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行話§葭始生~七十二候~穀雨 [七十二候]

穀雨の初候“葭始生(あしはじめてしょうず)”である。

半袖の季節まで、あと一息である。自分たちの感覚で、おおよそゴールデンウィークのタイミングで長袖と半袖を入れ替えるようにしていたが、最近は4月中に入れ替えるようになった。

ただし、ちょっと肌寒い日もあることを考えて、一気に入れ替えることはせず、段階的に少しずつ半袖を増やしていくのだ。

そして半袖になると困ることが昨年から増えてしまった。それは、肩凝り予防のために使っている磁気ネックレスが、外から見えてしまうことで、見えないよう長めに首に回さなくてはならない。磁気だけで繋がっているネックレスなので、短すぎると外れやすくなってしまう。見えないようにする塩梅が意外と難しい。

……こうした“裏方”は、あまり表に見せたくはないのである。

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過話§備忘録的な何か~2024年4月19日付~ [備忘録]

4月2日……ストーブを片付けた。久々に4月まで居間に置いて使い続け、ようやくこの日に納戸に戻した。3月中旬になっても、あまり暖かい日がなく、使い続けていたのだ。

去年は3月14日、一昨年は3月28日に片づけた。いずれも桜が開花する前後に片付けている。なお、我が家付近の桜が満開になったのは、4月5日頃。

4月10日……右手親指のあたりが痛くなった。しばらく様子を見ていたが、13日の土曜日あたりに“ひょっとして?”と腱鞘炎を疑ったが、どうやらそれらしい。翌朝から、貼り薬をして緩いサポーターをはめているが、徐々に痛みは和らいでいるようだが、油断はできない。これまで一度も腱鞘炎にかからずにいたので、まさか自分がなるとは思いもしなかった。

4月12日……突然、電気掃除機が動かなくなった。ウンともスンとも反応がまるでない。あまりにも唐突な故障に為すすべがなかったが、購入4年で壊れてしまうとは思いもせず。慌てていつもの家電量販店のページから注文。日曜日にはほぼ同等の掃除機が到着。やれやれである。

4月15日……6年使い続けたパソコンに、ようやく見切りをつけて、新しいパソコンを注文したのは3月終わりのこと。お届け日を2週間後のこの日に設定して待つ。

パソコンの寿命は“メーカー推奨”で5年だが、5年経たずに起動がどんどん遅くなっていった。電源を入れてから作業ができるようになるまで20分はかかるようになってしまった。

そして、動作も時折不安定になることもあって、いつ買い替えてもおかしくない状況だったが、ここまでぐずぐずと引っ張ったのは、新しいパソコンが届いてからの、データ移行をはじめとする諸々の作業が面倒だったのだ。

前回の買い替えあたりは、まだまだ淡々と“式年遷宮”と呼んでいるデータ移行作業をこなしていたが、年齢のせいかどうか、なかなか重い腰が上がらず、買い替えを先延ばしにしていた。

↓段ボールを片付けるだけでも・・・・・・
IMG_4732.JPG

午前中、9時過ぎには届き、午前中は大量の段ボールと格闘しながら、デスクに設置するところまで……午後から本格的にセッティングに取りかかる。

↓前回の式年遷宮でも利用した引っ越しソフト
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ひとしきり進んだところで、データ引っ越しソフトを使って、古いパソコンから新しいパソコンへとデータ移設するまでにたどり着いた。ここまでくれば、データ移設が完了するまでは何もすることはない。

↓6時間くらいで済んでほしかったなあ
IMG_4734.JPG

そして15時頃からスタートした“第六回式年遷宮”が完了したのは、日付が変わった翌朝3時半、もちろん睡眠中のことで、およそ12時間半を要したのだった。そして残念なことにデータすべては移設できたが、新しいパソコンの問題で、同期が保留されてしまい、長いトンネルに入ってしまったのだ。奮闘の様子は後日に!

