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節話§一日一句~昭和の追憶~ [俳句]

季語は・・・酉の市

樟脳(しょうのう)の 匂う人並み 酉の市

【去年の今日】仏話§フランス―マイカテゴリー―行きたしと
タグ: 酉の市 俳句
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街話§神保巷塵[87]神保町で餃子といえば [神保町]

[承前]

すずらん通りのスヰートポーヅ既になく、その名も神田餃子屋(天鴻餃子房)なる店もあるが、神保町に立ち寄った時に迷わず入ってしまうのが白山通りに立つ餃子三幸園である。

いわゆる“街中華”で、B級感満載の店は常に活気に満ち溢れていて、食べる気満々で入店するのだ。

↓あまりにもお約束
001.jpg

注文するのは当然ながら生ビールと焼き餃子。これでひとしきり楽しむのだが、三幸園の餃子は野菜多めで個人的には好みとは言えないが、とりたてて不満があるわけではないのはもちろんのこと。

6個出てくる餃子を、生ビール2杯+紹興酒一合でやっつけて、昔だったらもやし炒めも注文し、最後に半チャンラーメンで締めていたのだが、還暦を過ぎた今、餃子に半チャンラーメンをプラスすることもできず、せいぜいが半チャーハンを食べれば大満足……食べられなくなったということは、払う勘定も少なくなって、財布に優しい食生活でもあるのだ。
                               [続く]

《神保町のトピックス一覧》
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喋話§LとRの発音 [英語]

日本人が英語の発音に苦労する、一番大きいと思われるのが“L”と“R”ではなかろうか。他に“V”や“Th”といったあたりもあるが、実は最も問題なのがLとRと思われる。

日本語の“らりるれろ”は“Ra Ri Ru Re Ro”とローマ字表記されるが、英語のRとはまったく違う発音で、いわば便宜的な表記でしかない。英語ネイティブの人が聞くと“D”の音に近く聞こえるというのだ。もちろん“L”の発音とも違う……日本語の“らりるれろ”は、まったくの別存在なのだ。

個人的には、中学の頃から英語の発音には注意を払ってきたつもりだが、残念ながらLとRはお手上げでしかなかった。例えば“Relation(リレイション)”のリとレを発音し分けられるかと問われれば「無理!」と即答するしかない。

英語で会話している時に“Relation”を使わざるを得ない時があって、その時は無駄に緊張するあまり、さらに発音がひどいものになってしまうのである。

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節話§一日一句~人通り少なく~ [俳句]

季語は・・・冬初め

冬初め シャッター街の 野良二匹

【去年の今日】貧話§都道府県魅力度ランキング?
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顧話§今日の歴史~電子マネー事始め~ [鉄道]

2001年11月18日、JR東日本がSuicaのサービス開始。

非接触型IC乗車カードを使いだしたのがいつ頃だったか忘れてしまったが、たぶんSuicaのサービス開始から数年後くらいではなかっただろうか。

それまで定期券は、裏が磁性体の定期カードを改札口の機械に通していた。しばらく様子見をしていたところで、IC乗車カードに定期券を組み込むことにした。

これが自分にとって最初となる“電子マネー”のカードで、その後もう一枚だけ使い出したのはスーパーマーケットの電子マネーカード。これもまた、現金を出しての支払いよりも、圧倒的に決済がスピードアップして、レジがスムーズに流れる一助になっているのではと思う。そうして見ていると、現金で支払いしている人がもどかしく見えてしまうのだ。

相変わらず現金信仰が続く日本、自分自身も現金信仰に寄っているような気がしないでもないが、この先に普及が進むのは言うまでもなく間違いない。ちなみに、今使っているのはSuicaではなくPASMOのほうである。

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観話§気象通報の時間です [天気]

