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吟話§一日一句~夏は終わりに近づいて~ [俳句]

季語は・・・線香花火

玉は爆ぜ落ちて 線香花火果つ

【去年の今日】仇話§八月納涼歌舞伎第三部~雪之丞変化~
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過話§備忘録的な何か~2020年8月20日付~ [備忘録]

8月7日……エアコンの冷媒(霊媒ではない)が抜けてしまって、冷房ではない送風のみ運転になって数日ほどしたところで、修理業者にきてもらった。

あちこちでトラブルを抱えてお呼びが掛かっているようで、16時半訪問という予定が、一つ前のお宅に手間取って18時を回ってしまったのである。

チェックすれば、冷媒の代替フロンなど跡形もなく消えてしまっていたので補填。加えて、室内機の熱交換器も要交換となってしまったが、これは13日の木曜日に追加工事が完了。

8月11日……ツクツクボウシの初鳴きを聞いた。

8月13日……我が家に上がる階段の手すりにトックリバチが幼虫の棲み処を作っていた。前と後ろから一枚ずつ。

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日々、上がり下りしていて気がつかなかった……というか、これが一晩もあれば巣の一つ二つくらいは簡単にできてしまうのである。

8月14日……というわけで、朝になって様子を見に行ったら、階段寄りの巣の出入り口がすっかり塞がれていて、その上にさらに新しい巣が作られていた。つまり、前日からたった一晩で新築の巣が完成していたのだ。

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トックリバチが夜行性かどうかまでは知らないが、階段室には夜の間も照明が点いたままなので、親蜂も心ゆくまで建設に集中できたのだろう。

ボコボコと瘤の様子から考えるに、数部屋はありそうで、それぞれに卵が一つずつと孵化してから巣立ちするまでの食料が貯蔵されている。ちなみに食料は、害虫の幼虫類ということと、トックリバチそのものも、人間に害を及ぼすわけではないので、とりあえず静観させてもらうことにした。

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翔話§野鳥の楽園・・・・・・? [日常]

多摩丘陵に位置する我が家は、周囲を緑に囲まれ自然環境だけは抜群に快適良好にある。

立秋はとっくに過ぎたが盛夏の今は、早朝から蝉時雨が降り注いで、賑やかなことこの上ないが、さらに何種類もの野鳥が飛び交う、まさに“楽園”なのだ。

朝早く、規則正しいリズムで一番乗りに鳴くのはキジバトの類。春先には、ウグイスも鳴く。そうこうしている内に、セキレイのつがいがやって来て、ひょんなところに巣を作り卵を産んでヒナを育て始める。

セキレイの他にも小鳥が何種類もやって来るが、姿や鳴き声でこれこれだと鳥の名前を言えないのはもったいない話で、もう少しまじめに観察する必要はありそうだ。

そしてもちろん漆黒のカラスも我が物顔で、空へ地面へと闊歩している……ところが、最近のことだがカラスをものともしない“天敵”が現れて、カラスが意外にも臆病な存在であることを知った。

その天敵とは“オナガ”である。どうやら我が家近くのどこかに巣を作って縄張り化したようで、カラスが姿を見せようものなら、待っていたかの如く電線に留まっているカラスを急襲するのだ。

優美な姿からは想像もできない攻撃的な性格のようで、一羽だけでなく、つがいでカラスを執拗に追いかけ回すから、さすがのカラスも逃げるばかりで反撃の隙すら与えられずなのである。

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吟話§一日一句~夜に向かって東へ~ [俳句]

季語は・・・星月夜

帰国便 時差戻りつつ 星月夜

【去年の今日】冷話§エアコンの不具合
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顧話§今日の歴史~東独崩壊はハンガリーから~ [歴史]

1989年8月19日、汎ヨーロッパ・ピクニック。

東欧がドミノ崩壊を起こしつつある時、辛うじて持ちこたえているように見えたのは、旧東ドイツだったが、それとて内情は相当に疲弊していたのだ。

日を追うごとに東独市民の出国圧力は強まっていき、とうとう東欧圏同胞のハンガリーが東独市民の西側出国に手を貸したのである。

ハンガリーの西部、オーストリア国境に近いショプロンという小さな町で行われたのが“汎ヨーロッパ・ピクニック”なのだった。かくして、8月中にハンガリー経由で西ドイツへと出国を果たした東独市民は3000人に及んだ。

