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節話§一日一句~枯葉を踏んで~ [俳句]

季語は・・・冬木立

影伸びて 巨人のそりと 冬木立

【去年の今日】夜話§二度寝の確率

タグ:俳句 冬木立
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普話§身のほどの生活 [私事]

人生もおよそ終盤戦となりつつあり、来し方などを振り返ることもしばしばな日々である。まあ、ここまでは何とか人並みに過ごすことができたように思っている。

何とかなりそうかなと、そんなことを漠然と感じたのは四十代も半ばを過ぎた頃ではなかったか。会社での仕事も20年を超え、生活もそこそこ落ち着きを見せるようになって、ふと気がつけば人生の後半戦はとっくに始まっていたのだ。

定年退職後をどうするかを考えるようになったのは、五十代になった頃で、自分なりのファイナンシャルプランニングを設定して、会社に勤めている間に、できる限り対応をしたつもり。

かくして時は来たり、定年退職者になって6年余が過ぎた。給与所得者の頃と比べれば、限られた中で生活する必要があって、ある範囲で“身のほど”の生活を営むようになった。

年齢を経て、食事の量などは明らかに減ってきたので、減った分はちょっと上等な食材を調達したりして、ささやかな贅沢を楽しんだりもしている。

まだ自動車も運転しているが、いずれしかるべきタイミングで手放し、免許も返納することになるだろう。その先に待っているのは終活ということか。

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慌話§十二月大歌舞伎第一部、二部~渋滞で~ [歌舞伎]

十二月大歌舞伎、まずは第一部と二部を観てきた。このところ、移動時の密を避けるために車で歌舞伎座を往復しているが、この日は高速道路で渋滞に引っかかってしまった。普通なら一時間ちょうどでたどり着けるところを、40分近く余分にかかって、駐車場に車を入れられたのは、開演15分前のことだった……まあ、間に合ってよかった。

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第一部は、三代猿之助四十八撰の内『新版伊達の十役』一本。猿之助が十役早替わりで務める。序幕は『奥殿』と『床下』で『伽羅先代萩』の話をかいつまんで見せ、大詰『間書東路不器用(ちょっとがきあずまのふつつか)』は猿之助の早替わりを“楽しむ”一幕を、エンターテインメントとして堪能。

1時間半ほど間をおいての第二部は、勘九郎がメインでの『男女道成寺』と『ぢいさんばあさん』の2本立て。一つ目、勘九郎と尾上右近による男女道成寺……相変わらず踊りを見る目がないことを露呈。

そして『ぢいさんばあさん』は、勘九郎の美濃部伊織に菊之助の妻るん、彦三郎が下嶋甚右衛門。

伊織とるんの若夫婦時代と、37年を隔てての再会した老夫婦との対比が出ていたと感じた。彦三郎が狷介で嫌味な下嶋をねちねちを演じていたのも吉。

一つ……観る前から少し懸念していたのは、15年前の勘太郎が勘九郎時代に三谷幸喜が書いたPARCO歌舞伎『決闘!高田馬場』で三役演じた中に、80歳の堀部弥兵衛があって、それが重なりあいはしないかということだったが、顔のこしらえこそ違っていたが、見事に口調が重なってしまったのだ。同居人も同じことを感じていて二人でニヤついていたのだ。

終演は16時半過ぎ。順調に帰れるかと思ったら、首都高が大渋滞で帰宅したのは18時半過ぎ……さすがに疲れた。夕飯は歌舞伎座近くの揚げ物店チョウシ屋で買ったハムカツやらコロッケやらをおいしくいただきましたとさ。

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