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転話§乃東生~七十二候~冬至 [七十二候]

冬至の初候“乃東生(なつかれくさしょうず)”である。

今日、南中していた太陽は最も南まで下がり、明日からは夏至に向かって北上を続けるのである。

もっとも、10日ほど前から日没時刻は遅くなり始めているので、既に世間の夕方は、少しずつ明るさを取り戻しつつあるのだ。

そう……春は近い。あと3か月もすれば桜が咲き始めるではないか。

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過話§備忘録的な何か~2020年12月21日付~ [備忘録]

12月1日……ストーブを出した。我が家は結婚以来ガスストーブをメインの暖房として使っている。今のストーブは二代目だ。

夫婦二人して風が吹きつけてくるファンヒーターの類は苦手なので、ガスストーブ派である。

キッチンの壁にガス配管されているので、そこにホースを接続して居間を暖めていて、それほど大熱量ではないが、十分に暖かい。

ガスストーブ以外の暖房設備はというと、北側の勉強部屋のデスク下に夫婦それぞれ足温器を使っているのと、寝る時はベッドの中に電子レンジで温める“湯たんぽ”を愛用している。築40年近くのマンションは、隙間から少しばかり冷気が入ってこないでもないが、まだまだ何とかなってくれている。

12月3日……この日の天気予報は快晴との御託宣だったが“大外れ”で、一日中どんよりと厚い雲に覆われて過ぎてしまった。ここまで豪快に天気予報が外れたのはさすがに珍しい。

洗濯物を干していた同居人が天気予報を呪いまくったのは言うまでもなく、いつまで待っても陽射しの“ひ”の字すら現れない世間に見切りをつけて、浴室乾燥機と出したばかりのガスストーブのお世話になる午後なのだった。

12月17日……我が家に下げているカーテンをワンデー・クリーニングに出した。去年は諸事情あって出すことができなかったので、久々のことである。

業者が10時に取りに来て、ちょっと頼りない部屋になってしまったところで午後は居間と寝室の“大掃除”に取り掛かった。壁の高いところのホコリを落とした後、床にワックスをかけて完了。15時半にはカーテンのクリーニングが出来上がって受け取り。しっかりしたカーテン9枚を掛けるのはなかなかに手間だが、終わればすっきり。

この日はコルク床が貼られているスペースを掃除した。例年、一日で全部屋を掃除するが、年齢的なこともあって、無理せず三分の二で終了。

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吟話§一日一句~突然パーン!と~ [俳句]

季語は・・・焚き火

焚き火爆ぜ 児等跳び退(しさ)る こと二尺

【去年の今日】技話§十二月大歌舞伎~たぬきと阿古屋~
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週話§日曜恬淡~2020年の残る日々~ [日常]

2020年も今日を入れてあと12日となった。

定年退職者とはいえ、かくも無為な一年などあっただろうかと記憶を遡ってみるが、いくらなんでも、これほど長い時間を自宅で籠り続けた年などあるはずもない。夫婦二人で都心に出ていったのは20回もあったかどうかだ。

さて、12月も半ばを過ぎ、朝も5時過ぎに起きれば、世間は日の出前の闇の中。6時を過ぎてもまだ暗く、6時半前になってようやく明るくなる頃には既に一番のバスは過ぎ去ってしまっている。

そうか、勤め人の中には始発バスに乗って出勤していく人もいるのだなと、むしろ日の出の頃に仕事場から帰宅したことも珍しくなかった人間は考えるのだ。

そして、二番バスから三番バスへと、通勤や通学する乗客は増えていって、変わらぬ日常が動き出しているのを見届けるのである。

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週話§土曜恬淡~カツカレーが食べたい~ [カレー]

いや、ふと、何気なくそう思っただけで他意はない。

最後にカツカレーを食べたのはいつのことだったか、はるか記憶の外のこと
のようだ。37年半の年月を神保町で過ごした身にしてみれば、あの町は常に
平均年齢が若いということを痛感する……食いもの屋で出てくる食事の量が
多めなのだ。