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謔話§一日一句~惚けまくり~ [俳句]

季語は・・・長閑(のどか)

のどかのどか 野良はのびのび 空あくび

【去年の今日】悼話§市川左團次さん(歌舞伎役者)
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軽話§角打ち礼讃 [居酒屋]

“角打ち”を居酒屋と呼ぶには、少しばかり無理がありそうだ。角打ちとは酒屋が店内の空きスペースで立ち呑みできるように設えた店のことである。

だから店で商っている酒を出して、酒の肴はナッツ類にイカの燻製、柿ピーといった乾き物がメインで、あとはせいぜいコンビーフみたいな缶詰あたりが出てくる程度か。

立ち呑みだから滞在時間は短い。2時間長っ尻するのは野暮というもので、一時間を超えるようなことはまずもってなく、ビールを一本に日本酒が一合で店を後にする。まさにちょい呑みの王者ではないか。

角打ちは地元密着の酒屋がやっているから、お客さんも地元民が多く、眼の前の同士と気兼ねなく話をするのもよし、壁に向かって淡々とビールをぐびぐびするも勝手次第。短時間で切り上げるから、酔っ払って足元が覚束ないなどということもなければ、新宿ゴールデン街のカウンターバーで管巻いて喧嘩が始まるようなこともない。極めて健全なのである。

残念ながら我が住む町に角打ちはない。そして正しい角打ちで呑んだのは、たった一回でしかなく、あとは何軒かの立ち呑み居酒屋があるのみ。

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祝話§結婚四十二周年 [私事]

何とまあ結婚42周年である。丈夫で長持ちといえばそうかもしれないが、今はもうすっかりガタが来てしまって、見事な老夫婦としかいいようがない。

放っておくと、いくらでも家に引き籠ってしまいそうになるから、歌舞伎を観に行ったりラグビー観戦したりと、そうやってチケットを買って外に出る口実にしないと、腰が重いの何のなのである。

42年……つまり、今現在42歳の人間が生まれた時に結婚しているわけで、その年月たるや何とも長大なことだ。単純に考えても大学を卒業し、就職して勤続20年になろうとしている、などと考えると42年の長さに驚いてしまう。

夫婦二人、大きな病気や怪我であったり、大きな災害で被害を蒙ることなく過ごせたことは、何と幸運であったことか。

そして、あと8年で金婚式がやって来るわけだが、だからといって“よし!金婚式には・・・・・・をしよう”などと、今から確信をもって待ち構えるなどということなどできない。既に人生の最終コーナーを回って、その先に待ち構えているのは“お迎え”というゴールで、それがお互いいつになることか、むしろそっちのほうの可能性も考える必要がある。

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謔話§一日一句~チェロの音色が~ [俳句]

季語は・・・春深し

春深し バッハのチェロの 深々と

【去年の今日】無話§鳳凰祭四月大歌舞伎夜の部~仁左玉~
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電話§パソコン三十年 [パソコン]

気がついたら、自宅でパソコンを使うようになって、今年で30年を迎える。購入したのはNECのPC98シリーズで、詳しい型番は覚えていない。

使う……とはいささか誇大表示で、パソコンを使って何かクリエイティブなことをしたわけではなく、目的はパソコン通信に接続する一点のみだった。

今でも覚えているのは、パソコンを設置して動かせるようになるまで、2日近くかかったという記憶なのだ。

取説を見ても、何が何だかさっぱりわからず、ただ闇雲に電源を入れ、出てきた画面を前に、徒手空拳の戦いを繰り広げるのみだった。何しろ、どうすればしかるべく画面が現れて、その先に進むことができるのか、何も理解できないままだったのだから。

そして足搔き続けているうち、何の拍子か目指す画面が突然現れてきて、すべては解決した。ただ、パソコン通信に接続したのはウィンドウズ画面からではなく、MS-DOSの画面に入り直してだったが、なぜそうしていたのか……それは自分でもわからない。

それ以降、おおよそ5年ごとに買い替えていて、今のパソコンは六代目で、もう6年使ってたから、かなりガタが来てしまっていた。なので、買い替えを考えなくてはならないのだが、新しいパソコンの設定や古いパソコンからのデータ移設などなど、その作業が面倒で面倒で、ズルズルと先延ばししていたところ、今月の初めに、とうとう清水の舞台から飛び降りて、今週月曜日に新しいパソコンが届き、不承不承かつ淡々と六代目から七代目への式年遷宮を行い、何とか使えるようになったようで、こうして新しいパソコンからエントリーをアップしているのである。

