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吟話§一日一句~それでも何とかかんとか~ [俳句]

季語は・・・睦月尽

面倒は 先送りする 睦月尽

【去年の今日】苦話§呼び込み君・・・・・・イラッ!
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流話§あっけなく一月おしまい [日常]

ああもう……月日の過ぎ去るスピードが途轍もなく速度を増してしまった。そして今年も残すところ11か月である。いたずらに齢(よわい)ばかりが重なって、とうとうこんなところまで来ちゃったのだ。

六十代半ばなどと、40年も前に自分が見ていたその世代の人たちは、まさに老人と言うしかない、ある意味枯れてしまった風貌で生きていたのである。

今まさに自分自身がその立場にあることに、我ながら驚かされてしまうが、なあに、どんな若者だって、生き続けていれば30年後とか40年後には、似たような境遇になってしまうのは間違いない。

若い人間が冷笑的に「そんな年齢になってまで生きたくない」とか言ったりするのだが、病を得て夭折するとか、自分で自分自身の生を断つとか、しない限りは、誰でも“そんな年齢の老人”になってしまう運命にあるのだ。

そうなってしまったら、おそらくは誰もが“自分の来し方”に思いを馳せ、なりたくなかった老人の我が身について、様々な感慨を持つのである。

“やっぱり歳を取るべきではなかった”と思うか、それとも“まあまあ、まんざらでもないか”と半ば自嘲気味に感じてしまうものか。

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懐話§昭和三十年代~味の素~ [昭和]

[承前]

その昔の、けっこう知られた話である……某化学調味料の会社の就職面接で面接官からの質問が「どうしたらわが社の製品の売り上げが上がるだろう」というもので、これに応募者の一人が「調味料の瓶の出口の穴を大きくすればいい」と答えたというのだ(諸説あります

というわけで、化学調味料といえば“味の素”というくらい、昭和三十年代の日本の食卓の象徴として存在していたことを覚えている世代なのである。

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例えば、皿に盛った白菜の漬物の上から味の素を振りかけて醤油をちょっと垂らすとか、まさにおまじないのように、誰もが疑いもなく同じことをしていたのだった。

たぶん、実家で暮らしていた時には味の素の日常だったはずである。しかも“味の素を舐めると頭がよくなる”などという根拠不明なネタまではびこっていたりしたのだ。

味の素と縁が切れたのは、実家を出て東京で自炊生活を始めたタイミングだったと思う。塩、醤油、味噌といった基本的な調味料以外をどうこうしようとは思わず、自然に味の素が除外されてしまったのである。

その後も味の素を使うことなく今に至っているが、なくても何か困ることはない。

もっとも、元々が味あれこれにうるさいわけでもなく、いわゆる化調多めのラーメンを食べても、気にはしないけれど、ごくごく時折だが、食べた後に化学調味料大量投入の後味を何だかなと思う程度である。
                               [続く]

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吟話§一日一句~持ち主はいずこ~ [俳句]

季語は・・・春隣

忘れ傘は 網棚にあり 春隣

【去年の今日】天話§ベルチャ弦楽四重奏団
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変話§鶏始乳~七十二候~大寒 [七十二候]

大寒の末候“鶏始乳(にわとりはじめてとやにつく)”である。

そして二十四節気&七十二候の一年の終わりを迎えた。2月4日には立春で新年である。そしてまた一年、七十二候を下敷きにしての、他愛ない文章を綴っていこうと思う。

ここまでの一年は“変話”だったが、次回からの一年は“転話”と変える。頭を変えても中身に変わりはなく、単に検索する上での便宜的なタイトリング程度のものである。

他愛ない文章ではあるが、本人としては日々移ろいゆくの時節についてコメントをする、数日に一回の大切な機会だと捉えているのだ。

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独話§室内履きは・・・・・・ビルケンシュトック [日常]

これももう20年来のことなのだが、室内履きとしてドイツのブランドであるビルケンシュトックのサンダルを愛用している。

それまでは、普通にスリッパを室内履きとして使っていたが、ある時ふと思い立って“万が一、地震が起きて慌てて戸外に出るには、スリッパでは心許ないではないか”と考え、それからビルケンシュトックを履き始めたのだ。

      ↓安心感は満点
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これがなかなかよろしい。とにかく足元がしっかりしていて、何の不安もない。やはりというか、履き始めたとたん、とてもスリッパではだめだと思ってしまった。