それゆえに、年齢を経るごとに注文することを諦めたメニューが死屍累々と
なっていったのであった。例えば、いもやのとんかつ定食がそうだったし、
キッチン南海のカツカレーもまたそうだった。どちらも五十代に入って食べ
てはいないのではないか。

五十代のある日、ふと思い立ってキッチン南海に入ったことはある。そして
カツカレーを注文しようかどうしようかと逡巡した揚句、カレーライスを注
文したのだった。しかも“ご飯軽めに”とお願いしてである。

こと食事に関する限り、神保町は若者が基準となっているが、まあ、年寄り
は年寄りのための店があって、そこはそれ棲み分けがなされてはいるのだ。
だがもちろん、五十代や六十代になっても健啖な人たちは、若者に伍して、
敢然とキッチン南海の列に並ぶのだ……ああ、カツカレーが食べたい。

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吟話§一日一句~オレンジ色に染まる~ [俳句]

季語は・・・冬座敷

来客は 去りて西陽の 冬座敷

【去年の今日】石話§いまだにガラケー持ちである
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滋話§蜂蜜を嘗める人 [蜂蜜]

毎朝、蜂蜜を嘗めている。もう20年は経っているはずだ。特段の健康法とかそういうつもりではないが、蜂蜜と聞けば、何となく身体によさそうではないかと考えてのことである。

何より、朝起きてすぐに糖分を摂取するのは、身体にとってはいいことだ。

蜂蜜にも様々な種類があると知らされたのはやはり20年くらい前のことで、以来様々な種類の花の蜜を試してきた。さらさらとあっさりした蜜から濃厚な蜜まで多種多様。

そんな中で選んだのは、例えば“蕎麦の花”のようなもので、色は真っ黒に近く、味わいもまた曲者である。こいつを嘗めてしまったら最後、スーパーマーケットに並んでいる何ちゃらな蜂蜜が、ただの水飴としか感じられなくなってしまう。

以前は渋谷のデパ地下にあった専門店で買い求めていたが、ここのところは東北地方の蜂蜜業者が製造している蜜を、一度に2種類ほど選んで取り寄せている。値段は少しばかり張るが、精神衛生も兼ねてささやかな贅沢ということだ。

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全話§喪中はがきを受け取って [日常]

12月の中旬も終わりに近づいた。今年も何通かの喪中欠礼はがきを受け取ることとなったが、文面を見てしみじみ感じることがある。

逝去した人の年齢を見ると、軒並み八十代から九十代だったりするのだ。まさに日本が長寿社会であることを象徴しているようではないか。

そしてさらに、彼らが矍鑠として一生を終えているように思われることで、もちろん寝たきりで最期を迎える人がいないわけではないにしても、こうした年齢まで生き永らえる時代になったのだと思う。

自分が物心つくかつかないかの年齢の頃、親類の男性の臨終間近の床の傍らにいたことがあったが、その時彼は確か六十代半ば過ぎだったと記憶していて、その時の彼は皴だらけの老人そのもので、今の自分とほぼ同い年だとは考えられなかった。

以前にも書いたことだが、半世紀以上前の人間と比べると“年齢八掛け”ではないかと思っていて、今の70歳なら、かつての五十代半ば、80歳なら六十代半ばくらいの身体ではないか……してみると、今の我が身は52歳くらいということになるのだが、外見はともかくも、中身が伴っていないように感じられてしまうのだ。

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吟話§一日一句~こたつでぬくぬく~ [俳句]

季語は・・・冬ごもり

冬ごもり スマホ&パソコン 友として

【去年の今日】謎話§“話§”のこと
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呟話§一言つぶやき~誤字脱字~ [つぶやき]

