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効話§薬の量と副作用 [健康]

年齢が年齢なので、海外旅行する時には様々な薬を用意して持って行っている。胃薬、風邪薬、鎮痛剤などなどである。

まだ、そこまであれこれ用意していなかった四十代の冬のベルリンで風邪気味になったことがあった。それほどたいした症状ではなかったが、念のためと薬局に行って風邪薬を買うことにした。

買ったのはコンタック800、日本で売られているのはコンタック600である。深く考えずに指定されている量を服用したところ、一日くらいしたところで背中から腹にかけて湿疹ができてしまった。コンタックとの因果関係はわからないが、800と600でそれほど薬の強さが違うのかと驚いたのだ。

そういえばと注意して見ていると、日本で“ガスター10(テン)”なところ、彼の国では“ガスター20”と倍量で売られていたりする。

その程度の違いで服用し分けができるものだろうか、もっと細かく、せめて3通りくらいで体重とかに応じて服用量を決めるべきではないかと思ったのだった。

今や、毎日服用する薬もあるので、そうしたあたりは自分自身でも用心する必要がありそうだ。

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紡話§エベーヌ弦楽四重奏団[紀尾井ホール] [クラシック]

久々に来日演奏家のコンサートを聴いた。2019年以来、3年ぶりのエベーヌ弦楽四重奏団である。曲目は以下のとおり……前半がクラシックで、後半がジャズ。

img558.jpg

モーツァルト:弦楽四重奏曲第14番 G-Dur K.387
ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲第8番 c-moll op.110

~~~~~~~~~~~~休憩~~~~~~~~~~~~

1.トゥーツ・シールマンス:ブルーゼット
Toots Thielemans:Bluesette
2.チャールズ・ミンガス:フォーバス知事の寓話
Charles Mingus:Fables of Faubus
3.マイルス・デイヴィス:マイルストーン
Miles Davis:Milestones
4.ケニー・カークランド:ディエンダ
Kenny Kirkland:Dienda
5.ピー・ウィー・エリス:ザ・チキン
Pee Wee Ellis:The Chicken
6.セロニアス・モンク:ラウンド・ミッドナイト
Thelonious Monk:'Round Midnight
7.ウェイン・ショーター:アナ・マリア
Wayne Shorter:Ana Maria
8.アストル・ピアソラ:リベルタンゴ
Astor Piazzolla:Libertango

[アンコール]
エデン・アーベ:ネイチャー・ボーイ
Eden Ahbez:Nature Boy

紀尾井で行われた2日目。この日を選んだのは1曲目のモーツァルトが聴きたかったからで、期待度高めで1曲目を聴いた。相変わらず一音一音を磨きこんで、細かいニュアンスを付けて演奏しているのかと感心したが、1楽章は少しばかり彼らの気分が上滑りして不安定であるような感じがして心配になったが、楽章を追うごとに調子が乗ってきて、終楽章はいかにもエベーヌらしい世界でサラリと終わる。

愛聴しているアマデウス弦楽四重奏団の録音が1963年……60年経った演奏の何という変化か。

2曲目のショスタコーヴィチが凄かった。元より自分からは積極的に聴くことをしない作曲家なので、どうなるかと思ったが、終始緊張の糸が切れることなく、そして大きな感銘を受けたのだ。

月並みなヴォキャブラリーを駆使するなら、叫び、慟哭、諦念、祈りという感情がないまぜになって感性が揺さぶられまくったような気がする……と、前半で一時間を超えた。

休憩後の後半は、お馴染みのジャズ・タイム。ショスタコーヴィチで揺さぶられた感情を一気にリラックスしてくれた。本プログラム最後のピアソラが圧巻。アンコール一曲の後は盛大なカーテンコールの拍手。終演21時10分。

会場は楽器を抱えた若い世代も多く、このグループの存在が彼らにとって、いかに大きな目標となっているのかがわかった一夜であった。

《クラシックのトピックス一覧》

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暇話§一日一句~人通り少なく~ [俳句]

季語は・・・梅雨晴

梅雨晴も 商店街の 寂れよう

【去年の今日】週話§土曜粛々~本日コロナワクチン接種~

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週話§日曜有閑~枝豆の候~ [枝豆]

枝豆が旬である。

シーズン中は酒の肴筆頭格として、酒を呑む日の定番つまみの座に置かれて飽くことがない。