だが、まだ課題が残ってしまっているのだ。

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剤話§薬の管理など [健康]

諸事情あって、医師からの処方薬を久しく服用している。朝3種類で昼夜が2種類、それぞれ一錠ずつ。

毎食後の服用だから忘れることはないだろうと高を括っていたが、やっぱりというか服用し忘れることが時折だがあって、対策を講じる必要が生じた。

一週間用の薬を収納するピルケースを調達して、それでもって管理をすることにした。さすがに飲み忘れるようなことは“ほとんど稀”になってくれたが、それはそれで面倒なことはというと、ケースに入れるために、小分けに切らなければならないことなのだ。

きちんと服用するためにはそれなりの手間がかかるわけで、それを面倒だと考えてはいけないのだ。薬を飲まないで済むなら、それに越したことはないのだが、そうもいかない現状ゆえ、そこは服用の習慣づけが必要になるということである。

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謔話§一日一句~八十八ヶ所淡々と~ [俳句]

季語は・・・風光る

風光る 遍路結願 あと七里

【去年の今日】週話§日曜枯寂~喫茶店でモーニング~
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提話§山根一仁~バッハの無伴奏~ [クラシック]

桜散る4月土曜日の午後、武蔵野市民文化会館小ホールで、若手ヴァイオリニスト山根一仁がバッハの無伴奏ソナタとパルティータ全曲を演奏するというので聴いてきた。

14時開演、20分の休憩を2回挟み、終演は17時15分という長丁場である。

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無伴奏ヴァイオリン・ソナタ1番 g-moll BWV1001
無伴奏ヴァイオリン・パルティータ1番 h-moll BWV1002

**********************休憩**********************

無伴奏ヴァイオリン・ソナタ2番 a-moll BWV1003
無伴奏ヴァイオリン・パルティータ2番 d-moll BWV1004

**********************休憩**********************

無伴奏ヴァイオリン・ソナタ3番 C-Dur BWV1005
無伴奏ヴァイオリン・パルティータ3番 E-Dur BWV1006

↓チケット代は千円也!
img769.jpg

ステージ空間には何もなく、ヴァイオリンとその演奏者が聴衆と対峙する構図である。不思議なもので、あの譜面台ですら奏者と客を隔てているように感じることがあるので、ここまでの雰囲気は自分的には珍しい。

出を待つ間、袖から調弦する音がまったく聞こえず、ステージでもまったく調弦をしないで演奏を続けるというのはなかなかできないことではないか。確かヨーヨー・マ(チェロ)もステージ上では調弦をまったくしなかった。

演奏は、奇をてらわず、けれん味もなく、正面からバッハと向き合い、かつ自己主張もはっきりと聴いてとれるもの。曲間で調弦をしないから、あまり間をおかずに演奏していくから、客席の緊張感も良好に保たれたように思われる。

ノンヴィブラートのピリオド奏法にしてはらしい臭さもなく、豊かなニュアンスで6曲飽きずに聴き通すことができたのは演奏者の力量ゆえであろう。

ただ、6曲目、最後に演奏されたホ長調のパルティータは疲れもあったからか、ディテールがはっきりしなくなって弾き飛ばしたのではと感じた。帰り道、同居人が「シャコンヌと並んで一番聴かれる曲だから、普通に演奏しようとか思わなかったのでは」というような感想を言ったが……同感である。

バッハの無伴奏ヴァイオリン曲を全曲聴き通すという稀有な体験は、山根一仁の稀有な集中力の賜物によるものだった。

バッハは偉大なり!