かつて宮仕え時代の仕事柄、ブログをまとめるにあたっての誤字脱字は……

……“極力”ないようにないようにと心がけているつもりでいるが、過去のエントリーを引っ繰り返していると、しばしば「げっ!」という誤字脱字に出くわしてうろたえることも珍しくはなく、仕事では複数の人間の眼を通してチェックが行われるわけで、それを一人で行うことは無謀でしかなく、だから拙ブログを読んでいる数少ない“読者”のみなさんにも遠慮なく指摘してほしいとは常々のお願いだが、いつぞや将棋の話を書いたら、その直後「定石は囲碁で、将棋は定跡です」とありがたいコメントをいただき、即座に訂正したことを思い出す。

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徴話§自動車税・・・・・・なぜ13年で [自動車]

国の税制度の中には不可解というか理不尽というか、そんなものはいくらでもありそうだが、自分自身に降りかかってきたのが自動車税が所有13年超で増額されるということである。

今乗っているのは1100ccなので、年間34,500円だが13年を超えると40,000円まではね上がるのだ。

新車購入促進が目的であるとか何とか、意味不明な理由をくっつけているということらしいが、21世紀の御時世という今、車の性能は格段に上がって、大事に乗れば20年くらいは軽々であろうに……まあ、今時は二酸化炭素がどうだとかこうだとか、そんな理屈も付きそうだが。

実は一度、2000年に購入した車を乗り続けて、2013年に支払う自動車税が上がったことで、そんな税制があると知ったわけで、まあ、乗ろうと思えば乗り続けることもできたのだが、3ナンバーの2000cc車は、我が家には大きくなってきたので、潮時と考えて今の小さい車に買い替えたのである。

とはいえ、今の車の走行距離だが、ようやく8000kmを超えたところで、さてさて、この先自動車税が上がる6年後までに2万kmまで達するであろうか。

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吟話§一日一句~気がつけば陽は傾き~ [俳句]

季語は・・・冬座敷

冬座敷 冬の時間の 速きこと

【去年の今日】困話§ブログのページデザインに悩む件
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転話§鱖魚群~七十二候~大雪 [七十二候]

大雪の末候“鱖魚群(さけのうおむらがる)”である。

大雪も末候……次は冬至で、冬が本格的なものになっていく。今年一年間の外出度は超が付くほど低くて、季節の移り変わりは北側“勉強部屋”の窓からの風景が主なものだった。

例年であれば、外出度はもう少し高く、表に出ることで気がつく時の流れのようなものがあるのだが、今年は家籠りの日々のゆえに、季節の移ろいを時間差で後から気がつくような状況だったのである。

一番に顕著だったのは日没時刻が日に日に早まっていくことをなかなか自覚できなかったことで、夏の頃の18時過ぎまで明るい世間が続いているように感じていたら、17時過ぎには暗くなってしまっていて、自分でも迂闊などと思いながら、家中のカーテンを閉じて回ったりしたのだ。

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愉話§十二月大歌舞伎~勘九郎と猿之助~ [歌舞伎]

日曜日午後、第二部と第三部を観てきた。第三部の『傾城反魂香』から書こうと思う。

kabukiza202012.jpg

第三部は『傾城反魂香』で、勘九郎の浮世又平と猿之助の女房おとく。二人の『傾城反魂香』は、2008年1月の新春浅草歌舞伎、まだ勘太郎と亀治郎時代に一度観ている。当然ながら12年の時を経て、密度の濃い舞台が繰り広げられたのだ。

又平の苦悩と女房おとくの細やかな情愛が舞台を支配して、味わい深い一幕を堪能した。

手水鉢の表に絵が抜けた奇跡の後、勘九郎の又平の晴れ晴れとした軽やかさもまた楽しく佳き哉である。

市蔵の土佐将監光信、梅花の北の方、團子の雅楽之助、鶴松の修理之助。

戻って第二部『心中月夜星野屋』は、落語の『星野屋』を歌舞伎化した軽い喜劇。狂言心中話から騙して騙されてという展開。

七之助のおたか、中車の星野屋照蔵、猿弥の母お熊、片岡亀蔵の和泉屋藤助と、芸達者が揃った中にあって、まん丸な猿弥の母お熊が洒脱な台詞回しと動きで客席をさらっていた。