もう3年くらいというもの、たっぷりの熱湯で茹でるということをせずに、フライパンに豆を敷き、軽く塩をしたところに豆が被るくらいの水を入れ、蓋をして4分“蒸し焼き”にしている。

湯を沸かす手間もなく、簡単に枝豆の一丁上がり。味に何か違いがあるわけでもなく、とにかく楽なのだ。

一昨年くらいまでは、一袋を丸々茹でていたが、明らかに食べる量が減ってきていて、一袋の半分で十分となった。それに他にもつまみはあるので、別に不満があるわけではない。

新鮮な枝豆の御利益といえば“お通じ”が改善されることである。これはもう、本当にありがたいことで、シーズン中は絶好調な日々が続くのである。

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暇話§一日一句~日の出は4時25分~ [俳句]

季語は・・・短か夜

短か夜や 朝は北東より来たる

【去年の今日】楽話§オペラ歴~短かったような~
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週話§土曜有閑~ストレス~ [日常]

比較的ストレス耐性はあるほうだと思っているが、この4か月近くというもの、ヨーロッパ東方の理不尽な状況に心が休まってくれない。

ここまで泥沼化したのは、ひとえに“彼の国の指導者”の常軌を逸した振る舞いのゆえである。

戦いはいつの日か終わりを迎えるだろうが、無残なまでに荒廃となった国土や建物、人心が回復するまでには、どれほどの年月を必要とするだろうか。

そして、戦いを仕掛けた国は、国際的な信用を失い、地位の低下は留まるところなどないであろう……彼の国の代償は大きくあらねばならぬ。

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暇話§一日一句~森の奥深く~ [俳句]

季語は・・・梅雨闇

梅雨闇や とりとめのなき 登山道

【去年の今日】需話§乾電池の使用量
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流話§他人様が買うものは・・・・・・ [日常]

買い物に行って、あれこれ選んでいる時に、店員が「こちらの商品が人気で一番に売れています」とか言うことがあるが、そう言われた瞬間に、その商品は選択肢から外れることになる。

たくさんの人間が持っているものと同じものを、なぜ自分も手にしなくてはならないのか、中には人と同じものを持つと安心する人がいるかもしれないけれど、それが洋服であったりした時に、街で同じ洋服を着ている何人かに出くわさないとも限らない。

まあ、ジーンズのような定番商品の類であるならば話は別だが、デザイナーものとなると“それは違うだろ”と思うのは当然であろう。

人と違う何かを求めるのが人情ではないか。そのことをさらに徹底しているのが我が同居人で、とにもかくにもバッグの類に関しては、有名ブランドを徹底的に排除して、ブランドものとは一味違う選択をしているのだ。

それこそ、同じロゴデザインが散りばめられた他の人とバッグを持って何が楽しいかと思うほうなのである。

だから、店員のみなさんもそのあたりは十分に注意して「よく売れてます」とか「これが人気商品です」みたいな売り文句は、人を見て推してみることをお勧めするものです。

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接話§はじめての携帯電話 [電話]

先月の終わり、ニューヨーク市内最後の公衆電話が撤去されたというニュースを見た。およそ、あまねく人がスマホを持ち歩くようになり……そうして一つの時代が終わったということだろうか。

携帯電話の契約をしたのは、普通の人たちよりはやや遅めと思われる1998年のことだった。最初はPHSから始まり、MOVAを経てFOMAを使っているが、4年後にはガラケーが消滅してスマホになってしまう。

という繰り言の前に、50年以上も前に携帯電話を使ったことがあるという話をしなくてはならない。

それは何だったのかというと、1970年に開催された大阪万博(EXPO70)に行った時のことである。国や企業など様々なパヴィリオンがある中に、かつての電電公社のパヴィリオンがあって、そこの一角で携帯電話を試用させてくれていたのだ。こちらのリンクでその時の写真が。

一回何分とかで貸し出され、それで自宅とか友人と会話することができた。そして、その後20年の時を経て、日本の携帯電話事業がスタートした。

思えば、電話を使い始めた頃はまだ、電電公社の電話網は津々浦々まで完備されていたわけではなく、山奥や離島といった地域では有線電話で、まずはその地域の有線中継所に電話をすると、オペレーターと繋がり、目的のお宅の電話番号を告げて接続してもらっていたのだ。

確か、1970年代後半には有線電話は廃止され、電電公社の通信網が完了したのである。

