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吟話§一日一句~不安を抱えたまま~ [俳句]

季語は・・・文月尽

文月尽 コロナ先行き 見えぬまま

【去年の今日】徨話§ベルリンとアルプス[19]湖上音楽祭
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涯話§ほにゃららと生きて・・・・・・ [私事]

中学生までは優等生だった。1クラス40人で5クラスの田舎の中学校では、3年間を通じて“成績優秀”といっても、あながち大げさではなかった。

それが狂ったのは高校に入った夏休み前のことである。とりあえず地元では一番の――というか、これしかない――高校に入りはしたものの、1年生の数学Ⅰの対数あたりで挫折したきりで浮上することはなかった。1クラスが50名で7クラスの中での順位は3けたから2けたへと上がることもできずじまいで終わったのだ。

一浪した後、無事に大学に入り、4年間の夏休みは尾瀬の山小屋でアルバイトをして過ごし、当時の就活は4年生の10月からだったのに、内定が出たのが12月27日とは、まさに後がない……ぎりぎりセーフで救われたのである。

おかげで37年半という時間を、身の程以上の会社で禄を食むことができた。仕事場としての会社が自分に合っていたのかどうかはわからないが、とにもかくにも食いはぐれることがなくて済んだのはありがたいことだった。

そんなこんなで、高校の挫折ですっかり脂気が抜けてしまったのかどうか、欲らしい欲を貪るようなこともなく、ほにゃらら淡々と今日まで生きてきたのだが、はてさてこの先も同じように、ほにゃらら淡々と生きていくことができるものだろうか。

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文話§七月が終わりますよ [日常]

コロナウイルスによる社会の活動縮小も、およそ5か月が過ぎて、あっという間に7月が終わりを迎えた。コロナウイルスに加えて、各地では梅雨の長雨が引き起こした水害が大きな被害を残していった。

定年退職者という境遇が怪我の功名となって、不要不急の外出などする必要もなく自宅周辺で過ごす日々である。おかげでというか“ポスト・コロナ”の日常を強烈に実感せずにいるのもまた良し悪しであるか。

それにしても長雨の日々だった。中旬の最後になって晴れの一日はあったりはしたが、本当によくもまあ降ってくれたものだと思う。梅雨は6月のものだと見立てれば、今年の7月はなかったも同然であろう。

そして何事もなかったら、今頃はオリンピック一色であることは想像するに難くない。

だが現実は今我々が見ている通りで、60年生きている中にあって、まさかこんなことが起こるとは……だから、この半年というもの、いまだに眼の前の“現実”を掴みかねているのだ。

この先、コロナウイルスはどのような動きをするものだろうか、そして……我々は、どのように対処して拡大を食い止めることができるものだろうか。
 
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顧話§今日の歴史~モスラーっや、モスラ!~ [歴史]

1961年7月30日、東宝の特撮映画『モスラ』が公開。

たぶん、初めて観た東宝の円谷特撮映画ではなかっただろうか。小学校1年の時である。

幼虫のモスラが、完成して3年しか経っていない東京タワーで糸を吐き出して繭を作り、ほどなく巨大な蛾として、インファント島から攫われていった“小美人”を取り戻すというストーリーだった。

その小美人を演じたのが、デビューして2年ほどのザ・ピーナッツである。そして印象的だったのが“モスラーっや、モスラ!”と歌うモスラの歌なのだ。

これを書くのに少しばかり調べていたら、原作を書いたのは3人の小説家、中村真一郎、福永武彦、堀田善衞という錚々たる顔触れと知り、何とまあと驚かされたのである。

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便話§近くの御食事処~蕎麦屋とか洋食屋~ [日常]

家の近くで歩いて行ける“あればいいなあと思う酒の呑めて食事できる店”が数軒……蕎麦屋、洋食屋、居酒屋、街中華、寿司屋といった類があらまほし。

寿司屋以外はB級グルメ的でまったくかまわない。特に蕎麦屋……あまり不味い蕎麦は勘弁してほしいが、麺類の他に、かつ丼や天丼など丼物や酒肴がそこそこ揃っていてくれればありがたい。

洋食屋は、昼飯を食べに行って、ビールの中瓶をゆるゆると呑みながら、豚の生姜焼きあたりをつまめれば言うことはないのだが。

すっかり流行り言葉として定着した街中華もまた、カジュアルで気取らないビールや紹興酒に合う餃子とかザーサイといった酒肴をちょいと注文して、締めにラーメンやチャーハンで納め、2000円ちょっとの勘定だといいなあ。

