連話§ワタシの酒肴[154]ソーセージ [酒肴]
[承前]
ドイツやオーストリアを旅行するから、さぞやソーセージを食べているのではと思われるかもしれないが、2週間旅行するとしても食べるのはせいぜい一回くらいで、一度も食べずに旅行を終えることも珍しくはない。
嫌いなわけではなく、むしろ焼きソーセージは大好物なのだが……オーストリア・アルプスの中には、気楽に食べさせてくれるソーセージ・スタンドのようなものが存在していなかったりする。
それが街中であったら、ちょっと小腹が空いた時にでも気軽に食べられるスタンドがあって、丸パンに挟んで2オイロ(約250円)は何ともありがたい。
というわけで、ビアホールに行っても肉の塊を食べる気は毛頭なく、ゆえにレバーケーゼだったり、小ぶりなニュルンベルガーの6本も食べれば十分だが、その程度であってもヨーロッパの加工肉のうまさは、さすが歴史の賜物だと感じさせてくれる。餃子&ビールと同様、ソーセージ&ビールもまた。
考えてみれば、初めて口にしたソーセージは、ピンク色した魚肉ソーセージで、長いことそれをソーセージだと思っていたのだからおめでたいものだ。そして記憶をたどって、豚肉の正しいソーセージを初めて食べたのがいつのことか思い出そうとしたが、記憶の沼の深みに沈んで浮かんできてくれぬ。
[続く]
《酒肴のトピックス一覧》
ドイツやオーストリアを旅行するから、さぞやソーセージを食べているのではと思われるかもしれないが、2週間旅行するとしても食べるのはせいぜい一回くらいで、一度も食べずに旅行を終えることも珍しくはない。
嫌いなわけではなく、むしろ焼きソーセージは大好物なのだが……オーストリア・アルプスの中には、気楽に食べさせてくれるソーセージ・スタンドのようなものが存在していなかったりする。
それが街中であったら、ちょっと小腹が空いた時にでも気軽に食べられるスタンドがあって、丸パンに挟んで2オイロ(約250円)は何ともありがたい。
というわけで、ビアホールに行っても肉の塊を食べる気は毛頭なく、ゆえにレバーケーゼだったり、小ぶりなニュルンベルガーの6本も食べれば十分だが、その程度であってもヨーロッパの加工肉のうまさは、さすが歴史の賜物だと感じさせてくれる。餃子&ビールと同様、ソーセージ&ビールもまた。
考えてみれば、初めて口にしたソーセージは、ピンク色した魚肉ソーセージで、長いことそれをソーセージだと思っていたのだからおめでたいものだ。そして記憶をたどって、豚肉の正しいソーセージを初めて食べたのがいつのことか思い出そうとしたが、記憶の沼の深みに沈んで浮かんできてくれぬ。
[続く]
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