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遠話§ファックスはもう [インターネット]

我が家では、ファックス付きの固定電話を使っている。いつの頃から使い始めたのか、とんと記憶にないが、20年以上であることは間違いないはずだ。

だが、使用頻度がめちゃくちゃ少ない。送信するのは年に一度か二度、受信するのもその程度だし、予告なく突然送り付けられるようなことなどない。

かつて、まだインターネットが普及していない頃、旅行先のオペラや演奏会のチケットの予約はファックスを使ってやり取りしていた。最後にファックスでチケットを予約したのは2000年だったと記憶している。翌2001年には、インターネットのE-mailやホールの予約システムで予約するようになった。

つまり我が家では、20世紀の終了と同時にファックスが通信手段から退場したのだと言ってもいいだろう。その後は細々とした利用でしかない。

そういえばと思い出したのは、ドイツやオーストリアとファックスで予約のやり取りをしていた頃、夜中に突然ファックスが届いて、何事?と慌てたことがあったのだが、当然ながら現地とは7時間、8時間の時差があって、夜23時といえばドイツでは15時だから、まだまだ仕事中なので、無理からぬ話だったのだ。

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語話§長いからといって尊いわけでは・・・・・・ [日常]

話の長い人がいる。そして長い話はつまらないと相場は決まっているのだ。

だが、そうした人は相変わらず懲りることなく、中身のない長い話を延々と続けている。なぜ話が長くなるかといえば話の道筋を考えないので、先々がどうなっていくかわからないのと、結論らしきものが用意されていなかったりする。

決して人前で話をすることが得意なほうではないが、そうした機会があった時は、必ずメモの紙片を用意していて、それ以外に余計なことは喋らないようにしているのと、話のリズムの山(ウケ狙いとも言う)を二つくらい用意して、状況にもよるが5分以内に収めるように心掛けていた。

話の長い人は、そうしたリズムのようなものなど持ち合わせているはずなどなく、だから話があっちこっちすっ飛んでピントが合わなくなってしまう。

もちろん、そもそも内容に乏しい話の中身がどんどん薄まっていくのも無理からぬことである。大体、ペーパーなしで話を続けられるなど、素人にできるはずもないのだから、見栄など張らずにメモを用意しておけばいいのだ。

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節話§一日一句~サポーターで保護~ [俳句]

季語は・・・冬日

冬日射す 膝靭帯を 労わりて

【去年の今日】週話§日曜恬淡~2020年の残る日々~

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用話§傘を買う時は [天気]

我が夫婦は、フルサイズのこうもり傘は長いこと使っていない。出かける時は常に折り畳み傘を携行している。そのおかげかどうか、電車の中に忘れてしまうようなことが、まずもってなくなったのはありがたい。

とはいえ、骨が折れたり、不具合が生じて新しい傘を買い求めなくてはならないこともある。

そんな時の選択条件は、折り畳みでもそこそこ大きいサイズであることと、折り畳んだ傘を鞄に収められること、そして丈夫であることあたりか。

今使っている傘は、その条件をほぼ満たしているのだが、残念なのは、なぜか持ち手のところに紐が付いていない。なので、ちょっと引っかけることができないのだ。些細なことだが、こういうことが意外と問題になってしまうような気がする。いちいち持ち手を持つというのも、時として面倒なことがあって、それは例えば両手が使えない時だったりする。

そうした使い勝手を考えて選んでいるつもりだが、そんなわけで、ちょいとしたところで小さな不備に気がついてしまう。

なぜかわからないが“物”というものは、必要な時に往々にして故障をきたして使おうにも使えなくなることがある。同居人が使っていた傘も、広げようとしたら、柄が伸びてくれずで難儀……家に戻る頃にようやく伸びてくれたということもあった。

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金話§ギザ十の人 [昭和]

1951年から1958年にかけて製造発行された10円玉の縁には、溝が彫られて、通称“ギザ十”と呼ばれている。

我々の世代はジャストのタイミングでギザ十の人たちなのだ。小学校低学年の子どもにしてみたら、小遣いにもらう十円玉が今の千円くらいに感じられたりもしたのだ。

たぶん一週間に10円か20円……50円というのは、もう少し後にあってのことだと思われて、その10円をいかに有効活用するかが切実な問題なのだった。

当時、駄菓子屋行けば5円くらいから商品があって、それが小袋に入った小豆の甘納豆だったり、ちょっと太めのストローに入ったゼリーだったりと、他愛のない菓子類だったが、家に用意されているおやつの菓子とは違って、自分で選択できることを楽しんでいたのだ。