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暇話§一日一句~神保町の楽しみ~ [俳句]

季語は・・・ビール

マルエフと 頼むランチョン 生ビール

【去年の今日】病話§予防接種事情今昔
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過話§梅子黄~七十二候~芒種 [七十二候]

芒種の末候“梅子黄(うめのみきばむ)”である。

梅干しは“苦手”な食べ物の一つである。子どもの頃の刷り込みが、今だに抜けてくれずなのだ。

最近になって、ほんの少しくらいは“舐め”られるようにはなったが、一個丸のままなどとんでもない。おにぎりの中にほんの欠片程度がせいぜいで、それすらも、舌先に触れただけで酸っぱさに首をすくめることしばし。だがその酸っぱさが腐敗からおにぎりを防いでると思えば、何ともありがたいと思うのだ。

もう数十年も昔のこと、この時期になると祖母が梅干しを作っていたことを思い出す。

熟した梅をひとしきり塩漬けし、その後に紫蘇と合わせて何日か天日干しにするのだ。その酸っぱさに逃げ回っていたから、祖母の梅干しを口にしたことは一度もない

惜しいことをしたと思いつつ、そんな大昔の風景を思い出すのである。

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呟話§一言つぶやき~円安狂騒曲~ [つぶやき]

円安が留まることを知らない状態が続いていて、とうとう135円台に……

……突入して、輸出産業は万々歳だろうが、その反面、様々な原材料の輸入価格が高騰して、世間は値上げ値上げのオンパレードとなっているにもかかわらず、あまり有能とは思えず、ひたすら他人事の放置状態に終始している日銀総裁の様子を見ていると、見事なまでの浮世離れと呆れ返りつつ、日本を潰すおつもりなのかと、危険な香りを感じてならないのである。

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暇話§一日一句~小屋主と酌み交わす~ [俳句]

季語は・・・冷酒

山小屋の炉端 茶碗で冷酒かな

【去年の今日】饅話§アイスまんじゅう~名物に旨いもの~
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告話§ビッグイシュー433号発売中! [ビッグイシュー]

ビッグイシュー433号は6月15日から発売されています。お買い求めできる場所はこちらを参照。毎月1日、15日発売。一部450円。230円が販売員の収入に。ジョン・バティステが表紙。

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表紙&スペシャルインタビュー ジョン・バティステ

リレーインタビュー 世良公則(俳優)

特集 当事者演劇の可能性

看板俳優の岡田忠雄さんは96歳。「日常生活でできないことが増えても、舞台の上ではできることが増え続けている」といいます。岡田さんの所属する「老いと演劇」オイ・ボッケ・シOiBokkeShiを設立したのは俳優で介護福祉士の菅原直樹さんです。演劇と介護の現場で共通点を感じていたといいます。

劇作家のピンク地底人3号さん(劇団「ももちの世界」)は、全編に手話を取り入れ、俳優の山口文子さんはじめ、ろう者や難聴者が名を連ねる作品に挑戦。「演劇という手段を使って、マイノリティの人たちが活躍できる場所をつくりたい」と願います。

発達障害の当事者で俳優の関根淳子さんは、当事者演劇という言葉を紡ぎだし、発達障害をテーマにしたひとり芝居『わたし』を演じています。

見慣れた日常を、当事者の視点で新しい発見に満ちた世界に変貌させる当事者演劇。菅原直樹さん、ピンク地底人3号さん、山口文子さん、関根淳子さんに話を聞きました。

[国際記事]
温暖化でヒマラヤの雪が減少。「氷の塔」水不足への一時的な解決策

[連載記事]
ふくしまから 震災から11年。浪江町で「語ろう!会」

浜矩子の新ストリート・エコノミクス
               資産所得倍増プランのばかばかしい無責任

コミック 『マムアンちゃん』 ウィスット・ポンニミット

ホームレス人生相談×枝元なほみの悩みに効く料理
        おしゃべりが直りません☆納豆とチーズの揚げワンタン☆

池内了の市民科学メガネ 緑のオーロラは生命の証

販売者に会いにゆく スウェーデン『ファクトム』アニタ
                              [その他]

《ビッグイシューのトピックス一覧》

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路話§旅先で道を尋ねられりしこと [海外旅行]

旅先で人に道を尋ねられたことが何度かある。日本だったらまだしも、海外旅行している時だったりして、彼の国の人たちは誰彼構わず聞くものなのだろうか。

