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懐話§昭和三十年代~鼻水~ [昭和]

[承前]

真冬の空っ風の中で遊んでいた、小学生のガキ共はお約束のように鼻水を垂らしていた。最近は、そんな年代の少年たちが鼻水を垂らしていることなどなく、あれは我々の世代までのことなのだったのか。

元気に走り回っては鼻を垂らす。ハンカチや鼻紙など持っていないから、上着の袖で吹くなどは日常のことで、当然ながら家に帰れば親に叱られるのは当然なのだ。

冬の鼻水が“風物詩”でなくなったのはいつだったのだろう。1970年代には見かけなくなったような気がする。

あるいは、栄養事情がさらによくなったのか、清潔にすることが当然だという教えが徹底されてきたのか、少なくとも我々より数歳下のガキ共が鼻水を垂らしているのを見た記憶がない。
                               [続く]

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