かくして1989年11月9日、ベルリンの壁が崩壊したのだった。

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呆話§阿炎の件 [相撲]

奔放といえば奔放なことが人気を呼んでいる大相撲幕内力士“阿炎”が、夏場所のさなかにキャバクラ通いをしていたことが発覚した。

しかも通った回数をごまかしたり、同行した幕下力士に口止めをさせたりとまあ“せこい”ことこの上ない行状が問題視されたのだ。

キャバクラ通いが発覚した時点で、錣山親方が素早く休場させ、協会が処分をどうするか決める前に引退届を提出したり、反省の姿勢を見せていたが、協会の処分は“引退届預かり、出場停止3場所”といった、言わば執行猶予とも読める内容だった。

日頃の軽めな行状からすれば、協会としてはギリギリ寛大な温情処分だったと感じるが、本人がどこまでそれをきちんと受け留めて先に進んでいくものかである。

しがない相撲好きの端くれとして、阿炎の性格だが“蛙の面に小便”という印象が強くて、半年ほどの謹慎によって日頃の態度が直るものかどうか……途中で放り出してしまう可能性がないとは言えないが、新婚ほやほやなる現実が、何か別の化学変化を引き起こすものかどうか、この半年は注視するつもりだ。

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吟話§一日一句~極小と無限遠~ [俳句]

季語は・・・空蝉

空蝉の空虚 銀河は虚空なり

【去年の今日】週話§日曜諸相~フランクフルト中央駅~
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呟話§一言つぶやき~うがい薬?~ [つぶやき]

大阪府知事の某が「うがい薬の類がコロナウイルスに効果あり」などと……

……吹聴したことで、何のエビデンスもなくペラペラ薄っぺらに手柄を自慢することに対し、まずもってトランプに感じる非科学的発想と同じ胡散臭さを感じるべきもので、一介の府知事如きが発表するのではなく、当然ながら医学専門家が公式に発表するのが本筋であろうと、常識人は思うのである。

追記:巷では“維ソ新”とか“イソジン吉村”とか呼ばれているようだ。

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夏話§八月花形歌舞伎第四部 [歌舞伎]

お盆最終日だった一昨日も車で歌舞伎座を往復してきた。17時前に家を出て中央道経由で……お盆の帰省ラッシュなどとは無縁で空き空きの高速を走らせて、17時半過ぎには都心に着いてしまったので、時間稼ぎをと、外苑前で出て、四谷~半蔵門~平川門~大手町~常盤橋~日本橋と走らせて東銀座の歌舞伎座駐車場に入れたのが18時ちょうど。

開演前、持参のスイーツで軽く腹ごしらえして入場。入口でチケットを提示し、自分で半券をもぎる。その後手指の消毒と体温測定という手順である。

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第四部『与話情浮名横櫛』から『源氏店』の一幕。幸四郎の与三郎、児太郎のお富、片岡亀蔵の番頭藤八、中車の和泉屋多左衛門、彌十郎の蝙蝠の安五郎。

幸四郎の切られ与三がよかった……ただし、前半の手拭いを被っていた時。蝙蝠安とのやり取りの台詞回しが聞き物で、その後もさぞやと期待したが、おなじみの「もし、御新造さんえ」から一連の“名台詞”が何というか空回りして拍子抜け。この舞台の五分の四がかかっている肝腎の場面だからこそ確実にコントロールして決めてほしかった。

そして、そこここに“ソーシャルディスタンス”の舞台演出も織り込まれる趣向も“今”ではある。

この日の3階席の入りは渋く、特に通常公演では3階B席となる後ろ半分にごっそりと空席があって、まだまだ芝居見物を手控えている人たちも少なくないと思ったのだ。

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吟話§一日一句~宮仕え踏ん張る~ [俳句]

季語は・・・残暑

通勤や マスクの奥の 残暑かな

【去年の今日】週話§土曜諸相~シリアルの季節~
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転話§蒙霧升降~七十二候~立秋 [七十二候]

立秋の末候“蒙霧升降(ふかききりまとう)”である。

立秋に入って10日。順調に残暑の日々である。

日常に特別な何かをしているわけではないけれど、特にこの半年ほどの時の流れの速さを見てると、手のつけようがないと感じてしまう。コロナウイルスについての警告が発せられたのは2月のことで、そこからの半年はあまりにもあっという間に過ぎていってしまって、季節を味わうなどという悠長なことなど余裕すらなかったようだ。