畳床ではない、いわゆる洋風床にスリッパが定番となったのは、いつ頃からのことなのだろうか……素足や靴下だけよりはという選択肢が、単にスリッパということだったのだろう。

いずれにしても、個人的にスリッパを室内履きとして履き続けることには、疑問符をつけたままで、先々のことを考えるのであれば、それなりにしっかりしたサンダルの類を履くようにお勧めしておきたい。

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吟話§一日一句~わざわざするまでもなく~ [俳句]

季語は・・・雪下ろし

汗ひとつかかず 今年の雪下ろし

【去年の今日】渦話§ワインはスクリューキャップで
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辞話§大関豪栄道引退 [相撲]

両国国技館の初場所で負け越し、大関陥落が決定していた豪栄道が引退を発表した。

もう、この何場所かというもの、すっかり精魂尽き果てたという感じで、気力を振り絞っての土俵だったという印象である。

豪栄道が全勝優勝をした2016年九月場所11日目を観に行っていて、その時の豪栄道は本当に強かった。11日目の相手は稀勢の里だったが、稀勢の里の悪い癖が出て引き技に出たところを逃さず食いついて渡し込みで勝ったのだ。

決して器用な相撲取りとは言えず、まじめさが取り柄だったと思われるが、まさに燃え尽きてしまった感が強い。

お疲れ様でした。

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蕉話§朝はバナナミルクを1杯 [日常]

もう20年このかた、朝最初に口にするのはバナナミルクである。作り方は本当に簡単で、ちぎったバナナ、牛乳、それに濃厚な飲むヨーグルトで、このヨーグルトが旨味を増してくれるのである。

それらを容器に入れてバーミックスで撹拌すれば、あっという間に出来上がるのだ。

調べれば、バナナと牛乳の相性はよく、しかも様々な栄養分が含まれているから、朝の1杯としては最適ではないか。

バナナをそのまま食べるとするなら、3日くらいで飽きて放り出してしまうような気がするが、こうしてジュースにしてしまえば、毎日飲み続けても、まったく飽きることなく楽しみながら飲むことができるのだ。

栄養は十分に含まれているバナナミルクだが、こうして長い期間飲み続けた我々の身に劇的な何かがあったかといえは、少なくとも見た目の変化などはない……白髪が黒髪になるとか、もちろんそんなこともない。たぶんおそらくは、肉体の現状維持としての効果なのだろうと考えているけれど。

時折だが、シーズンになるとバナナの代わりに苺ミルクを作ることもある。それはいいのだが、バナナは何も入れなくてもバナナ自体の甘みで大丈夫なのに、苺にはけっこうな量の砂糖を入れなくてはならず、そのあたりは悩ましいところではある。

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吟話§一日一句~スキー場の嘆き~ [俳句]

季語は・・・

ゲレンデにシュプール 雪は少なくて

【去年の今日】愉話§呑藝春秋[56]正月の日本酒

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顧話§ハイビジョンで1992年の東京を観る [東京]

こんな映像がYOUTUBEに上がっていたので紹介しておきたい。



『1992年の東京の日常風景』と題された、当時はまだ実用放送が始まってはいなかった時代に、ハイビジョンで撮影された東京の一日である。

時間的にはバブル崩壊から3年ほどが経過していて、そのあたりは服装を見れば一目でわかることだ。既に西新宿の高層ビル群はほとんどが完成しているが、初台のオペラシティは影も形もない。

映像を見ていて、今時と明確に違うことは“歩きタバコ”がはびこっていたことで、サラリーマンが歩いている場面では、タバコがお約束だったのだ。

無造作に喫っては無造作に路上に捨てておしまい……そうしたマナーの問題もタバコへの逆風が強くなった理由であることは間違いないところである。

今はといえば、東京都では間もなく禁煙条例が施行され、飲食店での喫煙ができなくなる。いまだに反発するところもあるが、一方ではオリンピックをあてにするという都合のよさでは、理解などが得られるはずもないだろう。

そしてそのことは、昨年秋に行われたラグビーワールドカップ日本大会でもしっかり刻み込まれたはずだと思ってはいるが、相変わらずのらりくらりとどっちつかずというの“日本という国”であることがよくわかるのである。

そうして、バブル崩壊以降30年近くが経過した今、世の中がよくなったような気がしないのはなぜだろうか。

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愉話§弦楽四重奏へ [クラシック]

