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吟話§一日一句~午後の時間つぶし~ [俳句]

季語は・・・秋惜しむ

秋惜しむ クロスワードは あと五マス

【去年の今日】造話§尾瀬の木道
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週話§土曜恬淡~2020年神無月十月終了~ [ラグビー]

今から一年前、ラグビワールドカップ日本大会は準決勝を終え、残すは3位決定戦と決勝を残すのみだった。

我々夫婦は、東京スタジアム(味の素スタジアム)で行われた準々決勝2試合が最後で、準決勝以降はテレビ観戦で楽しんだ。

それから3か月後にコロナウイルスのパンデミックが始まるなどと……誰が予想できただろうか。

げに、ラグビワールドカップ日本大会はコロナウイルス直前最後の巨大イベントだったと、今さらながら思うのである。

そんなコロナウイルスにかまけている間に、今年も残すところあと2か月となってしまったのだ。

《日常のトピックス一覧》
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吟話§一日一句~小学生の下校時~ [俳句]

季語は・・・色変えぬ松

色変えぬ松 放課後のさんざめき

【去年の今日】生話§旅は反省の繰り返しと経験の積み重ね
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探話§旨味について日本 [日本]

第五の味“旨味”について気がついていたのは日本人だけではないと思っているが、その旨味を存分に活用してきたのは日本人であろう。

旨味を抽出して旨味調味料“味の素”を作り出したのは、東京帝国大学教授だった池田菊苗で、20世紀初頭のことだった。

日本では、昆布や鰹節、煮干しといった海産物から出汁を取って、それを料理に活用してきたわけだが、欧米の人間がその旨味に気がつかなかったのだろうかといつも思うのである。

ずいぶん昔、イギリスの料理番組で、味噌汁と称して出汁を引かず、味噌を熱湯に溶かしただけの代物を平然とテーブルに出したことを思い出す。

出汁の類というなら、フランス人だって肉や魚から“フォン”と呼ばれる出汁をつくっているわけで、だから旨味の存在に気がついていなかったわけではなさそうだと考えるのだが。

ただ、ここにきて欧米のシェフたちが日本料理における旨味に着目して、新たな地平を切り拓いていこうという強い意志を感じる。

新しい発想が入っていくことで、旨味の別の可能性が生み出されるのではないか……こうして日本料理が様々な人たちの手で、さらに様々なヴァリエーションが展開していってくれることを期待するのだ。

《日本のトピックス一覧》
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瑞話§スイス―マイカテゴリー―美術館 [スイス]

オーストリアとドイツには足繁く旅しているが、スイスを旅行の目的地にしたことはない。

正しく言えばあるのだが、宿泊したのも1泊だけで、翌日の帰国便のためにチューリヒ空港近くのホテルに泊ったのが、最初で最後である。

それでスイスだが、オーストリアの滞在先からレンタカーで国境を越えて、スイス東部のヴィンタートゥアという小都市まで、2時間ほどのドライブをして、オスカー・ラインハルト美術館(Am Römerholz)に行くのだ。

DSC02289.JPG

繊維産業で巨万の富を得たラインハルト家の三男坊が、得た財力と審美眼を遺憾なくに発揮して蒐集した、およそ15世紀から20世紀のピカソに至るまでのヨーロッパ絵画が収蔵された個人美術館なのである。

オスカーの死後はヴィンタートゥア市に遺贈されたが、その際「コレクションは門外不出」と遺言を遺していたので、美術館まで足を運ばなくては、それらを見ることが叶わない。

というわけで、2006年に初訪問して以来、4回通ったことになるが、その都度驚かされる……毎度同じ絵を見ているのにだ。最後の訪問は2018年。

時に、ミュンヘンやベルリンの美術館に行かないでもないが、規模が大き過ぎて、行くたびに疲れてしまう。その点、この美術館は規模がほどよくて、鑑賞に訪れている客も10人ほどと、おかげで疲れることなくゆったりと見て回ることができる。さて、この先に2回くらいは訪れたいと考えているが、どうなることか。

なお、スイスで他に訪れたところはというと、あと一つだけ。ザンクト・ガレンの修道院図書館(世界遺産)しかなく、スイス・アルプスの偉容を拝んだことは一度もない。

短時間でもスイスを旅した身にしてみるなら、とにかく物価がめちゃくちゃ高いという印象が強いのである。

《海外旅行のトピックス一覧》

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吟話§一日一句~午後の陽射し~ [俳句]

