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節話§一日一句~ふとした午後~ [俳句]

季語は・・・皐月尽

口ごもり 会話途切れて 皐月尽

【去年の今日】週話§日曜恬淡~さよなら五月~
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時話§紅花栄~七十二候~小満 [七十二候]

小満の末候“麦秋至(むぎのときいたる)”である。

五月も果てにけるかも。

日本で新型コロナウイルス(COVID-19)感染が始まったのは16か月ほど前のことになってしまった。正直な感想を言うなら、日本の対策は遅きに失して、後手後手、もしくは手をこまねいている。

予定されている(らしい)東京オリンピックまで2か月を切ったが、いまだに中止の決断がなされておらず、大枚はたいて引いたハズレくじの束を抱えてこの先何をするべきかまるでわからず、途方に暮れているとしか思えない。

何というか、はっきり書いてしまうなら“自分”のことしか考えたことのない政権が、本当に日本のことや日本国民のために何をしなくてはならないかという現実を前に、何も考えられず思考停止をきたしているのではないか。

日本人の8割が中止を望み、内外の中止コールはとどまるはずもなく、開催をしようと考えているのは東京都と日本政府、各スポーツ団体とIOCくらいで、四面楚歌状態が延々と続いている。

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痛話§今時の予防接種事情 [健康]

ネットの動画サイトを眺めていたら、赤ちゃんが予防接種を受けてギャン泣きする動画が山ほどあった。こうして、親が子どもの黒歴史を記録する……ということとは別に、乳児への予防接種がスケジュールに従って、かなりな回数があることを知った。自分が乳児だった60年以上前に、これほど接種されていたかどうか記憶がない(あたりまえだ)。

下の図は、日本小児科学会のページから拝借した0歳児の予防接種の回数とスケジュールである。

wac.jpg

何とも詰まったスケジュールで、おまけにBCGまで接種されることに驚かされた。我々の時は、小学校から中学校にかけてツベルクリン注射で陰性とされたらBCG注射をされていたが、うむを言わさずにBCG接種をしているとは。

そんなわけで、我々は麻疹(はしか)、水疱瘡、おたふく風邪は、これすべて保育園に通っていた間に、誰かしらから伝染されて発症したのだった。今は予防医学が発達しているがゆえに、こうして1歳になるまでの間に、びっしりと予防接種の予定が組まれるということのようである。

かくして動画サイトには赤ちゃんのギャン泣き映像が溢れかえるという……そんな現実をまざまざと眼にしたのだった。

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節話§一日一句~温かい1杯を~ [俳句]

季語は・・・青葉雨

青葉雨 珈琲豆を 買いに行く

【去年の今日】週話§土曜恬淡~レトルトカレー~
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週話§日曜粛々~暑いとか寒いとか~ [天気]

毎年のことながら、順調に夏に向かって気温が上がっていくわけではない。いわば“紆余曲折”を経て、安定の夏が確定するのだ。

そんな意味で、間もなくやって来る梅雨は気温低めで、おやっと思うくらい梅雨寒の日があったりして、あわてて長袖のカーディガンを引っ張り出して羽織ったりするのである。

毎日、天気予報でその日、翌日とチェックをしているが、晴れなのか雨が降るのかという空模様以上に、気温の最高&最低がどれほどになるか……季節によってだが、優先チェック項目となっていて、三十代や四十代だった時はそれほど気に掛けることもなかったのが、この年齢にとっては、けっこう大切なことになってしまった。

というわけで、梅雨に入ると気温が低い日は要注意である。

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節話§一日一句~満月が昇って~ [俳句]

季語は・・・夏の月

大庇(ひさし) 隠れゆきけり 夏の月

【去年の今日】待話§気にかかるのは尾瀬のこと
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週話§土曜粛々~5月が終わるようです~ [日常]

薫風爽やかな5月も明後日でおしまい……で、また来年。

そしていよいよ梅雨の季節となる。保育園に通っていた子どもの頃は、毎日毎日が雨続きで、傘と長靴ばかりで通っていたような気がしていたが、そんなに毎日降っていたわけではなく、単に子どもの時の思い込みだったのだ。