時には一日か二日か買い食いを我慢して小銭を溜めると、駄菓子屋の一角に夏はかき氷、冬はもんじ焼きが開かれ、20円くらいのいちごかき氷やら、もんじ焼きの鉄板を囲んで、ちょっとした贅沢を満喫するのだった。そして、手には“ギザ十”が握りしめられていたのである。

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節話§一日一句~新宿西口地下広場~ [俳句]

季語は・・・社会鍋

社会鍋 トランペットの 鄙びけり

【去年の今日】週話§土曜恬淡~カツカレーが食べたい~
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週話§日曜粛々~汲み取り便所~ [昭和]

実家があった町は、人口10万ちょぼちょぼの中規模ちょっと下くらいの都市だった。オンボロ同然の我が家はそこの町の中心部に建っていて、数十mも歩けばメインストリートに出ることができたのだ。

そんな立地にもかかわらず、1960年代終わりまで我が家のあたりに下水道が通じていなかった。昭和の頃の公共事業の進捗状況のゆえかどうかはわからないが、つまり我が家のあたりは、どのお宅も1960年代まで、ポットン式の“汲み取り便所”なのだった。

月に一回程度のタイミングでバキュームカーがやってきて、表通りから長いホースを引き込んで処理していってくれたのである。そんな長いホースなどなかった頃は、柄杓ですくって樽に集めていたのだが、おそらく近隣の農家の人たちが肥料用に集めていったと思われる。

そして、我が家のような町中の奥まった所まで下水が引かれたのは1970年のこと。引かれたところでようやく水洗便所の工事をしたのだ。

その後、東京で2軒目にお世話になった板橋は赤塚の下宿は、新しいお宅にもかかわらず、2階のトイレから1階まで一直線のポットン式で、まだまだ東京であっても下水事情などは地域差が大きかったのである。

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節話§一日一句~救急車急ぐ~ [俳句]

季語は・・・冬木立

サイレンの 忙(せわ)し過ぎけり 冬木立

【去年の今日】滋話§蜂蜜を嘗める人
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週話§土曜粛々~土曜日は・・・・・・~ [日常]

今年の土曜日は、今日と来週の2日間だけ……見事なまでのどん詰まり状態なのである。

毎年のことだが、11月に入る頃から“何か”に背中を押されるような気がし始めて、それが大晦日まで少しずつ圧力が強まっていくような感じを覚えるのだ。

いつ頃から、そんな圧力のようなものを感じるようになったのかと、記憶をたどってみれば、おそらく宮仕えを始めた年ではなかったかと思いあたるのだった。11月には“年末進行”に日々が続き、その忙しなさに何がなし急かされていた時、ふと背中を押されるような感じがしたのだった。

そして、一年が終わって新年を迎えたその朝、不思議な解放感を覚えたのである。

そんな背中を押される感触も、定年退職このかた少しずつ弱まっているような気がするのだが。

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節話§一日一句~冬の散歩路~ [俳句]

季語は・・・黄落(こうらく)

我が街は 今さり気なく 黄落期

【去年の今日】徴話§自動車税・・・・・・なぜ13年で
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時話§鱖魚群~七十二候~大雪 [七十二候]

大雪の末候“鱖魚群(さけのうおむらがる)”である。

大雪が終われば冬至……元号として“コロナ二年”と称したくなる2021年も2週間足らずで終わってしまう。

先日、欧州から日本に戻ってきた人のブログのようなものを読んだが、飛行機の乗客は数十人、総座席の五分の一程度だったとあった。年に一度の旅行で乗っていた飛行機は常に満席に近い状態だったので、実際に移動している人間の数は実に少ないものである。そして相変わらず各航空会社が運航させている便数は激減したままのはずだ。