もう年に一度、10年以上通い続けているオーストリア・アルプスの端っこの小さな集落をふらふら歩いていたら、車がすーっと近寄ってきて話しかけてきた……

「どこそこに行きたいのだが……」

……なぜ、極東からの人間に聞くんだと思ったが、これがまあよくしたもので、尋ねてきた目的地を知っていたものだから、得たりや応!と、これこれこう行くようにと、方向を教えることができたのである。

これはもう経験の為せる技で“あのあたり”の集落の位置関係は、3年ほどで把握していて、ちょっとしたところだったら、いとも簡単に行き来できるようになっていたのだ。

地図が読めるかどうか、そのあたりは確かなことは言えないが、場所と場所を繋いでいる地域間の関連性については、比較的理解度は高いと思われる。

……と思っていたら、つい何か月か前に我が家近くで行き道を尋ねられた。目指す目的地がどこかはわかっていたのだが、それを理解してもらえるべく説明するのは難しいと思い、尋ねてきた人に丁重に詫びを入れたのだった。

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暇話§一日一句~朝のご機嫌~ [俳句]

季語は・・・青葉

目覚めれば 妻の笑顔や 青葉風

【去年の今日】働話§宮仕えの妙~人事異動~
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珈話§電動コーヒーミルを買った件 [コーヒー]

先月下旬、とうとうコーヒーミルを買い替えた。それまでは手回しのミルを使っていたのだが、そもそもがハズレで、買ってすぐ使い出したら、ミルの歯車が空回りするようなのと、毎回挽き上がりが一定してくれなかったのが買い替えの理由だが、ずいぶんと我慢はしたのだ。

そして、あれこれ調べて、これならよかろうという電動ミルに買い替えた。値段はそれまで使っていた手動よりもはるかに安かった。

電動ミルだが、大きく3種類あって……プロペラ式、コニカル式、臼式とあり、プロペラ式は手軽だが、挽き上がりにはバラつきがある。コニカル式は業務用として使われるクォリティがあるのだが、それだけに値段は高い。そして選んだのは臼式。値段もそこそこで使いやすそうだったのだ。

そして使ってみれば、それまでの手回しだと、2人分の豆を挽くのに3分くらい回し続けなくてはならなかったが、電動は30秒足らず……あっという間に挽き上がり、粉の粗さのバラつきもなく一定に挽いてくれる。

湯をドリップに落とすと、こんもりと膨れ上がった状態が長持ちするのだ。同じように挽いていても、この差はなんなのだろう。それと、淹れた仕上がりの香りや味も立っていて、これだったら、もっと早く買い替えるのだったと思った。

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拉話§我が家でラーメン [ラーメン]

外食度が激減しているが、無性にラーメンが食べたくなる時がある。残念ながら我が家付近にうまいラーメン屋はない。わざわざどこかに出向いてという気などないので、そこが悩ましいところ。

……なのだが、昨今はスーパーマーケットに生麵でそこそこの味のラーメンが売られていて、時折それを買ってきては作って食べている。

新宿のデパ地下に、まあまあなチャーシューを売っていて、たまに出向いた時に買ってラーメンのトッピングとして使うのだ。

トッピングは、他に茹で卵と、食べる時の焼き海苔。生麵のラーメンは2人分入っていて、ワンコインでお釣りが来るくらいの安さなので、心置きなく食べさせてもらっている。

ただし、こいつのマイナスポイントはというと、鍋を多く使うということ。麵を茹でる鍋、スープ用の鍋、そして茹で卵の鍋というもの。ラーメンを昼ご飯に作った後のキッチンは、鍋が折り重なってちょっとしたカオスとなるのだ。

インスタントラーメンも常備はしていて、手間がかからないのは圧倒的にインスタントなのだが、生麵で作るラーメンはやはりというか、ひと味違っているのである。

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暇話§一日一句~変幻自在~ [俳句]

季語は・・・蚊柱

蚊柱は スライムめきて ゆうらゆら

【去年の今日】週話§日曜粛々~かつて二条河原の落書~
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蹴話§日本対トンガ~チャリティマッチ~ [ラグビー]

6月11日、秩父宮ラグビー場で行われた、エマージングブロッサムズ対トンガサムライフィフティーンのチャリティマッチに行ってきた。1月に発生したトンガ海底火山噴火によって被害を受けた被災地復興支援が目的である。

↓BRAVE FOR TONGA
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親善試合的な色合いが強いゲームかと思っていたら、次第に熱を帯びた内容で、80分を堪能した。

