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吟話§一日一句~冬本格的に~ [俳句]

季語は・・・霜月尽

霜月尽 シベリアからの 寒気来る

【去年の今日】週話§土曜諸相~ブログ移転のお知らせ~
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街話§神保巷塵[81]神保町最古のビル解体 [神保町]

[承前]

10月下旬、会社OB会の事務仕事で神保町に行った時、神保町2丁目南側に建っている旧相互無尽会社解体作業の足場が組まれていた。一昨年頃あたりは財団法人日本タイ協会が入居していたとのことだが、既に退去済である。

IMG_3346.JPG

保存できればという声もあったらしいが、地下水が溜まって手がつけられず結局は取り壊しという道を選ぶしかなかったようだ。

1929年に竣工した5階建てのビルも、今は他の建物に埋もれてしまっているが、建築当時はそこそこの“高層建築”ではなかったかと想像している。

神保町には今だ、戦前に建てられたと思しき建物があちこちに残っていて、都心にありながら、ノスタルジックを辛うじて感じさせてくれて、そんな環境で仕事することができたことは幸運だったと言えよう。
                               [続く]

《神保町のトピックス一覧》
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活話§明日は師走十二月・・・・・・ [日常]

ウェブリブログからSSブログに引っ越して明日(12月1日)でちょうど一年。

この一年――というか10か月くらい――は、終盤に入った我が人生の中で、特筆して異様な一年だったと言えるだろう。

それまでの“当たり前の日常”が当たり前でなくなり、地球上に住む我々はコロナウイルス収束の道筋が見えるまで、2019年以前とは違う日常の過ごし方を模索しなければならなくなってしまった。

それを潔しとしない人間は“陰謀説”に走ったり、コロナウイルスそのものを否定するという非科学的行動へと偏っていくのだ。そうした人たちに対して、いくらそうした考えのナンセンスさを説いても無駄で、そんな乖離の虚しさを嫌というほど思い知ることになるが、そんな無益な似非科学の類に負けるわけにはいかないし、そう考える人間はきわめて少数でしかないのだ。前にも書いたことだが……

正しく畏れよ!

……この言葉を肝に銘じ、当分は忍の生活を送っていくばかりなのである。

《日常のトピックス一覧》
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吟話§一日一句~数日剃らないで~ [俳句]

季語は・・・冬の日

冬の日や マスクの下の 無精髭

【去年の今日】紙話§ティッシュペーパー~小さくなった~
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週話§日曜恬淡~ファミレス・・・・・・たまに~ [日常]

このご時世ゆえ、外食度の低い日々が続いている。ファミリーレストランの類は我が家近くにもあって、利用度はと聞かれれば“年に何回か”程度でしかないのだけれど。

最後に行ったのは確か10月だったと思うが、たまには朝ごはんでもと、散歩がてら気まぐれに出かけてみた。

食べるものを注文して、飲み物はドリンクバー(有料)でというシステムなので、コーヒーとジュースをセルフサービスで席に持っていけば、ややあってトーストにベーコンエッグの“定食”がやって来る。毎日家で食べるのは、バナナミルクにトースト1枚、それにコーヒーだから、それに比べれば量は多いから、持て余しそうになってしまう。

メニューを見直すと、もう少しシンプルなセットもあって、それじゃあ次はこれにしようと思ったのだった。

30分ほどでようよう食べきって、コーヒーのお代わりを飲めば、何となくだがゆったりした気分になり、お勘定を済ませれば、自宅までの軽い散歩を楽しむのである。

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吟話§一日一句~神保町夕景~ [俳句]

季語は・・・暮早し

古書街は 饐えて暮れるが 早きこと

【去年の今日】過話§備忘録的な何か~2019年11月28日付~
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週話§土曜恬淡~霜月十一月終了のお知らせ~ [日常]

月末の週末は、お約束のように“今月終了”について書いている。こうした
“決まり事”のようなエントリーがないと、続けられないタイプのブログであるからだ。

こうした話題を差し挟んでいって、ようやく日々の我がブログとして成立するのである。

というわけで11月が終わる。3月このかた、既に書き飽きたコロナウイルス禍話だが、憂いは年が明けても続くわけで、まずもってこの先の冬から春に向けての数か月が大きなヤマになりそうな……あくまでも素人の予想だが。

日本でも、明らかに第三波の最中にあって、都心に出向くのも月に2、3回と自重している。こんなことで感染してたまるかというのが、内なる強固な意志なのだ。

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転話§朔風払葉~七十二候~小雪 [七十二候]