NHKラジオ第二放送で、一日3回気象通報という番組がある。かつては、9時、16時、22時と3回放送されていたが、現在は16時の一回のみである。



放送されているのを耳にした初めては小学生の頃で、地名の後に何やら不思議な呪文が聞こえてきて、さっぱり意味がわからなかかったのだ。

少しは気象あれこれに興味を持ちだしたのは中学生になってからで、放送されるのを聞きながら、各地の気象情報を天気図用紙に記入、最後に等圧線を各地や船舶から送られてくる気圧を元に天気図を完成させるのである。

tenkizu.jpg

春や秋など、移動性高気圧が通過したりする時の等圧線作成は、ちょっと面倒だったりするが、真冬の西高東低の気圧配置だと、シベリアに高気圧が、オホーツク海に低気圧があるだけで、あっさりと書き上がってしまう。

作成した天気図が実際に役に立ったということは、ほとんどないが、山小屋でアルバイトしていた時、天気図書きのうまい人が作成した天気図を元に、宿泊客相手に天気の検討をしていたことを思い出す。

気象予報士とまではいかないが、天気図を見て大雑把な予測を立てるのは、今でも得意である。当たるかどうかは……である。

《天気のトピックス一覧》
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節話§一日一句~そんな日常~ [俳句]

季語は・・・初冬

初老など とうの昔の 初冬かな

【去年の今日】快話§スニーカーのお年頃
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時話§金盞香~七十二候~立冬 [七十二候]

立冬の末候“金盞香(きんせんかさく)”である。

窓の外に眼を転じれば、樹々の色はすっかり赤や黄色に変わって、順調に冬へと向かっている。

10月半ば頃から長袖シャツを着始めて、気温の変化とともに、少しずつ重ね着をしたり、ウール物を着てみたり、外出するにも軽いジャンパーだったのが、少し厚手の上着を着るようになっていく。

寒さの本番までは、まだまだ先の話だが、こうして着るものをコントロールし、外の塩梅を見計らいながら外出するのだ。

青空はいよいよ深みを増し、西へ飛ぶ飛行機の姿もくっきりはっきり見えてきたのである。

《七十二候のトピックス一覧》
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幕話§キャンプ事情様変わり [登山]

アルバイトで頻繁に尾瀬に入っていた頃も、もちろんテント泊の登山者は少なからずいた。だが、当時の装備あれこれは、かさばって重く、一般の人間が持ち歩こうとすると、かなりの重量になってしまっていた。

それが、半世紀近く経っての状況を見てみるならば、テント一つに始まって様々な装備が計量コンパクトになっていたのである。

そうして食料である。かつては山の上で米を研がなくてはならなかったが、今は無洗米なるものがあって、いちいち研がずとも水を入れて炊けば、問題なく炊けてしまうのだ。

いや、食料こそ多彩になっていて、例えばコンビニあたりであれやこれやの調達が簡単にできるようになったおかげで、一泊程度であれば、調理道具を持ち歩かずとも、適当に澄ますことも十分可能になっている。

キャンプを楽しもうとする人たちの中には、ここぞとばかりステーキ肉とかすき焼き、はてはパエリアみたいなものまで作ってしまう人までいるようで調理器具も、かつての携帯石油コンロから、ミニストーブ、ミニオーブンの類まで使って調理している動画を見かけた。

キャンプは、登山だけでなく家族がキャンプ場に車で繰り込んで、かつての飯盒炊爨をよりヴァージョンアップした形態に変化を遂げていたようだ。

《尾瀬のトピックス一覧》
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節話§一日一句~尾瀬ヶ原は冬枯れ~ [俳句]

季語は・・・照葉(てりは)

小屋閉めて 里へおりゆく 照葉かな

【去年の今日】過話§備忘録的な何か~2020年11月16日付~
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顧話§今日の歴史~ショートケーキ・フェア~ [スイーツ]

1916年11月16日、横浜元町で洋菓子の不二家が創業。

アメリカのアニメ『ポパイ』のスポンサーとして不二家の存在を知ったわけだが、存在を知った瞬間から、子どもにとっての大きな憧れになったのだ。

菓子屋に行けば、ミルキーなどの“乾きもの”は買うことができたけれど、子どもたちが食べたかったのは、苺のショートケーキとかアップルパイとかそういった生菓子なのだった。