それこそ、季節の一つ二つをすっ飛ばしてしまったのではないかと……そんな感じがするくらいで、今が8月だという実感がほとんどない。

3月からつい先週まで歌舞伎座に行くこともなかったし、クラシックの演奏会に行くこともできなかった。おそらくこの先も、こんな感じの日常が続くことであろう。

ポスト・コロナウイルスの生き方が盛んに報じられたりしたが、そのあたり今だに実感することができずにいるのは、まだまだこれまでどおりの生活が可能なのだ、といった思いが身体の中に残っているからなのは間違いない。

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楽話§夏休みは河原遊び [日常]

実家にいた頃の夏休みはのんびりしたものだった。小学生や高校生の時は、ほぼ毎日のように学校のプールに行って泳いでいた。小学校2年あたりから泳げるようになったので病みつきになってしまったようだ。

さらに週に一度か二度は、自転車で川遊びに出かけていた。町の南に利根川支流のそこそこの川が流れ、通っていた中学校のすぐ横には、小ぶりの川が流れていた。プールで充足していたので、わざわざ泳ぐわけではなかった。

夏休みの直前になると市の教育委員会からの川遊びに関する克明な注意書が学校を通じて配られる。それには、流れが速いポイントや、深い淵の場所が記載されていて、注意喚起していたのである。

だから泳いだりする川遊びよりは、もっぱら河原遊びをしていた。浅めの淵に生息している水生動物を観察したり、平らな石を探して拾っては水切りで遊んだり、たいしたことをしていたわけではなかったが、何だかんだ2時間くらいの暇つぶしにはなっていたのだ。

それにしても、気温30度を超える炎天下の午後に、自転車に乗ってふらふら遊びまわるなど能天気なほどに元気だったことを思い出す六十代である。

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週話§日曜恬淡~定食屋もあらまほし~ [日常]

下宿生活をしていた大学生時代は、日々を自炊生活で食い繋いでいた。外食と呼べるものは昼食を学食でという程度である。

当然ながら就職したら自炊などという余裕などなく、朝は食べずに会社へ。昼夜は会社近くの店での外食ばかりになってしまった。

仕事が早上がりした時は、最寄駅まで戻って、商店街の中にある定食屋での晩飯が定番となる。

冷奴などつまみつまみ、注文したビールの大瓶を呑みながら待つのは、他愛のない定食類で、ハムエッグ定食だったり豚の生姜焼き定食、あるいは刺身定食みたいなものだった。

就職した当時は、酒よりも食い気のほう優先だったが、今にして思うなら、居酒屋遣いに気がつくべきだったのだ。この手の定食屋が出す総菜類は、言うまでもなく“イコール酒肴”なわけで、定食屋を居酒屋代わりに長っ尻をして、最後の最後に定食で締めるということができるとは、長じていっぱしの酒呑みに成長して以降思い知ったことである。

そんな今、我が家近くに一軒の定食屋でもあってくれればなあと思うのだ。

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告話§ビッグイシュー389号発売中! [ビッグイシュー]

ビッグイシュー389号は8月15日から発売されています。お買い求めできる場所はこちらを参照。毎月1日、15日発売。一部450円。230円が販売員の収入に。ストリート・キャット「ボブ」が表紙。

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表紙&スペシャルインタビュー ありがとう、ボブ

リレーインタビュー 玉川奈々福(浪曲師)

特集 コロナ禍を生きのびる

今、人々は生きる苦しさを強いられている。

解雇や派遣切りで“家”を失う人、休業手当のない非正規雇用者、パートの低賃金の仕事をも失う女性、仕事が激減したフリーランスや自営業者など、休業すれば生きていけず、休業しなければ感染と隣り合わせで働かざるを得ない人たち……。

コロナ感染の恐怖の下、4月からの緊急事態宣言以降「ステイ・ホーム」が叫ばれ、生活も経済活動も「自粛」を余儀なくされた。この「自粛」には、休業補償という生存保障も、素早くそれを支える社会的手当や制度もなかった。

