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吟話§一日一句~風の造形~ [俳句]

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顧話§今日の歴史~マイスタージンガー~ [歴史]

1494年11月5日、親方歌手ハンス・ザックス誕生。

言うまでもなく、ワーグナーが作曲した『ニュルンベルクのマイスタージンガー』の主人公である。靴屋の親方(マイスター)にしてマイスタージンガーでもあった。

↓ウィキペディアより借用
Hans_Sachs.jpg

多感であっただろう二十代はじめの頃、遍歴の旅に出ていて、ビール純粋令が発布された1516年に遍歴を終えてニュルンベルクに戻った。翌1517年にはマルティン・ルターの宗教改革が起き、ザックスもまた改革に深く関わっていくことになる。

ちなみに『ニュルンベルクのマイスタージンガー』の舞台設定は16世紀半ば頃で、ザックスは男やもめとなっているけれど、史実は1560年に最初の妻を失っているから、そのあたりは時系列が微妙か……その後、65歳で40歳近く歳若い女性と再婚を果たしたのだが。

ハンス・ザックスが亡くなったのは1576年1月、当時としては稀有な長命で享年八十一のことだった。

《歴史のトピックス一覧》
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慕話§ミュンヘン―マイカテゴリー―ビール [ミュンヘン]

旅行先で一番に親しんだ都会はと聞かれるなら、一も二もなくミュンヘンと答えることができる。

理由は二つ……それも実に単純である。充実したクラシック音楽とビールがうまいという、その二点に尽きてしまう。

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バイエルン国立歌劇場、ヘラクレスザール、ガスタイクと、何度もオペラやコンサートに通うことができた。それは、一回の旅行者にとっても、贅沢で至福の時間だった。たとえ演奏された音楽や舞台に不満を覚えても、その場にいるという幸運を感謝しつつ享受できたのだ。

そしてビールである。ミュンヘンへ旅行していたにもかかわらず、ビールの何であるかをおぼろげながらも悟るまでに、20年以上の時間が必要だった。

まずもって、ミュンヘンといえば“ホフブロイハウス”という、昔ながらの観光ガイドが諸悪の根源で、あそこに行きさえすれば事足れりというのが、大きな間違いだったのである。

そうして行き着いたのがミュンヘン最古、1328年創業のアウグスティナー醸造所のエーデルシュトフという名のビールだった。初めてアウグスティナーのビールを呑んだのは2005年のこと。

それ以来、ミュンヘンで呑むのは、アウグスティナーとミュンヘン郊外アンデクスの修道院ビールと決めている。

そして向かうビアガルテンは中央駅に近いアウグスティナーケラーで。ビアガルテンにはセルフサービスエリアがあって、呑み物さえ注文すれば、食べ物は自由に持ち込めるから、それをいいことに街中に増えてきた寿司屋で、巻寿司や枝豆を調達して、鬱蒼としたカスタニエン(栗)の下で楽しむのだ。

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南ドイツバイエルンのミュンヘンは、ドイツの中ではずいぶんと開放的な街であると感じられ、個人的には気楽な旅の目的地と言えるだろう。

《ミュンヘンのトピックス一覧》
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