その昔、まだまだクラシックを聴き始めて浅かった頃に眼にしたのが“弦楽四重奏こそが、クラシック音楽の究極の姿だ”といった趣旨の一文だった。

そこから50年……あっちへこっちへフラフラと、どっちつかずのまま単なるクラシック好きで人生を終わるのは間違いないところだが、ほんの少しだけ弦楽四重奏の音楽に親しみを持って終わりそうなのは、ちょっとうれしい。

ここ何年かの演奏会通いを眺めても、一年に数回は弦楽四重奏の演奏会に出かけていて、去年に至っては10回も聴きに行っていたのだ。

弦楽四重奏がどんなものか、自分自身の中で明確な答などはでていない……わかっているなどとは到底言えるものではない。

弦楽四重奏の聴き始めはモーツァルトのハイドン・セットで、有名どころの第17番『狩り』が発端だったが、モーツァルトの四重奏曲はなかなか演奏会で取り上げられる機会が少なくていたところ、気がついたらベートーヴェンを聴く羽目になってしまった。

それで、何となくベートーヴェンがおもしろくなって、機会を捉えて出かける回数が増えたということではなかっただろうか。

国内だけでなく、海外旅行をした折にも、スケジュールが合えば可能な限り聴きに行くようにしている。

そうなったのは、定年退職という事情とタイミングがあって、外来オペラや外来オーケストラの公演はチケット代が高額で手が出ず、それならばと弦楽四重奏に重点を移したのが大きな理由なのだ……我が家のお財布事情が、新たな地平を開拓したというのは大げさかも知れないが。

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断話§“引退”を考える [クラシック]

ピアニストで指揮者でもあるウラジミール・アシュケナージが引退をする。昨年傷めた右手が癒えてくれなかったことが理由と思われる。

宮仕えのサラリーマンであったら“定年”という区切りが存在していて、一定の年齢に達したところで御役御免となる。その後、どこか別の何かにに再就職するか、自分で起業するか、完全リタイアを選択するのだが、いずれにしても、ひとまず辞めることに変わりはない。

そこからすると、アーティストとか職人といった手に職を持って自活している人たちは、持てる能力と、持てる能力を継続する気力さえあれば、80歳や90歳を超えても生業することができるのだ。

事実、ミェチスワフ・ホルショフスキのように、百歳直前までリサイタルを行っていたピアニストも存在していて、本人がやろうという意志があって、客を呼べるのであれば可能なことなのである。

スポーツ選手もまた、少し似たところがあるけれど、これは相手があっての勝負事だから、容赦なく体力の限界を自覚させられて引退という道を選ぶことになってしまうが、演奏家の場合は自分との戦いでしかない。

物理的な理由がまず一番に来るだろうが、精神的なモチベーションが枯渇することで引退を余儀なくされることもまた少なくないだろう。

げに、アーティストという人たちが持っている卓越した自己研鑽力には頭が下がる思いである。

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織話§新春浅草歌舞伎第二部~祇園一力茶屋~ [歌舞伎]

第1部に『菅原伝授手習鑑―寺子屋―』をやらされ、第2部は重量級を二本『絵本太功記―尼ヶ崎閑居の場―』さらに『仮名手本忠臣蔵―祇園一力茶屋の場―』と、歌舞伎界における若手育成は待ったなしである。

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というわけで、先週木曜日に吉例新春浅草歌舞伎第2部を観てきたので、簡単に感想を。

やはりというか、どちらも若手の手に余ってしまい、観ていて辛いと感じる時間が長かった。絵本太功記そのものについては“おじさん”と呼ばれるベテラン手練れの舞台を観ていても、何だかなと思わせるものがあり、前半はさすがに舞台が薄いと感じた。

が、後半へと進むに従って、歌昇の武智光秀がよくなってきた。小柄で顔が大きく見える姿は二代目尾上松緑のようにも見えたのだ。そして、徹頭徹尾謀反人としての光秀を古怪な姿で描いて見せたのだ。これは先々が楽しみ。

それに比べると、二本目の一力茶屋における松也の由良之助は表面的でしかなく、特に前半の酔った様子の時は台詞を聞き取ることができず。何となくだが、松也のニンではないように感じてしまったのだが。