小雪の次候“朔風払葉(きたかぜこのはをはらう)”である。

11月も終わりが近づいた。そしてほどなくとうとう、週が明ければ年末12月となる。

ここまでコロナウイルスのおかげで、極力活動を少な目にした10か月を過ごしたわけだが、まあまだ自宅待機できる前期高齢者として、ここまでは何とかかんとかやり過ごすことができたようだ。

コロナウイルスのワクチンも間もなく実用化されるようで、まだまだ油断はできないにしても、収束への道筋が半歩くらいは近づいてくれただろうか。

ヨーロッパでは再びロックダウンが実施されたり、第二波の感染者数の激増には、今だ不安な要素大であるが、とりあえずは我が身の安寧を心がけてつつ師走を迎えることになる。

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顧話§今日の歴史~三多摩南北交通~ [歴史]

1998年11月27日、多摩都市モノレール立川北駅〜上北台駅間開業。

三多摩に住んでいて、南北鉄道インフラの貧弱さは身をもって感じている。

東西の鉄道は充実しているのに、南北については……南武線、横浜線、はいおしまい!なのだ。

八王子や立川に住んでいるのであれば、さほどの不便を感じないかもしれないが、これが東久留米あたりに住んでいて、調布に行こうと考えたら、これがけっこうな旅程になってしまうだろう。ならば車でと思っても、三多摩の道路は、ほとんど片側1車線だから、渋滞と紙一重を覚悟せねばならない。

これでは地域間の積極的な交流もままならず、地域地域で孤立するばかりである。

そう考えたのかどうかはわからないが、20世紀の終わり頃、ようやく南北交通の不便さを解消しようと重い腰が上がって、多摩都市モノレールが部分ではあるが開通した。その後、多摩センターまで延伸したのは2000年1月のことだった。

この先さらに多摩センターから町田に、上北台から箱根ヶ崎へと延伸が計画されているが、我が眼の黒いうちに開通へと漕ぎつけるものか。ちなみに、箱根ヶ崎まで延伸することで、多摩地域市部で唯一鉄道が通っていない武蔵村山市にも一筋の光が射しこむということだが。

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吟話§一日一句~澄んだ空気を取り込む~ [俳句]

季語は・・・小春

換気せむ 小窓開いてる 小春かな

【去年の今日】織話§ウェールズQのベートーヴェン[2]

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呟話§一言つぶやき~なぜTを~ [つぶやき]

現大統領の名前を日本語で書くことも嫌なので、あえて“T”と書くが……

……なぜ、これほどにTを忌み嫌うかといえば、理由はいくらでも羅列することができるわけで、まずもって白人優位主義かつ男性優位主義で差別的な明らかなレイシストであることを筆頭に、あまりにもわかりやすい非科学的存在という、それが最大の理由の二つであり、さらに個人的に我慢できない理由としては、彼のあまりにもな下品さが挙げられるが、そんなTがさらにあと4年も大統領職に居座り続けるのだったら、アメリカの分断の深まりはさらに深く、世界にもたらす混乱は筆舌に尽くしがたいものがあったのは間違いない。

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連話§ワタシの酒肴[153]枝豆と健康 [酒肴]

[承前]

10月に入ったあたりで、我が家近くのスーパーマーケットに生の枝豆の入荷は終わってしまったので、引き続き冷凍枝豆にチェンジした。

何ゆえ、そうまでして枝豆にこだわるのかと問われれば、我が身の健康維持のためと答えたい。

野菜の中でも、食物繊維の含有量は半端なく多く、それゆえに腸内環境を整える作用もあるわけで、日々の安定した“お通じ”が保証されるのである。

しかも酒の肴として、毎日食べても食べ飽きることはないので、ありがたい食べる薬のようなものなのだ。

週4日の“飲酒日”では、午後に入ったところで、冷凍庫に保存してある枝豆を取り出し、100gほどを室温で自然解凍してやる。3時間で解凍完了。

鮮度こそ生枝豆にはかなわないが、十分に酒の肴として楽しめるし、何より翌日のトイレが約束されるという、まさに一石二鳥の酒肴なのである。それにしても、食べながらこれほどに身体に効果が顕著な食品は、ワタシ的には枝豆が筆頭である。

                               [続く]

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吟話§一日一句~上州空っ風~ [俳句]

季語は・・・風除

風除や 笠懸村の 屋敷森

【去年の今日】弄話§パソコンを使える人

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譚話§三島由紀夫没後五十年 [日本]

三島由紀夫は1925年(大正14年)生まれ、昭和の年数と年齢が一致するので覚えやすいのだ。生きていれば95歳である。そして50年前の今日、自衛隊市ヶ谷駐屯地に乱入した小説家の三島由紀夫が割腹自殺をした。享年四十五。