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像話§大きなテレビを? [テレビ]

今見ているテレビは、2007年に購入した32インチサイズ。買った当時はそこ大きいほうだったのではなかったかという記憶だが、あっという間に小さいサイズになってしまっていた。

それはともかく、買ってもう17年も経っていたとは、丈夫で長持ちである。ただ、リモコンのご機嫌があまりよくなかったりとか、細部で不都合が出るようになったので、ぼちぼち買い替えてもいいかなとは考えているのだが。

ただ、我が家の事情を考えても50インチ以上はさすがに大きくて、せいぜい42インチが限界ではないかと考えている。それでも対角線にすれば25センチほど大きくなるわけで、それくらいでも個人的には十分な大きさと感じる。

合わせてビデオレコーダーもかなり古くなったので、これも買い替えなくてはならないだろう。

どうやら、買い替えるテレビは、我が人生最後のテレビとなりそうである。家に最初のテレビがやって来たのは、1962年のこと。気がつけばテレビとの付き合いも60年を超えていた。

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謔話§一日一句~午後六時過ぎ~ [俳句]

季語は・・・花の闇

暮六つや 富士は薄っすら 花の闇

【去年の今日】週話§土曜枯寂~ラグビーシーズン~
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告話§ビッグイシュー477号発売中! [ビッグイシュー]

ビッグイシュー477号は4月15日から発売されています。お買い求めできる場所はこちらを参照。毎月1日、15日発売。一部450円。230円が販売員の収入に。が表紙。

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表紙&スペシャルインタビュー ノラ・ジョーンズ

リレーインタビュー 
      勅使川原郁恵(元ショートトラックスピードスケート日本代表)

特集 ガザ76年

2023年10月7日、ハマース主導のパレスチナ人戦闘員による越境奇襲攻撃に対して、イスラエルによる未曽有の攻撃が始まりました。

1948年のパレスチナ人の祖国喪失から76年、ガザと西岸地区のイスラエル軍事占領から57年、そして07年のガザ完全閉鎖から17年目。物資も人間の移動もできず、住民の多くが貧困状態にあるなかでの、攻撃です。岡真理さん(早稲田大学教授)は、この状況を“ジェノサイド”だと言います。岡さんの案内で76年の歴史を俯瞰し、ガザで起きていることの背景と本質を聞きました。

また、世界でさまざまな抗議運動が起きています。その一つに、パレスチナの抵抗の象徴、風刺漫画家ナージー・アル・アリーが生んだ10歳の少年「ハンダラ」の後ろ姿に、漫画家が自身の漫画のキャラクターの後ろ姿を並べるアクションがあります。画家の松下真理子さん、漫画家の川勝徳重さん、写真家のゾフレミハさんに、日本版について話を聞きました。

この戦争をとめるために、パレスチナとガザの76年の歴史と今を知りたいと思います。

[国際記事]
滝田明日香のケニア便り
      肉食獣の治療③夕暮れ迫るなか、赤ちゃんチーター捕獲に成功

[国内記事]
青空の下、山谷・玉姫公園で「りんりんふぇす」開催

表現する人 30台近い自転車の部品使う「無限自転車」 東弘一郎      

[連載記事]
浜矩子の新ストリート・エコノミクス 日銀の金融政策変更は「?」だらけ

コミック 『マムアンちゃん』 ウィスット・ポンニミット

ホームレス人生相談×枝元なほみの悩みに効く料理
  スマホに時間を費やしてしまいます☆キャベツと塩昆布のスパゲティ☆

池内了の市民科学メガネ 人の心を惹きつける香りの効用

販売者に会いにゆく 『リツェウリツェ』コヴァチェヴィッチ
                              [その他]

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尾話§円安いまだし [日本]

コロナ禍このかた、円安が延々と続いている。輸出を生業にしている企業などはいい塩梅なのだろうが、その逆で輸入品を商っている人たちはたまったものではないだろう。コロナ禍が始まった2020年2月から今日までにおよそ30円ほどユーロが高くなっている……120円台から150円台まで上がってきてしまった。

海外旅行をしていた時は、外国為替レートのチェックは欠かせず、といっても、どこかで見極めなくてはならず、旅行するごとに現金として10万円ほど両替するのだが、30円の差は50ユーロ減ってしまうことになるのだ。それで晩飯一食分が消えてしまうことになる。

