、人権軽視やヘイトの影が薄くなっていくことに微力を傾けていきたいと考えます。そのためには少しでも声を上げて、そうした存在の力を弱めていきたいですね。

陰謀論であるとか、ヘイト、人権軽視がはびこることは、その国の存在価値を貶めてしまうことへ繋がるわけで、決して見逃すべきではありません。来年は、そんな一年にしていきましょう。

どうぞよろしくお願いします。

《日常のトピックス一覧》
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暇話§一日一句~少し慌ただしく~ [俳句]

季語は・・・極月

極月や 蕎麦前つまむ 直帰の夜

【去年の今日】間話§時間に遅れて来る人の個人的事情
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顧話§今日の歴史~ブラームスとブルックナー~ [クラシック]

1877年12月30日、ブラームスの交響曲第2番初演。

時に順位変動はあるけれど、ブラームスが作曲した4曲の交響曲の中では、イチ推しの作品である。1番の生真面目な峻烈さからは打って変わって清澄かつ伸びやかな音楽に、心洗われる何かを感じるのだ。

そんな音楽だから、爽やかな5月とか6月あたりに初演されたのかと思っていたら、こんな年末も押し詰まった時期に初演されていたとはである。

1884年12月30日、ブルックナーの交響曲第7番初演。

もう一件、アントン・ブルックナーの交響曲第7番が7年後の同じ日に初演されていた。元より、ブルックナーとかマーラーは苦手なので、実演も3度か4度くらいしか聴いていない。

録音だって何回も聴いているわけではない。そもそも聴き通したこともあったかどうか……。

ブラームスとブルックナー、おおよそ同じ時代の作曲家だが、おもしろいほどに芸風が違っていて、それはそれで興味深いものはあるけれど、やっぱり好みとしてブラームスを聴く頻度は高い。

《歴史のトピックス一覧》
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拝話§“おりん”とは何でしょう? [宗教]

仏壇の正面に置かれている金属製のお碗の形をした鳴らし物の名前をずっと知らずにいた。

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その鳴らしものに“おりん”という名称が付いているのだと知ったのは、定年退職の10年前、2005年のことである。ちょっと調べ物をしていて、とある文章の中に“仏壇のおりんを鳴らす”という件があって、それと知ったのである。

もちろん、仏壇があったのは18歳まで過ごした実家で、それ以来縁遠い存在になっていたこともあって、おりんのことなど気にかけることなどありようはずもなかった。

そうして、すぐにぱっと思い出せないが、身近な存在の中で名称を知らずに過ごしている物がまだまだあるのではないかと思うのだ……思い出すようなことがあったら、またエントリーを作ってまとめてみよう。

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暇話§一日一句~他も平等であれ~ [俳句]

季語は・・・年送る

時ばかり 等しくてみな 年送る

【去年の今日】飛話§フライング・ブラヴォー考
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導話§プレゼンテーションの要領 [教育]

とある会合で、2時間ほどのレクチャーを聞いたら、ただ用意してきた講義ノートをだらだらと味気なく読み進めただけで閉口したことがあった。

自分よりも年齢が若い講師だったので、後日その感想を述べつつ、どのようなレクチャーを行ったらいいのか、手前味噌ながら自分の感想と合わせて、次回にどのようなレクチャーをすればいいのかを差し出がましくもアドバイスさせてもらったのである。

話は単純で、同じ内容でも“メリハリ”を加えればいいのではないかと考えた……そういう段取りを考えるのは得意なのだ。

学問を究めるとか、そうした能力はないが、話すべき中身を膨らませて興味を持たせようと試みる術(すべ)だが、それだったら少しくらいは持っているかもしれない。

というわけで、講義録をただ単に棒読みするだけでなく、要所要所の肝心な場面に工夫をさせてみた。本題とは別に、周辺状況などを付け足すことで、本題に彩を加えさせたりしたのだ。

それは“立体的構築”とでも呼べばいいかもしれず、通り一遍の平坦でしかない無表情なレクチャーに、豊かさが加わるのだった。

大学の教師の中には講義よりも研究のほうに重点を置くような……つまりは講義下手なタイプも少なくはないだろう。そしてそんな人間に対して偉そうなアドバイスをして、その時の一度はうまくいったはずである。