せいぜいが3日も続けば、延々と降り続いているような気がしたのだろう。

今年も海外旅行はお預けであるが、例年であれば6月か8月に出かけて、毎年似たような旅を繰り返している。21世紀に入ったあたりまでは、気持ちのいい6月を満喫していたのが、気がつけば灼熱の6月のヨーロッパを旅行する羽目になってしまった。

その頃はエアコンなしのホテルでも何とかなったが、近年は予約する時に、エアコンの設備があるかどうかを確認するようになってしまったのである。

こうして北緯48度あたりでも少しずつエアコンが必需品となっていくことをまざまざと見ている……そんな10年を旅したようだ。

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節話§一日一句~赤いアクセント~ [俳句]

季語は・・・草苺

道の端 道祖神あり 草苺

【去年の今日】精話§髭剃りのローテーション
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測話§時計は時計として [海外旅行]

間違いなく20年は使い続けているトラベルクロックがあって、調べてみたらもう製造中止になってしまっていた。

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文字盤が見やすく、日本とヨーロッパ、アメリカの電波を受信、それぞれの地域で使える便利ものである。

我々は年に一回の海外旅行だが、仕事で行き来する人にとってはありがたい製品だと思うのだが、それが消えてしまう理由は、スマホなどで簡単に現地時刻対応が可能になってしまったからではなかろうか。

どうも根が昔の人間であるようで“時計は時計として”存在していてほしいと考えてしまう類なのだが、そういう様を今時の人は、無駄なことをしているんじゃないのと感じてしまうかもしれない。見れば、昨今は腕時計を身につけていない人が少なくないことに気がつく。

だが、これはもう長年の習慣みたいなもので、時計は時計で使うということが、身体に沁み込んでしまっていて抜けないがゆえのことなのであろう。

というわけで、自宅にある腕時計以外の“純粋な時計”がいくつあるのかを数えてみたら、6個あった。壁掛けやデスクの置時計、目覚まし時計などなどだが、それ以外にパソコンなどの電子機器や携帯電話、電気製品などに付いている“時計”を加えたら、それだけでも2けたを超えてしまったのだ。

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泥話§夏祭浪花鑑~勘九郎の団七~ [歌舞伎]

5月6日に開幕の予定だったが、緊急事態宣言発出で11日まで10公演が中止となったコクーン歌舞伎『夏祭浪花鑑』を観ることができた。

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開演30分ほど前には席に着くと、既に幕は上がっていて、舞台は暗い……と思っているうち、ゆっくりと夜が明けていくことがわかった。鳥の声がかすかに聞こえていると、しばらくして蝉が鳴き出し、人々が舞台に集まっていくと、そこに神主がやって来て祭り初日の御祓いを、といったところから芝居がさり気なく始まる。これは前回、前々回とも違った演出である。

コロナ禍の下、演出には多くの制約に縛られ、役者が客席の通路を歩き回ることなどはできず、すべては舞台上で完結するのだった。

まずもって勘九郎の団七。父親勘三郎の代役として演じたのが10年前のことで、それ以来の舞台である。

ある意味“型破り”な役者だと自他ともに認めていた十八代目勘三郎の団七は、そうであっても歌舞伎の決め事をきちんと守って舞台を務めていたのに比べると、息子勘九郎は父親とは別の演じ方をしているように感じた。

ところどころで濃厚なリアルが滲み出ていて、それが芝居の核となって全体を支配していたのではないだろうか。それは義父殺しの場面で、ひときわな印象を与えてくれたのだ。

ではあるが、義平次を殺した後の虚脱と狂気の中、祭りで踊る人たちに紛れて姿を消す様子は、前々回や前回のように通路を使い、客席空間を祭りに仕立て上げていたのに比べれば物足りなくもなかったが、やむを得ない演出であったということだろう。

