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節話§一日一句~徹夜で机に~ [俳句]

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【去年の今日】過話§備忘録的な何か~2020年12月23日付~
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顧話§今日の歴史~ベトコンと呼ばれて~ [ベートーヴェン]

1806年12月23日、ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲初演。

初めて実演を聴いたヴァイオリン協奏曲がこれだった。独奏は黒沼ユリ子、群馬交響楽団の演奏である。それまで一度も聴いたことがなかったので、さすがに第3楽章は長いと感じた。

後年になって、ベートーヴェンにしてはいささか緩い音楽を書いたものだと感じたのは、ブラームスやチャイコフスキー、シベリウスあたりの作品などと比べてのこと。

クラシック好きの間では、曲名を省略して言うことが日常化していて、これは“ベトコン”と呼ばれている。メンデルスゾーンだったら“メンコン”だし、チャイコフスキーだったら“チャイコン”となる。

中には“タコ5”というわけのわからないのがあるが、これはショスタコーヴィチの交響曲第5番。シベリウスの交響曲第2番は……“シベ2”という具合なのだ。

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辛話§歌舞伎の行く末 [歌舞伎]

歌舞伎は今、大きな谷間の時期を迎えているようだ……それは、2010年4月30日に行われた旧歌舞伎座の閉場に始まっていたような気がする。

2001年に始まった我が歌舞伎鑑賞歴のピークは“さよなら歌舞伎座”と銘打たれた一連の公演にあったのではなかっただろうか。

翌年10月には七代目中村芝翫、2012年2月には四代目中村雀右衛門が逝去。ここまでは年齢のとおりの順番だからと思っていたが、この年の12月には、十八代目中村勘三郎が、2013年2月に十二代目市川團十郎が新しい歌舞伎座の開場を待たずに逝ってしまった。

そして、新開場には間に合ったものの、2015年2月に十代目坂東三津五郎が逝去。勘三郎、團十郎、三津五郎と立役3人がいなくなってしまったのだ。

↓ここに吉右衛門が加わる無念さよ
IMG_6593.JPG

五十代の二人と働き盛り六十代の死は、一気に立役の層を薄くして、残ったのは白鸚、菊五郎、仁左衛門、吉右衛門の4人……と思ったところで、先月終わりに病癒えぬまま吉右衛門が逝去。七十代半ばを過ぎて、既に無理のきかない彼らの後に続くのは30歳年齢が下の世代なのである。

56歳の八代目芝翫を筆頭に、幸四郎、松緑、猿之助、勘九郎といった面々が次世代の立役として芯になっていくだろうが、大看板と“若手”の間を繋ぐ存在が欠落してしまって、その穴が埋まらない。いかに勘三郎、三津五郎の早い死が打撃になっているか。

個人的には、この先10年の歌舞伎界は若酒が熟成するのを待つことになる。

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