岡目八目で何とも頼りなく、その後も心を入れ替えて充実したレクチャーに励んだかどうかはわからないが、それなりの地位に滑り込んだようだった。

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米話§カレーに白飯 [カレー]

カレーライスを食べる時、白飯が見えなくなるほどカレーをかけることはしない。

理由は、白飯の部分を残してカレーが微妙に残っているところを食べたいからである。だから、カレーの海にご飯が沈んでいて、白飯が存在しないようなカレーライスは好みではないのである。

カレーの店はそれぞれで……満遍なくかかっている、カレーとご飯が左右に分かれている、そしてソースポットで出てくるものとあるが、一番最初のが困ってしまうのだ。既に、自分の裁量でカレーをコントロールできないではありませんか。

ありがたいのはカレーとご飯が分かれているやつで、これだったら自分で好きなようにコントロールして、白飯も確保できるのだ。

なぜに白飯に拘るのかというと、カレーの濃い味を食べ続けるよりも、白飯が残っていると、何がなし口の中がさっぱりしてくれるように感じられる。

そんな“救い”のようなつもりで、白飯でホッとさせるのだ。そしてそう、ソースポットで出てくるのが一番ありがたいのだが、あろうことかというか罰当たりというか、ポットから少しずつカレーをご飯にかければいいものを最初からドバっとぜんぶかけてしまう不届き者なのであります。

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暇話§一日一句~千本釈迦堂~ [俳句]

季語は・・・大根焚(だいこだき)

大根焚 曇る予報は 晴れとなり

【去年の今日】盤話§CDは・・・・・・もう
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突話§“オタク”になどなれるはずもなく [私事]

つくづく自分は“オタク”にはなりきれないままに終わるのだろうと思っている。

SNSの知り合いの中一人は、複数の趣味をオタク的に高めて楽しんでいると思われて、彼の行動範囲はダイナミックで広い。

交通関係の趣味に関しては、四国や東北へと足を延ばして撮影に勤しんでいて、彼の書き込みには、その時の珍道中やら様々なトラブルがちりばめられて、それら一つ一つが、彼自身の中に経験として積み重ねられていくのであろう。

また、そうして趣味を広げていくことを躊躇しないのも、性格的なこともあるだろうが、好奇心の旺盛さと息の長い継続性は、真似をしようと思ってもできるものではない。

そんな自分はというと、趣味らしきものは持っていても、それを深くまで掘り下げるようなところまでは行き着かず、ほどほどとは聞こえはいいけれど中途半端で、それ以上先には行かないというのが否定できない事実なのだ。

世の中は広く、自分ごときは吹けば飛ぶようなレベルの存在でしかないことは、とっくの昔に認識したことである。

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揚話§自信のない人 [私事]

さしたる理由などはないのに、あれやこれやに自信が持てないまま、こんな年齢まで来てしまった。

自分自身のどこかに不満があるわけではない。人並みに勉強して、そこそこの会社で仕事を続け、今は穏やかな日常を送らせてもらっているから、そんな自信がどうであるとかからは無関係でいられるはずなのだが、今だに何だか、自分の中に残っているような気がしてならない。

根拠のない自信は論外だが、自分のように、何をするにしても確信を持って動くことを躊躇してしまう。もちろんやることをやってしまえば、それなりの結果が出てはくれるのだけれど、やっている最中でも何か確信を持てないままなので、達成感を感じて事を終えることが少ないのだ。

そうして、自分以外の人たちが、そうした自信のなさをおくびにも出さずに淡々と物事をこなしていく様を見ては羨ましく思ってしまう……同じことをして、結果はほぼ同じだったりはするのだが、自信がないままに事を為している。

それはある意味損な性格かもしれず、結果が同じだったら、堂々と進めていけばいいのに、長年の習い性のようなものが、我が性質を形成してしまったようだ。

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暇話§一日一句~他愛ない理由で~ [俳句]

季語は・・・数へ日

数へ日や 夫婦喧嘩の 隣家なり

【去年の今日】見話§就職面接~何が選考基準なのか~
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過話§麋角解~七十二候~冬至 [七十二候]