その程度だから、水際対策についても緊張感が欠けているのではないのかと考えられる。前回の感染拡大の波の時にも、きちんと水際対策を講じていればデルタ株が蔓延することもなかったのではないか。

間違いなく2022年は“コロナ三年”になるだろう。だが、できれば“コロナ四年”そして“コロナ五年”と続くことだけは何とか避けたいものである。

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歴話§我が漫画小史④そして今は [漫画]

[承前]

漫画を読み始めて60年以上が経過した。読まないことはなかったけれど、手塚治虫や石ノ森章太郎といった“巨匠”の王道作品とは無関係に、どちらかといえばスキマ的におもしろそうな作品を拾い読みをしていたようである。

そして今は、といえば……コミック誌の類はもう20年近く読んでいないので漫画の動静についてはさっぱりで、手にして読んだ作品は、同居人が買ってきた、佐々木倫子の『動物のお医者さん』や『おたんこナース』とか羽海野チカの『三月のライオン』そして、自分の嗜好だが、石川雅之の『もやしもん』でビールをテーマに取り上げた第8巻は買って読んだけれど、ずいぶん昔の話。

というわけで当然のことというわけではないが『ワンピース』とか『鬼滅の刃』といったメガヒット少年漫画の類とは縁がないままに、我が漫画人生は幕を閉じそうだ。
                                [了]

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節話§一日一句~一晩で70cm~ [俳句]

季語は・・・

呆然として ドカ雪に抗えず

【去年の今日】愉話§十二月大歌舞伎~勘九郎と猿之助~
タグ: 俳句
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顧話§今日の歴史~遠き山に陽は落ち(違)~ [クラシック]

1893年12月16日、ドヴォルザークの交響曲第9番『新世界より』初演。

クラシックを聴くようになって、一番最初に聞いた交響曲がベートーヴェンの5番で、その次がドヴォルザークの新世界交響曲である。

親しみやすい音楽に、感化されやすい中学生のことゆえ、けっこう飽きずに聴き続けた。それだけでは飽き足らず、地元の楽器店の楽譜書籍コーナーでポケットスコアがあるのを見つけて、いそいそと購入。

↓ビニール表紙。シンフォニー5(9)とある
img475.jpg

……購入したのはいいが、当たり前ながら十数段あるスコアがまったく読めない。結局、全部見通して把握するのではなく、主メロディーの楽器を探して、それが移っていく流れを眺めているに過ぎなかった。

その後、主メロディーを支える音楽くらいまでは眼に入るようになってくれたが、スコアを見ただけで頭の中に音楽が流れだすようなことなどはない。

ただ、学校の音楽授業で使うリコーダーの音域がオーボエとほぼ同じことに気がついて、せっせとオーボエパートを吹き始めてみた。早いパートで難しいところを除けば、けっこうあちこち吹き散らかしていた中学生時代だったのである。

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歴話§我が漫画小史③コミックの頃 [漫画]

[承前]

少年マガジンやサンデーなどの少年漫画週刊誌と離れて、10年くらいの空白期があり、再び漫画を手にしたのは大学を卒業して宮仕えを始めたタイミングだった。

大学生の貧乏生活から、少しは自由に金も使えるようになったのをいいことに、主にビッグコミック系のコミック誌を買っては読んでいたが、その中のいくつかをまとめ読みしたくなって、コミック単行本を買うようになったのだ。

その中でも、強烈な印象を残した二人は『バイトくん』のいしいひさいちと『じゃりン子チエ』のはるき悦巳である。

特にいしいひさいちは、朝日新聞朝刊の『ののちゃん』に至るまで40年以上読み続けた作家だし、はるき悦巳の『じゃりン子チエ』は単行本のすべてを購入して、最後まで見届けている。

このコミックを最初から最後まで読んだことで、作中の登場人物が作者とは関係なく勝手に動き出す瞬間を見ることができたのだ。連載漫画の中には、どれでも必ずそんな瞬間があって、それが漫画を読む醍醐味ではないか。

そんな『じゃりン子チエ』だったが、三分の二を過ぎたあたりから、中身がグダグダになっていって、残念な最後を見ることになってしまった。
                               [続く]

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節話§一日一句~震源の深さ50km~ [俳句]

