街話§神保巷塵[88]岩波ホール閉館 [神保町]
[承前]
神田神保町交差点南西角の岩波神保町ビル10階で優れた映画を上映していた岩波ホールが7月29日で閉館すると聞いた。
初めて岩波ホールを訪れたのは1973年12月『越後瞽女唄』の実演で、当時は映画だけでなくこうした公演も行われていたのだ。

その後、映画のほうは何回か観に行ったが、印象的だったのはルキノ・ヴィスコンティ監督の『家族の肖像』か。
カルチャー発信の担い手として、常に質の高い映画を上映し続けていたが、コロナ禍の時勢の中で営業が立ちゆかなくなっての閉館とは、何とも不本意かつ残念なことである。
全国には岩波ホールのように心あるカルチャー発信を苦しみながらも続けようとしている施設が数多くあるだろう。そうした施設が存続できるように、ほんの少しだが力を貸せたらと思う。
[続く]
《神保町のトピックス一覧》
神田神保町交差点南西角の岩波神保町ビル10階で優れた映画を上映していた岩波ホールが7月29日で閉館すると聞いた。
初めて岩波ホールを訪れたのは1973年12月『越後瞽女唄』の実演で、当時は映画だけでなくこうした公演も行われていたのだ。

その後、映画のほうは何回か観に行ったが、印象的だったのはルキノ・ヴィスコンティ監督の『家族の肖像』か。
カルチャー発信の担い手として、常に質の高い映画を上映し続けていたが、コロナ禍の時勢の中で営業が立ちゆかなくなっての閉館とは、何とも不本意かつ残念なことである。
全国には岩波ホールのように心あるカルチャー発信を苦しみながらも続けようとしている施設が数多くあるだろう。そうした施設が存続できるように、ほんの少しだが力を貸せたらと思う。
[続く]
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