冬至の次候“麋角解(さわしかのつのおちる)”である。

冬至の次候で2022年は終わりである。

太陽暦では一年の終わりだが、二十四節気も七十二候も旧暦の初月に始まるので、立春がこれらの始まりになるのだ。

日本には、異なる一年の区切りが3つくらいはあるようで、太陽暦の一年、旧暦の一年、そして4月に始まる年度である。

そして我々は、特に混乱することなく、うまいこと使い分けているようだ。そんなこんなで、それが自分にとっての数十年にもなってしまっていた。

また一年、年は重なり、古希の声も近くなってきたのだ……。

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真話§通し狂言の歌舞伎座上演 [歌舞伎]

コロナウイルス以前からそうだったが、歌舞伎座では通し狂言の上演が極めて少なくなってしまっている。

特に今は三部制で、一部あたり2本の見取り狂言仕立てで、たまに短縮版になった通し狂言が上演されるが、何がなし中途半端と感じなくもない。昼夜二部制だった時は『仮名手本忠臣蔵』や『菅原伝授手習鑑』の通し狂言が数年に一度くらいのインターバルで上演されて、何度か観ることはできた。

↓こうした通し狂言が観られるのはいつのことやら
通し狂言.jpg

見取り狂言仕立ては、興行制作する側にしてみれば、どれとどれを組み合わせて、役者を誰にしたらいいかを考えれば済んでしまうような気がするが、通し狂言になると、これはもう“チームワン”で取り組みをしなくてはならないのではないか。

付け加えるなら、通し狂言を行うことは歌舞伎役者及び歌舞伎界にとっても“芸の継承”という大きな意義があると思われる。

だが、それが昨今は通し狂言の機会が少なく、少なからぬ若手役者の中にはそうした大物を上演する経験のないままに来てしまっているようだ。

観る側にとっても通し狂言は、貴重ではあるが、なかなかに負担の重い観劇機会で、ただだからこそ役者をはじめとしたスタッフも観客も気合を入れて臨む、必要欠くべからざる興行なのである。

歌舞伎観劇歴も20年を超えたけれど、まだまだ未見の通し狂言が数多くあることを知っている。それらの中には上演する意義が見出せないものもあるだろうが、そのあたりを吟味して、通し上演の可能性を探ってもらいたい。

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暇話§一日一句~ほっと一息~ [俳句]

季語は・・・年惜しむ

あと五日 煎茶一服 年惜しむ

【去年の今日】週話§日曜粛々~一昨年までは~
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貧話§ブレイブルーパス対ブラックラムズ[第2節] [ラグビー]

クリスマス・イヴ……寒々しい試合を観てしまった。熱気に欠けた客席は、あたかもシーズン終了間際の消化試合と見紛うが如く。

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ブレイブルーパスのホームゲーム……耳を疑うようなセンスとしか思えない今シーズン発表されたチーム歌、先着5000人に配られたポンチョの貧弱さ、メンバー紹介で流された選手一人一人の一言メッセージ、すべてが前時代の遺物であるようなセンスに欠けたプレゼンテーションだった。

5518人という観客数もまた……そして客席の熱気もまた、前週のサンゴリアス対スピアーズ戦とは比べものにならない冷え冷え感。



それと比例するように寒々しい試合で、17対7でブレイブルーパスが勝利はしたものの、寒さを吹き飛ばして目を奪うようなプレイ、見せ場もないままの80分。あれだけ攻め込んで圧倒的なポゼッションだったのにトライ2つだけというのもお粗末と言えよう。

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攻めあぐねるブレイブルーパス、攻め手を欠くブラックラムズ……どっちもどっちのゲームだったが、これで30点差くらいつけられたりしてもいたら、途中で帰ってしまったかもしれないところ。いいゲームをすれば客は呼べるとかいう以前の問題ではないか。今シーズンに関して、先々に味の素スタジアムで行われるブレイブルーパスのホームゲームには行かないと決めた。

16時半過ぎにスタジアムを出て、この日も調布で途中下車。買い物と焼き肉など……こうしてクリスマス・イヴは終わったのである。

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街話§神保巷塵[95]古賀書店が閉店しました [神保町]

[承前]

12月24日、神保町2丁目南側にあって、主に音楽書を扱っていた古賀書店が閉店した。50年近く通った店がなくなるとは……こういうことか。

↓閉店3日前の古賀書店、そして2冊のスコア
古賀書店.jpg

何とも惜しく寂しいことである。そうして、古賀書店にはずいぶんとお世話になった。我が家にあるポケットスコアや楽譜の多くは古賀書店で見つけて買ったものだし、音楽の友やレコード芸術のバックナンバーで気になっていたのも古賀書店で買っている。