季語は・・・晩秋

晩秋に 多摩丘陵や 影長く

【去年の今日】顧話§今日の歴史~世界恐慌の始まり~
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和話§日本?~ジャパン?~ヤーパン? [日本]

もう20年も同じオーストリア・アルプスの端っこを目的地に旅行している。泊まるホテルも10年以上変わらない。

スイス人やイギリス人、ドイツ人と、何組かの顔見知りもできて、年に一度の邂逅を楽しんではいるが、我々が遠来の客人であることはわかっていても日本に対する興味とかはほとんどないし「日本すごいね」などという賛辞の類を聞いたことなどない。一度だけ、2011年の東日本大震災の後に訪れた時にはお見舞いの言葉をもらったくらいである。

言うまでもなく彼らにとって、日本は特別な国などではない。かつて隆盛を誇ったソニー、ニコン、ホンダといった単語が彼らの口から出ることなく、時折だが若い兄ちゃんが「カヴァサキ、ヤマハ」と自分が乗るオートバイのメーカー名を連呼するくらい。

携帯電話は元より、IT関連も韓国や中国に引き離されて……うーん、何があるものかと考えるが、辛うじてユニクロ、日本車が頑張っているくらいだろうか。

はるかヨーロッパの人間にとって日本は“ワン・オヴ・ゼム”でしかない。我々日本人とて、それではスイス、イギリス、ドイツの何をどこまで知っているかと問われて、即座に答えられる人間は多くなどはなく、それこそ“お互い様”なのである。

《日本のトピックス一覧》
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古話§伝統芸能―マイカテゴリー― [伝統芸能]

本格的に歌舞伎見物に通うようになったのは2002年……四十代も終わり近くなってからのこと。遅ればせながら観に行けば、これがおもしろい。しまった!もっと早くから行っておけばよかったと思っても、遅かりし由良之助。

歌舞伎が一人一人の役者の円熟を見届けるものであるとするならば、20年足らずの鑑賞歴では到底間に合わず、せめては三十代の初めあたりから観ていれば、六代目歌右衛門や二代目松緑、十七代目勘三郎を眼にできたのだが。

というわけで、日本の伝統芸能に親しむためには何が必要なのかといえば、自分とともに生きていく役者とその芸なのであると痛感したのだった。

そんな伝統芸能だが、今のところは歌舞伎程度で収まっている。他の、例えば文楽も行かないわけではない。年に一度程度は国立小劇場におもむいてはひとしきり観るのだが、これは歌舞伎以上に難物で、年一といった頻度では歯が立ってくれない。というわけで、現在は“保留中”といったところだ。

もう一つ、能と狂言については、四半世紀くらい前に一度だけ公演を一通り観たことはあったが、途中から何が何だかわからなくなって、これはもう、狂言はともかく、能はこれ以上観ても、死ぬまでわからないと思った。

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吟話§一日一句~昼の部がはねて~ [俳句]

季語は・・・釣瓶落とし

歌舞伎座や 釣瓶落として 人そぞろ

【去年の今日】便話§横浜国際競技場と東京スタジアム
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転話§霎時施~七十二候~霜降 [七十二候]

霜降の次候“霎時施(こさめときどきふる)”である。

霜降……霜降り牛肉と同じ漢字だったのか。というわけでお肉のお話。

焼き肉屋に入っても、ちょっと前までは“上カルビ”を注文していたが、寄る年波には勝てず、並カルビを注文するようになった。あの霜降り状にさす脂に負けてしまうのだ。まあ、値段はぐんと安く、財布には優しくなってくれたのはよかったが。

とんかつ屋ではロースかつを注文する。さすがにヒレは脂がなさ過ぎるのでほとんど注文することはない。そしてロースであっても、昨今は脂身を過剰に残している店はそれほど多くないので問題はない。

牛肉に関して、欧米では赤身肉が主流でサシが細かく入った霜降り肉はほとんど存在せず、日本に旅行した彼らが霜降り肉を食べると、一様に感嘆の声をあげるが、その後に「でもこれは肉じゃない」と呼ばわるのである。

ちなみに、このところのお気に入りは北海道は帯広発祥の“豚丼”というやつで、タレがなかなかにうまく、これで炒めた豚肉をのせたご飯が絶妙にうまくて危険なのだ。

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笛話§フルート―マイカテゴリー― [フルート]

フルートを吹いていたことがある。

高校生から大学、社会人になって少しばかりだがレッスンも受けてみたりしたが、あまり上達することなく終わってしまった。それでも就職した記念にと、村松フルート製のいい楽器を奮発してローンを設定し、購入したのだ。