都内のコロナウイルス感染者は、土曜日の621人に続いて、日曜日も480人と減少する気配はなく、普通であったら新宿あたりで食事して帰るところを、銀座のデパ地下で総菜あれこれを買っておとなしく帰宅したのだ。

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吟話§一日一句~午後の散歩~ [俳句]

季語は・・・冬凪

犬二匹 じゃれ戯れて 冬の凪

【去年の今日】週話§日曜諸相~時の過ぎゆくまま~
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告話§ビッグイシュー397号発売中! [ビッグイシュー]

ビッグイシュー397号は12月15日から発売されています。お買い求めできる場所はこちらを参照。毎月1日、15日発売。一部450円。230円が販売員の収入に。スヌーピーが表紙。

bi397.jpg

表紙&スペシャル企画 PEANUTS 70周年 スヌーピーと仲間たち

リレーインタビュー 西加奈子(作家)

特集 こんにちは! 絶不調

静かに、けれども激しく動いた2020年も終わりに近づきました。

年に1回、いや数回、つらいことがあって落ち込むことや、理由ははっきりしないのにどうにもならない“絶不調”の時があったりしませんか?

コロナ禍の影響もあって今年はそんなことが多かったかもしれません。あなたはそんな時、どう過ごしていらっしゃいますか?

じっと耐え、嵐が通り過ぎるのを待つ? ひたすら好きなことや熱中できることをして過ごす? 何かしら気晴らしの術を持っている?

そこで10人の方に、自分だけの精神安定法、とっておきの「気晴らしの術」、その処方箋のひとつを教えていただきたいと考えました。

[国際記事]
イングランド。子ども140万人に、学校閉鎖中も無料給食を継続

米国大統領選挙、新たな混沌と分断の始まり

[国内記事]
2020年、ミニシアターとおすすめ映画

ふくしまから:福島県川俣町。来訪者と語り続けるタクシー運転手

[連載記事]
浜矩子の新ストリート・エコノミクス
                  キャリアとジョブの交点にあるもの
               
コミック 『マムアンちゃん』 ウィスット・ポンニミット

ホームレス人生相談×枝元なほみの悩みに効く料理
         自分と人とをすぐに比べてしまいます☆野菜の重ね煮☆

ビッグイシューアイ 10月の自殺者、女性・若者が大幅増

池内了の市民科学メガネ 叱ることと褒めること

販売者に会いにゆく 米国『リアル・チェンジ』フェリックス

                              [その他]

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顧話§今日の歴史~空手チョップ~ [歴史]

1963年12月15日、力道山死去。

1950年代から60年代のスポーツ・ヒーローといえば、プロ野球は長嶋茂雄、大相撲なら若乃花&栃錦、そしてプロレスだったら力道山である。

若い頃の父親は血の気が多かったのかどうか、格闘技を見るのが好きだったようで、金曜夜20時から放送されていたプロレス中継は欠かさず見ていた。

その時の主役は言うまでもなく力道山で、外国人レスラーをヒールに仕立てて、反則の限りを尽くして力道山を苦しめるが、クライマックスが近づくと一転、力道山の華麗な反撃が始まり“空手チョップ”の連打で相手をマットに沈めるのだ。

まあ、そんな他愛のないプロレスの一大ヒーローであった力道山だが、日頃の行状は紳士とは言えず、あちこちでトラブルを起こしていたのだった。

力道山が赤坂のナイトクラブで暴力団の構成員に刺されたのは、一週間前の12月8日のことで、手術もうまくいっていたのが、病室でかなりな無茶ぶりをしたことが祟ったらしく、この日あえなく死去したのである。享年三十九

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吟話§一日一句~冬の陽傾く午後三時~ [俳句]

季語は・・・日向ぼこ

一服の 煎茶苦くて 日向ぼこ

【去年の今日】週話§土曜諸相~とりあえず2週間~
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学話§我が英語力 [英語]

相当に錆びついているのは間違いない我が英語力である。何度も何度も繰り返し書いているように、中学3年間の英語さえきちんと身に着けておけば、海外旅行で困ることはない。