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大学時代から通っていたのが、就職した仕事場が神保町だったので、飛んで火にいる夏の虫ではないが、時間がある時にはちょくちょく覗きに行っていたのだ。

一番の思い出としては、何とも品のいい先代の夫人が帳場に座っていた時にリヒャルト・シュトラウスの『ばらの騎士』のスコアを見つけて、買おうと思ったら手持ちの金が足りず、前金を少し払って取り置きをしてもらったことがあった。

bara.jpg

店そのものはさほど広いわけではなかったが品揃えは充実していて、これはという本を見つけられることが少なくない店だったのである。

個人的には神保町に出向く頻度も少なくなり、スコアや楽譜の類もこれ以上買うこともないだろうからいいけれど、まだまだ古賀書店を必要としている好事家や学生さんも少なくはないはずで、先々音楽系古書がどのような道筋をたどるものか、気になることではあるが。

追記:閉店の3日前に、神保町に出向く用事があったので、タイミングよく古賀書店に行き、モーツァルトの協奏曲のスコアを2冊見つけて、最後の買い物ができ、店主にもお礼とお疲れ様の挨拶もできた。
                               [続く]

《神保町のトピックス一覧》
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暇話§一日一句~風邪知らず~ [俳句]

季語は・・・柚子湯

湯は熱く 指じんじんと 柚子湯かな

【去年の今日】週話§土曜粛々~来週の今日は元旦~
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週話§日曜有閑~クリスマスは12月12日?~ [クリスマス]

子どもの頃、勝手に長いこと“クリスマスは12月12日”と思い込んでいた時があった。

プロテスタントの保育園に2年保育で通っていて、毎年行われるクリスマス会が12月12日あたりに行われていたがゆえか、クリスマスは12月12日という刷り込みができていたのである。

12が二つ重なる塩梅もよかったからか、子ども心に刻まれてしまったのだ。

正しくは12月25日だと知ったのは小学校に入ってからだったと思うが、25日という数字の中途半端さに違和感を持ち続けたものの、事実が曲げられるはずもなく、否応もなく12月25日がクリスマスなのだと認識させられた。

だが、今だに12月12日が来ると「クリスマスだよ」という声がどこからともなく聞こえてくるのである。

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週話§土曜有閑~あと一週間~ [年末年始]

来週の土曜日は大晦日。

もうこのところ、年末年始の支度も省けるところは省いてという気楽な夫婦二人である。

それゆえ何も気兼ねする必要はなく、昔ながらの習わしにとらわれず色々と
手抜きをしているのは、何とも申し訳ないが許していただきたい。

年末年始の準備も、大掃除――これもまた省エネ――と正月飾りを飾ったり置いたりお気楽なものである。

そういえば何年か前までは、自分たちのことを“熟年”だなどと呼んでいたと記憶しているが、それも気がつけば“高齢者”と呼ぶようになっていた。

別に自嘲しているわけでもなく、そこはもう自分たちの今を表すのは高齢者と言うしかないという自覚ゆえに、もはや背伸びすることもなく、周囲に気を配って大きな怪我を被らないように身を処していくのだ。

《日常のトピックス一覧》
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暇話§一日一句~風呂に出たり入ったり~ [俳句]

季語は・・・山眠る

山眠る 長逗留の 湯治宿

【去年の今日】辛話§歌舞伎の行く末
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過話§備忘録的な何か~2022年12月23日付~ [備忘録]

12月15日……去年はコロナ禍という事情もあってパスしてしまった、キッチンと浴室のクリーニングをしに来てもらった。シロッコファンもおそらくは油だらけではなかっただろうか。

そして浴室も、クリーニングが終われば見違えるような世界となっていた。素人では限度があるので、年に一度でもやってもらえれば、ありがたいほどきれいになってくれるのだ。

欲を言えば半年に一度とかしてもらえればいいのだが、さすがにそこまでの予算はない。できるだけクリーニングされた状態をキープしたいとは思うものの、次第次第に自分たちの手が届かなくなっていってしまう……そうしてまた一年後を待つのである。

