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吟話§一日一句~ちょいと見上げてみれば~ [俳句]

季語は・・・秋の月

物干しの 竿渡りけり 秋の月

【去年の今日】望話§尾瀬の視野~何を見ていたのかな~
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転話§地始凍~七十二候~立冬 [七十二候]

立冬の次候“地始凍(ちはじめてこおる)”である。

地始凍……凍りつくような候の名称である。時期的にそこまで寒い頃合いではないので、まあ“用心するが吉”と注意喚起しているということか。

そういえばコロナウイルス対策で、2月から3月このかた。ほとんどの日本人がマスクで過ごしているからなのかどうか、インフルエンザの罹患率が、10月時点で一けたにとどまっているようだ。

思わぬ効果があるものだと感心したが、もちろん油断はできない。欧米におけるコロナウイルス第二波は、締め付けた後が緩過ぎて、あのような結果となったわけで、とりわけ人との集まりが好きな人たちだから、濃厚接触度が高まってしまったがゆえのことである。

ワクチンの開発も急ピッチだが、まだまだ“これ!”というまでの流れのようなものは見えてきてはいない。日本的には桜が咲く頃に目処が立っていてくれればと期待しているのだけれど、どうだろうか。

《七十二候のトピックス一覧》

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鍵話§ピアノ―マイカテゴリー―[下] [ピアノ]

[承前]

そんな程度のピアノ音楽鑑賞の来し方だが、好んで聴くピアノ曲をいくつか挙げて、ピアノのマイカテゴリーを閉じたい。

まずはバッハから。基本の“き”の字のような2声のインヴェンションを聴くのは楽しい……もしピアノを習っていたら恨みがましい思いで聴きそうな気はするが。そしてゴールドベルク変奏曲だが、鉄板のグレン・グールドの新盤をもっぱら。

もちろんモーツァルトも気分が軽やかになってくれるので、ソナタ全集を脈絡なく聴いている。

ベートーヴェンは28番のソナタが好きで、それから30~32番の最後のソナタ3曲を、いつも不思議な思いで聴いている。29番のハンマークラヴィーアは巨大過ぎて全容を掴みきれず持て余したままが長い。

そしてシューベルト。よく聴くのは13番と19番から21番の3曲のソナタで、シューベルトについては、ここ10年ほどでようやく耳に入るようになった。間に合ってよかったとはしみじみな本音である。

ショパンを忘れてはいけない。一番によく聴くのは24の前奏曲で、それに続いて夜想曲集や練習曲集だが、ベートーヴェンやシューベルトよりはるかに気楽に聴けるようだ。

最後の最後はドビュッシー。アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリが弾く映像Ⅰ・Ⅱと子供の領分の録音は愛聴盤で、前奏曲集は1番ばかり聴いている。そしていくつかの小品などなど。

ああ……残念ながらリストの音楽に親しむことはなかった。どうしても耳に入ってくれないまま、この歳まで来てしまったのだった。
                                [了]

《クラシックのトピックス一覧》
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