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親話§マイスタージンガー~東京・春・音楽祭 [オペラ]

4月6日、東京・春・音楽祭『ニュルンベルクのマイスタージンガー』初日に行ってきた。10年前の4月7日も同じく『マイスタジンガー』を聴いているので、10年ぶりである。出演者は下のとおり。指揮は前回はセバスティアン・ヴァイグレ、今回はマレク・ヤノフスキである。

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合唱指揮のエベルハルト・フリードリヒは、ベルリン国立歌劇場の合唱監督から現在はハンブルク国立歌劇場の合唱監督でバイロイト音楽祭の合唱監督でもある。そして今年も、ウィーン国立歌劇場のコンサートマスターだったライナー・キュッヒルがゲスト・コンマスとして来てくれた。

さて前奏曲……これが鬼脚の速さ。個人的にはそこそこの“タメ”があってほしいと思いつつ第一幕へ。

いくぶんかテンポは落ち着いたが、相変わらず快調に音楽は進んでいって、速いところとタメがないのは終始変わらず。

歌手の中では10年前にもベックメッサーを歌ったアドリアン・エレートが圧倒的に出色。ほとんど暗譜で、演技しながら舞台上を自由に動き回り、一人飛び抜けていた。

それから、ポーグナーと夜警のアンドレアス・バウアー・カナバスのバスが深々として聴き惚れてしまった。ザックスのエギルス・シリンスは過不足なく歌っていたけれど、もう一つ貫禄のようなものがあってほしかったのと、ワルターのデイヴィッド・バット・フィリップは力不足か。

ライナー・キュッヒル率いる第一ヴァイオリンが時折“キュッヒル”憑依を起こすところがあり、またヴィオラとチェロがよく歌ってくれていた。

15時5分に前奏曲が始まり、30分2回の休憩を挟んで終演は20時15分。

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