沈話§4分33秒~ジョン・ケージ~ [現代音楽]
アメリカの作曲家ジョン・ケージが1952年に“作曲”した『4分33秒』という題名の作品がある。
↓ケージ生誕百年記念として出版された楽譜
“どんな楽器でも演奏できる”とあって、ピアノ独奏からオーケストラまで“演奏”されているのだが、音のない作品で、ピアニストの中には、鍵盤の蓋を閉じて演奏を始め、蓋を開けて演奏を終える人もいるらしい。
そんな『4分33秒』がオーケストラで演奏された。10月31日にフィルハーモニーで行われたベルリンフィルの演奏会で、キリル・ペトレンコの指揮で、コンサートの最後にプログラムに追加されたのだった。
11月2日に始まるロックダウンを前にした指揮者とオーケストラの意思表示としての“演奏”は、彼らの表情を見れば理解できることだろう。今の状況を“沈黙の音”として表現してみせたのだ。これは聴きものである。
蛇足ながら演奏のテンポは“速め”で、およそ1分ほど短かいものだった。
《クラシックのトピックス一覧》
↓ケージ生誕百年記念として出版された楽譜
“どんな楽器でも演奏できる”とあって、ピアノ独奏からオーケストラまで“演奏”されているのだが、音のない作品で、ピアニストの中には、鍵盤の蓋を閉じて演奏を始め、蓋を開けて演奏を終える人もいるらしい。
そんな『4分33秒』がオーケストラで演奏された。10月31日にフィルハーモニーで行われたベルリンフィルの演奏会で、キリル・ペトレンコの指揮で、コンサートの最後にプログラムに追加されたのだった。
11月2日に始まるロックダウンを前にした指揮者とオーケストラの意思表示としての“演奏”は、彼らの表情を見れば理解できることだろう。今の状況を“沈黙の音”として表現してみせたのだ。これは聴きものである。
蛇足ながら演奏のテンポは“速め”で、およそ1分ほど短かいものだった。
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