この間、さまざまな人々の応援をしてきた、稲葉剛さん(つくろい東京ファンド)、藤田孝典さん(ほっとプラス)、竹信三恵子さん(ジャーナリスト)、中島真紀さんと浅葉めぐみさん(フードバンク関西)に、応援の現場で見えてきた“生きのびるのに必要な方途”について聞いた。

コロナ禍を生きのびる苦しさが社会を変える知恵と機会を生む。その道すじを探したい。

[国際記事]
米軍は、世界最大の温室効果ガス排出者

[連載記事]
浜矩子の新ストリート・エコノミクス
            英国の階層社会化がもたらしたか、ブレグジット
               
コミック 『マムアンちゃん』 ウィスット・ポンニミット

ホームレス人生相談×枝元なほみの悩みに効く料理
   難病の友人にどう寄り添えば☆ゆで卵と枝豆ペーストの一口サンド☆

宇宙・地球・人間――池内了の市民科学メガネ
                      人間の冬眠は可能なのか?

販売者に会いにゆく ドイツ『ヒンツ&クンスト』 トーマス

                              [その他]

《ビッグイシューのトピックス一覧》
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週話§土曜恬淡~納豆の大根おろし和え~ [日常]

元より納豆は好物である。物心つく前から食卓に上がっていて、臭いがどうとか考えるより早く口にしていた……偏食人間としては奇跡的ではないか。

ゆえに納豆苦手という人を理解できないのは当然のことである。納豆苦手は西日本に多いということだが、そんな納豆苦手な人でも“あーら不思議”とすいすい食べられる秘策があるのだ……

大根おろし

……を納豆に和えてやると、納豆の臭みが緩和され、合わせて糸引きも弱まるので、それで食べられるようになったという関西人を知っている。

大根おろしは、できれば少しくらい辛みがあれば辛子の代わりにもなってくれる。ネバネバがないので納豆を食べているという感じがしないことも吉であろう。

そして器にネバネバがあまり残らないので、後片付けが面倒でないのも吉。

《日常のトピックス一覧》
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吟話§一日一句~1945年8月14日~ [俳句]

季語は・・・敗戦

敗戦の 漠然とした 前夜かな

【去年の今日】写話§映画館の座席~新聞記者~
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朋話§4年前に他界した同級生は [コロナウイルス]

高校の同級生の一人に死なれのは2016年7月27日で、今から4年前だった。総合病院の副院長職にあり、腕っこきの呼吸科の医師として精力的に医療にあたっていたが、5月はじめに胆管がんと診断され、その後3か月で力尽きたのだ。

彼から「定年退職したら病院の広報業務を手伝ってくれ」と頼まれていて、2016年の4月からデスクをもらって仕事を始めたが、彼があっという間に発病……仕事に行く日は必ず病室に行ったが、淡々と残る日々を送っていたと見てとれた。

彼に頼まれて、彼がいてこその仕事だと思っていたので、死後はあっさりと仕事を辞したのである。

今こうして思い返すことは、彼が呼吸器科のスペシャリストで、もしも存命だったら、このコロナウイルス禍の中で、さぞや忙しく立ち働いていたことだろうと想像できる……タフでエネルギッシュな様子も垣間見ていたから、ブルドーザーのように動き回っていたのは間違いないだろう。

彼が生きていたなら、あるいは病院の広報仕事は続けていて、ある意味ではコロナの“現場”をリアルに見ることになっていた可能性もないではない。

《健康のトピックス一覧》
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夏話§八月花形歌舞伎第二部&第三部 [歌舞伎]

最後に歌舞伎座を訪れたのは、二月大歌舞伎『菅原伝授手習鑑』の半通しを観て以来である。4月には、5月から3か月連続で行われることになっていた、團十郎白猿襲名興行のキャンセルが決まってしまった。

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そして5か月ぶりの再開である。一部あたり一演目の四部制公演で、客席も下の写真のように一席空けてとなり、定員の半分以下の座席数で行われる。

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というわけで、一昨日の水曜日に第二部と第三部を、第四部を日曜日に観ることにして、この日は我が家から車で往復することにした……電車での密を避けたのだ。

第二部『棒しばり』……勘九郎の次郎冠者、巳之助の太郎冠者、扇雀の曽根松兵衛。勘九郎の突き抜けた笑顔と踊りを堪能。双眼鏡の中の勘九郎と巳之助が、それぞれ父親の面影を色濃くしていることに驚かされた。理屈抜きで楽しい舞台。

