連話§ワタシの酒肴[143]数の子ポリポリ [酒肴]
[承前]
数十年前の北関東どん詰まりのあたりでは、まだまだ輸送流通が進んでいたわけではなく、特に海産物類の種類も限られていた。
正月食品の中の数の子にしても、鮮魚店に並ぶことはあったが、我が家では数の子は正月料理としては認知されていなかったし、存在すらしていなかったのだ。
小学生の頃に読んだ漫画の中に、登場人物が数の子を食べる場面があって、数の子を食べる音が“ポリポリ”と書かれていたのである。それで何を勘違いしたのか“数の子=煎餅のようなもの”と思い込んでしまったのである。
数の子を口にしたのは結婚して以降のことで、海鮮物好きの同居人が、お節の一品として出してくれたことで、ようやく“ポリポリ”の音が何であるか判明したのだった。
正月限定の肴として楽しませてもらっているわけだが、我が家ではもっぱら醤油漬けで、軽く鰹節をふりかけ、山葵をちょっと添えていただいている。
[続く]
《酒肴のトピックス一覧》
数十年前の北関東どん詰まりのあたりでは、まだまだ輸送流通が進んでいたわけではなく、特に海産物類の種類も限られていた。
正月食品の中の数の子にしても、鮮魚店に並ぶことはあったが、我が家では数の子は正月料理としては認知されていなかったし、存在すらしていなかったのだ。
小学生の頃に読んだ漫画の中に、登場人物が数の子を食べる場面があって、数の子を食べる音が“ポリポリ”と書かれていたのである。それで何を勘違いしたのか“数の子=煎餅のようなもの”と思い込んでしまったのである。
数の子を口にしたのは結婚して以降のことで、海鮮物好きの同居人が、お節の一品として出してくれたことで、ようやく“ポリポリ”の音が何であるか判明したのだった。
正月限定の肴として楽しませてもらっているわけだが、我が家ではもっぱら醤油漬けで、軽く鰹節をふりかけ、山葵をちょっと添えていただいている。
[続く]
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師話§2019年12月の天気模様を振り返る [天気]
2019年12月の東京の天気がどうであったのか、振り返っておこうと思う。
このリンクの日付をクリックすることで、各々の日のアメダスが確認でき、より詳細な気象状況をチェックできる。
おおむね穏やかな年末12月で、寒さはさほど厳しくはなく、時に最高気温が20度近くにまで上がったりもして“らしからぬ”12月でもあったと感じた。
そうしたこともあってか、尾瀬の積雪も例年ほどの勢いはなく、年末になってようやく少し積もってくれるかという状況なのだ。冬の間に、しっかりと雪が降り積もってくれないと、春になってからの植物の生育にも小さからぬ影響が生じてしまう。
穏やかも良し悪しと思うのは、このところ群馬で“赤城おろし”と呼んでいる越後山脈を越えての北西の強風が、あまり吹いてくれないということで、これもまた季節ものだから吹くべき時にはちゃんと吹いてくれないと困る。
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このリンクの日付をクリックすることで、各々の日のアメダスが確認でき、より詳細な気象状況をチェックできる。
おおむね穏やかな年末12月で、寒さはさほど厳しくはなく、時に最高気温が20度近くにまで上がったりもして“らしからぬ”12月でもあったと感じた。
そうしたこともあってか、尾瀬の積雪も例年ほどの勢いはなく、年末になってようやく少し積もってくれるかという状況なのだ。冬の間に、しっかりと雪が降り積もってくれないと、春になってからの植物の生育にも小さからぬ影響が生じてしまう。
穏やかも良し悪しと思うのは、このところ群馬で“赤城おろし”と呼んでいる越後山脈を越えての北西の強風が、あまり吹いてくれないということで、これもまた季節ものだから吹くべき時にはちゃんと吹いてくれないと困る。
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