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愉話§一日一句~馴染みの居酒屋~ [俳句]

季語は・・・小正月

道草は 一軒と決め 小正月

【去年の今日】連話§ワタシの酒肴[164]小海老の・・・・・・ね
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蠅話§E.T.おばさんのラグビー観戦 [ラグビー]

40年前に封切されたアメリカのSF映画『E.T.』を観に行った時のことである。何かというと反応を口に出す……当時の我々からしたら“おばさん”の年代と思しき人が後ろの方にいらっしゃった。

彼女は、画面に映ったあれやこれやを無意識に口に出してしまうのだ。極めつけは自転車が宙を飛ぶあの有名な場面で、そのまんま館内に響く声で……

あら、飛んだ!

……ときたもんだ。その時以来、何かと口に出して反応する人を、男女問わず“E.T.おばさん”と総称することにしている。

そして、その“E.T.おばさん”が久しぶりに姿を現したのだ。しかも2週間続けて味の素スタジアムに出現したのだ。

まったくの別人であるにもかかわらず、二人とも相手チームが独走を始めようものなら、口をついて出る言葉は、決まってほとんどまったく同じで……

止めてー! 誰かー! 止めてー!

……というもので、横の方から事あるごとにその叫びが聞こえるのである。

なお、最初のサンゴリアス対スピアーズの時、真横何席か隔てて座った女性の「止めてー! 誰かー! 止めてー!」の声に聞き覚えがあるぞと、記憶をたどってみたら、前シーズンのリーグワン、秩父宮で行われたワイルドナイツ対スピアーズの準決勝で、ワイルドナイツの竹山がインターセプトして、敵陣ゴール前から90mの独走トライを決めつつあった時、後ろの方から……

止めてー! 誰かー! 止めてー!

……と叫んでいた、その声の主であることは間違いなかった。スピアーズ贔屓の“E.T.おばさん”だったのだ。

しかも、ほぼ似たようなボキャブラリーでスピアーズとブラックラムズそれぞれにいらっしゃるということが判明した。

追記:おじさんの中にもうるさい人種がいる。連れの人間に向かってしたり顔で実況や、ルールの解説をするのだが、ほとんどの状況で審判をディスることしばしで、これがまたさらに始末が悪いのである。もちろん、始末が悪いのはラグビーに限ったことではなく、それこそ野球あたりはさらに始末が悪いことだろう。

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祝話§壽初春大歌舞伎第一部、第二部 [歌舞伎]

先週土曜日に第一部、第二部とまとめて観てきた。第一部から第三部まで、黙阿弥の作品を揃えてという正月の歌舞伎座である。

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第一部は『卯春歌舞伎草紙』と題し、出雲の阿国と名古屋山三を中心に据えたいかにも正月らしい、舞台いっぱいの役者が踊る、晴れやかな舞台。

そして『弁天娘女男白浪』は愛之助の弁天小僧、勘九郎の南郷力丸、芝翫の日本駄右衛門、猿之助の忠信利平、七之助の赤星十三郎……音羽屋以外の弁天小僧は猿之助以来だったが、姿はいいものの、芝居細部への気配りがもう少しあればなあと思わせるものがあった。

勘九郎の力丸は姿もよく、立派な押し出しでこの先の持ち役となると思わせてくれた。芝翫の日本駄右衛門もまたニンと感じたのである。

浜松屋の番頭を務めたのは松之助。弁天小僧たちとの絡みで重要なキャラクターなのだが、残念な出来。そのあたり、音羽屋が演る時はお約束で橘太郎が務めていて、そのはまり方には一日の長があるようだ。

引き続いて第二部は『壽恵方曽我』……『寿曽我対面』を舞踊劇に仕立て直した一幕。うーん、わざわざ舞踊劇にする必要があったものかどうか、そのあたりはわからない。幸四郎の五郎、猿之助の十郎、白鸚の祐経。

そして『人間万事金世中』は、大河ドラマで“ブレイク?”した彌十郎が主役の辺見勢左衛門を務めた。

河竹黙阿弥が文明開化期を舞台に台本を書いた“散切物”だが、金にまつわる喜劇が、喜劇としては成立していないと感じ、芝居を観る意義が見出せずで、前半の幕が引かれたところで退散……結末は何となく見えてもいたし。

喜劇とするならもっと徹底して作り込んでほしかったが、そのあたりの中途半端感もあった。第一部はまあまあ正月らしかったけれど、第二部の芝居は正月に観る類ではなかろう。

土曜日という週末であったにもかかわらず、2階あたりの客入りは芳しくはなかった。それでも3階はそこそこ入ってはいたが、それもまた演目のゆえではなかったか。

追記:3か月ぶりの歌舞伎座は、お囃子の人たちの顔からマスクが消えて、心なしか声が通って聞こえたような気がしないでもない。加えて去年11月より大向こうが復活していたが、4階一幕見席下手寄りから3、4人が掛けていたけれど、上手、中央、下手と散らしての配置はできないものか、何がなし遠くから聞えるようで、何とも……だった。

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