第三部『義経千本桜』から『吉野山』……猿之助の佐藤忠信(源九郎狐)、七之助の静御前、猿弥の逸見藤太。第二部からは打って変わりしっとりとした舞台を堪能した。

猿之助の忠信が終始キレッキレの動きで、久々の舞台に“水を得た魚”とはまさにこういうことなのだ。それに加えて、猿弥の逸見藤太の洒脱な動きにあっという間の一時間が過ぎたのである。

残念ながら、大向こうの掛け声は自粛。拍手のみというのは何がなし物足りないものだ。

《歌舞伎のトピックス一覧》
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吟話§一日一句~引き籠る日々~ [俳句]

季語は・・・炎天

老夫婦 炎天を窓越しに怖づ

【去年の今日】眞話§カメラの試し撮り継続中
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過話§備忘録的な何か~2020年8月13日付~ [備忘録]

8月1日……恒例の、気象庁に先駆けて“梅雨明け宣言”をした。気象庁の天気図を見れば、7月30日頃には日本周辺から梅雨前線が消滅、月が明けた8月1日は雲がちながら青空が広がってくれた。

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というわけで、慎重な気象庁など放っておいて、私的梅雨明け宣言である。“天気を振り返る”のエントリーにも書いたことだが、とにかく長く、そしてよく降り続いてくれたのだ。

……と書いた直後、気象庁も“梅雨明けしたとみられる”と梅雨明け宣言をかましてきたので、非公式&公式ともに晴れて梅雨明けとなった。

影響は小さからぬものがあって、まずもって野菜の生育に大きな影響が出てきていた。一番驚いたのはスーパーの棚にあった長葱を見た時で、普通なら不良品として処分されそうなくらいにしぼんで元気のない残念な葱が申し訳なさそうに並んでいるのを目にしたのである。

前日の7月末日、東京都内のコロナウイルス感染者は最多の463人を記録。

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連話§ワタシの酒肴[150]回鍋肉 [酒肴]

[承前]

初めて回鍋肉(ホイコーロー)を食べたのはいつだったのかと、記憶を辿ってみたが、ひょっとして日本の中華料理屋ではなく、フランクフルト空港レストラン街にあった中國酒家ではなかったかと。1990年代のことだから、四半世紀前で、それ以前に日本国内で食べていなかったのは間違いなさそうだ。

中國酒家は、ドイツの町場の中華料理屋よりもはるかに真っ当な料理を出してくれたので何回か利用して重宝させてもらった。

何が珍しかったかといえば、餃子を出してくれたことである。残念ながら焼き餃子ではなく蒸し餃子だったが、これまたけっこううまかったのである。

それで回鍋肉である。中身はいずこの店と変わらず、キャベツにピーマン、それにやや硬めのドイツの豚肉というもの。我々東洋人は甘い味付けをした料理を普通に食べるが、欧米人がこいつを注文するかどうかはわからない。

でまあ、一週間の間にすっかりドイツの食べ物に食傷した我々は、甜面醬で味付けされたキャベツに感涙する思いで口にしていたように記憶している。そして、なぜかビールにも合ってしまうという不思議。
                               [続く]

《酒肴のトピックス一覧》
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吟話§一日一句~秋めく世間~ [俳句]

季語は・・・ゆく夏

そして雲 高くて夏は 行きし哉

【去年の今日】消話§そして夏休みたけなわ
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転話§寒蝉鳴~七十二候~立秋 [七十二候]

立秋の次候“寒蝉鳴(ひぐらしなく)”である。

梅雨がとてつもなく長かったので、今年は“夏”という季節が実質的に短いものとなるのは間違いない。

先月の終わり、梅雨も末期に差し掛かった頃、蝉あれこれが鳴き始めたが、これが何とも寂しいもので、遠くからミンミンゼミが一匹とか、近くの木にとまっているアブラゼミ2匹くらいがせっせと鳴くのだが、盛夏の蝉時雨の喧騒からはほど遠かった。

梅雨明けで10日ほど経った今はもう、蝉時雨にすっかり耳が慣れて鈍感化してしまっているのだが、今年の夏の蝉の時季は間違いなく短いものとなってしまうだろう。

そういえば去年はヒグラシの鳴き声を聞かずじまいだった。蝉らしくない鳴き声で何となく好きなのだが、今年は声を聞きたいものだ。

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駄話§“新製品”などたちどころに旧製品 [日常]

