尾話§円安いまだし [日本]
コロナ禍このかた、円安が延々と続いている。輸出を生業にしている企業などはいい塩梅なのだろうが、その逆で輸入品を商っている人たちはたまったものではないだろう。コロナ禍が始まった2020年2月から今日までにおよそ30円ほどユーロが高くなっている……120円台から150円台まで上がってきてしまった。
海外旅行をしていた時は、外国為替レートのチェックは欠かせず、といっても、どこかで見極めなくてはならず、旅行するごとに現金として10万円ほど両替するのだが、30円の差は50ユーロ減ってしまうことになるのだ。それで晩飯一食分が消えてしまうことになる。
それはまあ些少な影響だが、円安に直撃される産業、企業だって少なからずあるはずで、そうした人たちを疲弊させてはならないではないか。
世界のGDPはドル換算で行われているが、ついこの間はドイツに抜かれて3位から4位に転落してしまった……円高になれば抜けるなどと楽観してはいけないだろう。
1989年から1990年にかけてのバブル経済が崩壊して以降、日本は空白の30年を過ごしてきた。株価は低迷して、先月ようやくバブル以前の水準に達しつつあるが、ニュースを見ていたら、あるエコノミストが「主要国の株価は、この30年上昇してきたが、日本は何とか30年前の水準に戻ったという話」と解説していたが、その言葉をもっと噛みしめるべきである。
《日本のトピックス一覧》
海外旅行をしていた時は、外国為替レートのチェックは欠かせず、といっても、どこかで見極めなくてはならず、旅行するごとに現金として10万円ほど両替するのだが、30円の差は50ユーロ減ってしまうことになるのだ。それで晩飯一食分が消えてしまうことになる。
それはまあ些少な影響だが、円安に直撃される産業、企業だって少なからずあるはずで、そうした人たちを疲弊させてはならないではないか。
世界のGDPはドル換算で行われているが、ついこの間はドイツに抜かれて3位から4位に転落してしまった……円高になれば抜けるなどと楽観してはいけないだろう。
1989年から1990年にかけてのバブル経済が崩壊して以降、日本は空白の30年を過ごしてきた。株価は低迷して、先月ようやくバブル以前の水準に達しつつあるが、ニュースを見ていたら、あるエコノミストが「主要国の株価は、この30年上昇してきたが、日本は何とか30年前の水準に戻ったという話」と解説していたが、その言葉をもっと噛みしめるべきである。
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