当時の我が身は高校1年生で、帰宅したらテレビニュースが大々的に報じていた。翌日登校したら、教室が蜂の巣をつついたかのような騒ぎになっていた。そうした中に、少しばかり左翼に傾倒していた同級生が「ショック」とつぶやいたことが記憶に残っていて……まあ、多感といえば多感なお年頃であったということだ。

彼の作品だが、数冊ほどは読んだことはある。とりわけ『豊饒の海』の噎せかえるような文章に“異界”のようなものを感じたのである。

そして今……あの“騒ぎ”から半世紀が経ってしまった。

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欧話§シューマン―マイカテゴリー― [シューマン]

シューマンの作品を初めて聴いたのは――誰でもそうな気がする――ピアノ曲集『子供の情景』の“トロイメライ”で、おそらく人生で初めて聴いたであろうクラシック音楽ではなかっただろうか。もちろんその頃は、曲名も作曲家の名前も知らなかったわけだが。

その後、三十代を過ぎて歌曲を聴くようになった。もっぱら『詩人の恋』とカップリングで録音されている『リーダークライス』あたりで、前者は30分ちょっとの歌曲集なので、シューベルトの『冬の旅』ほど構えて聴かないで済むのである。

あとは4つの交響曲だが、聴き始めたのはずいぶん遅くて、四十代を過ぎてしまっていた。どちらかといえば老成と聴こえてしまうブラームスの交響曲とは違って、若い勢いのようなものが強烈に感じられるのだ。

彼ら二人の交響曲を聴いていると、ブラームスは“ドイツ”という空間の中の交響曲という匂いがして、シューマンのそれには、汎ヨーロッパ的と感じるところがある……シューマンのほうがブラームスよりずうっと年上なのだけれど。

専門的な知識があるわけではないのでわかるわけではないが、シューマンのオーケストレーションは問題があると聞いたことがあって、マーラーが交響曲の補筆を行っている。それを聴いたこともあるが、違いなどわからずで、さらに言えば“大きなお世話”であるとも感じたのだ。

《クラシックのトピックス一覧》
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吟話§一日一句~青菜の混ぜご飯~ [俳句]

季語は・・・冬晴れ

冬晴れや 物相飯を 食ってみる

【去年の今日】週話§日曜諸相~今日はウェールズQ~
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過話§備忘録的な何か~2020年11月24日付~ [備忘録]

11月8日……アメリカ時間では11月7日、オバマ政権の時の副大統領だったジョー・バイデンが大統領選挙に勝利。300人を超える選挙人を獲得した。

あと四年 就任前から 待っている
    その日が 平和でありますように

上の短歌は、2017年2月の朝日歌壇で選者である永田和宏が選んだ一首で、酒井秋代(東京都)の手になるものである。

同居人がこの歌の存在を教えてくれたのだが、我々の心境もまた、まったく同じといっていいもので、さらにこの先4年もとなったら、我が老い先の中に巨大な汚点が残ってしまうことになるので、ひたすらあの非科学的存在で差別主義の品性下劣な嘘つき男が落選することを祈り続けていたのだった。

時折だが、神は我々に味方してくれるようで、最後まで残っていた激戦州のほとんどをバイデンが制して、アメリカ分断の元凶を、ホワイトハウスから追い出すことができそうである。

そして、外部でやきもきしていた我々以上に、現地アメリカの心ある人たちの安堵やいかばかりかと。

ここまで人を貶めることは過去にほとんどないことだったが、来年1月には前大統領となる人間の悪行が、しかるべく裁かれることを乞い願っている。

追記:そして11月が終わりに近づいても現大統領は敗北を認めず、悪あがきを続けているのだ。

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享話§武満徹―マイカテゴリー―現代音楽 [武満徹]

東京で暮らし始めた1973年の初夏、渋谷公園坂を上がったあたりで武満徹を見かけたことがある。同じ時期に目にした人には、かまやつひろしと俳優の天本英世がいて、3人が3人とも雰囲気ある強烈な個性の存在なのだった。

武満徹が作曲した音楽の実演を聴いたのは確か5度……NHK交響楽団の定期公演で『カトレーン』と『マージナリア』を、フィリップ・ジョーンズ・ブラス・アンサンブルで『ガーデン・レイン(雨の庭)』を、そして水戸室内管弦楽団の演奏で『弦楽のためのレクイエム』を聴き、最後が1995年に京都コンサートホールでウィーンフィルの演奏で聴いた『ヴィジョンズ』というものだ。