松也の徳兵衛とお辰の二役は奮闘もの。彌十郎から亀蔵に変わった釣船三婦は、少しばかり悪役面ではあるが、それが押しの強さともなって大当たり。

そんなわけで今回の公演は休憩なし2時間10分の上演だったが、スピーディな演出で緊張感が緩むことなく終わった。再上演する時には、また客席空間まで使って我々を巻き込んでほしいものである。

↓松竹によるダイジェスト映像あります


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顧話§今日の歴史~外国出身力士初~ [相撲]

1987年5月27日、小錦が大関に昇進。

“ハワイの黒船”と呼ばれた小錦八十吉は、初土俵から5年で外国出身力士初の大関昇進を果たした。

入門当時で175㎏、最大で275㎏を記録……恐るべき破壊力で快進撃を続けていったが、時として下半身の脆さをつかれて、巨体が簡単に崩れてしまうことも珍しうなく、それが弱みとなって膝を傷め、大関在位39場所を務めた後大関から陥落したのだ。

それまでの“慣例”のようなものとして、大関の地位から落ちたら引退するのが当然と言われていたのが、小錦は大関から陥落してからも相撲を取り続けた、ちょうど丸4年24場所を務め、最後は幕尻に近い前頭14枚目で引退となったのである。

引退後の現在は“KONISHIKI”という芸名で芸能活動に携わっているのだ。

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過話§備忘録的な何か~2021年5月27日付~ [備忘録]

4月27日……注文していた充電して使う、浴槽&浴室用の電動ポリッシャーが届いた。

これまでは、人力で浴槽や浴室床の掃除をしていたが“寄る年波”とやらで腰を下ろして浴槽や床を掃除するのがしんどくなってきたがゆえに、ネットで検索して買ったのがこれ。

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半日近く充電して30分稼働なので、十分に用が足りてくれる。さっさと買えばいいのだが、固陋な考え方で“楽をしてはいけない”みたいな発想を抱いてしまう、自分も昭和前半の人間なのだった。

使ってみれば、当然ながら楽ちんなわけで、この手の他力本願がこの先も増えていくことだろう。

5月9日……今年初の自然光入浴をした。だいぶ日没時刻も遅くなって、この日、東京の日の入りは18時半過ぎ。18時半前には風呂に入ったが、十分に明るい夕陽が窓から入ってきて、気持ちのいい入浴を楽しんだ。

18時半前後に入るのだったら、この先8月上旬までは陽の光の中で入浴できるだろう。電気照明は明るいけれど、LEDの光の色は、いささか冷たいと感じられて、やはり自然光での入浴が一番のお気に入りなのである。

以上、我が家の最新浴室事情をお伝えしました。

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節話§一日一句~さっぱりした飲み口~ [俳句]

季語は・・・新茶

新茶到来 いそいそと 喫茶去(きっさこ)

【去年の今日】末話§終活・・・・・・どうでしょう
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時話§紅花栄~七十二候~小満 [七十二候]

小満の次候“紅花栄(べにばなさく)”である。

どうでもいいことだが“26日”は、仕事していた会社の給料日なのだった。

給料日といえば“25日”というのが大多数だと思い込んでいたので、26日が給料日だと知った時は、ちょっと不思議な気がしたのだが、25日であろうが26日であろうが、何か顕著な違いがあるものかどうかはわからないままだ。

一つだけありがたいと感じたのは、給料日に金を降ろそうと銀行のATMに行っても、それほど込み合っているとは感じなかった。当然ながら給料日が集中する25日のATMはかなりの列が生じていたので、自分的なメリットといえばそれくらいか。

……そういえば、同居人の給料日は28日なのであった。

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憶話§人の顔を覚える件 [記憶]

週に一回程度で買い物に行く店がある。対面販売で、店員3人くらいが代わる代わる担当しているのだが、その中の一人が客の顔を覚えてくれているのだ。

行くごとに彼女が接客してくれるわけでもなく、顔を合わせるのはせいぜい月に一回かそんなものだが、覚えてくれている。客としても悪い気はしないので、何とも得な“特技”である。