大柄な松也にして、由良之助の柄の大きさを舞台から客席に向かって出せていないのである。

それに比べれば、米吉のお軽と巳之助の平右衛門兄妹は元気一杯に演じていて、なかなかに気持ちいいものだった。幕切れに近くなり、辛うじて松也が由良之助らしさを見せたと思ったが、やはり荷が勝ち過ぎだった。

とにかく、いずれにしても歌舞伎役者は覚えることがたくさんあって、役者人生の中で成長していかなくてはならないのだ。彼らが“ひとかどの役者”になるまで30年近く……残念ながら、その姿を見ることはできなさそうだ。

終演は18時半過ぎ。ちょうど晩飯の時間だったので、吾妻橋畔の居酒屋にしけ込んで酒と肴と蕎麦をいただいたが、観光地のお勘定に眼を剥いて帰宅。

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吟話§一日一句~冴え冴え煌々と~ [俳句]

季語は・・・凍月

星々を 睥睨しけり 凍つる月

【去年の今日】週話§土曜諸相~1月最終土曜日~
タグ:俳句 凍月
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週話§日曜恬淡~正月雑感~ [日常]

子どもの頃は、あたりまえのことだが正月が終わるのが残念と感じていた。

それは形になって表れていたもので、食べ物だったら箱入りみかんがなくなったり、餅の数が少なくなってその中にカビが生えてしまったものも出てきたりするのだ。

そういえば、古くなってきた餅がカビないよう、金づちでひと口大に砕き、網袋に入れて風通しのいい寒い廊下でカラカラに乾燥させていたことを思い出す。

頃合いを見計らって、砕いた餅を油で揚げて塩味の“あられ”を作ってくれたのだ。正月が終わることは残念でならなかったが、こたつに入って手作りあられを食べながら、餅の来し方に思いを馳せていた……などということを10歳そこそこの子どもが感じていたわけではない。

《日常のトピックス一覧》
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吟話§一日一句~夢うつつに聞こえるのは~ [俳句]

季語は・・・笹鳴

朝ぼらけ 笹鳴の聲 覚束ず

【去年の今日】浄話§富士山の見え方
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変話§水沢腹堅~七十二候~大寒 [七十二候]

大寒の次候“水沢腹堅(さわみずこおりつめる)”である。

間もなく七十二候の一年が終わりを迎える。七十二候は太陰暦で計算されているから、一年360日を5日で分けてちょうどぴったりなのだ。

太陽暦となって一年365日(今年は366日)を七十二候にあてはめるためには、いくつかの候を塩梅する必要がある。そうして何とかかんとか、七十二候としている。

ジャストのタイミングの候もあれば、ちょっとずれているのでは?という候もあるが“水沢腹堅”は、まさに今時を表しているのではないだろうか。

今、我々は、先人の知恵のおこぼれをありがたく使わせてもらっているのである。

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週話§土曜恬淡~一月最終土曜日~ [日常]

あっという間に新年一月が終わりとなる……あと一週間となってしまった。老境の今、時の流れはあまりにも速く、為す術なく、窓から冬空を見上げるばかりである。

それもこれも、30年経たぬうちに我が身が世間から消滅することですべてが終わってしまうのだ。

現世を少しでも生きやすく過ごしやすくと願いはしたが、そうなるべく努力をしたかどうか、自信はない。消極的な意味ではしているかもしれないが、それでは“した”などとは言えないだろう。

自分が、いつ、どのように生を全うし、どのような最期となるのだろうか。そうなった時、うろたえることなどなく、静かにその事実を受け容れることができるだろうか。

《日常のトピックス一覧》
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吟話§一日一句~何事も世知辛く~ [俳句]

季語は・・・(かじか)

隙間風 悴む朝の 世間哉

【去年の今日】粗話§北関東で生まれて育って
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慢話§ブランド物に興味は~小物遊び~ [クラシック]

いわゆるブランド物には何の興味もない……多くの人が持っているあれこれを持って楽しいとか、ゆめゆめ思いなどはしない。

というわけで、何がなしおもしろい、あるいは“ウケ狙い”とでもいった小物は持ち歩いているのだ。

↓同じキーホルダーは二つとない
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写真は自動車のキーホルダーである。これが何かすぐにわかる人はクラシック音楽好きと呼べるはず……パイプオルガンのストップで、様々な音色を選択するパーツなのだ。ウィキペディアから拝借した演奏台写真が下である。

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パイプオルガン関係の仕事をしている知り合いがいて、新しいオルガンを製作するタイミングで、パーツ類を作る人に頼んで作ってもらったのがこれ。