これまでに書いたとおりで、現代音楽に耳が開かれているわけではないので武満の手になる音楽の1%すら理解できることはなく、不思議な響きの空間に“ぽつねん”といたに過ぎない。

辛うじて、評論家山根銀二が初演の時に「音楽以前」と評した『弦楽のためのレクイエム』のみが、我が耳にもしっくりきた記憶が残っている。

同時代の人間の手になる音楽を十全に聴き込むことができなかったのは、自分の力不足であることは歴然としているが、目の黒いうちに何か聴こえてくるものが少しでもあってくれればと思っているのだ。

《クラシックのトピックス一覧》
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吟話§一日一句~燦然とマイナス1.5等星~ [俳句]

季語は・・・シリウス

シリウスは 八光年の 孤高かな

【去年の今日】週話§土曜諸相~世間は晩秋~
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踏話§舞台―マイカテゴリー―優れた踊り手 [舞台]

3つの異なる踊りのジャンルに、二人の優れたダンサーが同時に存在したことがある……ジーン・ケリーとフレッド・アステア、バレエのパトリック・デュポンとマニュエル・ルグリ、歌舞伎の中村勘三郎(十八世)と坂東三津五郎(十世)といった面々だ。

それぞれ前者は豪放だったり奔放だったり、後者は端正で洗練されていると芸風も対象的である。

ダンスの二人は映画の画面でしか観たことはないが、デュポンとルグリ、勘三郎と三津五郎の舞台は観ることができた。とりわけ、勘三郎と三津五郎が共演した『棒しばり』の水も漏らさぬ丁々発止のやり取りが楽しく、終わることの何と惜しかったことか。

三組の“ダンサー”たちは、疑いもなく踊ることを楽しんでいて、それが観ている我々にも伝わってくる。難しい技巧を軽々とこなしはするが、彼らはその難しさを観る人たちにひけらかすようなことはしない。

そうした技巧を会得するまでの苦労などを見せることは、決してないのだ。

そうして勘三郎と三津五郎の幸福な出会いの時間は短くて、彼ら二人は既に鬼籍の人となり、あの屈託のない舞台を観ることは叶わないのだ。何という損失なのかと、相も変わらず死んだ人の歳を数えるのである。

《歌舞伎のトピックス一覧》
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歌話§ショパン―マイカテゴリー―前奏曲集 [ショパン]

小学校の音楽室に並んでいた作曲家の肖像の中にあって繊細そのもの表情を見せていたショパンを“ピアノの詩人”という表現は、あながち外れていないでもなく、彼の音楽にロマンを感じることが多いのは頷けるものである。

そんなショパンのピアノ曲の聴き初めは、ご多聞に漏れず幻想即興曲やら、子犬のワルツなどいくつかのワルツ、英雄ポロネーズに“あの”ノクターンあたりだったが、長じるに従ってよく耳にするようになったのは、24の前奏曲集や作品10と25の練習曲集だろうか。

とりわけ前奏曲集に惹かれたのは、ドイツ生まれのピアニストであるクリストフ・エッシェンバッハが演奏した録音に興味を持ったからだった。とりわけ“ショパン弾き”ではない――ショパンの録音はこれ一つだけ――がゆえなのかどうか、センチメンタルでもロマンチックでもない、不思議な魅力を秘めた音楽だったからか、聴き飽きもせず頻繁に聴き続けてきたのだ。

もう一つ、2つの練習曲集はエッシェンバッハの前奏曲集の一年後、1972年にマウリツィオ・ポリーニが録音した衝撃的な一枚にとどめを刺しておく。作曲家が「どうだ弾けるか? 弾いてみろ!」と提示した楽譜から、苦もなく圧倒的な音楽を展開してみせたポリーニの力量に舌を巻くしかなかった。

彼らの演奏を聴いていると、ショパンが軟弱なだけの作曲家ではなかったと理解できるのである。

《ピアノのトピックス一覧》
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吟話§一日一句~道に迷って~ [俳句]

季語は・・・落ち葉

違えれば 桜落ち葉の 或る小径

【去年の今日】券話§チケットの取り方[中]電話で予約
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転話§虹蔵不見~七十二候~小雪 [七十二候]

小雪の初候“虹蔵不見(にじかくれてみえず)”である。

11月も残り10日を切ってしまった。何度も書いているように、気温も順調に下がって、すっかり冬に突入したと言ってもおかしくはない。

食卓も湯気の立つものが増えてきて、その中心として週に一度は鍋が出る。市販の鍋ダレに材料を放り込んで適宜煮込んでやれば出来上がり。そいつをハフハフさせながら食べるのだが、酒の肴によし、ご飯のおかずによし……おまけに残れば、翌日の昼ご飯にもなってくれる、一度で三度おいしいのが鍋なのである。

