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愉話§一日一句~髪伸びた~ [俳句]

季語は・・・睦月尽

床屋なう 六人待ちや 睦月尽

【去年の今日】祝話§壽初春大歌舞伎~勘九郎の一條大蔵卿~
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顧話§今日の歴史~よかったのかなあ~ [イギリス]

2020年1月31日、イギリスがEUから離脱。

離脱賛成派は、イギリスの独自性を主張していたが、岡目八目からすれば、そうまでして離脱する大きなメリットがそれなのかが理解できなかった。

それ以上に、不利益を被ることが多々あって、痩せ我慢してまで離脱するほどのことではなかっただろうに。

結局、EU以前に戻ったことで、特に国境管理での業務地帯による経済活動の遅滞であるとか、眼に見えるトラブルが増えただけではなかったか。

何より、投票結果での離脱賛成が約52%、残留賛成が48%とというギリギリ過半数だったことで、これほどの重要事項を決めるのに過半数でというのはいかにも乱暴な話ではないか、四分の三以上……せめては三分の二以上の賛成でという風にならなかったものか。

そして今、ざっくりとした素人考えだが、昨今イギリスと保守党の迷走は、EU離脱+コロナ禍+ロシア禍の合わせ技のゆえではないかと睨んでいる。

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過話§上京五十年~ナイテイノヨテイニ~ [私事]

大学生生活も4年が過ぎ、最後の夏休みも尾瀬の山小屋アルバイトで過ごした秋には“就活”が始まった。当時の会社訪問解禁は10月からという遅さ。年末までには就職先を決めなくてはならない、まさに短期決戦とも言えた。

第一志望は旅行会社だった。会社訪問開始から順調に面接を重ねていって、最終面接まで持ち込めたが、大学の推薦が必要なところ、力量不足もあって内定まで持ち込むことはできず、旅行会社は断念。

11月に入るとマスコミ関連が始まったので、方針転換を――日和見だね――して地方紙やら教科書会社などを受けて回ったが、それらも最終面接までで敢え無くの敗退である。

最後に残ったのは、ほとんど望み薄としか思えない一社……それが、あーら不思議。なぜか理由はわからないが、とんとんと面接をくぐり抜け、最終面接もクリアして、適性検査と健康診断に呼ばれた。

これでどうやら内定に漕ぎつけたのかと思ったら、最後に“家庭訪問”なるものがあって、総務課長が下宿を訪ねてきた。30分ほど茶飲み話をしていったが、去り際「これから会社に戻って内定の電報を送りますから」と一言。それからしばし待って電報が届いたのだが、オペレーターが電話口で読み上げた文言は……

ナイテイノヨテイニケッテイイサイフミ

……“ちょっと何言ってるかわからない”ので、再度繰り返してもらって、メモ書きし、意味を考えた結果は……

内定の予定に決定委細文

……というものだったが、いかに電文とはいえ、意味を把握するまで時間がかかってしまった。その原因は“内定の予定に決定”というあたりにあり、内定はまだ予定ですよという、何とも意味深な文面に慄いた記憶が残っているのだ。

naitei.jpg

そして年明けに“入社日通知”なる葉書が届き、めでたくも自力で飯が食える境遇になったのである。

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