かく申す自分も、他人様の顔を覚えてしまうほうで、頭の中には覚えた顔が何らかの法則に従ってファイリングされているようだ。

時折だが、町を歩いていたりしてすれ違う人の顔を見た瞬間に、ファイリングの検索機能が動き出して、その人がどういう人であるのか数秒もしないうちに結果が出てしまう。

そんな検索機能が働くのは親しい人とかではなくて、たまにしか利用しない店の人と判明したりして、我がファイリング機能の幅の広さというか脈絡のなさは本当に不思議だと感じる。

そんな“無駄な能力”が働いたのは、尾瀬の山小屋でアルバイトをしていた時のことだった。水芭蕉の時期に泊った3人組だったかが3か月後くらいに再訪した時、即座に「あの時に来られたみなさんですね」と思い出したのだが、まあ……あまり役に立つような技能でもない。

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タグ:記憶 私事 日常
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節話§一日一句~海面へ一直線~ [俳句]

季語は・・・鰺刺(アジサシ)

鰺刺や 獲物逃さず 過たず

【去年の今日】信話§老人ですが~だ、だ、騙されないぜ~

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暮話§狭い場所が好き [私事]

借家だった実家は八畳に四畳半の二間。子どもに一部屋なんて、どこの世界の話のごとく、我慢はしていたがストレスはたまっていたのは間違いない。

そのことを不憫と思ったかどうかはわからないが。Lの字になっている廊下の角に机を置いて勉強コーナーのようなものを設えてくれた。

これがまあ居心地がよく、そこそこ勉強がはかどることもあってお気に入りのスペースだったのである。

人間、狭小なスペースに身を置くことが好きな人は少なくないだろう。幼児が段ボール箱に入ってみたりするが、心安らぐものがあるのかどうかはわからない……ひょっとして“子宮回帰”みたいな心理が働くのだろうか、などと考えるのは早計か。

L字の勉強コーナーは3年ほどで終了。3軒長屋の隣家が引っ越したことでそこを借り増ししたことで“勉強部屋”を確保。狭苦しさからの解放ははたされはしたけれど、そのせいかどうかわからぬが、高校入学とほぼ同時に、成績は右肩下がりとなってしまったのは、本人の不徳でしかない。

狭いスペースにいることで、集中力が高まる人間も少なからずいるのでは、そんなことを考えたのである。

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タグ:私事 勉強 日常
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街話§神保巷塵[85]ノンノ創刊五十周年 [神保町]

[承前]

神保町――正確には千代田区一ツ橋――にある集英社が発行している、若い女性ファッション誌“ノンノ(non・no)”が、この日に創刊50周年を迎えた。

↓創刊号の表紙
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前年、マガジンハウス――当時は平凡出版――が創刊した“アンアン”の後を追っての創刊である。10年ほど前、月刊誌に変わるまでは、5日と20日の隔週で刊行されていたのだ。

そうして、京都や津和野、飛騨高山といった観光地紹介の特集が組まれると読者と思しき女性たちがこぞって旅の目的地とした。そんな彼女たちが“アンノン族”と呼ばれて、一つの現象ともなったのである。ちなみに世間では“ディスカバー・ジャパン”のキャンペーン華やかな頃でもある。

その後、ペンション・ブームの火付け役にもなったりして、若い女性の嗜好を巧みにすくい取っていたようだ。

雑誌の寿命がどれほどのものかはわからないが、創刊数号で廃刊になることも珍しくない業界ゆえ、50年というのは長寿と言ってもいいだろう。さて、この先どれほど続いていくか……それは編集者のセンスと読者次第である。

追記:どうでもいい話だが、アンアンの表紙ロゴが平仮名の“のんのん”に見えてしまうという……そんなエピソードがあったことを思い出す。
                               [続く]

《神保町のトピックス一覧》
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節話§一日一句~南向きの座敷で~ [俳句]

