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謔話§一日一句~優しく降り続いて~ [俳句]

季語は・・・花の雨

雨音は ショパンの如く 花の雨

【去年の今日】親話§マイスタージンガー~東京・春・音楽祭
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勉話§別学と共学と [教育]

第二次世界大戦が終わり、敗戦国となった日本にアメリカから占領軍がやって来た。そうして始めた一つに学制改革がある。

GHQの“命令”で新制高校については男女共学、小学区制、総合制という“高校三原則”を定めて実施を促した。おおむね西日本地域では、そうした改革が進んだが、東日本においては、特に男女共学に関して頑強な抵抗が繰り広げられ、改革は半ば以上に頓挫したのだ。

我が、北関東端っこの高校も同様で、市内には普通科の男子高校と女子高校の二つが存在していて、相入れることはなかった。

それがどうしたことか、1998年には男女共学の理数科が設置され、そうしていよいよ、2021年には男子高と女子高が合併という運びになったのである。

個人的には、公立高校は共学であるべきという考え方を永年持ってきたので共学化したことはめでたいことではあるが、どうにも釈然としないのは、共学化の経緯が少子化の影響であることは否定できず、背に腹は代えられない状況での消極的動機によるものとしか考えられないのだ。

半世紀も前の高校時代、細々ながら共学化を実現しろと小さな声をあげていた時は、何の反応もなかったのが“不都合”が生じた結果のなし崩し共学化という場当たり的な対応に、何だかな的な思いを抱くのである。

《日本のトピックス一覧》
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創話§原作と脚本と [テレビ]

漫画をテレビドラマ化するにあたって、脚本家が原作者が望まない脚色を施したことが引き金となって、原作者が自殺する大きな事件になった。

原作を元にして映画化やテレビ化された作品を見ると、原作と映像の内容が大きく食い違っていると思うことは珍しくなく、個人的にも思い入れのある原作が、まるで違ったストーリーや原作に存在しないキャラクターが登場して戸惑うという以上に、不信感を抱いたことが何度もあったのである。

こうしたことは原作者が了承していたのだろうかと思っていたら、どうやら“勝手”に改変していたようだ。

まずもって原作の愛読者が多ければ多いほど、彼らが原作に対して抱いている思い入れは深いものがあり、いわばアンタッチャブルな世界なのである。そうしたことを知ってか知らずか、脚本家が自分のイメージで原作をズタズタにすることがあまりにも多すぎるような気がする。

もっと原作者と映像制作の側とが密接に打ち合わせしているのかと思っていたら、どうもそうではなさそうで、中には映像化がOKされたら白紙委任とすら思い込んでいた脚本家もいたようだ。

「原作を脚本家に渡したら脚本家の作品」……なわけねえだろ!というわけで、今後は同じトラブルを避けるべく、より一層密な打ち合わせが求められることになるだろう。

《テレビのトピックス一覧》
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