それはまあ些少な影響だが、円安に直撃される産業、企業だって少なからずあるはずで、そうした人たちを疲弊させてはならないではないか。

世界のGDPはドル換算で行われているが、ついこの間はドイツに抜かれて3位から4位に転落してしまった……円高になれば抜けるなどと楽観してはいけないだろう。

1989年から1990年にかけてのバブル経済が崩壊して以降、日本は空白の30年を過ごしてきた。株価は低迷して、先月ようやくバブル以前の水準に達しつつあるが、ニュースを見ていたら、あるエコノミストが「主要国の株価は、この30年上昇してきたが、日本は何とか30年前の水準に戻ったという話」と解説していたが、その言葉をもっと噛みしめるべきである。

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謔話§一日一句~何気ない風景が~ [俳句]

季語は・・・春逝く

旅半ば 路傍の石や 春逝きぬ

【去年の今日】幻話§ビール離れと言うけれど
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行話§虹始見~七十二候~清明 [七十二候]

清明の末候“虹始見(にじはじめてあらわるる)”である。

大学に入学したのがちょうど50年前、半世紀が経ってしまったとは。そんな今頃はオリエンテーションも終わって、本格的に講義が始まったあたりだ。

引っかかった学科が教育学という、後から考えれば自分にとっては縁遠く、それをもって何をしようなどという将来の展望などまるでなかった。それにしても、いったい何を考えていたのだろうかと、半世紀前の自分に問いかけてみても、明確な答えなどなかったのは間違いない。

考えてみれば、高校に入ったのは単にそこ以外の選択肢がなかったわけで、先々をどう形作っていくべきかという展望など見事なまでに皆無だった。

今思っても、何とまあ行き当たりばったりな人生を送ってきたことかと……何か特別な才能でもあるのだったら、そうしたチャレンジもあっただろうがせいぜい人並みの頭しか持ち合わせておらず、にもかかわらず何とか食い繋いで来れたのは僥倖であるとしか思えないのであると、来し方を思うのだ。

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週話§日曜流転~ラグビーのシーズンも~ [ラグビー]

ジャパンラグビーリーグワンも今週を含めてあと4節で終わりとなる。

推しチームだが、今週と来週は遠征なので、しばしラグビー観戦はお休み。そして今シーズンの帰趨はほぼ決しているはずだ。

以前、社会人ラグビーの時代は、1シーズンに2試合か3試合くらいしか観なかったのが、年間10試合以上観ることになるとは思いもしなかった。

それは、まずもって外に出ていくという大きな口実で、そうでもしないと、家から出ずの引きこもり状態で過ごしかねない出不精夫婦なのである。だから12月から4月頃までは何やかんやと週に一回は外出して、しかも屋外でのスポーツ観戦でリフレッシュした気分になるのである。

5月半ば、プレーオフ準決勝と決勝で今シーズンは終わるが、我々が推しのチームはそこまで残れるか……可能性は限りなく細く狭くなってしまった。

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謔話§一日一句~帰るはあっさりと~ [俳句]

季語は・・・鳥雲に入る

鳥雲に 入りて想いは 封印す

【去年の今日】☆話§鳳凰祭四月大歌舞伎昼の部~新・陰陽師~
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週話§土曜流転~席を譲られること~ [老化]

どうも……電車の中で席を譲られることが増えてきたような気がしている。

同居人などは、外出する時にカジュアルな帽子を被ってもちろんマスクまでしているのに「なぜ年寄りとわかった?」とけげんな表情になってしまう。

先月も2週続けて若い男性から席を譲られたが、彼らは実にさり気なくにこやかに席を譲ってくれたのだ。もちろん、まだまだそんなケースのほうが圧倒的に少ないのは織り込み済みなので、席を譲られないままでも、それは日常的なことなので、別段気にするわけでもないのだが。

我々だって、それなりの年齢の時には、高齢者に席を譲ることはそれなりにやっていたつもりだが、いよいよ逆の立場になるつつあるということか。

それでもまだまだ、優先のシルバーシートに足を向けるようなことはしていないのだ。

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謔話§一日一句~親切に甘えて~ [俳句]