季語は・・・麦の秋

昼寝時 風吹き過ぎて 麦の秋

【去年の今日】週話§日曜恬淡~ほどなく五月終了~
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懐話§昭和三十年代~実家とその周囲~ [昭和]

[承前]

大通りと裏通りの狭間、まるで江戸時代の裏店といってもいいような三軒長屋に実家があった。どちらの通りに出るにも、二人がすれ違えない狭くて舗装されていない道を数十m歩く必要があるのだ。

表通りのほうに出ると、出てすぐ右には東京の百貨店の出張所があったが、物品を販売するのではなく、地元特産の織物を仕入れるための出張所で、他にも2軒、百貨店の出張所があった……今は既に存在していない。

大通りを左に歩き、交差点を渡った角には丸に髙の字の、当時としては2階建てで小規模な百貨店らしきものがあって、日用雑貨や玩具などを商っていた。そしてそのあたりは、町で一番の商店街が連なっていたのである。

さて、裏通りのほうへ出ると、すぐ左が肉屋で右が米穀店、その並びには、月一で通っていた理髪店があり、隣には和菓子屋があって、年の暮になると賃餅を頼んでいたのは、決まってこの店だった。

理髪店の向かいには間口一間半ほどの駄菓子屋があって、おばあさん一人で店をやっていた。近所の子どもたちのたまり場みたいなもので、夏になればかき氷なども出したりしていて、ここで小遣いが吸い上げられていたのだ。

裏通りに沿って、3軒の映画館があって、それぞれ東宝、日活、洋画と棲み分けて上映をしていたが、一番に通ったのが東宝系の映画館であったことは言うを待たない。

裏通りの今は、空き地は駐車場ばかりと化して、往時の面影はまったくないが、我が脳裏には当時の様子が鮮やかに脳裏に浮かび上がるのである。
                               [続く]

《昭和のトピックス一覧》
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想話§理数系への憧憬 [私事]

ごく稀に“理数系回路”が発動することがあるが、ガチの理数系でないのは自らの非論理的思考ではっきり自覚しているので、深入りすることはない。

かつては、真空管ラジオを組み立てていたり、アマチュア無線の免許も取得したりしてはいたが、本当に表面的なだけで、電気回路がどうなっているのかなどはわかっていなかった。

だが、今でもそうした残滓は耳かき1杯くらいはどこかにあって、理数系ものに手を出してしまうことがある。

一番に“これ”と言えるのはパソコン操作だろう。我が家がパソコンを導入したのは1994年のことで、それ以来パソコンのセッティングは自力で行っている。もちろん最初は相当に四苦八苦して、動くところまで一日がかりということもあった。

もちろんパソコンの奥深い部分の知識などはあるはずもなく、基本的な操作と簡単な初期設定に留まっているとは思うし、何度か大きなトラブルに巻き込まれた時は、パソコンの神のような友人の助けを借りたり、業者に対応してもらうことはあったけれど。

結局、今のそんな自分があるのは、多分に理数系に対する憧れのようなものが内にあるからではないかと思っているのだ。

《日常のトピックス一覧》
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節話§一日一句~毎年五月になると~ [俳句]

季語は・・・梅を干す

梅を干す 祖母の遺影や 四十年

【去年の今日】週話§土曜恬淡~文字を書く~
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週話§日曜粛々~既に新緑ではない~ [日常]

5月も下旬である。

眼に眩しい新緑の時期は、5月に入った頃には終わり、我が家周囲は既に、夏の濃厚な緑と化している。

梅雨に入れば、樹々の緑はしっとりとしてくれ、おかげで緑の寿命は永らえることができるが、それも束の間……7月から8月の猛暑は、すっかり葉から元気の素を吸い上げてしまうようだ。

そうして8月も半ばを過ぎると、緑だった葉の色の瑞々しさは失せ、徐々に緑色の力がなくなって、秋を迎えるのである。

だが、まだまだ5月が終わりそうなだけで、我々はまだしばし緑の葉を存分に味わうことができるのだ。

《日常のトピックス一覧》

タグ:日常 自然
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節話§一日一句~カスタニエンの木の下で~ [俳句]