季語は・・・冬凪

揺れたのは 冬凪直下 震度三

【去年の今日】顧話§今日の歴史~空手チョップ~
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告話§ビッグイシュー421号発売中! [ビッグイシュー]

ビッグイシュー421号は12月15日から発売されています。お買い求めできる場所はこちらを参照。毎月1日、15日発売。一部450円。230円が販売員の収入に。 レア・セドゥが表紙。

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特集 となりのコロナ

コロナ禍の2年が暮れ、明けようとしています。3密、フィジカルディスタンス、そして「ステイホーム」やさまざまな「自粛」が強いられた、人と社会と世界。あなたはどのように過ごし生きのびられましたか?

記憶に残る時間やできごと、気持ちの揺れ動き、心の奥に深く沈んでいる思い、そしてこれからのこと。そこであなたもご存じの10人のあの方に、この2年間に出会ったこと、考えたこと、生き方を変えるような体験などを教えていただきました。

[執筆者]若菜晃子、かとうちあき、香山リカ、伊藤洋志、村上貴弘、田中修、髙谷幸、山田航、読書猿、津村記久子

表紙&スペシャルインタビュー レア・セドゥ

リレーインタビュー 川田十夢(AR三兄弟 長男/開発者)

[国際記事]
カリブ海、サンゴ再生のモデルケース、海底の“苗床ツリー”で育つ

[国内記事]
2021年 ミニシアターと映画:中島洋

「路上博物館」。3Dプリンター製の骨格標本が主役

[連載記事]
ふくしまから 飯館村の元酪農家・長谷川健一

浜矩子の新ストリート・エコノミクス 近頃はやりのD&I

コミック 『マムアンちゃん』 ウィスット・ポンニミット

ホームレス人生相談×枝元なほみの悩みに効く料理
   ささいなことで彼と喧嘩しました☆自分で作る[黒ハート]キャンドルケーキ☆

池内了の市民科学メガネ 写真を見る視線、東洋と西洋の文化の差

販売者に会いにゆく カナダ『メガフォン』クリス
                              [その他]

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腐話§やさぐれていた7年間の宮仕え [私事]

宮仕え37年半のうち、7年間ほど“やさぐれていた”時期があった。入社して13年の間は同じセクションに所属していて異動することなどもなく過ごしていたが、1991年に初めての異動辞令をもらった。

2割ほどの“不安”と8割の“やる気”で新しいセクションの仕事に臨んだが、思うような仕事ができずに時間ばかりが過ぎていった。自分なりのアイデアで色々と仕事のやり方を試してみたけれど、結果が伴うことはないままだったのである。

自分の力量不足もあったが、問題はもっと根本の部分にあって、そのことは異動してすぐに気はついていた。もう、長年にわたって蓄積された悪癖は、一朝一夕に解消できるはずもなく、一年経つうち、すっかりやる気が失せてしまったのだ。

力量不足のまま、ずるずると4年が過ぎたところで音を上げたら、某所に異動を命じられたが、そこは逆に自分のやる気とは関係なく、淡々と人が動くセクションに、何ともな違和感を覚えていたら、2年半ほどでまったく別のセクションに異動。それなりにしっくりくると感じて仕事に励みだしたら、半年余りであっという間に異動させられたのだ。

薄々聞けば、何やらトラブルがあったらしく、前任者はどこぞに飛ばされ、後釜に入らされることになった。上からは「お前、今行けば感謝されるぞ」と言われて行ってみれば、まさにその通りで、何とも楽しく充実した4年間を過ごすことができた。我が宮仕えの“やさぐれの日々”は7年で終わったのである。

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節話§一日一句~慎重に当たりを待って~ [俳句]

季語は・・・マフラー

マフラーを 巻く釣り人の 泰然と

【去年の今日】学話§我が英語力
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中話§十二月大歌舞伎第三部~七之助~ [歌舞伎]

年末、五十日(ごとおび)の金曜日は、案の定高速は渋滞していて、15分早く家を出たのに、歌舞伎座駐車場に入ったのは開演30分前。ちょうどいいといえばちょうどいいが、18時開演20時前終演という時間では、開演前に何かをそれなりに食べておきたいところなのに食べたのは大福餅一個。