季語は・・・春の暮

それとなく 席譲られて 春の暮

【去年の今日】則話§ヤングと野球のルール
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部話§ブログ十九周年 [ブログ]

めでたくも本日、拙ブログが開始から19年を迎えた。

テーマをどうするかとか何ひとつ目算もなく、ブロバイダーが開設していたブログのページから設定を始めて、最初に書いたのがこれである。元より、猫だとか犬だとか、グルメとか旅行だとか、そんなブログ受けするような、特定のテーマなど持たず、徒手空拳でスタートしたので……それじゃあ何を書こうかというところからのスタートだった。

そうして結局落ち着いたのが、身辺雑記というか、由無し事を綴っていくしかないということがおぼろげにわかってきて、こんなブログになったのだ。そこに、クラシック音楽や歌舞伎、年に一度の海外旅行などを加えて、どうにか体裁がついたというところだろうか。

さらにとってつけたように一日一句を始めたのが2012年2月の立春過ぎで、相変わらずの戯れ句を12年続けたことになる。

そんな適当なブログの最大の売り物はといえば、一年毎日のアップをずっと続けているということであろう。アクセスして何人が閲覧しているか、興味がないといえば嘘になるが、結局は自分にとって“書く”という作業を、続けられる限り続ける……シンプルな日々の営みでしかないようだ。

そして来年は、開設20周年である。

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説話§今日の一言~どうしてそうなるの?~ [日本語]

どうりでよく似ていらっしゃる

何とも不思議な発想の反応を聞いたのは、もう30年以上も前のことである。

どんな集まりだったのかは記憶の外だが、我々夫婦二人が立っていた時に、ちょっとした知り合いから一人の女性を紹介された、その時知り合いが……

「こちら、凸凹さんご夫婦」

……と簡単に紹介の言葉があった、その直後に女性が発した一言なのだ。

“似たもの夫婦”という言葉はあるけれど、だからといって、かくも直截、かつ頓珍漢な物言いをするのかと驚いた。

とにかく頓珍漢な反応としか思えないのは、そもそもが赤の他人同士である夫婦が似ているわけなどはないのに……ではないか。

だから、今でも時折“どうりでよく似ていらっしゃる”という言葉を思い出しては、冗談で使うことはあるのだが。

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級話§お子様洋食~B級グルメ事始~ [B級グルメ]

さても、日曜日に書いた駄菓子屋だが、実はもう一つ大きな楽しみがあったのである。

その店の前に、15時頃になると小さい屋台を引いたおばさんがやって来る。屋台で焼きそばを炒めて子どもたちに売るのだ。

肉など入っているはずもなく、せいぜいモヤシとキャベツの切れっ端くらいのものだが、香ばしいソースの匂いは家からの路地を出る前から漂ってくるくらいだった。

普通盛りで10円、大盛りは20円ではなかったかと思うが、食べるのはいつも10円の焼きそばである。

そしてさらに高嶺の花があって、それが“お子様洋食”とか“子ども洋食”と呼ばれている食べ物だった。北関東の限られた地域でそう呼ばれていて、洋食とは何とも大げさなネーミングだが、中身はというと蒸かしじゃがいもソース炒めというシンプルなものだった。

焼きそばとお子様洋食を合わせると20円……とても買って食べることはできず、いつも指をくわえて焼きそばだけを食べて我慢していたのだ。そして、親に作ってもらえばいいのに、なぜか作ってもらうことがなかったのは、おそらく屋台のお子様洋食への憧憬が強かったからではなかったのだろうか。

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愚話§メイルに句点を付けると・・・・・・ [インターネット]

何ですか、先月あたりに初めて聞いた話なんですが……メイルの文末に句点を付けて送ると“上から目線”と感じる人がいるからやめておいたほうが、ということがあるらしいのです。

ああ、また何かが始まったようですね。以前にも“おじぎハンコ”などと、決裁印を押すのに、最終決裁者以外は、全員がやや左に傾けて押すのだと、おかし過ぎるマナーが話題になったのだが、今回もそんな感じと考えていいのだろうか。