そのためには、不二家のショップに行かなくてはならなかったのだが、実家のあった田舎町には、その不二家のショップがなかったのである。

後年、やっと不二家のショップが店開きしたけれど、その頃にはケーキなどへの興味が薄れてしまったのだ。

《歴史のトピックス一覧》
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汐話§魚はガチガチの冷凍 [寿司]

“海なし県”で生まれ育った。偏食がちだったが、なぜかマグロの刺身だけは好物だったようで、普通に食べていたのだ。

半世紀以上前の食品流通は実に貧弱なもので、海なし県で口にできるのは、種類が限られまくっていた。刺身の類は、マグロ、イカ、タコ、海老も茹でたものだけ。寿司屋で握ってくれるネタも一通りしかなかったのである。

魚屋で買ってくる刺身も冷凍のまま店頭に並んでいるので、買ってきたら、食卓に出すまでしばし解凍する必要があった。そうでないとシャーベットのようなマグロを食べることになったのだった。

そんな状況は1960年代が終わるまで続き、偏食と相まって魚類を食べる機会は極端に少なかった。焼き魚といえば、塩鮭かサンマくらいなものである。

かくして東京に出てきた1970年代はじめ、ランチタイムの寿司屋で口にしたのが生の甘海老で、これがまあ……世の中にこれほどうまい物があるのかと感嘆したのだが、その頃には食品流通はかなり良好に改善され、そこそこの店であれば、甘海老のような物を普通に口にすることができたのだ。

《寿司のトピックス一覧》
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節話§一日一句~コロナ禍の中~ [俳句]

季語は・・・七五三

マスクして 慣れぬ草履や 七五三

【去年の今日】週話§日曜恬淡~権力を持つと~
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告話§ビッグイシュー419号発売中! [ビッグイシュー]

ビッグイシュー419号は11月15日から発売されています。お買い求めできる場所はこちらを参照。毎月1日、15日発売。一部450円。230円が販売員の収入に。 森山未來が表紙。

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特集 もはや、多言語

ヒトが言語を獲得したのは人類史のかなり初期だとも言われます。現在、世界には7000以上の言語があり、その半数は文字を持たないといいます。

吉岡乾さん(フィールドワーク言語学者)は北パキスタンで、文字を持たない系統的孤立語のブルシャスキー語など8つの言語を研究しています。吉岡さんは音声言語などを収集する中で「言語眼鏡を着用すると、日常の暮らしの中に隠された一面が伏流水のように存在しているのが見えてくる」と言います。

一方、日本に暮らす外国人は280万人を超え、日本で話される言語は100を数えます。庵功雄さん(日本語研究者)は、外国人にとって最低限必要な道具としての「やさしい日本語」を提唱、普及に力を注ぎます。「移民の人々は日本社会をともにつくっていくパートナー。日本人と対等に活躍する場を保障すれば、これまで不可能だった発展の可能性も見えてくる」と言います。

お二人が語る言語の世界に耳を澄ませたい。

表紙&スペシャルインタビュー  森山未來

リレーインタビュー エルシャラカーニ・セイワ太一(お笑い芸人)

[国際記事]
アフガニスタン、女性の経済的自立を支えた「美容室」

[WORLD STREET NEWS 世界短信]
滝田明日香のケニア便り 犬のトリパノソーマ症と、ハンドラーの事故

[国内記事]
路上にしゃがみ込んで描く“ストリートペイント”

[連載記事]
浜矩子の新ストリート・エコノミクス もう一つの初心表明演説

コミック 『マムアンちゃん』 ウィスット・ポンニミット

ホームレス人生相談×枝元なほみの悩みに効く料理
         好きな上司に思いを伝えられません☆鯖のレモン焼き☆

池内了の市民科学メガネ 「三項原理」のすすめ

販売者に会いにゆく オーストリア『アプロポ』販売者 フィレクス
                              [その他]

《ビッグイシューのトピックス一覧》
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呟話§一言つぶやき~選挙世論調査~ [つぶやき]