寿司屋だって、かつては気の利いたうまい店があったのだが、既に閉店してしまった。この先、残念ながら寿司屋が店開きする気配などは微塵もない。

そして居酒屋は言うまでもない。夫婦二人でやっていて、鰻の寝床のような小ぢんまりとしたカウンター席の店で、うまい日本酒が数種類、居酒屋お約束の小料理がきちんと出てくれればと思う。

しょっちゅう、そんな店に足を運ばなくてもいいが、10日に一度でも、店を選んでという外食生活とは、残念ながら思うようにいかない多摩丘陵に住み続けているのである。
 
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呟話§一言つぶやき~接待を伴う飲食店~ [つぶやき]

東京のコロナウイルス感染者が3けた続きだった10日ほど前、記者会見……

……の場で、頻繁に“夜の街”とか“接待を伴う飲食店”なる表現で、特定の業態を名指ししていたことに大きな疑問を抱き、同時にまったく違うところでクラスターが発生していたことには何の言及もなかったという、相変わらずのちぐはぐさだと感じたが、殊更に特定のエリアなどを標的にスケープゴートとして扱うのは何の意味もないし、それを連呼するなら、しかるべきケアをしなくてはならないだろうと、この国の根底が持っているいじめ体質をまざまざと見た気がした。

追記:そして過日、厚労省は「夜の街」を「社交飲食店」と呼ぶことにしたと発表したが、あちらこちらから批判の声が上がったのに慌てて、翌日には「やっぱり“社交飲食店”はやめておきます」とすごすご撤回したわけだがこうまでも官僚組織がぐずぐずになっているものかと呆れ返るばかり。

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禍話§八月花形歌舞伎で歌舞伎座再開 [歌舞伎]

役者も観客も再開がどうなることかと気を揉み続けてきた歌舞伎座の歌舞伎興行が3月から5か月休演を経て、8月1日からの花形歌舞伎で再開する。

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例年であれば三部制の八月納涼歌舞伎となるはずだが、コロナウイルスの状況を鑑み、四部制で一部あたり一時間程度の1演目ずつ。幕間休憩を設定せず、各部が終わった後、次の開演まで換気と殺菌のための時間を設けているのだ。そんな上演形態なので、チケット料金も安い設定になっているのだ。

というわけで、お試しと伝統芸能支援と合わせて優先発売日に二部と三部を購入。それで終わりにすればよかったところを、何となく予約画面を眺めていたら、日曜日の第四部に観やすそうな席があったので買ってしまった。

この先状況がどうなるかはわからないが、本格公演に向けての試行錯誤的な興行に臨む気分は、クラウドファンディングとしての協力みたいなところがないでもない。

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ちなみ座席設定は上のとおりで、間隔を空けて一席おきの市松模様として、1階と2階の桟敷席の発売はなし。おそらくしばらくはこの形態で歌舞伎興行が行われることになるだろう。
 
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過話§備忘録的な何か~2020年7月28日付~ [備忘録]

7月15日……もうこのところ、60歳になったくらいの頃から、夜中に一度はトイレに行くようになってしまった。老化現象の一環である。

この日も、夜明け前のまだ暗い頃に眼覚めてトイレに行こうとしたら、妙に右肩が凝っていた。今年になって、10日に一度くらいの頻度で、朝起きたら肩のあたりが鬱血することがあるのだが、夜中寝ている間に肩が凝るというのは経験したことがなかった。

やはりというか、身体のあちらこちらで老化現象が声を上げてきつつあり、頻繁に起こるようになった肩凝りもまた、年寄りへと向かうワンステップということであろう。

トイレから戻ってベッドに横になっても、肩凝りは続いていて、寝る角度を仰向けにしたり、横になったり、俯せになったりと変えてみたが、なかなかうまくいかず……と思っているうちに二度寝へと入ってくれたのだが、先々も夜中に起こるのかと思ったら、ちょっと鬱陶しいものがある。

同じ日、用事があって最寄駅に行ったら、梅雨空の下をアブラゼミの鳴き声が聴こえてきたような気がした。我が家周辺ではまだ聴いてはいない。

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姿は見ていないので、本当にアブラゼミだったのかどうか……自信はない。