元よりフルート独奏曲が好きで、ヘンデルやバッハのソナタに親しみつつ、ドビュッシーの『シリンクス』のような無伴奏の曲まで、脈絡なく手当たり次第に吹いていた……いや、吹いていたなどとはおこがましい。ただ単に、表面をなぞっていたにすぎなかったとしか言えない。

吹く機会などもちろんなかったが、ベートーヴェンの交響曲第7番やドヴォルザークの交響曲第8番などではフルートが大活躍して、木管楽器の中でも際立った存在だと思っている。

一つ不思議なことは、ワーグナーがフルートに冷たかったと思われるのことで、ほとんど大活躍する場が与えられていなかったとしか思えないのだ。せいぜい『ニュルンベルクのマイスタージンガー』前奏曲のソロ部分くらいしか出てきてくれず。

ちなみに、オーケストラ楽器の中にあって、フルートほど経済的にも身体的にも優しい楽器はないのではなかろうか……普段のメンテナンスも、キーの部分に油を注す程度で済むし、オーボエやクラリネットのようにリードを削る必要もない。

ヴァイオリンなどの弦楽器は、しばしば弦の張り替えをしなければならないし、金管楽器に至っては、トランペットのように違う形状の楽器を用意する必要がある。

身体的という部分だが、ヴァイオリンのような少しばかり不自然なポーズで演奏したり、ピアノのように思いきり鍵盤をひっぱたいて腱鞘炎になることもあるが、フルートに関する限り、身体に何か悪影響を及ぼすこともない。

とはまあ屁理屈のようでもあるが、本人はまじめに思い込んでいることだ。

《クラシックのトピックス一覧》
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吟話§一日一句~引っ張り出すCDは~ [俳句]

季語は・・・秋暮れる

ブラームスを聴く 日々となり 秋暮れる

【去年の今日】週話§日曜諸相~10月最終週~

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街話§神保巷塵[80]神保町1丁目南北動静 [神保町]

[承前]

10月初旬、目的もなくふらりと神保町を散歩した。ここ数年、町の消長は顕著で、新しい建物、新しい店が現れている。中には半年ももたずに閉店を余儀なくされる店も珍しくなさそうだ。

というわけで“老舗”2軒のその後を簡単に御報告……まずは神保町1丁目南側靖国通り沿いの“レオマカラズヤ”である。8月下旬には一旦店仕舞いして古い建物の解体が始まるところだった。

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そうして、出向いてみたら下の写真のように既に更地になって、路地の向うに三省堂の裏口が見えていたのである。

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もう1軒は1丁目北側路地裏の中華伊峡で、かつての店は下の写真。

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そうして訪れてみれば、何とも場にそぐわないとしか思えない……いかにも昭和然とした建物とは何という違いであろうか。

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定年退職して5年が経過した神保町は、少しずつ新しい変化が始まっているように感じたのはノスタルジーではなく、はっきりした事実の進行がそれを裏付けているようである。平成という30年ほどの時代を経たことで、昭和の形が徐々に姿を消していく“今”のように思われるのだが。
                               [続く]

《神保町のトピックス一覧》
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暮話§ブラームス―マイカテゴリー―晩秋へ [ブラームス]

清少納言風に書くなら「秋はブラームス」である。ブラームスの芸風のようなものと季節が合致して聴こえてしまうのは自分だけだろうか……あくまでも“個人の感想”でしかないのだが。

例えばクラリネット五重奏曲。徹頭徹尾、痛切としか聴こえないその音楽が描き出す風景は、陽が斜めに傾いて世間が赤みを帯びてくる午後のそれである。センチメンタルといえば、これ以上センチメンタルな音楽があるだろうか。

もう一つ、交響曲第1番の終楽章を挙げたい。冒頭の少し後、有名な主題が始まる前の金管楽器の交唱の部分である。秋のアルプスの谷間のあちこちから角笛が思い思いに聴こえてきて、それが“こだま”で返ってきたり、他の角笛とハーモニーを奏でたり、何とも穏やかで心安らぐ祈りの音楽が現出してくるのだ。

というわけで、個人的にはブラームスといえば秋の作曲家と勝手に任命しているのだが、中には厳冬期としか聴こえない音楽もあって、交響曲第4番の終楽章を聴きながら頭の中に広がる風景は、北ドイツの凍てついた荒野で、北ドイツは、言うまでもなくブラームス出身の地なのである。

《クラシックのトピックス一覧》
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吟話§一日一句~詣でる人少なく~ [俳句]