季語は・・・夏風

マスジョッキ ビアガルテンや 夏の風
↓ミュンヘンのアウグスティナー・ケラーにて
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【去年の今日】祝話§ワーグナー207歳
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週話§土曜粛々~ワーグナー208歳~ [クラシック]

今日は1813年にリヒャルト・ワーグナーが誕生して208歳の誕生日である。

↓祝祭劇場のバルコニーから市街を望む
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去年はコロナ禍で中止を余儀なくされたバイロイト音楽祭だが、今年は開催すると発表された。一公演の収容客数は235人……総座席数の12%に限定。

その程度の観客動員では到底利益を上げることなどできないのではないか。だからといって、2年3年と音楽祭を休むわけにはいかず、苦渋の開催決断だったろうと想像できる。おそらくは、ワクチンの接種が完了した人たちを対象にしてチケットを発売、客席に入る時には証明書などの提示が求められることになるだろう。

とりわけ密閉度の高い客席空間に加えて“神秘の奈落”と言われているオーケストラ・ピットの狭小なスペースでの管理がどうなるものか、気になるところである。

《オペラのトピックス一覧》
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節話§一日一句~気楽な境遇~ [俳句]

季語は・・・Tシャツ

Tシャツの 初老の割れの 日常あり

【去年の今日】憶話§メモですとか・・・・・・必要なお年頃
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時話§蚕起食桑~七十二候~小満 [七十二候]

小満の初候“蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ)”である。

万物が満ち始める“小満”の節気である。薫風爽やかで“風光る”という季語がそのまま眼の前に展開している……そんな日々も、6月に入れば湿気がまとわりつく梅雨が始まってしまう。

そうなるまでにはあと10日ほど。せめては爽やかな空気を思う存分に味わうつもりだ。

そんな空気に寄り添うようにマッチするのは、当然ながら1杯のビールで、四季を問わず欠かすことなくグビグビしているわけだが、やはりここに始まる数か月の間のビールこそが格別と感じる。

かつては一日1リットルだと豪語していたビールだが、休肝日を3日としたことで、年間の飲酒日数は210日ほどに減った。

この季節に限ってだが、いつもの350ml缶から500mlのロング缶に増量してもいいような気がしないでもない。

《七十二候のトピックス一覧》
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妙話§ラヴェルの弦楽四重奏曲 [ラヴェル]

フランス印象派の作曲家ドビュッシーよりも13歳若いモーリス・ラヴェルは魔術のように饒舌な音楽を創り出した。

最も知名度の高い曲として『ボレロ』があると言われれば「ああ……」と思う人も少なくはなかろう。

そんなラヴェルが27歳の時に弦楽四重奏曲を作曲した。しかも後にも先にも一曲だけ……尊敬するドビュッシーも一曲しか作曲せず、まさにお約束事よろしく、確実にCD1枚にカップリングされるのである。

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そんなラヴェルとドビュッシーの弦楽四重奏曲を最初に聴いたのは大学生の頃で、ラサール弦楽四重奏団の録音だった。

ドビュッシーの四重奏曲はとっつきにくく(個人の感想)、なかなか耳に入りにくいものがあったが、それに比べるとラヴェルのほうは最初からすんなり耳に入ってきてくれたのだ。

4楽章を通じて一つのモチーフを素材に、時に艶めかしく、時にセンチメンタル、そして終楽章はエモーショナルな八分の五拍子という、まさに耳へのごちそう満載なのである。

なかなか実演を聴く機会に恵まれず、ひょっとして20世紀の間に聴くことはできず、あるいは……初めて実演を聴いたのは、21世紀になってからではなかっただろうか。

《クラシックのトピックス一覧》
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節話§一日一句~熱戦終わって~ [俳句]

季語は・・・夏めく

夏めきて 千穐楽の 国技館

【去年の今日】翠話§気持のいい若葉の季節
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