躍話§記録は破られる [スポーツ]
昔がよかったというのは、年寄りの繰り言である。例えば野球の名選手……やれ、澤村榮治は速かった、いや金田正一のほうがなどと喧しいやり取りが繰り広げられるのだ。
もちろんスピードガンなど存在していないから、彼らがどれほどの球速を記録していたのかはわからず、目撃談のみでしかない。だが、球速が年ごとに速くなっているのは疑いようのない事実といえるのではないか。
体格だけでも、大リーグに移籍した大谷翔平を見れば歴然としていて、彼が160km/h超の速球を投げられるのも当然と考えてしまう。
野球だけでないことは、陸上競技しかり、男子100m走で10秒ジャストを記録したのは60年前の1960年のことで、10秒の壁を切ったのは1968年だった。そして9秒半ばに達したのは2009年のことである。
我が眼の黒いうちには無理だろうが、いずれ9秒を切る可能性だってあるかもしれない。
人間の肉体が発揮する能力は年々向上してはいくが、頭脳のほうはどうだろか、知的能力は向上したかもしれないが、過去に犯した失敗をどれほど学んで未来へと活かしていっているかと問われれば、相変わらずやらざるべき失敗を繰り返しているのは、アメリカの現大統領を見れば理解できるだろう。
《スポーツのトピックス一覧》
もちろんスピードガンなど存在していないから、彼らがどれほどの球速を記録していたのかはわからず、目撃談のみでしかない。だが、球速が年ごとに速くなっているのは疑いようのない事実といえるのではないか。
体格だけでも、大リーグに移籍した大谷翔平を見れば歴然としていて、彼が160km/h超の速球を投げられるのも当然と考えてしまう。
野球だけでないことは、陸上競技しかり、男子100m走で10秒ジャストを記録したのは60年前の1960年のことで、10秒の壁を切ったのは1968年だった。そして9秒半ばに達したのは2009年のことである。
我が眼の黒いうちには無理だろうが、いずれ9秒を切る可能性だってあるかもしれない。
人間の肉体が発揮する能力は年々向上してはいくが、頭脳のほうはどうだろか、知的能力は向上したかもしれないが、過去に犯した失敗をどれほど学んで未来へと活かしていっているかと問われれば、相変わらずやらざるべき失敗を繰り返しているのは、アメリカの現大統領を見れば理解できるだろう。
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