季語は・・・色なき風

うらぶれし 色なき風と 寂れ古社

【去年の今日】週話§土曜諸相~今日と明日は準決勝~
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説話§短語は語る~何言ってるのか?~ [日本語]

総合的・俯瞰的

……どなたか、この言葉の正確な意味を理解できている賢者がおられたら、是非ともわかりやすく説明していただきたい。ワタシ的にはまったく!理解不能で、実は発言した側も適当かついい加減に発しただけではないかと考えているところなのだ。

こんな意味不明で恣意的なことを許していたら、日本という国は根幹から弱体化していくことは間違いのないところ……既に学問研究の弱体は始まっている。金は出さないが口は出すというケチ臭い現状を打破する必要がある。

そして一部マスコミや政治家による学会批判も、事実に基づかない明らかな嘘を放送やSNSで流すという低劣なものだった。それを稚拙にして姑息な愚行と呼ぶのだ。

加えるなら、学術会議を政府が管理しようとして、政権言いなりの学者しか集めなかったら、間違いなく日本の学者の質は低下し、いつもと同じ“お友だちだけに手厚い”状況が現出するであろう。

要するに今の政権を早くさっさと終わらせなくてはいけないのである。

最後に、最近読んだエピソードを一つ……日本のある企業が、海外に優秀な人材を求めるべく、シンガポールの企業に勤める人間をヘッドハンティングしようとオファーをかけたが、その年俸が1000万円足らず。当然ながら断られたのは、その人間の年俸が億単位という、論外な額だったから。企業まで頓珍漢な日本という実態。

《日常のトピックス一覧》
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過話§備忘録的な何か~2020年10月26日付~ [備忘録]

10月8日……台風14号(チャンホン)由来の雨が降ったこの日は、気温が15度前後でしかなく、この秋初めて長袖のシャツを着た。

合わせて、夏の半袖物を半分ほどクリアケースにしまって、長袖シャツ類を取り出した。前にも書いたとおりで、夏物と冬物の入れ替えはかつての体育の日(10月10日)の頃を目安にしていたが、気温が下がったタイミングでやや早めの入れ替えはじめとなった。

昨年はラグビワールドカップにせっせと出かけていて、19日と20日は準々決勝を観ていたわけだが、その時の最高気温は20度台と、半袖で十分に過ごせた。今年だって最高気温20度超えしているのだが、長袖の20度台なのだ。

10月9日……というわけで、5月以来の着続けた半袖Tシャツやポロシャツ類を少しだけ残して、冬物の長袖物と入れ替えをした。

同時に、それまでタオルケットで寝ていたのを、この日から毛布に変えた。朝方の外気温が15度を切るような状況で、いくら寒さに強いとはいっても、ここは素直に毛布のお世話になるべき時なのだ。

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吟話§一日一句~遊歩道を黙々と~ [俳句]

季語は・・・団栗(どんぐり)

団栗や 始発電車へ 急ぐ人

【去年の今日】街話§神保巷塵[64]東京名物神田古本まつり
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週話§日曜恬淡~おや、10月最終日曜日~ [日常]

何と!10月も残り一週間ではないか。

2020年は、2月までは普通のテンポで時間が刻まれていたが、コロナウイルス感染が拡がり始めた3月から、妙にテンポアップしていったようである。

3月から10月の8か月間が、半分くらいに凝縮された速さと感じてしまう。時間が速くなったについては、年齢的なところも大きいだろうとは思うが、コロナ禍であるがゆえの速さが加わってしまったようだ。

よもや2020年が、残り2か月になってしまったとは……そして木曜日からは来年の年賀はがきが発売されると知って驚いている。

何というか……今年の一年は“損をした”とばかり感じながら終わりそう。

《日常のトピックス一覧》
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吟話§一日一句~短いシーズンも終わり~ [俳句]

季語は・・・爽やか

爽やかや尾瀬 小屋閉めに 忙しくて

【去年の今日】悼話§和田誠さん(イラストレーター)
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週話§土曜恬淡~ラグビージャージを~ [ラグビー]

去年開催されたラグビワールドカップ日本大会から間もなく一年が過ぎようとしている。

大学ラグビーは既に試合が行われているが、今年のトップリーグがどのように開催されるか気を揉むところ。

そんなラグビーへの思いをどうしようかと考えた結果、ラグビージャージを2、3枚購入して日常着として使っている。そこそこの値段のシャツなので当分は買わないけれど、綿混紡のしっかりとした布で、もちろん縫製も丈夫であることは保証できる。

