SSブログ

節話§一日一句~山小屋も閉じて~ [俳句]

季語は・・・霜降

霜降の朝 木道の一人旅

【去年の今日】踊話§バレエ―マイカテゴリー―御無沙汰
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:blog

葉話§日本語変換の綾 [日本語]

文字をあれこれすることを生業にしていたので、文字遣いをどうするなどはそれなりに気を遣ってきたつもりである。

もっとも、そうしたあたりは世間にいる普通の人たちのほうが厳密だったりして、自分はそのあたりの感覚が緩いのかもとも思わないことはない。まあそれほど言語感覚が鋭いわけではなさそうだ。

やっていた仕事が、それほど難しい表現や文字を使わないようにという方針だったので、それが自分の中で習い性になってここまできてしまっている。

覚えているのは……初めて→はじめてだし、一番→いちばんといった風に、眼に入った瞬間に、ぱっと読めるような平易さを旨としていたのだ。最近になって、そうした文字遣いから少しずつ漢字多めな文章を紡ぐようになっていった。

仕事を始めた時の刷り込みが、今になって抜けてきたということだろうか。

文字を生業にしていたからといって、文章力があるわけでもなく、せめては間違いのない文章を書いていきたいと思っているが、後々に読み返してみると、これがけっこう誤字も脱字があって「お前の商売は何だったのだ?」と問い詰められそうである。

《日常のトピックス一覧》
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:blog

想話§この時季になるとブラームス [ブラームス]

紅葉していた樹々の葉が落ち、冬も近くなると、自然にブラームスが聴きたくなってくる。刷り込みといえば刷り込みだし、何か周波数が変わったりもしたら、真夏に聴きたくなる可能性もないとはいえない。

そんなわけで、ブラームスを聴く機会が増える。交響曲でもいいが、そこまで大規模ではなくて、むしろ室内楽のほうがしっくりくるような気がする。

中でも一番に推したいのがクラリネット五重奏曲で、寂しい時にさらに寂しい音楽を聴くのもまた佳き哉。

ブラームスのこの曲を聴くようになったのは、たぶん五十代を過ぎてからのことで、これをもっと若い頃に聴いていたとしたら、どのように感じながら聴いてきたのかは想像できない。

歳を経重ねてきたからの心境らしきものは確かにあって、早い夕暮れの残照の眩さに、何がなしな諦念らしき存在に気がついて、人生を振り返ってみた後は、我が身の行く末を想像してみたりもする……もしも若い時に、同じ曲を聴いても、そうした感じ取り方をしていたものか、今となっては想像することができない。

《クラシックのトピックス一覧》
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:blog