街話§神保巷塵[81]神保町最古のビル解体 [神保町]
[承前]
10月下旬、会社OB会の事務仕事で神保町に行った時、神保町2丁目南側に建っている旧相互無尽会社解体作業の足場が組まれていた。一昨年頃あたりは財団法人日本タイ協会が入居していたとのことだが、既に退去済である。
保存できればという声もあったらしいが、地下水が溜まって手がつけられず結局は取り壊しという道を選ぶしかなかったようだ。
1929年に竣工した5階建てのビルも、今は他の建物に埋もれてしまっているが、建築当時はそこそこの“高層建築”ではなかったかと想像している。
神保町には今だ、戦前に建てられたと思しき建物があちこちに残っていて、都心にありながら、ノスタルジックを辛うじて感じさせてくれて、そんな環境で仕事することができたことは幸運だったと言えよう。
[続く]
《神保町のトピックス一覧》
10月下旬、会社OB会の事務仕事で神保町に行った時、神保町2丁目南側に建っている旧相互無尽会社解体作業の足場が組まれていた。一昨年頃あたりは財団法人日本タイ協会が入居していたとのことだが、既に退去済である。
保存できればという声もあったらしいが、地下水が溜まって手がつけられず結局は取り壊しという道を選ぶしかなかったようだ。
1929年に竣工した5階建てのビルも、今は他の建物に埋もれてしまっているが、建築当時はそこそこの“高層建築”ではなかったかと想像している。
神保町には今だ、戦前に建てられたと思しき建物があちこちに残っていて、都心にありながら、ノスタルジックを辛うじて感じさせてくれて、そんな環境で仕事することができたことは幸運だったと言えよう。
[続く]
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活話§明日は師走十二月・・・・・・ [日常]
ウェブリブログからSSブログに引っ越して明日(12月1日)でちょうど一年。
この一年――というか10か月くらい――は、終盤に入った我が人生の中で、特筆して異様な一年だったと言えるだろう。
それまでの“当たり前の日常”が当たり前でなくなり、地球上に住む我々はコロナウイルス収束の道筋が見えるまで、2019年以前とは違う日常の過ごし方を模索しなければならなくなってしまった。
それを潔しとしない人間は“陰謀説”に走ったり、コロナウイルスそのものを否定するという非科学的行動へと偏っていくのだ。そうした人たちに対して、いくらそうした考えのナンセンスさを説いても無駄で、そんな乖離の虚しさを嫌というほど思い知ることになるが、そんな無益な似非科学の類に負けるわけにはいかないし、そう考える人間はきわめて少数でしかないのだ。前にも書いたことだが……
正しく畏れよ!
……この言葉を肝に銘じ、当分は忍の生活を送っていくばかりなのである。
《日常のトピックス一覧》
この一年――というか10か月くらい――は、終盤に入った我が人生の中で、特筆して異様な一年だったと言えるだろう。
それまでの“当たり前の日常”が当たり前でなくなり、地球上に住む我々はコロナウイルス収束の道筋が見えるまで、2019年以前とは違う日常の過ごし方を模索しなければならなくなってしまった。
それを潔しとしない人間は“陰謀説”に走ったり、コロナウイルスそのものを否定するという非科学的行動へと偏っていくのだ。そうした人たちに対して、いくらそうした考えのナンセンスさを説いても無駄で、そんな乖離の虚しさを嫌というほど思い知ることになるが、そんな無益な似非科学の類に負けるわけにはいかないし、そう考える人間はきわめて少数でしかないのだ。前にも書いたことだが……
正しく畏れよ!
……この言葉を肝に銘じ、当分は忍の生活を送っていくばかりなのである。
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