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顧話§今日の歴史~懲りない・・・・・・ですねえ~ [鉄道]

1987年5月13日、JR東日本が国電に代わる愛称「E電」を発表。

とかく“お上”と思しき人たちが麗々しく打ち出す類にろくなものがないというのは昔からの話で、その典型が「E電」という、鼻水が噴き出すような笑おうにも笑えず、センスの一欠片もない愛称とかいうやつである。

とにかく、本人たちは大まじめで、これを広めようと思っているのだから、おめでたいと言うか、何と言うか……いやはやどうも。

こいつが発表された瞬間、一斉に“だっせー!”の大合唱が巻き起こったのは言うまでもない。当時まだネット社会ではなかったが、これがもしネットの御代であったら、どれほど凄まじい炎上ネタになったのかとは、想像に難くない。

発表直後から“E(エラー)電”などと揶揄されてしまった呼称には未来など存在せず、あっという間、それこそユーザーの誰一人使うことないままに、そして誰も気がつかないうちに一顧だにされず、JR東日本内部の社内用語としてひっそり生き延びているようだが、たぶん中の人も誰一人使ってなどいないに決まっている。



そんなJR東日本が、懲りずにやらかしたのが“高輪ゲートウェイ駅”である。2020年、品川と田町の間に1971年以来の山手線新駅の開業にあたって、新しい駅名を公募したのだが“ゲートウェイ”で応募したのは百人ちょっとで、多くは単に高輪であったり芝浦や芝浜といったものだったのに、何をとち狂ったか、高輪ゲートウェイという意味不明な駅名をひねり出したのだ。

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当然ながら世間の反応は冷たく、そのまま今に至っていて、もちろんながらJR東は駅名を変更するつもりはさらさらなく、たぶん多くの人は長ったらしいのを避けて“高輪”で済ましていることと思われる。

それにしてもと思うのは、そんなことをするくらいなら、わざわざ公募などする必要はなく、会社の好きにすればいいんじゃないのと考えるのだが。

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