相も変らぬメディアによる世論調査のカオスだったりして、今回もまた……

……我が家にも選挙に関する電話世論調査がかかってきたが、かかってきたのもこれで通算10回くらいにはなるだろうかと思いつつ、ほとんど回答なるものは決まっていて、意志強固に答えていったが、これほど同一世帯に電話がかかってくるのはいかかがものかと思いつつ、世論調査の精度に問題がありはしないかと心配になるのである。

《つぶやきのトピックス一覧》
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節話§一日一句~本日初日~ [俳句]

季語は・・・九州場所

九州場所 博多の海に 触れ太鼓

【去年の今日】週話§土曜恬淡~発酵バター~
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週話§日曜粛々~床屋の洗髪~ [日常]

実家で暮らしていた高校生の頃まで、家から歩いて1分のところの床屋で髪を切ってもらっていた。

その頃はまだ、ヘアカットしてもらう椅子の前に洗髪する設備はなかった。椅子でシャンプーを泡立ててもらったら、立ち上がって、散髪室の片隅の流しみたいなところまで数歩ほど歩き、そこでシャンプーを流してもらったのだ。

そんなもんだとずうっと思っていたので、東京で暮らし始めて床屋に行ったら、眼の前にシャワーの付いたボウルが置かれているのを見た時は驚いた。椅子の一台一台にシャワーが付いているのは贅沢なことだと思いつつ、何とも面倒がなく合理的なものだと感心したのだった。

ちなみに理髪店でのシャワーは、前かがみになってしてもらうのだが、美容院では仰向けになってしてもらっている。一年ほど通った短い付き合いの理髪店でも、美容院のように仰向けでのシャワーだったが、何となく慣れず、やはり前かがみのほうがしっくりくるようだ。

《昭和のトピックス一覧》
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節話§一日一句~尾瀬は厳冬へ~ [俳句]

季語は・・・今朝の冬

今朝の冬 ライブカメラの 途絶えけり

【去年の今日】永話§今さらながら我が人生③
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週話§土曜粛々~年末近し~ [日常]

11月も中旬となった。既に年賀はがきも売り出され、気がつけばあっという間に年末がやって来る。

去年から今年にかけてのコロナ禍で行動がすっかり内向きになってしまい、近場でのランチをはしても、都心で外食をしてという機会が、めっきりねくなってしまった。

緊急事態宣言が解除されて久しいが、都心で酒を呑んでという、これまでの定番的な流れが断ち切られてしまい、この先もふらりと居酒屋に入って気楽に酒を呑むことができるだろうかと考えてしまう。

外食するとして、昨今の懸念はというと“量”の問題が出てきたような気がしている。居酒屋で肴を注文するのも、かつてのような品数ではなく、せいぜい2品かそこらで酒を呑み、締めに麵かご飯を少々で満足しそうである。

12月になったら、ちょいと新宿あたりにでも買い物に出かけて、帰り際には軽く1杯とかできればいいのだが。

《日常のトピックス一覧》
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節話§一日一句~イパネマの娘~ [俳句]

季語は・・・冬来たる

ボサノバを ふと聴く午後や 冬来たる

【去年の今日】鍵話§ピアノ―マイカテゴリー―[下]
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時話§地始凍~七十二候~立冬 [七十二候]

立冬の次候“地始凍(ちはじめてこおる)”である。

今年の後半は、季節がフライングをしながら移行していくような気がする。9月はじめの長雨で、夏の勢いは殺がれ、出番を待っていた蝉はタイミングを失って、9月の半ばには鳴き声をほとんど聞かなくなってしまった。

そうして秋たけなわの10月下旬、今度は冬かと思うような寒さに見舞われ、思わず、タートルネックのシャツを着たのである。これが2回目のフライングである。

そうであるべき季節の流れを狂わせているものは何なのか……地球温暖化が影響しているということなのか。いずれにしても、妙なタイミングで季節をぶった切ることだけはやめてほしい。

《七十二候のトピックス一覧》
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酪話§牛乳一週間4リットル [牛乳]

