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節話§一日一句~海面へ一直線~ [俳句]

季語は・・・鰺刺(アジサシ)

鰺刺や 獲物逃さず 過たず

【去年の今日】信話§老人ですが~だ、だ、騙されないぜ~

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暮話§狭い場所が好き [私事]

借家だった実家は八畳に四畳半の二間。子どもに一部屋なんて、どこの世界の話のごとく、我慢はしていたがストレスはたまっていたのは間違いない。

そのことを不憫と思ったかどうかはわからないが。Lの字になっている廊下の角に机を置いて勉強コーナーのようなものを設えてくれた。

これがまあ居心地がよく、そこそこ勉強がはかどることもあってお気に入りのスペースだったのである。

人間、狭小なスペースに身を置くことが好きな人は少なくないだろう。幼児が段ボール箱に入ってみたりするが、心安らぐものがあるのかどうかはわからない……ひょっとして“子宮回帰”みたいな心理が働くのだろうか、などと考えるのは早計か。

L字の勉強コーナーは3年ほどで終了。3軒長屋の隣家が引っ越したことでそこを借り増ししたことで“勉強部屋”を確保。狭苦しさからの解放ははたされはしたけれど、そのせいかどうかわからぬが、高校入学とほぼ同時に、成績は右肩下がりとなってしまったのは、本人の不徳でしかない。

狭いスペースにいることで、集中力が高まる人間も少なからずいるのでは、そんなことを考えたのである。

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タグ:私事 勉強 日常
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街話§神保巷塵[85]ノンノ創刊五十周年 [神保町]

[承前]

神保町――正確には千代田区一ツ橋――にある集英社が発行している、若い女性ファッション誌“ノンノ(non・no)”が、この日に創刊50周年を迎えた。

↓創刊号の表紙
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前年、マガジンハウス――当時は平凡出版――が創刊した“アンアン”の後を追っての創刊である。10年ほど前、月刊誌に変わるまでは、5日と20日の隔週で刊行されていたのだ。

そうして、京都や津和野、飛騨高山といった観光地紹介の特集が組まれると読者と思しき女性たちがこぞって旅の目的地とした。そんな彼女たちが“アンノン族”と呼ばれて、一つの現象ともなったのである。ちなみに世間では“ディスカバー・ジャパン”のキャンペーン華やかな頃でもある。

その後、ペンション・ブームの火付け役にもなったりして、若い女性の嗜好を巧みにすくい取っていたようだ。

雑誌の寿命がどれほどのものかはわからないが、創刊数号で廃刊になることも珍しくない業界ゆえ、50年というのは長寿と言ってもいいだろう。さて、この先どれほど続いていくか……それは編集者のセンスと読者次第である。

追記:どうでもいい話だが、アンアンの表紙ロゴが平仮名の“のんのん”に見えてしまうという……そんなエピソードがあったことを思い出す。
                               [続く]

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