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血話§祖父母のこと [私事]

祖父母とは縁が薄かった。

生きている存在に接したのは、父方の祖母だけである。父方の祖父は、父が10歳だったかの時に(たぶん)脳出血で四十代に入ってすぐに急死している。

母方の祖父母ついての話を聞いたことはまったくない。辛うじて知っているのは姉妹8人(男の兄弟は知らない)のうち、群馬の同じ町に住んでいた二人の姉のところに身を寄せていたようだということくらいか。

そうしたあたりから推測するに、我が母方の祖父母は戦前には二人とも亡くなっていたのではなかろうかということである。母は写真もまったく持っていなかったようで、祖父母の顔も知らないままなのだ。

そうした肉親との縁の薄さのようなものが影響していたのかどうか、それはわからないが、親兄弟に対しても恬淡としていられたのは、そういうわけであったものか……個人的な資質が強かったのかもしれない。

祖父母4人が揃っていてくれたら、何がなし違った生き方をしていたかもであるが、それより何より“自分自身”が生まれていたかどうかはわからないではないか。

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タグ:群馬 家族 私事
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