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愉話§一日一句~人通りなくなって~ [俳句]

季語は・・・虫時雨

木挽町は 夜の部はねて 虫時雨

【去年の今日】動話§予定はけっこう入っているのだ
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悼話§市川猿翁さん(歌舞伎役者) [歌舞伎]

それまで、3階席上の幕見席で何回か観ていた歌舞伎をきちんと観ようと、1階2等席を張り込んで出かけたのが、三代目猿之助と玉三郎の顔合わせによる『義経千本桜』だった。1992年のことである。

白状するも何も、それまでも歌舞伎については何もわからずだったのだが、この時も同様で、ろくに筋も知らずに観て、記憶に残っているのは、猿之助の“けれん”や宙乗りといったものだけだった。

その数年後、再び猿之助で『當世流小栗判官』を観たが、これまたけれんを楽しんでおしまい。まだまだ歌舞伎を楽しむ余裕のようなものはなかったようだ。

その後、2003年の公演中に体調不良を訴え、パーキンソン症候群を発症して舞台から遠ざかったが、2012年に二代目市川猿翁を襲名し『楼門五三桐』で真柴久吉を務めたのが最後の舞台となった。

記憶に残っているのは、1992年のバイエルン国立歌劇場来日公演で、猿翁が演出したリヒャルト・シュトラウス『影のない女』の新演出上演。これは、視覚的に非常にわかりやすい舞台で、オペラのメルヘン的なところを巧みに表現していたのである。

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まさに“稀代の風雲児”と言うことができただろう。享年八十三

合掌

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助話§牛肉と玉葱炒め~お助け中華~ [海外旅行]

牛肉と玉葱炒め……日本の中華料理屋で見かけることのない料理を食べたのがいつだったか、はっきりと覚えている。1991年にバイロイト初詣した時の市内の中華料理店だった。

まだ三十代半ば過ぎくらいだったが、現地の料理に食傷して、散歩中に見つけた店に入ったのだ。何を注文しようかと、しばしメニューを眺めていた時に眼に飛び込んできたのがこいつだったのである。

そして注文。テーブルにやって来たのは、ほぼ予想した通りで、シンプルな仕上がりに安心した記憶だ。



料理法は大雑把にこんな感じで、店によって味付けはかなり異なっている。まあ、日本人的に言えば“ご飯がススムくん”に仕上がっていて、それだけでも安心材料と言えるだろう。

最後に食べたのはオーストリアアルプスの端っこ。村々が点在する中でも、比較的大きな集落に一軒の中華料理店があって、そのあたりに滞在している間に、必ず一度は食べに出かけていた。店の人(中国人)も、そのあたりでは珍しい東洋人ゆえ、行けば笑顔で迎えてくれるのだ。

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