↓キックオフ40分前
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どちらも急ごしらえのチーム編成ではあったが、バックスに一日の長があるエマージングブロッサムズが徐々に点差を広げて31対12で勝利。トンガも、大型フォワードでぐいぐいプレッシャーをかけていったが届かず。

この日の観客は8055人と1万人には届かなかったが、秩父宮に集まったラグビー好きは、それぞれの御贔屓チームのユニフォームを身に付けたり、ジャパンのユニフォームを着たり、本当にラグビーが好きな人たちが集まったのだと思ったのである。

↓見事な日本語でスピーチした民族衣装姿のラトゥ監督と両チーム選手
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大東文化大学から三洋電機を経て日本に帰化したラトゥウィリアム志南利がトンガの監督を務めていた。なお、この日の観客は8055人。

↓既に車輪は出ていて、着陸態勢にある
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ノーサイド直後の15時過ぎから羽田アプローチの南風運用が始まって、何機か上空を降下していく様も見えたが、ずいぶんと低空を飛ぶものだ。

《ラグビーのトピックス一覧》
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我話§マイルールの人 [日常]

自分のやりたい、自分のやり方で仕事をすすめたいとは誰もが思うことで、そうしてこなしてきたはずである。

だが、中には“自分のやり方”に拘り過ぎるあまり、第三者の入り込む余地を拒むが如くの行き方を貫く人もいるのだ。

実際、3年ほど一緒に仕事をした人がそれで、その人が携わってしまった仕事は、他者の介入できるものではなくなってしまう。

仮に、どこかの段階で他人の手が入り、その後その人が仕事を引き継いだりしようものなら、それまで済んでいる仕事もリセットして、マイルールで最初からやり直ししかねない。

というわけで、そこに自分がするべきスペースを見つけることができずで、その人に丸投げするしかないのである。

問題はその先で、その人が仕事から手を引いた後にどう引き継いでいけばいいものか、引き継いだ人は相当に頭を悩ませることになるのは必定なのだ。

そうした人は、決まって隙間とか逃げ道のようなものは設定しておらず、引き継ごうとしても、何から手を付けたらいいのかわからないような仕組みになってしまっているのである。

そうなるまでその人に任せてしまったというのも問題だとは思うが、誰もが手を出せるような設定にしておくことを考えておかなくてはならないのだ。

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暇話§一日一句~流れを見つめて~ [俳句]

季語は・・・水番

水番の 親父ひたすら 黙しおり

【去年の今日】週話§土曜粛々~間もなく夏至~
タグ:俳句 水番
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週話§日曜有閑~朝のクラシック~ [クラシック]

毎週日曜日朝の9時からNHK-FMで『名演奏家ライブラリー』という2時間番組がある。どちらかとえば、我々が若い頃に親しんだ演奏家を中心に、録音を流してくれるもので、気に入った演奏家の日は、それなりに楽しみに聴いている。

それはいいのだが、問題は選曲というか、全曲流してくれるのが当然だと思うのに、交響曲の楽章一つとかを立て続けに紹介したりという中途半端さなのだ。

そういうやり方もあるのは否定しないけれど、楽章一つというのは何がなし消化不良でしかなく、それを数曲立て続けに聴かされてもなあという時がないわけでもない。

我々のように、ある程度聴き慣れている人間にとっては、そんな不満を覚えることもあるが、聴き慣れない人たちにとっては何が何だかわからないかもしれないではないか……全曲通して聴いてもわからないだろうが。

げに“聴かせ方”は難しいのである。

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暇話§一日一句~発車ベル鳴って~ [俳句]

季語は・・・紫陽花

紫陽花の 駅に電車来(く) 人急ぐ

【去年の今日】常話§馬耳東風~聞こえてない?~
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過話§腐草為蛍~七十二候~芒種 [七十二候]

芒種の次候“腐草為蛍(くされたるくさほたるとなる)”である。

あまり爽やかとはいえなかった5月から、さらにジメジメの6月であるな。

