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全話§喪中はがきを受け取って [日常]

12月の中旬も終わりに近づいた。今年も何通かの喪中欠礼はがきを受け取ることとなったが、文面を見てしみじみ感じることがある。

逝去した人の年齢を見ると、軒並み八十代から九十代だったりするのだ。まさに日本が長寿社会であることを象徴しているようではないか。

そしてさらに、彼らが矍鑠として一生を終えているように思われることで、もちろん寝たきりで最期を迎える人がいないわけではないにしても、こうした年齢まで生き永らえる時代になったのだと思う。

自分が物心つくかつかないかの年齢の頃、親類の男性の臨終間近の床の傍らにいたことがあったが、その時彼は確か六十代半ば過ぎだったと記憶していて、その時の彼は皴だらけの老人そのもので、今の自分とほぼ同い年だとは考えられなかった。

以前にも書いたことだが、半世紀以上前の人間と比べると“年齢八掛け”ではないかと思っていて、今の70歳なら、かつての五十代半ば、80歳なら六十代半ばくらいの身体ではないか……してみると、今の我が身は52歳くらいということになるのだが、外見はともかくも、中身が伴っていないように感じられてしまうのだ。

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