最後に句点を付けると、妙な圧迫を感じたりするというのだが、そんなこと考えるのは自分の周りには一人もいない(はず!)と思っているのだが、誰がそんなことを言いだすのだろう……どこかに必ず言い出しっぺがいるのだと思うのだけれど。

そうして問いただしてみたい。句点のどこが上から目線なのですか?と……はてさて、今は話題になっている句点騒動はいかなる終焉を迎えるものか、そして、その後に控えているであろう二の矢三の矢なるものは、いったいどんなものなのだろうか。少なくともワタシはマナー違反とは思っていない。

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勉話§別学と共学と [教育]

第二次世界大戦が終わり、敗戦国となった日本にアメリカから占領軍がやって来た。そうして始めた一つに学制改革がある。

GHQの“命令”で新制高校については男女共学、小学区制、総合制という“高校三原則”を定めて実施を促した。おおむね西日本地域では、そうした改革が進んだが、東日本においては、特に男女共学に関して頑強な抵抗が繰り広げられ、改革は半ば以上に頓挫したのだ。

我が、北関東端っこの高校も同様で、市内には普通科の男子高校と女子高校の二つが存在していて、相入れることはなかった。

それがどうしたことか、1998年には男女共学の理数科が設置され、そうしていよいよ、2021年には男子高と女子高が合併という運びになったのである。

個人的には、公立高校は共学であるべきという考え方を永年持ってきたので共学化したことはめでたいことではあるが、どうにも釈然としないのは、共学化の経緯が少子化の影響であることは否定できず、背に腹は代えられない状況での消極的動機によるものとしか考えられないのだ。

半世紀も前の高校時代、細々ながら共学化を実現しろと小さな声をあげていた時は、何の反応もなかったのが“不都合”が生じた結果のなし崩し共学化という場当たり的な対応に、何だかな的な思いを抱くのである。

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創話§原作と脚本と [テレビ]

漫画をテレビドラマ化するにあたって、脚本家が原作者が望まない脚色を施したことが引き金となって、原作者が自殺する大きな事件になった。

原作を元にして映画化やテレビ化された作品を見ると、原作と映像の内容が大きく食い違っていると思うことは珍しくなく、個人的にも思い入れのある原作が、まるで違ったストーリーや原作に存在しないキャラクターが登場して戸惑うという以上に、不信感を抱いたことが何度もあったのである。

こうしたことは原作者が了承していたのだろうかと思っていたら、どうやら“勝手”に改変していたようだ。

まずもって原作の愛読者が多ければ多いほど、彼らが原作に対して抱いている思い入れは深いものがあり、いわばアンタッチャブルな世界なのである。そうしたことを知ってか知らずか、脚本家が自分のイメージで原作をズタズタにすることがあまりにも多すぎるような気がする。

もっと原作者と映像制作の側とが密接に打ち合わせしているのかと思っていたら、どうもそうではなさそうで、中には映像化がOKされたら白紙委任とすら思い込んでいた脚本家もいたようだ。

「原作を脚本家に渡したら脚本家の作品」……なわけねえだろ!というわけで、今後は同じトラブルを避けるべく、より一層密な打ち合わせが求められることになるだろう。

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謔話§一日一句~無表情に急いで~ [俳句]

季語は・・・竹の秋

サイレンは 抑揚なくて 竹の秋

【去年の今日】週話§日曜枯寂~オノサトトシノブって?~
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行話§鴻鴈北~七十二候~清明 [七十二候]

清明の次候“鴻鴈北(こうがんかえる)”である。

東京の日の出は5時15分頃だが、5時前には薄っすらと明るくなってくる。日の出が一番遅かった頃に比べると、1時間半は早まっていて、やはり世間が早く明るくなるのはちょっとばかりうれしい。そして早くも桜の季節は終わって、ネクストステージへと移りゆくのである。

そして植物には疎いが、鳥となるともっと疎い。樹々に埋もれるような我が家で、様々な野鳥が様々な鳴き声を聞かせてくれる。だが、種類がわかるのは、10種類にも満たない。

せっかくの環境なのだから、もう少し鳥の種類を見分けられるようにならなくてはと思っているが……最近覚えたのは、シジュウカラだったかな。

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