過話§備忘録的な何か~2020年11月9日付~ [備忘録]
10月18日……朝、寝室の窓に結露が発生していた。今秋初である。前日が雨の一日。明け方には気温が下がり、高湿度とあいまっての発生と思われる。
その後、引き続いての結露発生が起きることはなかったけれど、キッチンの換気扇を動かす頃合いが近づいてきたようだ。
10月19日……羽毛布団を取り出して膝下に掛けて寝た。去年の同時期は、ラグビーワールドカップ日本大会の後半だったが、今年ほど気温が低くなく、半袖でも過ごせたくらいだったが、一年でずいぶん違うものだ。
10月23日……去年は11月15日に接種を受けたインフルエンザ予防接種をこの日に受けた。市役所からお知らせの葉書が届いて、65歳以上は優先で接種を受けられ、しかも今年から無料なのである。
コロナウイルスの再流行が懸念されているご時世のゆえ、少し早めに接種してもらうことにして、雨の中を近くの“かかりつけ医”に行ってきたが、待合室にいた人のほとんどが予防接種を受けに来た高齢者で、一般診療は一人か二人くらい。雨模様の平日午前中のゆえか、コロナウイルスで外出を控えているのかどうか。
《日常のトピックス一覧》
その後、引き続いての結露発生が起きることはなかったけれど、キッチンの換気扇を動かす頃合いが近づいてきたようだ。
10月19日……羽毛布団を取り出して膝下に掛けて寝た。去年の同時期は、ラグビーワールドカップ日本大会の後半だったが、今年ほど気温が低くなく、半袖でも過ごせたくらいだったが、一年でずいぶん違うものだ。
10月23日……去年は11月15日に接種を受けたインフルエンザ予防接種をこの日に受けた。市役所からお知らせの葉書が届いて、65歳以上は優先で接種を受けられ、しかも今年から無料なのである。
コロナウイルスの再流行が懸念されているご時世のゆえ、少し早めに接種してもらうことにして、雨の中を近くの“かかりつけ医”に行ってきたが、待合室にいた人のほとんどが予防接種を受けに来た高齢者で、一般診療は一人か二人くらい。雨模様の平日午前中のゆえか、コロナウイルスで外出を控えているのかどうか。
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描話§ドビュッシー―マイカテゴリー―牧神 [ドビュッシー]
初めてドビュッシーを聴いたのはいつのことだったか、記憶がはっきりしない。気がついたら耳に入っていたような気がする。
一点一画も揺るがせにしないベートーヴェンの古典的作風から、一気に印象主義と言われるドビュッシーの音楽が何と新鮮で刺激的に聴こえてきたことか。
まずもって『牧神の午後への前奏曲』冒頭、ゆらゆらと陽炎が立ち上るようにフルートのソロが奏でられた瞬間、一気にドビュッシーの魔力に憑りつかれたのは間違いなかった……ここまで絵画的と聴こえる音楽が存在していたことに何より驚かされたのだ。
その後、ぽつりぽつりとドビュッシーに親しんでいったが、中でもお気に入りといえば、ピアノ独奏の『映像Ⅰ・Ⅱ』や『前奏曲集』で、これらの曲はドビュッシーの本領であると思っている。
さらにフルートを吹いていたこともあって、無伴奏の『シリンクス』を何とか吹けるようになりたいと齧りついてみたものの、体裁らしきあたりまではなったが、実際に曲としてどう聴こえたかまでの自信はない。
ドビュッシーの音楽がすんなり耳に入ってきた理由の一つとして、日本的な五音階を使っていたことも大きいのではと想像できるが、何よりも彼独特の“揺らぎ”の表現が、日本人の感性と合っているような気がする。
交響詩『海』が、葛飾北斎の版画である富嶽三十六景『神奈川沖浪裏』からインスピレーションを得ての作品だということも忘れてはならない。
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一点一画も揺るがせにしないベートーヴェンの古典的作風から、一気に印象主義と言われるドビュッシーの音楽が何と新鮮で刺激的に聴こえてきたことか。
まずもって『牧神の午後への前奏曲』冒頭、ゆらゆらと陽炎が立ち上るようにフルートのソロが奏でられた瞬間、一気にドビュッシーの魔力に憑りつかれたのは間違いなかった……ここまで絵画的と聴こえる音楽が存在していたことに何より驚かされたのだ。
その後、ぽつりぽつりとドビュッシーに親しんでいったが、中でもお気に入りといえば、ピアノ独奏の『映像Ⅰ・Ⅱ』や『前奏曲集』で、これらの曲はドビュッシーの本領であると思っている。
さらにフルートを吹いていたこともあって、無伴奏の『シリンクス』を何とか吹けるようになりたいと齧りついてみたものの、体裁らしきあたりまではなったが、実際に曲としてどう聴こえたかまでの自信はない。
ドビュッシーの音楽がすんなり耳に入ってきた理由の一つとして、日本的な五音階を使っていたことも大きいのではと想像できるが、何よりも彼独特の“揺らぎ”の表現が、日本人の感性と合っているような気がする。
交響詩『海』が、葛飾北斎の版画である富嶽三十六景『神奈川沖浪裏』からインスピレーションを得ての作品だということも忘れてはならない。
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