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吟話§一日一句~足元滑らぬよう注意~ [俳句]

季語は・・・初雪

初雪の朝 通勤の白き息

【去年の今日】愁話§ふるさと納税の落とし穴

タグ:俳句 初雪
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変話§水泉動~七十二候~小寒 [七十二候]

小寒の次候“水泉動(しみずあたたかをふくむ)”である。

ずいぶん前のエントリーでも書いた気はするが、単に12月31日から1月1日と変わっただけで、何がなし解放感を感じるというのは現金なものである。

最近はそれほど感じなくなったが、宮仕えをしていた37年半というもの、年末が近づけば近づくほど、後ろから背中を押されるような感じがして、それが大晦日まで続いたのだ。

そうしてそれが、1月1日になったとたんに背後の存在が消え失せてしまうのである。

七十二候の名称もまた、年が明けると明るくて晴れ晴れとした印象のものが増えてきて、そのおかげで好天の日々が多い新年の肩の軽いことよなのだ。

《七十二候のトピックス一覧》
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懐話§昭和四十年代~富士山とスモッグ~ [昭和]

[承前]

高度経済成長期の影の部分は“公害”であった。騒音や水質汚染に始まってスモッグもまた、工場から吐き出される排気の悪しき産物だったのである。

スモッグのおかげで東京から富士山が見えなくなったのは、1960年代のことで、ニュースで富士山が見えないと小さからぬ話題として取り上げられたのだった。

その頃でも年末年始になると、その間は工場も操業を休むから、東京からも富士山が見えるのだと、これもまた、しばしばニュースになったことある。

そうして、排気ガス規制が厳しくなっていったこともあって、富士山が普通に見える日常が戻ってきたのはいつ頃のことだっただろうか。1980年代のはじめ、結婚して住み始めたマンションのベランダから、丹沢越しに富士山の姿が見えた時は、何だか得をした気分になった。

住み替えてたどり着いた今のマンションも、ちょこっとだが富士山が見えて本当にありがたいことである。何がどうというわけではないけれど、快晴の朝にベランダに出ると、青空をバックにした富士山が“そこにある”という幸せをささやかに感じるのである。
                               [続く]

《昭和のトピックス一覧》

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