12月19日……懸案だったガス給湯器の交換作業が行われた。

前に書いたように、交換された古い給湯器は2005年2月頃に新調したので、気がつけば17年が経ち、年明けまで持ち越せば18年が経過してしまうのだ。

さすがにいつお迎えがきてもおかしくはない状況になっていることだろうと考えて、業者に問い合わせてみれば、品不足は解消されつつあり、特殊な製品は品不足状態が続いているが、定番製品であれば問題はない。

とのことで、年内には交換できると返事があって、この日の工事となった。朝9時に職人さんが到着。実に手際よく作業を進めて2時間で完了した。

それでどうなったかというと、特に沸し直しの追い焚きが、これまで35分ほどを要したのが、同じ温度になるのに25分足らずで沸き上がり、古い給湯器の性能が明らかに低下していたのだ。

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蕪話§ベートーヴェンの第九交響曲 [クラシック]

ベートーヴェンの交響曲第9番を初めて聴いたのはいつのことだったか。

第4楽章の、誰でも知っている主題のメロディーは小学生の時には聴いていたと思うが、全曲を聴いたのは中学生になってからだったのは間違いない。

最初に聴こうと試みたのは、ラジオで放送されていたクラシックの深夜番組で、それじゃあ一度聴いてみようと、布団の中でイヤホンを耳に聴き始めたが、いつまで経ってもあのメロディーが流れてこず、しびれを切らしたのと眠かったのとで、あっさり寝てしまった。

その後、テレビで放送された時に録音して聴くようになり、第4楽章にたどり着くまで40分はかかると判明したが、聴き出せば3楽章までもおもしろく聴けるようになっていたのだ。

……という長い前置きから本編に入るが、ベートーヴェンは自分自身最後となった交響曲を、かくも奇怪なものにしたのだろうかと思う。長大な1楽章からして、それまでの8つの交響曲からは想像もできないグロテスクな作品になっている。

そして何とも俗的な発想に基づいて第4楽章が設定されたのは、いかなる目論見があってのことなのだろうか。第1楽章から3楽章までを全否定して、歓喜の歌に勝利をもたらす。さらに言えば、途中に行進曲らしきものが登場したり、その先には壮大なフーガが待ち構えている……若い柔軟な時の頭で聴いていたから何とも感じなかったが、今初めて聴いたら、訳がわからない終楽章に頭を抱えたのではないだろうか。

音楽のディテールはともかく、最初から最後まで音の流れが頭の中に詰め込まれている交響曲の一つではある。

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暇話§一日一句~柚子の香り~ [俳句]

季語は・・・冬至

いつもより 長風呂をして 冬至の夜

【去年の今日】観話§歌舞伎座で座る席は
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過話§乃東生~七十二候~冬至 [七十二候]

冬至の初候“乃東生(なつかれくさしょうず)”である。

冬至のこの日、日没は16時32分……12月上旬よりも4分遅くなってきて、毎年のことながら、日が長くなっていくことにホッとしているのだ。とはいえ夜明けが早くなるのは年明けの新年半ばなのも毎年のことである。

そして今年も、残すところ10日となった。年賀状作成もラストスパートとなり、それぞれの人たちに書く一言をひねり出さなくてはならない。

何度か書いているが、毎年の年賀状の枚数も徐々に減っていって、いずれは10枚とか20枚みたいになっていくのだろうか。

……年が明ければ、また一つ歳を取る。

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音話§オペラのチケットを売りさばく [オペラ]

日本では一度もそんなことはなかったが、海外旅行中に諸々の事情あって、オペラのチケットを売ったことが3回ほどあった。今回はその話を……。

最初は1992年10月のウィーン。日本から既に国立歌劇場『ラ・ボエーム』のチケットを予約済みだったが、楽友協会のチケット売り場を覗いたら、同じ日にアルフレート・ブレンデルのベートーヴェン・ピアノソナタ連続演奏会の第1回が行われることが判明。ギリギリで残っていたチケットをゲットしてオペラのチケットが余ってしまった。

しかたがないので、公演当日国立歌劇場のあたりでチケットをかざして誰か買って!という顔をしていたところ、通りかかった一人の男性が「今夜の?買うよ」と2枚定価で買ってくれたのだ。で、やれやれとブレンデルを聴きに楽友協会大ホールに向かったのだ。

