直話§薬が効いてくれない? [健康]
効いているのかいないのか、わからないで飲んでいる薬が少なくないと感じている。たまたまなのかどうか、それすらもわからないが、特に市販薬の中には飲んでいて効き目の感じられないものはある。
その一番は風邪薬の類で“くしゃみ三回、LL三錠”あたりを、指示どおり服用しても、一向に風邪が好転してくれない……時間が経つうちに風邪のほうが力を弱めて退散するように感じるのだ。
それでも最近は、鎮痛剤で顕著な効果が認められる製品があって助かっている。数年ほど前から見かけるようになった“L”がそれで、それまで幅をきかせていた“B”に取って代わったのである。
確かに“B”だって効いていたような気はするが“L”の効き目は、倍以上あるかのように思ってしまう。
そりゃあ、飲まずに済むならそれに越したことがないというのが薬なわけで個人的にはむやみに薬を飲むほうではないと思ってはいるのだが、それでも効いてくれて何ぼというのが薬ではないのだろうか。
それで思い出したのは、20年ちょっと前にベルリンで風邪を引いた時のことで、薬屋で買った“C”が、日本で売られている600ではなく800となっていたのだが、それを日本と同じ感覚で服用したその晩に赤い発疹が出て驚いたことがあった。
とすると、結局のところ市販薬は“弱い”ものだという結論が導き出されるようなのだ。
《健康のトピックス一覧》
その一番は風邪薬の類で“くしゃみ三回、LL三錠”あたりを、指示どおり服用しても、一向に風邪が好転してくれない……時間が経つうちに風邪のほうが力を弱めて退散するように感じるのだ。
それでも最近は、鎮痛剤で顕著な効果が認められる製品があって助かっている。数年ほど前から見かけるようになった“L”がそれで、それまで幅をきかせていた“B”に取って代わったのである。
確かに“B”だって効いていたような気はするが“L”の効き目は、倍以上あるかのように思ってしまう。
そりゃあ、飲まずに済むならそれに越したことがないというのが薬なわけで個人的にはむやみに薬を飲むほうではないと思ってはいるのだが、それでも効いてくれて何ぼというのが薬ではないのだろうか。
それで思い出したのは、20年ちょっと前にベルリンで風邪を引いた時のことで、薬屋で買った“C”が、日本で売られている600ではなく800となっていたのだが、それを日本と同じ感覚で服用したその晩に赤い発疹が出て驚いたことがあった。
とすると、結局のところ市販薬は“弱い”ものだという結論が導き出されるようなのだ。
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連話§ワタシの酒肴[145]コンビーフポテト [酒肴]
[承前]
N社で作っている定番コンビーフの缶の開け方が変わるというニュースを読んだ。通称“枕缶”と呼ばれていて、ゼンマイを巻くように開ける方法から缶の底を手ではがす体裁になるようだ。
ということでコンビーフだが、偏食だった子どもの頃でも食べられた加工肉製品で、大人になっても好きであることに変わりはない。そして、いい酒の肴になるのである。
コンビーフとじゃがいもを薄めの銀杏切りにして炒め合わせ、塩胡椒するだけだが、これがビールにばっちり……残ったらご飯のおかずにしてもよろしい。
実は、コンビーフの仲間に“ニューコンビーフ”なるものがあって、値段はコンビーフより安い。牛肉以外の肉を混ぜ物として加工しているからだが、進学するのに上京した下宿先で自炊するのに、乏しい仕送りではコンビーフを買うことなどとんでもなく、ニューコンビーフでごまかすしかなかった。今は何とかコンビーフをいただいているのだが。
それにしても、あの巻き取り式はなかなかに厄介な開け方だった。今時の若い世代だったら、どう開けようかと見当もつかないのではないだろうか……そういえば、缶入り飲料がプルタブ(ステイオンタブ)になる以前は、添付のオープナーで穴を開けていたが、飲むための穴と空気抜きの穴と2か所開ける必要があったなどと知っているのは、まさに昭和世代くらいなものだ。
[続く]
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N社で作っている定番コンビーフの缶の開け方が変わるというニュースを読んだ。通称“枕缶”と呼ばれていて、ゼンマイを巻くように開ける方法から缶の底を手ではがす体裁になるようだ。
ということでコンビーフだが、偏食だった子どもの頃でも食べられた加工肉製品で、大人になっても好きであることに変わりはない。そして、いい酒の肴になるのである。
コンビーフとじゃがいもを薄めの銀杏切りにして炒め合わせ、塩胡椒するだけだが、これがビールにばっちり……残ったらご飯のおかずにしてもよろしい。
実は、コンビーフの仲間に“ニューコンビーフ”なるものがあって、値段はコンビーフより安い。牛肉以外の肉を混ぜ物として加工しているからだが、進学するのに上京した下宿先で自炊するのに、乏しい仕送りではコンビーフを買うことなどとんでもなく、ニューコンビーフでごまかすしかなかった。今は何とかコンビーフをいただいているのだが。
それにしても、あの巻き取り式はなかなかに厄介な開け方だった。今時の若い世代だったら、どう開けようかと見当もつかないのではないだろうか……そういえば、缶入り飲料がプルタブ(ステイオンタブ)になる以前は、添付のオープナーで穴を開けていたが、飲むための穴と空気抜きの穴と2か所開ける必要があったなどと知っているのは、まさに昭和世代くらいなものだ。
[続く]
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