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古話§クラシックを聴く世代の推移 [クラシック]

前世紀、東京に出てきた1970年代前半からクラシックの演奏会に通うようになった。その頃読んだクラシック専門誌に海外レポートが掲載されていた。

その中で、ウィーンフィルの定期演奏会の会員は、二代、三代と引き継がれているという記載があり、続いて“当地では、オペラや演奏会に足を運ぶ人間が高齢化の一途である”と書かれていたのである。

当時の東京の様子を思い起こしてみるならば、自分と同世代以上ではあるが明らかに高齢者と呼べる人たちを見かけることはなく、何となくだが同世代意識を感じつつ音楽を聴いていたように思う。そして、その状態のまま時が経ってしまった。

コンサート会場に集まるのは、我々と同世代プラスマイナス20歳くらいというあたりではなかろうか……平均年齢は明らかに高い。40年ちょっとの間に彼の国に追いついてしまったようだ。若い世代だっていないわけではないが明らかに分は悪い。

そうしてテレビの演奏会中継を眺めていると、特にサントリーホールのような会場では、舞台側から客席を映すアングルがあって、そんな時にしっかり居眠りをしている姿が画面にはっきり出てしまう……お疲れであるのかもしれないが、テレビカメラがあるということを自覚して、何とか踏ん張っていただきたいと思うのである……居眠りに年齢は関係ないけれど。

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