自慢するほどのことでもないが、結果的に我が身がそれを実践していて、3年間の蓄積をベースに、会話の経験を重ねたことで“ルーチン”らしきものが出来上がったような気がする。

つまり、会話している状況下で、どのような会話が行われるのかが前もって経験則でわかっているから、あわてることも頓珍漢な反応をすることなどもなく済んでいるのだ。

たぶん多くの人がそうであるのと同じようにヒアリングは苦手で、半分も聞き取れていないように思われるのは、テレビで英語のニュースを見ていても大まかな内容は何とかなってもディテールが把握できているわけではない。

ルーチンで思い出したのは、飛行機のパイロットと地上の管制官がやり取りしている航空無線で、これがまったく聞き取れず、どうしたことかと思っていたら、字幕スーパー付きの映像があって、まさにテクニカルターム満載の単語が並んで、あたかも記号的というか……会話とは別物の、純粋技術的なコミュニケーション手段なのだった。

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躍話§記録は破られる [スポーツ]

昔がよかったというのは、年寄りの繰り言である。例えば野球の名選手……やれ、澤村榮治は速かった、いや金田正一のほうがなどと喧しいやり取りが繰り広げられるのだ。

もちろんスピードガンなど存在していないから、彼らがどれほどの球速を記録していたのかはわからず、目撃談のみでしかない。だが、球速が年ごとに速くなっているのは疑いようのない事実といえるのではないか。

体格だけでも、大リーグに移籍した大谷翔平を見れば歴然としていて、彼が160km/h超の速球を投げられるのも当然と考えてしまう。

野球だけでないことは、陸上競技しかり、男子100m走で10秒ジャストを記録したのは60年前の1960年のことで、10秒の壁を切ったのは1968年だった。そして9秒半ばに達したのは2009年のことである。

我が眼の黒いうちには無理だろうが、いずれ9秒を切る可能性だってあるかもしれない。

人間の肉体が発揮する能力は年々向上してはいくが、頭脳のほうはどうだろか、知的能力は向上したかもしれないが、過去に犯した失敗をどれほど学んで未来へと活かしていっているかと問われれば、相変わらずやらざるべき失敗を繰り返しているのは、アメリカの現大統領を見れば理解できるだろう。

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吟話§一日一句~残り物をささやかに~ [俳句]

季語は・・・雑炊

雑炊に 落とす卵は 豪奢かな

【去年の今日】通話§中学英語で十分だと思う件
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週話§日曜恬淡~外出頻度依然低空飛行~ [日常]

月に一度の会社OB会の打ち合わせで神保町に行くのと、8月に再開した歌舞伎座に出ていくのが、コロナウイルスこのかたの都心通いの頻度である。11月は歌舞伎座に行かなかったので、神保町だけだった。

さすがにそれだけで自宅待機を続けていると煮詰まってしまうので、一週おきくらいに、車で10分ちょっとのところの地元一番のショッピングセンターまで買い物に行く。

ほぼ毎日のあれこれは近くのスーパーマーケットで事足りるが、そこに行かなければ買えないものも多いので、ストレス解消がてらということである。

日用品の補充、衣類の購入に、ちょっとうまいものでも買って食卓に並べるとか、行ったら行ったでしどころは多い。

バスで行き来することもできるが、大きなトートバッグ2つの荷物になってしまうので、さすがに車で行くほうが気楽なのだ。

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吟話§一日一句~北風に逆らって~ [俳句]

季語は・・・枯野

(はなみず)を 啜り往きけり 大枯野

【去年の今日】街話§神保巷塵[67]ランチョン創業百十周年
タグ: 俳句 枯野
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週話§土曜恬淡~春に向かって~ [日常]

昨日、東京の日没時刻は16時28分。一年で一番早かったが、今日は16時29分と1分早まる……冬至より10日ほど早いけれど春が近づいてくれた。

毎年12月、この日がやって来ると、何がなしすっきり晴れやかな気分になるのだ。11月半ば頃から昨日あたりまで、世間はあっという間に暗くなって、ちょっとばかり気が滅入りそうになりかねず、だから今日が来ることを待ち望んでいたのだ。