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懐話§昭和四十年代~銭湯通い~ [昭和]

[承前]

実家に内風呂はなかった。なので、生まれてから20年以上は銭湯のお世話になっていた。そして昭和四十年代、小学校高学年頃からは一人で入るようになった。

まだ明るい夕方、早々と一番風呂に入りに行くのだが、客はまだ一人か二人くらいなもので、町内商店街の隠居の爺さんとかがのんびり風呂に浸かっているのだ。

小学校高学年にとっても、銭湯は“遊び場”みたいなもので、浴槽を出たり入ったり、タオルに石鹸をこすりつけ、石鹸箱に被せて息を吹き込んで泡を盛り立ててみたり、他愛のないことをやっていたのである。

銭湯に行く頃合いが、ちょうど大相撲の中継が始まっていて、番台の上に置かれたラジオから国技館の五月場所や、7月の名古屋場所が放送されていて風呂上がりにひとしきり聴くのだった。

その頃からだったか、脱衣所の端っこに牛乳などが入った冷蔵ショーケースが設置されて、風呂上がりの大人がフルーツ牛乳を飲んでいたのだが、飲みたい盛りの子どもは金のありようはずもなく、ぐっと我慢の帰宅後に台所の冷えた麦茶を飲むのがせいぜいなのだ。
                               [続く]

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転話§土潤溽暑~七十二候~大暑 [七十二候]

大暑の次候“土潤溽暑(つちうるおうてむしあつし)”である。

それにしても長雨の7月だった。いつになったら梅雨が明けるのだろうと、それほどに延々と毎日のように降って、各地に大きな被害をもたらすことになってしまった。

毎年のように梅雨を体験している身からすれば、年々雨の降り方の様が変な方向に変化していっているように感じる。

かつてはしとしとだった雨の降り方が、このところザーザー降りが目立ってきたようだ……長引いた梅雨のおかげで、地面はしっかりと水分を含んでくれたから、この先の夏の湿気含みの暑さは半端ないことだろう。

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愉話§呑藝春秋[69]もっぱら焼酎を割って [焼酎]

[承前]

それまでもあれこれ試行錯誤していたのだが、今年に入った頃から、ビールの後には焼酎を呑むようになった。

呑み方は炭酸割りである。多少癖者の乙類であっても、炭酸の刺激に紛れて意外にもすっきり呑めてしまうのはありがたい。ただし……呑み過ぎ注意。

大きなメリットとしては、糖質を含まない蒸留酒であることで、いくぶんか日本酒あたりよりは健康にはよさそうな気はする……酒がこれすべて健康にいいなどとは、ゆめゆめ思わないけれど。

割っている炭酸水だが、最初はプレーンを使っていたのだが、無糖のレモン風味で呑んでみたら、けっこううまかったのでこのところ“マイブーム”となっている。

そういえば尾瀬でバイトしていた時、先輩が焼酎をやかんに入れた湧き水で割ったところにレモンを搾り入れて呑ませてくれたことを思い出す。

自宅呑みだが、大雑把に日本酒換算で二合を目安にしていて、焼酎の適量をグラスに注いで氷と炭酸水を入れて2杯。アルコール度数が30%程度の奴を買い求めている。
                               [続く]

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週話§日曜恬淡~七月最終日曜日~ [日常]

今月一か月間に外出したことなど簡単に思い出すことができる……都知事選挙投票、スーパーマーケットへ買い物、食パンを買う、コーヒー豆を買う、通院、焼き鳥居酒屋、会社OB会、そして車を車検に出したこと、その程度である。

東京のコロナウイルス感染者は7月に入って増加方向に転じ、上旬から中旬にかけて200人をコンスタントに超える勢いを見せたのだった。

そうなると、活動するにも自分自身に規制をかけて守りに転じるしかなく、上旬に予定していた尾瀬行も自重、極力無理はしないと決めたのだ。

こうしてコロナウイルスは、不確定要素ばかりの流動的な状況を生み出してしまい、個人的には何とも無為な3か月、4か月を過ごすことになったのである。そしてこれは、8月になっても劇的に変わることなどないだろう。

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響話§バイロイト音楽祭開幕の日ですが [ワーグナー]

今年のバイロイト音楽祭は、コロナウイルス感染拡大を受けて、3月末には中止が宣言された。予定では『ニーベルングの指環』四部作の新演出上演が行われるはずだったのだが。

