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吟話§一日一句~気がつけば陽は傾き~ [俳句]

季語は・・・冬座敷

冬座敷 冬の時間の 速きこと

【去年の今日】困話§ブログのページデザインに悩む件
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転話§鱖魚群~七十二候~大雪 [七十二候]

大雪の末候“鱖魚群(さけのうおむらがる)”である。

大雪も末候……次は冬至で、冬が本格的なものになっていく。今年一年間の外出度は超が付くほど低くて、季節の移り変わりは北側“勉強部屋”の窓からの風景が主なものだった。

例年であれば、外出度はもう少し高く、表に出ることで気がつく時の流れのようなものがあるのだが、今年は家籠りの日々のゆえに、季節の移ろいを時間差で後から気がつくような状況だったのである。

一番に顕著だったのは日没時刻が日に日に早まっていくことをなかなか自覚できなかったことで、夏の頃の18時過ぎまで明るい世間が続いているように感じていたら、17時過ぎには暗くなってしまっていて、自分でも迂闊などと思いながら、家中のカーテンを閉じて回ったりしたのだ。

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愉話§十二月大歌舞伎~勘九郎と猿之助~ [歌舞伎]

日曜日午後、第二部と第三部を観てきた。第三部の『傾城反魂香』から書こうと思う。

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第三部は『傾城反魂香』で、勘九郎の浮世又平と猿之助の女房おとく。二人の『傾城反魂香』は、2008年1月の新春浅草歌舞伎、まだ勘太郎と亀治郎時代に一度観ている。当然ながら12年の時を経て、密度の濃い舞台が繰り広げられたのだ。

又平の苦悩と女房おとくの細やかな情愛が舞台を支配して、味わい深い一幕を堪能した。

手水鉢の表に絵が抜けた奇跡の後、勘九郎の又平の晴れ晴れとした軽やかさもまた楽しく佳き哉である。

市蔵の土佐将監光信、梅花の北の方、團子の雅楽之助、鶴松の修理之助。

戻って第二部『心中月夜星野屋』は、落語の『星野屋』を歌舞伎化した軽い喜劇。狂言心中話から騙して騙されてという展開。

七之助のおたか、中車の星野屋照蔵、猿弥の母お熊、片岡亀蔵の和泉屋藤助と、芸達者が揃った中にあって、まん丸な猿弥の母お熊が洒脱な台詞回しと動きで客席をさらっていた。

都内のコロナウイルス感染者は、土曜日の621人に続いて、日曜日も480人と減少する気配はなく、普通であったら新宿あたりで食事して帰るところを、銀座のデパ地下で総菜あれこれを買っておとなしく帰宅したのだ。

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