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第三部は舞踊劇二本。一本目は松緑の忠信、七之助の静御前で義経千本桜の『吉野山』だが、てっきり『道行初音旅』だと思っていたら、同じ竹本が演奏するけれど、登場するのは忠信と静だけで、逸見藤太も花四天も登場しない……いささか拍子抜け。そして相変わらず松緑は不器用である……こんなヴァージョンもあったのか

休憩の後は玉三郎の『信濃路紅葉鬼揃(しなのじもみじのおにぞろい)』が、七之助の平維茂で。前半は能仕立てで、見た目は“漂っている”だけとしか見えず、後半の歌舞伎仕立てで少しだけカタルシスを感じたのみ。

第三部は、ひょっとして七之助の女形と立役を愛でただけだったような……まあ、わざわざ観に出かけるほどのことはなかったと考えたあたりは同居人と一致。舞踊劇二本とは物足りず、どちらか一本は“芝居”が観たかった。

帰りの首都高も渋滞気味。20時に歌舞伎座を出て、帰宅したのは21時20分。

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事話§面接官になったこと [日常]

宮仕え時代、面接を2回している。両方とも“即戦力”の中途入社の人間を面接したのだ。

2回程度で済んでよかった……たぶんどちらも男女合わせて20人ほどを面接官4人で相手したのだが、気疲れはけっこうなものだった。こちらからの質問は、お決まりなもので、それを相手に投げかけるのはかんたんなことだが応募者の緊張しきった受け答えを聞くのは、何となく心情が理解できて疲れてしまうのだった。

あるいは、勤めていた会社を既に辞めてしまって背水の陣で臨んでいる人もいたかもしれないし、そんな応募者の切羽詰まった事情なども見え隠れしているようで、そんな中で一人一人の先行きを決める立場というのは、逆の意味でプレッシャーがかかっていると気づかされたのである。

面接を始める前は、和気あいあいとした面接官4人も、面接が進むに従って雰囲気が重くなり、全員が終わる頃にはへとへとになっていることがはっきりとわかった。

もちろん面接で終わるわけではなく、次の面接に向けて人数を絞る選考をしなくてはならない。最初に面接をした時は、誰を残すかで少しばかり揉めてしまったが、2回目は何となくすんなり決まったのでほっとしたのである。

2回程度で終わったのはありがたく、何度もやるようなものでないのは、何度も書くが、人の将来をたかだか数分のやり取りで決めなくてはならないという、立場の息苦しさのようなものなのだ。

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節話§一日一句~虚しく広がって~ [俳句]

季語は・・・冬ざれ

冬ざれて 空の碧さの 空虚かな

【去年の今日】週話§日曜恬淡~外出頻度依然低空飛行~
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懐話§昭和三十年代~鼻水~ [昭和]

[承前]

真冬の空っ風の中で遊んでいた、小学生のガキ共はお約束のように鼻水を垂らしていた。最近は、そんな年代の少年たちが鼻水を垂らしていることなどなく、あれは我々の世代までのことなのだったのか。

元気に走り回っては鼻を垂らす。ハンカチや鼻紙など持っていないから、上着の袖で吹くなどは日常のことで、当然ながら家に帰れば親に叱られるのは当然なのだ。

冬の鼻水が“風物詩”でなくなったのはいつだったのだろう。1970年代には見かけなくなったような気がする。

あるいは、栄養事情がさらによくなったのか、清潔にすることが当然だという教えが徹底されてきたのか、少なくとも我々より数歳下のガキ共が鼻水を垂らしているのを見た記憶がない。
                               [続く]

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歴話§我が漫画小史②少年マガジン、サンデー [漫画]

[承前]

少年画報と入れ替わるように我が眼の前に現れたのが、創刊して間もない週刊少年マガジンと週刊少年サンデーだった。読み始めたのは確か創刊翌年の1960年頃からだったと記憶。

少年マガジンは『マッハ三四郎』『ちかいの魔球』『8マン』を、少年サンデーは『スポーツマン金太郎』『伊賀の影丸』『少年ケニヤ』と、両誌一歩も引くことなく、人気漫画で対抗していたのだ。