↓以下、写真はすべて2008年に訪れた時のもの
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この決定の結果『ニーベルングの指環』上演は、さらに遅れて2022年と2年遅れることになってしまい、来年も指環のないバイロイト音楽祭になってしまう。

↓開演15分前、10分前、5分前と演奏されるファンファーレ
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我々も2016年以来のバイロイト詣を来年あたりに予定していたのだが、先行きが見えなくなってしまった。年齢も年齢だし、今度の指環を観てバイロイト詣納めにするつもりでいたのだが。

↓幕間休憩時に正面入口から
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とはいうものの、換気環境が良好とはいえない祝祭劇場の客席がどうなっていくものか……しかも、祝祭劇場の“神秘の奈落”と呼ばれているピットは覆いが被さっているので、オーケストラのメンバーにとっては危険極まりない仕事場でもある。

↓同じくファンファーレが演奏されるバルコニーから
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そんなわけで、来年以降の音楽祭がどのような形態で開かれるものか、まだまだ想像することはできない。そんな中にあって、オーストリアのザルツブルク音楽祭は、規模と期間を縮小したものの、8月1日から30日までの予定で音楽祭を行うということだ。

↓右が舞台最奥部で、装置の搬入口が
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多くの音楽祭が中止を余儀なくされ、コロナ禍の中における開催についての試行錯誤は、なおも続く。そして我々のバイロイト詣だが、2年後、あるいは3年後にきちんと訪れて“納め”とすることができるだろうか。

↓劇場ホワイエにあった座席表。客席定員1974名
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週話§土曜恬淡~外食度は低い~ [日常]

定年退職このかた外食度はずいぶんと下がった。それに加えて今回のコロナウイルスである。

宮仕えの頃は、会社帰りに軽く……ということが常態化していて、月の三分の一くらいは1杯呑んで食べてという日々だった。

定年退職して自宅度が上がれば、当然ながら外食度は下がり、外食するのは都心に出かけた時で、帰りが夕方にかかるタイミングに限られてしまう。ゆえに、外食は月に一回程度になってしまったのだ。

そうして、都心に出かけることすらままならなくなって、ひねり出したのがすぐ近くの焼き鳥居酒屋に週一で通って夫婦夕食会を催しているのである。

何度も書いているように、名目は“地域経済支援活動”で、これくらいのことでしか協力できないのは申し訳ないのだが、我々自身のための“息抜き”という意味合いも大きい。

とはいえ、都心で外食しにくくなった状況が早いとこ緩んできてくれればと思っている。

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呟話§一言つぶやき~批評力と批判力~ [つぶやき]

観察力に乏しいせいかどうかはわからないが、批評力と批判力といった……

……類についても乏しいものがあるのは、サッカーのJリーグにせよプロ野球にせよ、贔屓チームを作れないというあたりに象徴されているような気がして、つまりは彼らを観察分析する眼がなく、自分の好みチームを決めきれないまま、漫然とゲームを眺めているのは、やはりそこに確固たる価値観が存在していないがゆえのことなのであろう。

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泥話§湿原を流れる川 [尾瀬]

ドイツやオーストリアを旅行している時、おやっという風景に出合った……下の写真がそれである。

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オーストリア・アルプス端っこの山間にある牧草地だが、地名を見ると苔というドイツ語の“Moos”が頻繁に登場してきて、かつては湿地帯ではないかと想像できるのだ。

そうして、草地の中を流れる小川を見やれば、尾瀬ヶ原を流れる川と寸分違わぬ流れを見つけることができる。下の写真が尾瀬ヶ原のそれである。

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こうした自然そのままの流れだが、かつてはどこにでも存在していたはずだけれど、暴れられたら困るので、洪水を起こさぬようにと人間の手で河岸を加工してしまった。石を積んだり、コンクリートで用水のごとくにしたり、周辺状況を考えればやむを得ない治水対策として容認するしかない。

そんな中、ドイツで見た風景はというと森林や草原を流れる手つかずの小川がいくつも流れていて、雪解けや雨の時期に意図して溢れさせてしまうものだった。民家などへの被害がないように溢れさせることで、牧草地などへと養分を供給しているのである。平地の多いドイツあたりならではである。

源流から河口までの角度が急峻な日本では、そのような自然に任せたコントロールなどできようはずもなかったのだ。

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顧話§今日の歴史~直後にリーマンショック~ [歴史]