小学生くらいだった頃、自転車で20分も走ると、鬱蒼とした林の広がる場所があって、そんな場所に“探検”と称して遊びに行くことしばしばだった。

昼間でも陽の当らない薄暗い林の中は、落ち葉が積もり、それが雨の水分を吸って、黒々とした腐葉土となっていたが、そんな様子がいかにもおどろおどろしく、そうした場所に惹かれる要素だったのかもしれない。

そんな重なった落ち葉を足でひっくり返してみると、おびただしい虫の類が這い出してきて、それもまた不気味な光景で、あまりひっくり返すようなことはせずに、放置しておくのが吉だと思ったのである。

そんな腐れ草の中から蛍が生まれてくるものだろうかとも思ったのだった。

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週話§土曜有閑~ワールドカップ女性審判~ [サッカー]

先月、11月にカタールで開催されるサッカーのワールドカップの審判が発表された。主審36人の中に、山下良美が日本人女性として初選出されたのだ。

2002年日韓ワールドカップで決勝戦の主審を務めた、FIFAのピエルルイジ・コッリーナ審判委員長は「われわれにとって重要なのはクオリティであり、性別ではないことを強調したい」と述べているが、まさにそのとおりではないか。

相変わらず男女の格差是正のスピードが遅い日本……そういえば、意図的に女性合格者を減らすというあからさまな悪事を続けてきた医学部が存在していたことを思い出すのである。

なお今回、日本人男性審判は残念ながら選出されなかった。

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暇話§一日一句~犬は運動不足~ [俳句]

季語は・・・走り梅雨

走り梅雨 ポチの散歩は 明日朝に

【去年の今日】毎話§ブログの限界?
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顧話§今日の歴史~あまりにも蠱惑的な~ [ワーグナー]

1865年6月10日、ミュンヘンで『トリスタンとイゾルデ』初演。

バイロイト音楽祭で上演されるワーグナーの作品で、一つだけ挙げろと言われたら、躊躇しつつ『トリスタンとイゾルデ』を選ぶような気がしている。

遡って調べてみたら、バイロイト・レパートリーの中の鑑賞回数は、21回とあって、一番に多い。そしてつくづく不思議な音楽を創り上げたものだなあと思う。

まずもって初演された時、その音楽を聴いた人たちはどう感じただろうか。我々が、トリスタンとイゾルデの音楽に惹かれるのは、第1幕前奏曲が持つ不可思議さで“トリスタン和音”と呼ばれる、当時としては斬新で媚薬的な音色のゆえなのだ。

おそらくは拒否反応を示した人たちが過半数は超えていたであろうことは、想像に難くない。ただ、この媚薬的な音楽の中毒になってしまった人たちもけっこうな数が生まれたことも事実だと思われる……そして、そんな一人が21世紀の辺境日本にいる。

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懐話§昭和四十年代~屋上ビアガーデン~ [昭和]

[承前]

1960年代半ば過ぎ、実家から表通りに出た商店街にショッピングセンターができた。今見れば、スカスカな中身のセンターだが、それはそれ開店当初はけっこうな賑わいだったりしていた。

レストラン街の類はなかったと記憶しているが、1階のフードコートが呼び物で、当時としては珍しい持ち帰り寿司の店などもあったのだ。

もう一つの呼び物としてオープンしたのが、屋上ビアガーデンである。そんな“ハイカラ”な飲食施設などなかった町だったから、けっこうな評判にはなったようで、ひとしきりは商売繁盛していたのである。

おまけにあまり上手いとは言えない素人のエレキバンドが入っていて、屋上から演奏するものだから、町内中に響きまくっていて、今だったら騒音だと文句が出たのは間違いないが、なぜか、文句が出た節はない。

斜め真下の我が家からも、それはよく聞こえていたが、毎晩演奏する曲目が同じでしかなかったのは辛かった。

今でも記憶している曲としては、ローリングストーンズの『タイム・イズ・オン・マイ・サイド』が演奏されていたようだ。



ただ、演奏自体は稚拙そのもので、遠吠えを聞いているような、なにがなし侘しさも感じたりしていたのである。

当然ながら未成年だったので、一回も行くことなく、いつの間にかクローズしていたようだ。
                               [続く]

《昭和のトピックス一覧》
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暇話§一日一句~寝る前の確認~ [俳句]

季語は・・・青葉冷え

戸締りを 寝ぼけまなこで 青葉冷え

【去年の今日】明話§新日本紀行~神田~
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