何より、野菜がしっかり食べられるのがありがたいし、ワタシ的には豆腐や油揚げ、厚揚げの類が好きなだけ食べられるのがうれしい。

そんな鍋の季節が、桜の季節あたりまでは続くのだ。

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週話§日曜恬淡~亥の子餅(ゐのこ餅)~ [和菓子]

11月のはじめ、新宿まで用事に出た折、デパ地下で商いをしている京都の和菓子屋に亥の子餅(ゐのこ餅)があるのを見つけたのでいそいそと購入した。

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といっても、亥の子餅の存在を知ったのは、つい最近のことで、無病息災を願って亥月亥日の亥の刻に食べるようだ。平安時代まで時を遡れば『源氏物語』の“若紫”に亥の子餅が登場してくるので歴史は深い。

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詳しいことは上の能書を読んでいただきたいが、この日は茶道の“炉開き”でもあり、茶道の一年のはじめということのようだ。

そして、見た目よりはあっさりとした優しい味わいの京菓子だった。

《和菓子のトピックス一覧》

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吟話§一日一句~6時前は明けきれず~ [俳句]

季語は・・・短日

まだ暗き朝 短日を想いけり

【去年の今日】珈話§エスプレッソ好き
タグ: 短日 俳句
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週話§土曜恬淡~12月が近づいて~ [日常]

“年末”と呼ばれる時期が眼の前に迫ってきた。そろそろ年賀状の文面デザインを考えなくてはいけない。

いつもの年であれば、旅行した時に撮った写真などを適当に散りばめて一丁上がりなのだが、今年は旅行ができなかったので、そのような写真がなく、さてどうしようかと一瞬だけ考え込んだが、来年が丑年であることを思い出して、それならこうだ!というのを思い付いたのだ。

ブログの中で詳細は書けないので、デザインは想像してもらうしかないが、まあそういうことだ。

そして改めて、2021年という年が自分にとって無為であるとしか言いようのない一年だったと……コロナウイルスの収束がいつになるかを待ち望むのみである。

《日常のトピックス一覧》
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吟話§一日一句~戻っていくのだ~ [俳句]

季語は・・・神の旅

青空を おのおのの地へ 神の旅

【去年の今日】弱話§体力というより持久力がないのかも

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沈話§4分33秒~ジョン・ケージ~ [現代音楽]

アメリカの作曲家ジョン・ケージが1952年に“作曲”した『4分33秒』という題名の作品がある。

↓ケージ生誕百年記念として出版された楽譜
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“どんな楽器でも演奏できる”とあって、ピアノ独奏からオーケストラまで“演奏”されているのだが、音のない作品で、ピアニストの中には、鍵盤の蓋を閉じて演奏を始め、蓋を開けて演奏を終える人もいるらしい。

そんな『4分33秒』がオーケストラで演奏された。10月31日にフィルハーモニーで行われたベルリンフィルの演奏会で、キリル・ペトレンコの指揮で、コンサートの最後にプログラムに追加されたのだった。



11月2日に始まるロックダウンを前にした指揮者とオーケストラの意思表示としての“演奏”は、彼らの表情を見れば理解できることだろう。今の状況を“沈黙の音”として表現してみせたのだ。これは聴きものである。

蛇足ながら演奏のテンポは“速め”で、およそ1分ほど短かいものだった。

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麥話§かつて泊まったビール醸造所が・・・・・・ [ドイツビール]

12年前、バイロイト音楽祭詣でを終えての翌日、ノイ・ウルムのビアホールにしてホテルも併設されたBarfüßer(裸足の修道士)というミニブルワリーに一泊して、気持ちのいいビアガルテンでビア三昧をしたのは佳き思い出だ。

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すぐ裏をドナウ河が流れるというご機嫌な環境にビールも進んだのである。

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おそらくは一度きりの訪問で次はないと思っていたのだが、ふと思い立ってチェックしてみたら何とBarfüßerは撤退してしまって、Paul's Biergartenと店名が変わっていた。提供しているビールはといえば、ミュンヘンのパウラナーとかハッカー&プショールと、おざなりな銘柄に変わってしまった。

ノイ・ウルムやウルムにだって、地元銘柄のビールはいくらでもあるだろうにというのが何とも残念といえば残念なことだ。

たった一度だけの訪問だが気持ちよく過ごせたビアホールだったので、こうした変わり方は世の常とはいえ、はるか遠くの日本から釈然としない思いで眺めている人間の感慨のようなものである。

《ドイツビールのトピックス一覧》
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