旨話§仕出し弁当のお試し期間・・・・・・ [B級グルメ]
大学時代にアルバイトをしていた時のことである。昼食には仕出し弁当を頼むことができたのでお願いしていた。いつものように食べようとしたら……
明日、お試しの仕出しが来るからね~♪
……と教えてくれた。そしてお試し弁当が届いて食べてみたら、これがうまい。それまで頼んでいた弁当と雲泥の差に、担当の人が「こっちの仕出しに替えるから」と。
替わった仕出し弁当は、最初の数日ほどはそれなりのうまさを維持していたのだが、一週間も過ぎると、あーら不思議……それまで頼んでいた業者の弁当とたいした差がなくなり“元に戻って”しまったかのようになったのだ。
その時しみじみと、営業をかける時はそれなりの水準のものを出してくるのだと思い至ったのだ。考えてみれば当たり前の話で、お試しが不味かったら話にならないではないか。
まだまだ世間知らずだった大学生にしてみれば、まさに“営業”の手練手管を身をもって体験したのだ。かくして替わった仕出し弁当が延々と続くことになってしまったのである。
《B級グルメのトピックス一覧》
明日、お試しの仕出しが来るからね~♪
……と教えてくれた。そしてお試し弁当が届いて食べてみたら、これがうまい。それまで頼んでいた弁当と雲泥の差に、担当の人が「こっちの仕出しに替えるから」と。
替わった仕出し弁当は、最初の数日ほどはそれなりのうまさを維持していたのだが、一週間も過ぎると、あーら不思議……それまで頼んでいた業者の弁当とたいした差がなくなり“元に戻って”しまったかのようになったのだ。
その時しみじみと、営業をかける時はそれなりの水準のものを出してくるのだと思い至ったのだ。考えてみれば当たり前の話で、お試しが不味かったら話にならないではないか。
まだまだ世間知らずだった大学生にしてみれば、まさに“営業”の手練手管を身をもって体験したのだ。かくして替わった仕出し弁当が延々と続くことになってしまったのである。
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短話§楽曲名を省略する件~自虐的~ [クラシック]
とかく単語の省略をしたがるのが日本人である。特に外来語の省略は得意だが、およそ外国人には理解できない省略をしているとは言うまでもない。
我が趣味であるクラシック音楽もその例に漏れず、様々な省略をしていて、百花繚乱というか賑やかというか……いくつか例を挙げてみよう。
手始めに、バッハのブランデンブルク協奏曲を“ブランデン”と略すのは、
かわいいほうだと思われる。
そしてモーツァルトのレクイエムを“モツレク”とは、クラシックに疎い人には何のことだかわからないだろう。そしてさらに続けていってみようか。
定番といえば、ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲、メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲をとれぞれ、ベトコン、メンコン、チャイコンと省略したのは、ずいぶん昔からのことと思われる。
ブルックナーやドヴォルザークの頭を取ってブル7やドヴォ8と呼ぶあたりはともかく、ここにショスタコーヴィチが登場すると話はややこしくなる。頭を取ってショス5と言うのかというと“ブー!”と大外れで、正解は……
タコ5(ご)
……なのだ。これについては『タモリ倶楽部』でクラシックが取り上げられた時、タコ5をどう略すのかというクイズが出て、劇団ひとりが「ビッチ・ファイヴ」と答えて見事に外していた。
まだまだ珍なる略し方はまだまだ存在するが“タコ5”だなどと、いかにもクラシック好きの“スノッブの裏返し”の自虐性を感じてしまうのである。
最後、不思議なのはワーグナーの『ニュルンベルクのマイスタージンガー』を略していないことで、おそらくオペラのタイトルで最も長いであろうにもかかわらず、これを“ニュルマイ”などとは誰も言っていない……せいぜい“マイスタージンガー”であるとはどうしたことだろう。
追記:最近聞いて驚いたのは“ハイバリ”である。当然ハイバリトンのことだとばかり思い込んでいたら、ブラームスの『ハイドンの主題による変奏曲(ハイドン・ヴァリエーション)』なのだと……これは気がつかなかったぜ。
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我が趣味であるクラシック音楽もその例に漏れず、様々な省略をしていて、百花繚乱というか賑やかというか……いくつか例を挙げてみよう。
手始めに、バッハのブランデンブルク協奏曲を“ブランデン”と略すのは、
かわいいほうだと思われる。
そしてモーツァルトのレクイエムを“モツレク”とは、クラシックに疎い人には何のことだかわからないだろう。そしてさらに続けていってみようか。
定番といえば、ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲、メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲をとれぞれ、ベトコン、メンコン、チャイコンと省略したのは、ずいぶん昔からのことと思われる。
ブルックナーやドヴォルザークの頭を取ってブル7やドヴォ8と呼ぶあたりはともかく、ここにショスタコーヴィチが登場すると話はややこしくなる。頭を取ってショス5と言うのかというと“ブー!”と大外れで、正解は……
タコ5(ご)
……なのだ。これについては『タモリ倶楽部』でクラシックが取り上げられた時、タコ5をどう略すのかというクイズが出て、劇団ひとりが「ビッチ・ファイヴ」と答えて見事に外していた。
まだまだ珍なる略し方はまだまだ存在するが“タコ5”だなどと、いかにもクラシック好きの“スノッブの裏返し”の自虐性を感じてしまうのである。
最後、不思議なのはワーグナーの『ニュルンベルクのマイスタージンガー』を略していないことで、おそらくオペラのタイトルで最も長いであろうにもかかわらず、これを“ニュルマイ”などとは誰も言っていない……せいぜい“マイスタージンガー”であるとはどうしたことだろう。
追記:最近聞いて驚いたのは“ハイバリ”である。当然ハイバリトンのことだとばかり思い込んでいたら、ブラームスの『ハイドンの主題による変奏曲(ハイドン・ヴァリエーション)』なのだと……これは気がつかなかったぜ。
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