知ってる人なら、これを見たらニヤリとするかもしれないし、知らない人は何が何だかまるでわからない。いずれにしても、自己満足であるのは間違いなく、超有名ブランドなど何一つ持っていない身としては、こうあらねば!と独り勝手に思っているわけである。

《ドライブのトピックス一覧》
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闘話§大関陥落・・・・・・上がったり下がったり [相撲]

国技館の大相撲初場所も終盤戦になってしまったが、それにしても大関陣が不甲斐ない。年に三場所行われる両国国技館の本場所も、必ず一日ずつでも出かけていたのが、このところとんとごぶさたである。

この3年ほど、大関昇進と陥落が頻繁だったことがあっただろうかと思う。2017年七月場所に昇進を果たした髙安に続いて、2018年七月場所には栃ノ心が昇進、さらに2019年五月場所には貴景勝が大関に昇進した。

……ところが、その3人が大関陥落という憂き目に遭っている。栃ノ心も貴景勝も昇進した大関最初の場所で休場してカド番に。栃ノ心は一度はしのいだものの、貴景勝は連続休場して関脇に落ちたが、栃ノ心との“入替戦”で勝って再昇進したのだ。

そして大関から陥落して、今場所を関脇で迎えた髙安もまた、10勝以上の成績をあげることができず、大関への復帰は叶わなかった。さらに昨日、カド番の豪栄道が朝乃山に敗れて負け越し。大関からの陥落が決定した。

このところ休場力士の多さが目立つのは、負傷が癒えないままに無理をして出場を続けることで、怪我を悪化させ、結局は番付を大きく落としてしまったりするのだ。

異能の力士として人気の高かった宇良などは、2017年に膝の大怪我で番付を落としたままで、今場所は序二段で相撲を取っているくらいである……今場所はここまで6連勝と好調である。

かつては“公傷制度”があって、三役以下の力士でも一場所の休場であったら番付が落ちることはなかったが、これが廃止されたことが力士に無理を強いて休場が多くなったのではと思われる。審査を厳密にした上で公傷休場を認めるべきだというのが個人的な意見なのだが。

《相撲のトピックス一覧》
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吟話§一日一句~陽射し傾いて~ [俳句]

季語は・・・冬日

赤錆の 老いし鉄橋 冬日哉

【去年の今日】松話§壽初春大歌舞伎夜の部~武智光秀~
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荘話§渋谷残像 [東京]

下の写真は、ちょうど2年前にヒカリエの上階にある劇場から見下ろした渋谷駅と正面にスクランブル交差点、左端に東京メトロ銀座線の様子である。

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東京で、いや間違いなく日本で一番街の変貌の激しい一帯と言えるだろう。銀座線渋谷駅はまだ旧ホームで、今年初めには手前に新しいホームが誕生した。

そして間もなく、写真左上の東急東横店が閉店して新しい建物に生まれ変わるのだ。

東京に出てきたのは1973年のこと。もちろんスクランブル交差点などはまだなく、繁華街ではあったけれど、新宿ほどに賑わってはいなかったのではという記憶である。スクランブル交差点の奥のファッションビルのあたりは、百軒店と呼ばれる、戦後生まれたごちゃごちゃした店が脈絡なく建っていて怪しい雰囲気を醸し出していた。

そうして同じ年、公園通りにはパルコがオープンし、坂の上にはNHKホールが開館したのである。

写真を撮ったヒカリエは、東急文化会館というビルで、最上階にはプラネタリウムがあり、地下の劇場では日曜日お昼に放送されていた人気お笑い番組『大正テレビ寄席』の収録も行われていたのだった。

そんな渋谷から、もう間もなく半世紀が経とうとしている。

《東京のトピックス一覧》
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古話§クラシックを聴く世代の推移 [クラシック]

前世紀、東京に出てきた1970年代前半からクラシックの演奏会に通うようになった。その頃読んだクラシック専門誌に海外レポートが掲載されていた。

その中で、ウィーンフィルの定期演奏会の会員は、二代、三代と引き継がれているという記載があり、続いて“当地では、オペラや演奏会に足を運ぶ人間が高齢化の一途である”と書かれていたのである。

当時の東京の様子を思い起こしてみるならば、自分と同世代以上ではあるが明らかに高齢者と呼べる人たちを見かけることはなく、何となくだが同世代意識を感じつつ音楽を聴いていたように思う。そして、その状態のまま時が経ってしまった。