もう一回は2015年7月のミュンヘン。ワルトラウト・マイヤーがイゾルデの歌い納めをする『トリスタンとイゾルデ』のチケットを買ったら、後から条件のいい席が出てきて、そっちも買うことにした。最初のチケットをどのようにさばくか、2枚持っていたチケットのうち、1枚はバイエルン国立歌劇場のチケットフォーラムに、もう1枚は日本のコンサートチケット売買サイトに出してみた。

両方とも数日のうちに反応があって、公演当日歌劇場で受け渡しができた。一人はミュンヘン在住、もう一人は日本人……これはもうインターネットの時代ならではのやり取りだったのである。

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そうして、同じ時のミュンヘンでもう一件。ミュンヘン滞在中に7回のコンサートとオペラに行く予定だったが、あまりの暑さに体力が奪われてしまい『ペレアスとメリザンド』のチケットはミュンヘン在住の知り合いに譲り、プレミエ上演の『アラベラ』は端っこの立見席だったので、あっさりとドタキャンだと決めて歌劇場まで売りに出かけた。

初日のことゆえ、お客さんはそこそこの服装で来場してきているそんな中、そこそこの姿でもチケットを持っていない人はいて、そんな人たちがワラワラと寄ってきて、あっという間に2枚が引き取られていった。時間も夕食時のことゆえ、30オイロほどのチケット代はおいしいビールと焼きソーセージに消えていったのだ。

《オペラのトピックス一覧》
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暇話§一日一句~悔いを残しつつ~ [俳句]

季語は・・・冬の暮

やり残せし 事二つ三つ 冬の暮

【去年の今日】語話§長いからといって尊いわけでは・・・・・・
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連話§ワタシの酒肴[170]串かつ [酒肴]

[承前]

『ワタシの酒肴』が2日続く。今日は“串かつ”である。あの、一口で食べ
られる串かつ専門店のではなく、とんかつ屋さん、あるいは洋食屋で出てく
る串かつについてである。

その串かつは、小ぶりな豚肉2つと、間に玉葱か長葱が交互になって竹串に
繋がったもので、個人的には長葱よりも玉葱のほうが好ましい。

かつて若い頃、とんかつ屋に行った時は串かつを注文し、それでひとしきり
ビールを呑んでとんかつに進んでいた。時を経て、そんな注文などできなく
なってしまった。選択肢はとんかつ定食か串かつ定食で、店によっては串か
つを置いていないところもあるのは残念なことだ。

キッチン南海も店によっては串かつをメニューに載せていたりもして、そこ
では串かつカレーを食べることができたのは僥倖だった。

ところで、豚肉と玉葱と、異なる材料を一緒に揚げるのは難しいのではない
かと料理素人でも考える……柔らかい豚肉と硬い玉葱それぞれに火を通して
おいしく食べられるようにするにはどうしたらいいのだろう。

そんなことを考えるようになったのは、ずいぶん後になってのことで、そう
いえばもうずいぶんと串かつを食べていないことに気がついた。どこかでう
まい串かつをたべることにしようか。
                               [続く]

《酒肴のトピックス一覧》
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荻話§町中華を愛でる~独身時代~ [B級グルメ]

会社に入って3年ちょっと暮らした西武新宿線最寄駅あたりをグーグルのストリートビューで眺めていた。

2軒あった焼肉屋のうちの1軒は閉店、もう1軒は経営者が変わったのか、外観が小ぎれいになっていた。どちらかというと通っていたのは、閉店したほうの店で、7:3くらいの比率ではなかったか。

そして気になっていたのは、閉店した焼肉屋の近くで愛用していた町中華なのだが、ストリートビューで外観までは見ることができたが、調べてみたら4年くらい前に閉店していた。店主が高齢化したゆえの閉店のようだった。

別に、めちゃくちゃうまいとかそういう店ではなく、典型的な町中華のそれで、ビールを呑みつつ餃子や野菜炒めを食べ、締めにラーメンかチャーハンで満足する……それで十分なのである。

元より味にうるさいわけでもなく、許容範囲は広いほうだから、一度行って気に入れば足繁く通うことになる。

理想だが、自分の家から歩く範囲に、蕎麦屋、洋食屋、町中華が揃っていてくれればと思う。町中華の店はあるが蕎麦屋はなく、ファミレスが洋食屋の代わりになってくれているかどうか。

《B級グルメのトピックス一覧》

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