我が家は牛乳の消費量が比較的多いほうではないかと思っている。まず、宅配野菜が1リットルパックを一週間に2本オプション配達してくれる。それに加えて、スーパーマーケットで週に2本は買っている。

主に消費するのは、毎朝作るバナナミルク。これで一週間に3リットルくらいは牛乳を飲んでいる計算になる。あとは同居人のカフェ・オ・レが続き、生のまま飲むのは、昼食時に水代わりで少しばかり飲むくらいか。

やはりというか、子どもの頃からの刷り込みで牛乳は身体にいいという信仰と似たようなものがあって、小学校の頃はけっしてうまいとは言えなかった脱脂粉乳を渋々飲んでいたが、中学に入ったら生乳と脱脂粉乳を半分ずつに割ったものだが、これがけっこう飲めて、おまけに牛乳が苦手な同級生から2本、3本ともらって飲んでいたので、その頃は身長もよく伸びてくれた。

その後の大学時代は、多くはなかった仕送りを工面して牛乳も週1リットルは確保していて、それで何とか繋いでいたようだ。そして今は、そんな感じで、まあまあな量を毎日摂取しているのである。

《健康のトピックス一覧》
タグ:健康 牛乳 私事
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節話§一日一句~呑兵衛要注意~ [俳句]

季語は・・・オリオン

オリオンの如く 泥酔などはせず

【去年の今日】鍵話§ピアノ―マイカテゴリー―[中]
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麦話§中華そば~普通のラーメン~ [ラーメン]

“刷り込み”と言ってもいいラーメンはというと、子どもの頃に風邪を引いて寝込んだ時に出前で取ってくれた近くの中華料理屋の中華そばがそれだ。

その味は、今でも克明に思い出すことができる。鶏がらベースのスープに、醤油ダレ、昔ながら“かん水”を使った黄色い細麵、そしてトッピングは、チャーシュー、メンマ、ほうれん草に渦巻のナルト。これが我が中華そばの原点である。

これ以降、様々なラーメンを食べてきたわけだが、結果として残ったのは、大きく分けて3種類……中華そば、タンメンのような塩系ラーメン、そして味噌ラーメンに収束された。

豚骨ラーメンも試してみた。嫌いではないが、それほどの執着はない。家系と呼ばれている店や、二郎の類も、わざわざ食べようと考えたことはない。まずもって基本としては細麵志向で、太めの麵は味噌ラーメンに限られる。

そうしてコロナ禍の昨今は、なかなか店に出向いてラーメンをすするというのができず、もっぱらスーパーマーケットで売られている生麵を昼食としていただいているが、これが下手な店のラーメンよりよほどうまくてきていてその分ストレスなくいただいているのだ。

……そろそろ“普通の中華そば”が復権してもいい頃合いと思うのだが。

《ラーメンのトピックス一覧》
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束話§突然の空白・・・・・・たまに [ブログ]

あれ……書くネタがない。そんな日に当たってしまった。

常に頭の片隅に描こうと思うネタを用意しているのだが、この日はどうにもネタがどこかに行ってしまったようで、しかたなくそんな日はこんな文章でお茶を濁すことにしているが、年に一日か二日か……そんなものなのだが。

毎度毎度、吹けば飛ぶようなブログを読んでくださる奇特な人が、どれほどいらっしゃるものか、そう思いながらも。日々、頭の中に浮かんだことや、季節のあれこれを詰め合わせにした、雑文ブログゆえに、ごくごく稀にだがネタが切れたような状況が起きたりする。

本人はそんなわけなどないと思っていて、どんな些細な事だって話題としてブログに取り上げることができると思っているのだ。

そんなブログも開始から16年半が過ぎた。スタートした当初は、同じ話題は繰り返し書かないという心づもりだったが、ここまでエントリー数が増えてしまったら、さすがにかぶってしまうことも珍しくはなく、そのあたり最近は、あまり厳密に考えないようにしている。

まあ、過去のエントリーをどれほど発掘してくれる人がいるものかとも思うので、似たような話題でも自分がおもしろいと思えば、積極的にアップしていこうと思う。

《私事のトピックス一覧》
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節話§一日一句~年末までに間はあれど~ [俳句]