2008年7月23日、1ユーロ169.93円の最安値を記録。

自分自身にもかかわりがあったことなので記録がてらまとめておく。この年勤続30年を迎え、2週間の休暇をもらった。それに夏休みと有休を合わせて3週間超の旅に行ってきたのだが、出発が8月だったので、円安ユーロ高の影響を正面から被ってしまったのだ。

バイロイト音楽祭をメインの目的に日本を出発したのは8月15日のことで、その数日前にはユーロに両替をしていたわけだが、おそらくそのときの現金レートは170円を超えていたはずである……最近は125円台を推移しているから、いかに円安であったかがわかるというものだが、何ゆえに円安に振れていたのか記憶にない。

そして9月半ばにリーマンショックが襲ってきた。自分自身が、どれほどの影響を受けたのかはわからないが、9月半ば締めのクレジットカード決済のレートが160円から150円台まで円高に振れて、ちょっと安堵した記憶だが、この時点では、まだリーマンショックと直接の関係はないと思われる。

そしてその後、リーマンショックによる円高は、1ドル90円台までというすさまじいものだった。

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慌話§生きる~ほにゃらら淡々と~ [コロナウイルス]

東京のコロナウイルス感染者数がなかなか減らない日々が続いている。この閉塞状況の中で、ストレスを抱えている人が少なくないことは理解できる。

半年前まで、普通に生活できたことのあれこれが、不本意な縛りをかけられてしまい、そんな現実を受け留め切れていないということなのだ。世界中の人間が、まったく同じ思いの日常にあるという……人類の歴史の中で、ここまで共通項を抱いたことがあっただろうか。

閉塞感があるのは否定できるものではない。薬はない、治療法もない、病を避ける手立てもない、そして収束する道筋も見えてこない。反知性かつ非科学的政治家たちが無責任で根拠のない強がりを語ろうが、何の力づけにすらなりようがない。こんな中にあって“冷静であれ”と説くことの何と難しいことか。

だが我々は、淡々と冷静であらねばならない。加えて怒るべき時には怒り、声を上げるべき時では大きな声で主張しなければならないのだ。楽観的にはなりようがないけれど、ともかくはストレスを遠ざけるような知恵を身に着ける必要がある。
 
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転話§桐始結花~七十二候~大暑 [七十二候]

大暑の初候“桐始結花(きりはじめてはなをむすぶ)”である。

高温多湿……日本の夏である。

6月とか8月にドイツやオーストリアを旅行していて感じるのは、カラカラと言ってもいいくらいに乾燥した空気で、若かった頃はそれが心地よく感じたのだったが、いつの頃からか、肌を刺す空気感が苦手になってきたのだ。

かつては、日本に帰ってきて飛行機から出た瞬間に襲ってくる湿気を“うへえ!”と顔を顰めたのだが、ある年旅行から帰ってきた時に襲ってきた湿気を“ありがたや!”と思ったのである。

要するに、若い頃のしっとりと水気を帯びた肌の時と、五十代を過ぎて乾燥肌へと変わった……体質的変化による感じ方の変化ということなのだろう。しっとりとした肌に、さらに湿気がまとわりついてきたら、そりゃあ鬱陶しいに決まっている。

そして、日本の夏は、これからが本番だ。

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報話§動画は横位置がベター・・・・・・だと思う [テレビ]

テレビのニュースなどで、視聴者提供の動画を放送用資料として使うことが増えていて、何も珍しいことではなくなっている。

ただ、その映像の多くがスマホそのままの縦構図であることが、いささか気になっているのだ。テレビなどの映像機器の画面は、これすべてが横構図になっていて、縦構図の映像は狭苦しく見えてしまう。

垂直方向の映像だってもちろんあるけれど、横構図のテレビ画面が大きな基本となっている以上は、視野を広く撮れる横構図で撮影してくれればいいのだがと思うのだ。

今時の人間は、そんなことなど考えずに直感的に撮影するのだろうから、多くが縦構図の映像になってしまうのは当然のことか。

そしていつかは、縦画面の窮屈さに気がついてくれればとは思っているのだが、かくいう自分自身も数年ほど前までは縦位置ばかりの動画を撮っていたので、あまり偉そうなことは言えないのだけれど。

これを読んで「それでは!」と横位置の動画を取ろうと考える人が一人でもいればありがたいのだが。

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