以前……30年くらい前にも2着くらい持っていて愛用していたが、その後は途絶えて間隔が空いてしまっていた。

だが、久々に着てみれば気兼ねなく安心感を与えてくれる。もう少ししたら上着が必要になるだろうが、今のうちの短時間の外出であれば、厚手のこのラグビージャージで十分なのである。

もちろん、今の試合用の薄手のそれではなく、かつて試合にも使われていたジャージであるのは言うまでもない。

《ラグビーのトピックス一覧》
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吟話§一日一句~そろそろ暖簾を出して~ [俳句]

季語は・・・暮の秋

居酒屋は 仕込み済ませて 暮の秋

【去年の今日】進話§準々決勝4~日本手も足も出ず~
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転話§霜始降~七十二候~霜降 [七十二候]

霜降の初候“霜始降(しもはじめてふる)”である。

尾瀬の山小屋は先週末から今週一杯までの営業で、小屋閉めをし、それぞれ檜枝岐や戸倉へと下りていく。

通常、ゴールデンウィークからシーズンが始まるところ、コロナウイルスの影響で2か月遅れ、7月から3か月半ほどの営業期間になってしまった。

山小屋のほうも、いつもの他人との相部屋はできず、単独客でも一部屋をあてがう対応を取らざるを得なかったが、漏れ伝わってくる様子からしても、上山する登山客も自粛気味だったのではと思われる。

さて、年明けて2021年ゴールデンウィークから通常に近く山小屋が営業できるようになってくれるだろうか……こればかりは“神の御加護”頼みだ。

《七十二候のトピックス一覧》
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獣話§登山―マイカテゴリー―熊鈴 [登山]

年内の尾瀬行を諦めた頃、ふと思い立って“熊鈴”を買い求めてきた。

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昨今、山の中だけでなく里にまで熊が出没して、人的被害が出ているのは、ニュース報道で見知ったことだが、冬眠前に餌を体内に取り込もうと躍起になった熊が里にまで下りてくるのは、よほど山に食料がないからかどうか。

とりあえず、熊鈴のような音の出るツールを持ち歩くことで、存在を知らしめておけば、熊のほうも無闇に近寄らないということである。

ただし、熊鈴程度では効果が弱いと言う人もいて、ラジオなどから賑やかな音楽を鳴らして歩くことのほうが効果的だと言うのだ。

それならばと、iPod touchからネットラジオに接続して……とか思ったら、尾瀬が電波過疎地でネットラジオが繋がらないことを思い出した。そうであったら小型ラジオをザックに放り込んでおかなくてはならないではないか。

その昔、尾瀬の山小屋でアルバイトをしていた時代に、ラジカセを持参して音楽を流しまくる人間に何人も出会ったことがあって、その都度音楽を流さないように注意したことがあった。

はてさて、過去にそうやって注意した人間が、熊除けのためにあえてラジオの音量を上げて存在を知らしめる……平日の尾瀬行は、歩く人も少なくて、必要度は増すのだが、自己防衛のためとはいえ音楽の類を流すのは、何となくはばかられるような気分になるのである。

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愉話§呑藝春秋[71]灘コロンビア追憶 [ビール]

[承前]

二十世紀が終わる少し前、東京駅八重洲口の路地を入ったところに“灘コロンビア”という居酒屋があった。

店主だった新井さんが注ぐ生ビールが絶品だったので、客が引きも切らずという店だったのである。そんな彼が注ぐビールがどんなものか試してみたくて何度か通わせてもらったのである。

初めて入店してカウンターに陣取ったのだが、それが新井さんと彼のビールサーバーの眼の前で、何の衒いもなくニコニコと笑みを絶やさずタンブラーにビールを注いでいくのだ。



上のような動画が残っていたので貼っておく。残念ながら灘コロンビアの店ではなく、出張先で撮られたものだが、一つも無駄な動きがないとわかる。

そうして供されたビールを一口呑んで、心の底からうまいと思った。灘コロンビアのビールは、神保町のランチョンなどの店など限られた店で呑める、アサヒビールの“マルエフ”と呼ばれている料飲店専用銘柄だが、ほどよく癖のない苦味と抑えめの炭酸のおかげで、グラスに口をつけた瞬間、あっという間に喉の奥へと滑り込んでいったのだ。

そうしてビールを注ぐ間が空いたところで、新井さんが注いだばかりの細かいビールの泡に楊枝を立てると、しばらくは立ったまま動かず、その後徐々に沈んでいったのだが、それが新井さんの得意技だったのである。