そんな中、少年サンデーは赤塚不二夫の『おそ松くん』がメガヒット。それに対して少年マガジンは、川崎のぼるの『巨人の星』が大ヒット。さらに、ちばてつやの『あしたのジョー』が社会現象を引き起こすほどのインパクトで大ブームとなったのである。

そんな超人気漫画の連載が続いている最中の1970年頃に、漫画週刊誌2冊の購入をやめた。そのあたりの経緯はあまり記憶にないが、おそらくは高校に入って今さら漫画でもないだろうという漠然とした発想があったのではなかろうか……あまり説得力はないが。なので“力石の死”は見ていないのだ。

その後、漫画読みを再開するまでには10年近い年月を経ることになってしまう。
                               [続く]

《私事のトピックス一覧》
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節話§一日一句~でも熱々が好き~ [俳句]

季語は・・・熱燗

熱燗や 猫舌なれど 寄せ鍋と

【去年の今日】週話§土曜恬淡~春に向かって~
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時話§熊蟄穴~七十二候~大雪 [七十二候]

大雪の次候“熊蟄穴(くまあなにこもる)”である。

自然に棲息している鹿や熊の個体数が増えている。尾瀬でも彼らを目撃することは珍しくなく、特に日光付近から移動してくる鹿が、ニッコウキスゲを食い荒らすので、尾瀬ヶ原では群落を見ることができなくなった。そこで、鹿除けのネットを張って広範囲の移動を制限することにしたのだ。

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上の写真は7月のもので、場所によってはニッコウキスゲが戻ってきてはいるようだが、まだまだ十分に満足できるものではなかった。

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そして、10月上旬にはネットの撤去が進んでいた。雪が降る前に作業を進めてほぼ完了していたが、作業中の人に聞いたところ、尾瀬ヶ原のネット総延長はおよそ3kmになると知って、その作業の大変さはいかばかりかと思ったのである。

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週話§日曜粛々~クリスマス?~ [クリスマス]

保育園に通っていたから5歳か6歳か、そんな頃だったが、プロテスタントの教会に付属していたので、クリスマス会は恒例の行事だった。年少組はお遊戯をしたり、年長組で生誕劇を披露した時は、東方の三博士の一人を演じた。

それがひとしきり終わると、窓からサンタクロースが入って来て、園児一人一人にプレゼントを渡すのだが、サンタ登場とともに子供たちの興奮は嫌が上にも高まるのである。

そんなクリスマス会を2年体験して一人勝手に思い込んでいたのは、クリスマスの日が12月12日なのだという何だかな誤解で、それはなぜかといえば、2年間で行われたクリスマス会が、どちらも12月12日という記憶で、だから12日がクリスマスの日だと思っていたのだ。

たぶん、保育園を出て小学校に進んだある日、12月25日がクリスマスなのだと知ったが、12日という思い込みでいたので、何がなしな違和感を覚えたことは記憶している。

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節話§一日一句~歩みゆっくり~ [俳句]

季語は・・・こがらし

こがらしや 身は老いさらばえて 峠路

【去年の今日】恨話§微妙な距離感
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週話§土曜粛々~正月近し~ [年末年始]

あと20日で大晦日、その翌日はもう元旦ではないか……毎年のように嘆き出す“一年があっという間に過ぎる”を言い出す時期である。

もう時の流れのスピードを押しとどめることなどできるはずなどないのに、何となくだが詮のない怨み言を言いたくなるのだ。

もう、朝起きる頃の気温は5度を切ることも珍しくなく、起きたら裾の長い“ガウン”を羽織ってパソコンデスクの前に陣取り、あれこれしている。

もうすっかり冬の様相となり、老境として“それなり”の暮らし方で寒さを防いでいるつもり。

東京は今日までが一番早い日没時刻(16時28分)で、明日からは少しずつ遅くなっていくが、今日の日の出は6時40分。年末に向かってさらに10分遅くなり、目覚めれば真っ暗い5時台&6時台なのである。

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節話§一日一句~今年も暮れゆく~ [俳句]

季語は・・・冬帝(とうてい)

冬帝や 己が寿命を 見届けよ

【去年の今日】連話§ワタシの酒肴[154]ソーセージ
タグ:俳句 冬帝
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