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謔話§一日一句~老人の早起き~ [俳句]

季語は・・・春眠

春眠や 昏き目覚めは 午前四時

【去年の今日】伝話§メディアの無責任
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行話§玄鳥至~七十二候~清明 [七十二候]

清明の初候“玄鳥至(つばめきたる)”である。

清明とは、何とも澄み切った二十四節気の名称ではないか。空気は和らぎ、緑の季節がやって来る。花粉症の人は花粉から解放され、空気もほどほどの乾燥具合となって、この先、気持ちのいい日常が展開していってくれるはずだ。

あと2週間ほどすれば、我が家あたりの花水木(ハナミズキ)が咲き出してくれるだろう。梅に始まり、辛夷から桜へと続いた我が家周辺の花の季節は、フィナーレを迎えるのである。

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暮話§老いゆく団地・・・・・・ [日常]

とっくにニュータウンなどと呼べるはずもない地域に住んで40年を超えた。今の団地に住み始めて、間もなく30年が過ぎようとしている。

ある日、ふと団地の中のあまりの静けさに、引っ越してきた当時もそうだったのだろうかと思い返してみた。朝方、起きかかるタイミングで、何台かのバイクが通勤するためにエンジンを響かせて出ていく。

そして、近くの小学校や中学校へと登校していく生徒たちが、おしゃべりをしながらこもごもに歩いていき、幼稚園や保育園の送迎バスを待つ幼児の声も聞こえたりしていた。

今や、そんな音も声も聞こえてはこず、実に静かな朝の始まりなのである。

静かというなら、それに越したことはないとは思うけれど、何がなし人の気配であるとか、ある種の“ざわめき”とでもいえるような音といえない音が存在していたと思うのだがそれも感じられない。

13年前の東日本大震災の時、家で地震に遭遇した同居人が、誰一人として家から出てこなかったと、今でも当時の団地の様子を話してくれるのだが、それもまた異様な雰囲気だったのだろうと想像できる。

今、しみじみと団地も老いていくということを実感しているところなのだ。

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