転話§虹蔵不見~七十二候~小雪 [七十二候]
小雪の初候“虹蔵不見(にじかくれてみえず)”である。
11月も残り10日を切ってしまった。何度も書いているように、気温も順調に下がって、すっかり冬に突入したと言ってもおかしくはない。
食卓も湯気の立つものが増えてきて、その中心として週に一度は鍋が出る。市販の鍋ダレに材料を放り込んで適宜煮込んでやれば出来上がり。そいつをハフハフさせながら食べるのだが、酒の肴によし、ご飯のおかずによし……おまけに残れば、翌日の昼ご飯にもなってくれる、一度で三度おいしいのが鍋なのである。
何より、野菜がしっかり食べられるのがありがたいし、ワタシ的には豆腐や油揚げ、厚揚げの類が好きなだけ食べられるのがうれしい。
そんな鍋の季節が、桜の季節あたりまでは続くのだ。
《七十二候のトピックス一覧》
11月も残り10日を切ってしまった。何度も書いているように、気温も順調に下がって、すっかり冬に突入したと言ってもおかしくはない。
食卓も湯気の立つものが増えてきて、その中心として週に一度は鍋が出る。市販の鍋ダレに材料を放り込んで適宜煮込んでやれば出来上がり。そいつをハフハフさせながら食べるのだが、酒の肴によし、ご飯のおかずによし……おまけに残れば、翌日の昼ご飯にもなってくれる、一度で三度おいしいのが鍋なのである。
何より、野菜がしっかり食べられるのがありがたいし、ワタシ的には豆腐や油揚げ、厚揚げの類が好きなだけ食べられるのがうれしい。
そんな鍋の季節が、桜の季節あたりまでは続くのだ。
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週話§日曜恬淡~亥の子餅(ゐのこ餅)~ [和菓子]
11月のはじめ、新宿まで用事に出た折、デパ地下で商いをしている京都の和菓子屋に亥の子餅(ゐのこ餅)があるのを見つけたのでいそいそと購入した。
といっても、亥の子餅の存在を知ったのは、つい最近のことで、無病息災を願って亥月亥日の亥の刻に食べるようだ。平安時代まで時を遡れば『源氏物語』の“若紫”に亥の子餅が登場してくるので歴史は深い。
詳しいことは上の能書を読んでいただきたいが、この日は茶道の“炉開き”でもあり、茶道の一年のはじめということのようだ。
そして、見た目よりはあっさりとした優しい味わいの京菓子だった。
《和菓子のトピックス一覧》
といっても、亥の子餅の存在を知ったのは、つい最近のことで、無病息災を願って亥月亥日の亥の刻に食べるようだ。平安時代まで時を遡れば『源氏物語』の“若紫”に亥の子餅が登場してくるので歴史は深い。
詳しいことは上の能書を読んでいただきたいが、この日は茶道の“炉開き”でもあり、茶道の一年のはじめということのようだ。
そして、見た目よりはあっさりとした優しい味わいの京菓子だった。
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