連話§ワタシの酒肴[159]メンチカツ [酒肴]
[承前]
酒肴のトピックスでメンチカツについて書いたことがあったかな……まあ、書き込み内容が違っていればいいことにしよう、そうしよう。
で、メンチカツである。極端な偏食だった子どもの頃、肉屋の揚げ物の中でとんかつのような肉々しいものはだめで、だからハムカツ、コロッケ、それに挽き肉で作ったメンチカツがもっぱらだった。
長じて、とんかつも元気に食べるようにはなったが、酒の肴として、とんかつはメンチカツなどに一歩譲ってしまうように感じ続けているのだ。
もっとも、居酒屋でメンチカツを出す店はあまり見かけず、言うまでもなく外呑みでメンチカツを注文するのは、神保町のランチョンの時だけである。
ランチョンのメンチカツは“自慢メンチカツ”とメニューに書かれていて、店の一推しであることがわかる。ではあるが、特別な何かというメンチカツではなく、ごくごくオーソドックスに作られた当たり前といえば当たり前な普通のメンチカツなのだ。
だが、その普通なメンチカツを作れない店も少なくないわけで、何でもないことが、ある意味では貴重であると言えなくもない。ランチョンに通い続けて間もなく半世紀……マルエフの生ビールと合わせてメンチカツを注文し、1杯目が空く頃に届くメンチカツに合わせて2杯目を注文するのである。
[続く]
《酒肴のトピックス一覧》
酒肴のトピックスでメンチカツについて書いたことがあったかな……まあ、書き込み内容が違っていればいいことにしよう、そうしよう。
で、メンチカツである。極端な偏食だった子どもの頃、肉屋の揚げ物の中でとんかつのような肉々しいものはだめで、だからハムカツ、コロッケ、それに挽き肉で作ったメンチカツがもっぱらだった。
長じて、とんかつも元気に食べるようにはなったが、酒の肴として、とんかつはメンチカツなどに一歩譲ってしまうように感じ続けているのだ。
もっとも、居酒屋でメンチカツを出す店はあまり見かけず、言うまでもなく外呑みでメンチカツを注文するのは、神保町のランチョンの時だけである。
ランチョンのメンチカツは“自慢メンチカツ”とメニューに書かれていて、店の一推しであることがわかる。ではあるが、特別な何かというメンチカツではなく、ごくごくオーソドックスに作られた当たり前といえば当たり前な普通のメンチカツなのだ。
だが、その普通なメンチカツを作れない店も少なくないわけで、何でもないことが、ある意味では貴重であると言えなくもない。ランチョンに通い続けて間もなく半世紀……マルエフの生ビールと合わせてメンチカツを注文し、1杯目が空く頃に届くメンチカツに合わせて2杯目を注文するのである。
[続く]
《酒肴のトピックス一覧》
遊話§ラグビーの想ひ出 [ラグビー]
ラグビーの話、さらに。
ラグビーに興味を持ち始めたのは中学生活が終わる頃ではなかったかという記憶で、高校に入る頃にはテレビ中継を観ていたように記憶している。
高校3年の体育の授業で、第1学期3か月ほどだがラグビーをやらされた。15人制フルサイズのラグビーでは複雑なので、7人制に縮小して行われたのだが、大雑把なルールを頭に入れてゲームをしたわけだが、これが何ともおもしろかった。
たかが7人の素人が寄ってたかって、わーわーと球遊びをしていたようなものだが、そうはいってもこれがなかなかトライに結びついてくれないのだ。
やらされたポジションはスクラムから球出しをするスクラムハーフだったりしたが、せいぜい近くにいる味方にパスするくらいなもので“プロ”のようにゲーム・コントロールだなどとは及びもつかない。
そんな中で、一回だけトライできたことがある。密集の中からボールを拾い上げたら、眼の前がガラ空きで、20mほども走ってゴールにボールを持ち込むことができた。
ただし、その密集の中で名誉の負傷をした……ごちゃごちゃしている時、誰かに左手薬指を踏まれたのだ。その時は突き指をしたのかと思っていたら、帰宅する頃には腫れあがってどうしようもなく、近くの整形外科に飛び込んでX線撮影したら“骨折”していたのだ。
骨折といっても剥離骨折というやつで、第一関節の端が小さく割れて剥がれてしまったというもの。回復まで一か月ほどを要すことになってしまった。
《ラグビーのトピックス一覧》
ラグビーに興味を持ち始めたのは中学生活が終わる頃ではなかったかという記憶で、高校に入る頃にはテレビ中継を観ていたように記憶している。
高校3年の体育の授業で、第1学期3か月ほどだがラグビーをやらされた。15人制フルサイズのラグビーでは複雑なので、7人制に縮小して行われたのだが、大雑把なルールを頭に入れてゲームをしたわけだが、これが何ともおもしろかった。
たかが7人の素人が寄ってたかって、わーわーと球遊びをしていたようなものだが、そうはいってもこれがなかなかトライに結びついてくれないのだ。
やらされたポジションはスクラムから球出しをするスクラムハーフだったりしたが、せいぜい近くにいる味方にパスするくらいなもので“プロ”のようにゲーム・コントロールだなどとは及びもつかない。
そんな中で、一回だけトライできたことがある。密集の中からボールを拾い上げたら、眼の前がガラ空きで、20mほども走ってゴールにボールを持ち込むことができた。
ただし、その密集の中で名誉の負傷をした……ごちゃごちゃしている時、誰かに左手薬指を踏まれたのだ。その時は突き指をしたのかと思っていたら、帰宅する頃には腫れあがってどうしようもなく、近くの整形外科に飛び込んでX線撮影したら“骨折”していたのだ。
骨折といっても剥離骨折というやつで、第一関節の端が小さく割れて剥がれてしまったというもの。回復まで一か月ほどを要すことになってしまった。
《ラグビーのトピックス一覧》