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吟話§一日一句~1945年8月14日~ [俳句]

季語は・・・敗戦

敗戦の 漠然とした 前夜かな

【去年の今日】写話§映画館の座席~新聞記者~
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朋話§4年前に他界した同級生は [コロナウイルス]

高校の同級生の一人に死なれのは2016年7月27日で、今から4年前だった。総合病院の副院長職にあり、腕っこきの呼吸科の医師として精力的に医療にあたっていたが、5月はじめに胆管がんと診断され、その後3か月で力尽きたのだ。

彼から「定年退職したら病院の広報業務を手伝ってくれ」と頼まれていて、2016年の4月からデスクをもらって仕事を始めたが、彼があっという間に発病……仕事に行く日は必ず病室に行ったが、淡々と残る日々を送っていたと見てとれた。

彼に頼まれて、彼がいてこその仕事だと思っていたので、死後はあっさりと仕事を辞したのである。

今こうして思い返すことは、彼が呼吸器科のスペシャリストで、もしも存命だったら、このコロナウイルス禍の中で、さぞや忙しく立ち働いていたことだろうと想像できる……タフでエネルギッシュな様子も垣間見ていたから、ブルドーザーのように動き回っていたのは間違いないだろう。

彼が生きていたなら、あるいは病院の広報仕事は続けていて、ある意味ではコロナの“現場”をリアルに見ることになっていた可能性もないではない。

《健康のトピックス一覧》
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夏話§八月花形歌舞伎第二部&第三部 [歌舞伎]

最後に歌舞伎座を訪れたのは、二月大歌舞伎『菅原伝授手習鑑』の半通しを観て以来である。4月には、5月から3か月連続で行われることになっていた、團十郎白猿襲名興行のキャンセルが決まってしまった。

kabukiza2008_8.jpg

そして5か月ぶりの再開である。一部あたり一演目の四部制公演で、客席も下の写真のように一席空けてとなり、定員の半分以下の座席数で行われる。

IMG_6536.JPG

というわけで、一昨日の水曜日に第二部と第三部を、第四部を日曜日に観ることにして、この日は我が家から車で往復することにした……電車での密を避けたのだ。

第二部『棒しばり』……勘九郎の次郎冠者、巳之助の太郎冠者、扇雀の曽根松兵衛。勘九郎の突き抜けた笑顔と踊りを堪能。双眼鏡の中の勘九郎と巳之助が、それぞれ父親の面影を色濃くしていることに驚かされた。理屈抜きで楽しい舞台。

第三部『義経千本桜』から『吉野山』……猿之助の佐藤忠信(源九郎狐)、七之助の静御前、猿弥の逸見藤太。第二部からは打って変わりしっとりとした舞台を堪能した。

猿之助の忠信が終始キレッキレの動きで、久々の舞台に“水を得た魚”とはまさにこういうことなのだ。それに加えて、猿弥の逸見藤太の洒脱な動きにあっという間の一時間が過ぎたのである。

残念ながら、大向こうの掛け声は自粛。拍手のみというのは何がなし物足りないものだ。

《歌舞伎のトピックス一覧》
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