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節話§一日一句~慎重に当たりを待って~ [俳句]

季語は・・・マフラー

マフラーを 巻く釣り人の 泰然と

【去年の今日】学話§我が英語力
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中話§十二月大歌舞伎第三部~七之助~ [歌舞伎]

年末、五十日(ごとおび)の金曜日は、案の定高速は渋滞していて、15分早く家を出たのに、歌舞伎座駐車場に入ったのは開演30分前。ちょうどいいといえばちょうどいいが、18時開演20時前終演という時間では、開演前に何かをそれなりに食べておきたいところなのに食べたのは大福餅一個。

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第三部は舞踊劇二本。一本目は松緑の忠信、七之助の静御前で義経千本桜の『吉野山』だが、てっきり『道行初音旅』だと思っていたら、同じ竹本が演奏するけれど、登場するのは忠信と静だけで、逸見藤太も花四天も登場しない……いささか拍子抜け。そして相変わらず松緑は不器用である……こんなヴァージョンもあったのか

休憩の後は玉三郎の『信濃路紅葉鬼揃(しなのじもみじのおにぞろい)』が、七之助の平維茂で。前半は能仕立てで、見た目は“漂っている”だけとしか見えず、後半の歌舞伎仕立てで少しだけカタルシスを感じたのみ。

第三部は、ひょっとして七之助の女形と立役を愛でただけだったような……まあ、わざわざ観に出かけるほどのことはなかったと考えたあたりは同居人と一致。舞踊劇二本とは物足りず、どちらか一本は“芝居”が観たかった。

帰りの首都高も渋滞気味。20時に歌舞伎座を出て、帰宅したのは21時20分。

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事話§面接官になったこと [日常]

宮仕え時代、面接を2回している。両方とも“即戦力”の中途入社の人間を面接したのだ。

2回程度で済んでよかった……たぶんどちらも男女合わせて20人ほどを面接官4人で相手したのだが、気疲れはけっこうなものだった。こちらからの質問は、お決まりなもので、それを相手に投げかけるのはかんたんなことだが応募者の緊張しきった受け答えを聞くのは、何となく心情が理解できて疲れてしまうのだった。

あるいは、勤めていた会社を既に辞めてしまって背水の陣で臨んでいる人もいたかもしれないし、そんな応募者の切羽詰まった事情なども見え隠れしているようで、そんな中で一人一人の先行きを決める立場というのは、逆の意味でプレッシャーがかかっていると気づかされたのである。

面接を始める前は、和気あいあいとした面接官4人も、面接が進むに従って雰囲気が重くなり、全員が終わる頃にはへとへとになっていることがはっきりとわかった。

もちろん面接で終わるわけではなく、次の面接に向けて人数を絞る選考をしなくてはならない。最初に面接をした時は、誰を残すかで少しばかり揉めてしまったが、2回目は何となくすんなり決まったのでほっとしたのである。

2回程度で終わったのはありがたく、何度もやるようなものでないのは、何度も書くが、人の将来をたかだか数分のやり取りで決めなくてはならないという、立場の息苦しさのようなものなのだ。

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