そういうことだろうなあと、いつもいつも思っていることだが、特に電気製品の動向については、なかなかに悩ましいものがあるように思われる。

電気製品を買う時、よほどのことがない限りは“新製品”もしくは新製品に近い物を選ぶことが多い。仕様を眺めて、これはという機能が搭載されていたりすることで購入を決めることになるのだ。

買って、やれこれで一安心と思ったのも束の間、出るのだよ……新製品が。しかも!これはという新しい機能の付いた製品が。

若い頃は、買ったそばから新製品が取って代わるようなことがしばしばで、歯ぎしりしたことも少なくなかった。

長じて、少しは世間なるものがわかるようになってからは、新製品がたちどころに旧製品になるのは“世の習い”なのだと達観できるようになったのである。

そして、お迎えが近づいてきた今はもう、新製品であるとか型落ちであるとか、そんなことに頓着することなどなくなって、淡々と過ごしているのだ。

《私事のトピックス一覧》
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吟話§一日一句~真夏の鳩待峠から山ノ鼻~ [俳句]

季語は・・・蝉時雨

尾瀬ヶ原まで一時間 蝉時雨

【去年の今日】週話§日曜諸相~御身大切~
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血話§祖父母のこと [私事]

祖父母とは縁が薄かった。

生きている存在に接したのは、父方の祖母だけである。父方の祖父は、父が10歳だったかの時に(たぶん)脳出血で四十代に入ってすぐに急死している。

母方の祖父母ついての話を聞いたことはまったくない。辛うじて知っているのは姉妹8人(男の兄弟は知らない)のうち、群馬の同じ町に住んでいた二人の姉のところに身を寄せていたようだということくらいか。

そうしたあたりから推測するに、我が母方の祖父母は戦前には二人とも亡くなっていたのではなかろうかということである。母は写真もまったく持っていなかったようで、祖父母の顔も知らないままなのだ。

そうした肉親との縁の薄さのようなものが影響していたのかどうか、それはわからないが、親兄弟に対しても恬淡としていられたのは、そういうわけであったものか……個人的な資質が強かったのかもしれない。

祖父母4人が揃っていてくれたら、何がなし違った生き方をしていたかもであるが、それより何より“自分自身”が生まれていたかどうかはわからないではないか。

《私事のトピックス一覧》
タグ:群馬 家族 私事
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街話§神保巷塵[77]カジュアル三幸園ある日 [神保町]

[承前]

7月最終火曜日午後、会社OB会のために神保町に行ってきた。14時前から3時間近く、パソコンを叩いて名簿の整理、文書作成をこなしたのである。

終わったのが16時半過ぎ。昼飯を軽く済ませてOB会事務局に向かったので久々に仕事らしい仕事をしたことと合わせて、会社を出る頃には、すっかり腹が減ってしまっていた。

いずれにしても、晩飯は神保町でと決めていた……4か月ぶりのことで、選択肢が数ある中から、白山通りのカジュアル三幸園で餃子&ビールにしようと、さっさと店に入ったのだ。

晩飯には少しばかり早い時間だったので、客はまばら。ほどよいソーシャルディスタンスの店内の隅のテーブルに座って、もちろん!生ビールと餃子を注文。

三幸園1.jpg

ずいぶん久々だなあと調べてみたら、何と去年一年ごぶさたで、一昨年の暮が最終訪問。しかも餃子ではなく海老マヨを頼んでいたのだった。そして、およそ2年ぶりに三幸園の餃子にありつけたのである。かつては月に2回ほどは行っていたはずで、それは寂しい話である。

三幸園2.jpg

餃子で生ビールを2杯と常温紹興酒一合をやっつけ、締めに注文したのは、何とも情けないことに半チャーハン……だが、これ以上食べるのは危険だ。サクサク食べて17時半にはお勘定。3000円でしっかりお釣りが来た。

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                               [続く]

《神保町のトピックス一覧》
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吟話§一日一句~青空色濃く~ [俳句]

季語は・・・秋立つ

秋立ちて人おらず 尾瀬中田代

【去年の今日】週話§土曜諸相~カメラを買って2週間~
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