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暇話§一日一句~そんなオノマトペ~ [俳句]

季語は・・・尺蠖虫(しゃくとりむし)

尺蠖は むんのむんのと 這い躪り

【去年の今日】宴話§外食もごぶさたで
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暁話§朝日のあたる家 [日常]

ゴールデンウィークの頃から北側の“勉強部屋”に朝日が射しこんでくるようになった。我が家は、真南ではなく正確には少しばかり南南西方向に傾いて建っているので、上がってきた朝の太陽の光が窓から入ってきだすのだ。北側の部屋にいると、太陽が夏至までかなり北上していくことがはっきりわかるのだ。

それはいいのだが、レースカーテン越しに射しこんでくる太陽光線が、本棚の本に当たるようになってしまう。本によっては退色するカバーもあったりするので、カーテンを半分ほど引いて、陽があたらないようにしてやる。

それで、居間のある南側はどうかといえば、太陽の角度がかなり高くなってきているので、屋根の庇に遮られるおかげで、部屋の中まで太陽は射しこむことはなくなった。

これも5月はじめくらいまでは居間の床に陽があたるけれど、それから先は快晴の日の昼までも、意外なほど明るくなってはくれない。

冬と夏と、これほどまで太陽の角度が違ってくるのかと、今さらながら感じることである。

そして5月も半ばに差しかかる頃には、洗面所ドアのすりガラスから煌々とした西陽がたっぷりと入ってきて、まぶしいほどになってくれる。ここもまた季節季節の光の表情を楽しめる場所なのだ。光を感じられる住まいであることは本当にありがたい。

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三話§六月大歌舞伎~巳之助の梅王丸~ [歌舞伎]

コロナ禍以来、電車の混雑を避けて車で往復していた歌舞伎座だったが、世間が少し落ち着いてきたようだと見計らって、土曜日歌舞伎座の第一部は、電車で往復してきた……東京の感染者数は増加傾向にある由。

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第一部は『菅原伝授手習鑑』から“車引”と澤瀉十種の内『猪八戒』の二本立てである。

まず『車引』だが、巳之助の梅王丸がいい。勢いのある口跡で存在感が際立つ。やや古風な雰囲気が、一時代前のような雰囲気を感じた。壱太郎の桜丸は隈取なしの上方風と聞いた。はんなりと柔らかい様は梅王丸と好対照だ。

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勢いそのまま、梅王丸の見得もまた気合満点で、先々が楽しみである。松緑の松王丸、猿之助の時平公。

二つ目、猿之助の『猪八戒』は、芝居かと思ったら舞踊劇仕立てだったのが少々残念と感じた。コミカルな筋なのだから、ここは演者の台詞があってもよかったんじゃないだろうか。なので、前半はあまり楽しめず、最後の立ち回りのスピード感が、いかにも澤瀉屋のそれで十分に楽しめた。

猿之助の猪八戒、右近の孫悟空、青虎の沙悟浄、霊感大王実は通天河の妖魔を猿弥。

終演は13時ちょっと前。昼飯時だったので、歌舞伎座近くでうまい焼き魚の定食を食べて帰宅。

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