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暇話§一日一句~日の出時~ [俳句]

季語は・・・明早し

北窓の 陽の眩くて 明早し

【去年の今日】週話§日曜粛々~煙草の想ひ出~
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効話§薬の量と副作用 [健康]

年齢が年齢なので、海外旅行する時には様々な薬を用意して持って行っている。胃薬、風邪薬、鎮痛剤などなどである。

まだ、そこまであれこれ用意していなかった四十代の冬のベルリンで風邪気味になったことがあった。それほどたいした症状ではなかったが、念のためと薬局に行って風邪薬を買うことにした。

買ったのはコンタック800、日本で売られているのはコンタック600である。深く考えずに指定されている量を服用したところ、一日くらいしたところで背中から腹にかけて湿疹ができてしまった。コンタックとの因果関係はわからないが、800と600でそれほど薬の強さが違うのかと驚いたのだ。

そういえばと注意して見ていると、日本で“ガスター10(テン)”なところ、彼の国では“ガスター20”と倍量で売られていたりする。

その程度の違いで服用し分けができるものだろうか、もっと細かく、せめて3通りくらいで体重とかに応じて服用量を決めるべきではないかと思ったのだった。

今や、毎日服用する薬もあるので、そうしたあたりは自分自身でも用心する必要がありそうだ。

《日常のトピックス一覧》
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紡話§エベーヌ弦楽四重奏団[紀尾井ホール] [クラシック]

久々に来日演奏家のコンサートを聴いた。2019年以来、3年ぶりのエベーヌ弦楽四重奏団である。曲目は以下のとおり……前半がクラシックで、後半がジャズ。

img558.jpg

モーツァルト:弦楽四重奏曲第14番 G-Dur K.387
ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲第8番 c-moll op.110

~~~~~~~~~~~~休憩~~~~~~~~~~~~

1.トゥーツ・シールマンス:ブルーゼット
Toots Thielemans:Bluesette
2.チャールズ・ミンガス:フォーバス知事の寓話
Charles Mingus:Fables of Faubus
3.マイルス・デイヴィス:マイルストーン
Miles Davis:Milestones
4.ケニー・カークランド:ディエンダ
Kenny Kirkland:Dienda
5.ピー・ウィー・エリス:ザ・チキン
Pee Wee Ellis:The Chicken
6.セロニアス・モンク:ラウンド・ミッドナイト
Thelonious Monk:'Round Midnight
7.ウェイン・ショーター:アナ・マリア
Wayne Shorter:Ana Maria
8.アストル・ピアソラ:リベルタンゴ
Astor Piazzolla:Libertango

[アンコール]
エデン・アーベ:ネイチャー・ボーイ
Eden Ahbez:Nature Boy

紀尾井で行われた2日目。この日を選んだのは1曲目のモーツァルトが聴きたかったからで、期待度高めで1曲目を聴いた。相変わらず一音一音を磨きこんで、細かいニュアンスを付けて演奏しているのかと感心したが、1楽章は少しばかり彼らの気分が上滑りして不安定であるような感じがして心配になったが、楽章を追うごとに調子が乗ってきて、終楽章はいかにもエベーヌらしい世界でサラリと終わる。

愛聴しているアマデウス弦楽四重奏団の録音が1963年……60年経った演奏の何という変化か。

2曲目のショスタコーヴィチが凄かった。元より自分からは積極的に聴くことをしない作曲家なので、どうなるかと思ったが、終始緊張の糸が切れることなく、そして大きな感銘を受けたのだ。

月並みなヴォキャブラリーを駆使するなら、叫び、慟哭、諦念、祈りという感情がないまぜになって感性が揺さぶられまくったような気がする……と、前半で一時間を超えた。

休憩後の後半は、お馴染みのジャズ・タイム。ショスタコーヴィチで揺さぶられた感情を一気にリラックスしてくれた。本プログラム最後のピアソラが圧巻。アンコール一曲の後は盛大なカーテンコールの拍手。終演21時10分。

会場は楽器を抱えた若い世代も多く、このグループの存在が彼らにとって、いかに大きな目標となっているのかがわかった一夜であった。

《クラシックのトピックス一覧》

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