季語は・・・小春

小春日では あれど巷の 忙しなさ

【去年の今日】鍵話§ピアノ―マイカテゴリー―[上]
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顧話§今日の歴史~街は激変する~ [ドイツ]

1989年11月10日、ベルリンの壁撤去作業始まる。

前夜、ベルリンの壁が開放されたことを受けて、翌日から粛々と壁の撤去が進められた。

自分の話をすると、1989年までにドイツを旅行したのは3度だが、旧東独を旅行の目的地にしたことはなかった。それは多分に心情的な部分があって、わざわざ目的地にしようとは考えなかったのである。

結局、初めて旧東独を訪れたのは、壁の崩壊から10年近く経過した1998年のことで、その時はベルリンとドレスデンに行ったのだ。

初めてのベルリンは、まだまだ旧西側の通称クーダムのエリアが元気な繁華街として存在していた。旧西ベルリンに建つフィルハーモニーから、旧東側のポツダム広場を見やれば、まだまだ巨大な再開発の途上で、寒々しい光景が広がっていたことを覚えている。翌年の9月に訪れたら、ポツダム広場の再開発はほぼ完了していて、近代的なビル群の塊としてあった。

その時、ベルリンの街の重心がクーダムから移りつつあることを実感したのだが、そうした都市の変貌を見ることは稀で、ある意味貴重な体験と言うことができるだろう。

《歴史のトピックス一覧》
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街話§神保巷塵[86]もって2週間 [神保町]

[承前]

神保町で仕事していた頃、足繁く通った店が何軒かあった。そのうちの一軒は、そこそこ名の知れた居酒屋で、頻繁に通えたわけではないが、通っているうちにとりあえず顔なじみのようにはなった。

細長いカウンターに4人ほどが座れる小上がりという小さな店で、座るのは入口入ってすぐのカウンター席。夕方開店してすぐだと、まだ客は自分しかおらず、店の主と他愛のない会話がしばし続く。

そんな時、たまたまグルメ雑誌か何かの居酒屋特集に掲載されたのを話のネタで振ってみると、かなり取材され慣れていて、そんなあれこれを話してくれるのだが、最後に「でもね、お客さんが入るのは、雑誌が発売された直後で、それももって2週間くらい」で……話が終わる。

素人からしてみれば、メジャーな雑誌で紹介されれば、一年くらいは繁盛して店も潤うのではないかくらいに思っていたが、実際はそんなことはなく、意外とあっさり客は引いていってしまうということのようだ。

そういえば、テレビのグルメ番組で紹介されるや否や長蛇の列となり、店に入るなど至難の業と思われるようなことがあっても、月日とともにその熱狂は消え去って、すんなりと入店できることはいくらでもある。
                               [続く]

《神保町のトピックス一覧》
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節話§一日一句~普段使いを1杯~ [俳句]

季語は・・・秋深む

秋深む 湯はぐらぐらと 深蒸し茶

【去年の今日】描話§ドビュッシー―マイカテゴリー―牧神
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説話§短語は語る~ヴァニラアイス~ [日本語]

あの、ゴミが入ってるんですぅ

……もう、たぶん30年以上前の話である。都心のデパートの催事場で北海道物産展が行われていた。混雑する場所が苦手な夫婦だが、買い物のついでにふらりと立ち寄ったのだ。

ふと気まぐれを起こして、テイクアウトのヴァニラアイスクリームの列に並んでみた。

我々の前に並んでいた人に順番が回ってきて、アイスクリームを受け取ったのだが、何となく怪訝そうな表情で「ゴミが入っているんですけど」と店員に向かって言ったのである。

すぐ後ろで並んでいて、その“ゴミ”がヴァニラの細かい種子であるのだと即座に気がついた。もちろん店員は事もなげに「これはヴァニラの粒なんですよ」と返した。まだまだ、生ヴァニラが普通に存在していなかった時代の話だった。

《日常のトピックス一覧》

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