こんな経験は、神保町ランチョンでも、灘コロンビアのサーバーを引き継いで営業を続けている新橋ビアライゼ98でも味わったことはない。まったくの別物だったのだ。

初訪問した灘コロンビアで、確か数杯を心地よく空けてケロリとして店を後にしたのだが、そんな新井さんが亡くなったのは1992年のこと……訪問するのが遅れていたら間に合わなかったかもしれないタイミングなのだった。

追記:灘コロンビアについての詳細な記述はこちらのリンクを参照のこと。
                               [続く]

《酒のトピックス一覧》
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江話§旅行―マイカテゴリー―東京編 [旅行]

海外旅行ガイドブックの雄『地球の歩き方』が東京編を発行したので、いそいそと初版を購入した……本文464ページ+別冊マップという大部である。

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まさに、地球の歩き方の面目躍如といったところで、海外ガイドブックの体裁を生かしつつ、これでもかこれでもか!と“東京”を詰め込んでくれた。手慣れた仕事ぶりといえばそのとおりだが、さすが巨大都市東京で、これほどのページを擁しても、総花感は否めず。

いかにも一通りまとめてみましたという印象で、エリアごとの目新しさらしきものは残念ながら欠けていて、安全運転に徹したというところだろうか。

ただし、これ以上ディテールを追求していくと、ページが倍あっても足りないかもしれず、そうなると新宿編、渋谷編と枝分かれしていくやもしれず、それでは“東京”という存在が薄れていってしまう……おそらく編集サイドでも、そうしたあたりのジレンマは感じていたであろうことは間違いない。

要望はと聞かれれば、羽田空港にはじまって、東京駅、新宿駅、渋谷駅、池袋駅といったターミナルステーションの見取り図のようなものくらいは掲載したほうがよかったのではないか……版を重ねていくことで、様々な改善が行われるであろうことを期待している。

《東京のトピックス一覧》
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吟話§一日一句~大清水から尾瀬沼へ~ [俳句]

季語は・・・秋の末

一ノ瀬へ 径だらだらと 秋の末

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【去年の今日】考話§ラグビー雑感~用語とか観方とか~
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懐話§昭和三十年代~掛け売り~ [昭和]

[承前]

けっして裕福とはいえなかった我が実家だったが、日用の買い物についてはずいぶんと律義だったような記憶がある。

スーパーマーケットができたのは1960年代後半のことで、それまでは個々の店で買い物をしていた。まずは八百屋だが、家々を回って注文取りに来てくれていた。なので、わざわざ店まで買い物にいくことはなかった。そして、代金は掛け取りになっていて“通い帳”に購入した野菜類と値段が記載されていた。そうして月末に代金を支払うようになっていたのだ。

他に、味噌、醤油、酢の店があって、量り売りになっていた。醤油や酢は、樽に入っているのを店の人が桝に汲んで、持ってきた瓶に入れてくれたのを買った。味噌は経木か何かに包んでくれたのではなかったか。

そうして、いくつかの店を回りながら日常の買い物を済ませていたわけだ。実家から歩いて数分のところにスーパーマーケットが開店したのは東京オリンピック前後のことで、そこに行けばあらかたの用が足りてしまったので、八百屋や味噌、醤油の店とは縁遠くなっていったのである。
                               [続く]

《昭和のトピックス一覧》

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川話§バッハ―マイカテゴリー― [バッハ]

マイカテゴリーで“お題”を出されることで、筆の進みがそこそこ順調であるようだ。調子に乗って引き続き……ヨハン・ゼバスティアン・バッハについて。

頻繁に聴いたのは大学生の頃。フルートを吹いて遊んでいたこともあって、まずはフルート・ソナタを、それから無伴奏のチェロ組曲、ヴァイオリンのソナタとパルティータから、ブランデンブルク協奏曲あたりをもっぱら聴いていた。

マタイ受難曲へはなかなか腰が上がらなかったが、それでもスコアを買ったことで、まじめに聴くようになった記憶である。

時を経て、最近はマタイ受難曲は重いと感じるようになって、このところ聴く回数が多いのは“ゴールドベルク変奏曲”だろうか。チェンバロのために作曲されたが、聴き初めがグレン・グールドのピアノ演奏だったので、今だにピアノのほうがしっくりしてくれるのだ。

古典派からロマン派と様々な作曲家の様々な作品を聴いているが、戻っていく先は、常にバッハである。

《クラシックのトピックス一覧》


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