コンサート会場に集まるのは、我々と同世代プラスマイナス20歳くらいというあたりではなかろうか……平均年齢は明らかに高い。40年ちょっとの間に彼の国に追いついてしまったようだ。若い世代だっていないわけではないが明らかに分は悪い。

そうしてテレビの演奏会中継を眺めていると、特にサントリーホールのような会場では、舞台側から客席を映すアングルがあって、そんな時にしっかり居眠りをしている姿が画面にはっきり出てしまう……お疲れであるのかもしれないが、テレビカメラがあるということを自覚して、何とか踏ん張っていただきたいと思うのである……居眠りに年齢は関係ないけれど。

《クラシックのトピックス一覧》
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吟話§一日一句~夏は緑の葉に隠されて~ [俳句]

季語は・・・冬深し

枯れ枝を 透け見えしビル 冬深し

【去年の今日】湿話§東京に雨が降らなくて
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顧話§今日の歴史~ボーイング747~ [歴史]

1970年1月22日、ジャンボジェット機初就航。

初就航からちょうど半世紀50年、いまだに現役で世界の空を飛び続けているジャンボジェット機である。

↓羽田空港に到着したルフトハンザのジャンボを撮影
DSC04119.JPG

大量輸送の先駆けとなったが就航当初は市場規模に見合わず、客席をすべて埋めてというフライトなどはなかった。それで“空気を運ぶよりはまし”という発想で、様々なディスカウント運賃を設定していったことが格安航空券の時代の始まりなのだった。

だから、ジャンボジェット機が開発、就航していなかったら、我々が気軽に飛行機で旅行するなど……とても叶わなかったかもしれない。

そんなジャンボジェット機だが、現状では日本航空も全日空も旅客機として一機も所有していないという……これもまた時代の趨勢ということなのか。

《歴史のトピックス一覧》
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生話§壽初春大歌舞伎夜の部~鰯賣戀曳網~ [歌舞伎]

すっかり正月気分も抜けたところで、今年の初芝居である……以下、個人の感想。

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いかにも正月らしい演目が三本並んで座りもいいと感じた。一本目『義経腰越状―五斗三番叟―』は白鸚の五斗兵衛盛次、芝翫の義経、歌六の泉三郎、猿之助の亀井六郎で、観るのは初めて。前半の芝居と後半の三番叟という、観ていて何が何やらわからないままに終わってしまった。遊興にうつつを抜かす義経を諫めるという話だったはずなのだが……。

二本目、猿之助の親獅子と團子の子獅子で沢瀉十種の内『連獅子』である。2012年に歌舞伎役者として初舞台を踏んで8年で連獅子を踊るのだ。16歳という年齢を考えても、ずいぶんとしっかりした舞台姿で、運動神経もいいのだろう、身体の芯がぶれることないので安心して観ていられた。正直、ここまで踊れるとは期待していなかったので大満足である。

猿之助によれば「親獅子よりも子獅子のほうが大変」だそうで、弾ける團子を猿之助が親獅子のごとく見守るの図だった。

打ち出しは、三島由紀夫が十七代目勘三郎と六代目歌右衛門にあてて書いた『鰯賣戀曳網』で、大河ドラマで歌舞伎の舞台不在が長かった勘九郎久々の登場である。

これはもう充実して何とも楽しい一時間ちょっとのお芝居。当代勘九郎は、祖父十七代目、父十八代目勘三郎のような“喜劇役者”ではない。だが、そこは勘のいい役者ゆえ、祖父とも父とも違う猿源氏を描いて見せた。まさに新鮮な鰯賣なのだ。

七之助の蛍火もまた、舞台姿のいい立女形として、兄弟ならではの息のよさである。東蔵の海老名なあみだぶつ。男女蔵の博労六郎左衛門、門之助の亭主、そして禿は日替わりで勘九郎の息子兄弟が務めていて、この日の禿は、兄の勘太郎。

客席も大満足しての幕となったが、考えてみたら夜の部では誰一人死なない歌舞伎としてはなかなか珍しいものだった。

《歌舞伎のトピックス一覧》
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吟話§一日一句~十分に咀嚼して~ [俳句]

季語は・・・

歳は歳 心してをり 餅は二個

【去年の今日】賭話§円高とか円安とか仕組みが?
タグ: 俳句 老化
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