これで一緒に日の出の時刻も早まってくれればと思うが、夜明けが早くなるのは、およそ一か月後の1月10日。ここまでたどり着けば、やれやれ冬が明けつつあるぞと思うのだが、寒さの底はここからが本番で、世間が明るくなるにつれて冬の寒さが厳しくなっていくのである。

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吟話§一日一句~寒々しい光景~ [俳句]

季語は・・・冬ざれ

冬ざれて 餌奪い合う 烏かな

【去年の今日】調話§運転するのは~広い道か狭い道か~
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転話§熊蟄穴~七十二候~大雪 [七十二候]

大雪の次候“熊蟄穴(くまあなにこもる)”である。

国内で熊が増えている。山の食料が不足しているからか、人里に下りてきて餌を漁っているところを目撃されたとか、襲われたとか、そんなニュースが目に付いたのが、この秋だった。

我が尾瀬でも熊の目撃が頻繁にあって、尾瀬ヶ原でも至仏山に近い上田代での遭遇度が高い。なのでシーズン中は、地元の人やレンジャーなどが出没地のあたりを見回って、木道に近づくことのないように追い払いに精を出していたのだ。

そうして、木道沿いには写真のように熊に注意を促す鐘が設置されていたりハイカーも各々“熊鈴”を携帯し、顔を合わせないように用心は怠らない。

KEN00567.JPG

熊のほうから無闇に襲ってくるわけではないが、出くわさなければそれに越したことはない。既に尾瀬は雪の中……熊もまた冬眠の最中で穴の中。

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恨話§微妙な距離感 [日常]

ベッドの角に脛をぶつけて痛い思いをすることは珍しくない。そのあたりを通り過ぎる時、大雑把に見当をつけて、ぶつからないだろうと思いながら、真下を見ることなく歩いてはぶつけてしまうのである。

微妙な距離感とか何とか、そんなやつだが、あてにはならないことのほうがはるかに少ないはずなのだけれど、微妙な距離感がはずれてしまった時の無念さのほうがはるかに大きいものだったりする。

そんな“失敗”の類は、日常生活の中にいくらでも存在していて、それゆえ思ってもみなかったことで食器を割ることになったりするのだ。

我々は一生の間にどれほど“微妙な距離感”で痛い目に遭うのだろうか……遭った直後は後悔の念に苛まれるけれど、一晩寝てしまえば、そんな距離感など、どこかに吹っ飛んでしまうのである。

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タグ:日常 距離 怪我
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吟話§一日一句~強烈に空っ風~ [俳句]

季語は・・・虎落笛(もがりぶえ)

夜更け過ぎ 北関東の 虎落笛

【去年の今日】教話§九月入学を考える
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顧話§今日の歴史~七年後に時効成立~ [歴史]

1968年12月10日、府中で三億円強奪事件発生。

府中刑務所北側の学園通りで、日本信託銀行の現金輸送車が強奪され、運んでいた約3億円(2億9430万7500円)が跡形もなく消え去ってしまった。

その当時、中学2年だったが騒ぎの様子は鮮明に記憶に残っている。テレビでは“3億円あったら……”みたいな企画が林立して、何だかなあと思いはしたが、そんな自分も似たようなことを想像していたのだ。

当時の定期預金程度でも利率5%で運用されていたから、利息だけで悠々と暮らせるようなとんでもない金額だったのである。

そうして、警視庁が公開した犯人のモンタージュ写真のおかげで、府中市周辺に居住する同じような年齢の男性たちが、容疑者扱いされたり、任意の聴取を受けたりして、その人数はかなりなものだったと聞く。

ちなみに強奪された3億円は、府中刑務所から府中街道を挟んだ向かいの、東芝府中工場の従業員に支給するボーナスなのだった。

《歴史のトピックス一覧》
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