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週話§日曜粛々~かつて二条河原の落書~ [日本]

鎌倉幕府滅亡直後1335年頃に“二条河原の落書”なるものがものされた。

此頃都ニハヤル物 夜討 強盗 謀綸旨
召人 早馬 虚騒動
生頸 還俗 自由出家
俄大名 迷者
安堵 恩賞 虚軍
本領ハナルル訴訟人 文書入タル細葛
追従 讒人 禅律僧 下克上スル成出者

と始まる、建武新政を皮肉りつつ、当時の事象をも描写したものである。

いつの時代も“お上”を皮肉る文化が存在しないことには、健全な社会とは
言い難く、今の時勢にあっても、良質な皮肉やパロディーの登場を待ち焦が
れるのは当然のことであろう。

そうして、コロナウイルス禍の今日、下のような“歌謡曲”が登場した……



……思わずニヤリ、クスリときてしまう。一度聴けば誰でもわかってしまうではないか。

この曲が“お上”を直截的に批判しているわけではないが、いかに無為無策で虚言だけを撒き散らしているばかりであるとわかるだろう。

だが、こういうことだけで満足していてはいけない。一人一人が批判精神を抱いて、時の権力に対して“否”を突き付けていかなくてはならないのだ。

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