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輪話§彼らは知らない……我々が知らない [オリンピック]

バイロイト音楽祭に行った時のことである。10年ぶりとかに、現地の知り合いと久々の再会をした。相変わらず拙い英語などでやり取りをしていた時、夫人が同居人に向かって「あそこにいるのは、誰それという芸能人なのよ」と少しばかり興奮気味に教えていた。

だが、我々にしてみれば、クラシック関係のアーチストはそれなりに知っているけれど、テレビに出てくるタレントや、テレビドラマに登場する役者のことなどまるで知らないのである。

翻って彼らが日本に来たとして、街中を一緒に歩いていて『孤独のグルメ』の松重豊とすれ違って、我々が興奮気味に「今すれ違ったのは、今人気の俳優だ」とか教えても、ピンとなどくるはずはないだろう。

我々は少しばかりだが、ドイツやら他のヨーロッパ主要国の首相や大統領、閣僚の何人かは知っていたりするが、逆に彼らが日本の首相以下閣僚の顔や名前を知っているなどとはゆめゆめ思わない。

我々の眼は西欧に向きがちだが、彼らの眼が極東の日本に向いている可能性はかなり少ないのではないか。

ロンドン・オリンピックの時、エリザベス女王(本人)を登場させ、007のエスコートでヘリコプターに搭乗し、開会式の競技場に(女王のスタントが)パラシュート降下。



オープニング・パフォーマンスではサー・サイモン・ラトルが指揮する横でミスター・ビーンが映画『炎のランナー』で走っている夢を見ているという……こうなると日本のオリンピック開会式は惨敗である。



《日本のトピックス一覧》
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暇話§一日一句~路地裏でこそこそと~ [俳句]

季語は・・・猫の恋

満月や 今宵高くて 猫の恋

【去年の今日】週話§土曜粛々~さても二月~
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週話§日曜有閑~3回目追加接種へ~ [コロナウイルス]

3回目の追加接種の接種券が届いたのは先月下旬。予定どおりであったら、今週末から接種が受けられるはずである。

先月初めから、オミクロン株による感染が爆発的に拡大したことで、我々はジャパンラグビーリーグワンのゲーム観戦を先月半ばから今月一杯諦めて、摂取した後、3月から再開しようと考えているのだ。

これでまあ“一安心”と言えるかどうか……どうも、この先も接種を繰り返しそうな話が海外からも伝わってきている。

そして、オミクロン株もまた先々どのような変異を起こすものか、我々素人には想像もできない状況がさらにまだ続くのは明らかなようなのだ。

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暇話§一日一句~立春過ぎても~ [俳句]

季語は・・・余寒(よかん)

余寒とは いえどつとめて いと寒き

【去年の今日】障話§SDカード不調の原因は
タグ:俳句 余寒
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週話§土曜有閑~春・・・・・・なんですね~ [日常]

立春が過ぎれば、暦は春となる。だが……まだ寒い。朝も、6時は過ぎてもまだ暗い。家の前をバスが行き交う頃、ようやく明るくなっていく。およそ5時から6時の間に起き出す身にとって、寝間着の上からあれこれ羽織り、エアコンと足温器の世話にならなければならない。

何だかんだ、3月一杯は防寒対策をしての朝起きとなる。

この時期、東京は雪が降りやすく、時には“豪雪”が交通麻痺を引き起こすことも起きる。豪雪といっても、5センチか10センチか、そんなものだが、雪に慣れない都会の性(さが)で、電車のダイヤは乱れ時に止まって、多くの人が運行再開を待つ。

道路はといえば、夏用タイヤで無理に運転したことで、スリップした車がああちこちに放置されたりして、早く雪が融けてくれと願っている。

そして歩行者が滑って転んでという様子も珍しくなどはない……今年はそこまで騒ぎになるような豪雪が降ったりするだろうか。既に一か月前、東京も数センチの雪に見舞われ、首都高で車が立ち往生したりした。

《日常のトピックス一覧》
タグ: 立春 天気
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暇話§一日一句~合わせれば百三十六歳~ [俳句]

季語は・・・立春

春の立ち 夫婦で齢 数えけり

【去年の今日】麦話§ごくごく普通のラーメン
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過話§東風解凍~七十二候~立春 [七十二候]

立春の初候“東風解凍(はるかぜこおりをとく)”である。

みなさま、改めてあけましておめでとうございます。

というわけで立春……今年、旧暦の新年は2月1日だったので、少しばかりずれてはいるが。

穏やかな東風が吹いてくれればいいのだが、まだまだ北西からの空っ風が冷たく吹くような日々が続いていく。

そして、春が立ったということは、俳句も春の季語となるのであるか。

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彷話§方向感覚と方向音痴 [私事]

街を歩いていても、自動車を運転している時でも、方向感覚はかなりいいほうではないかと思っている。もちろん未踏の場所に行く時はどうなるのかはわからないが、まあまあ迷わずに行けるほうではないかと思う。

一つ“あれ”なことは、なじみのない場所――特に海外――にいると、時に東西南北がぐちゃぐちゃになることがしばしば起きてしまうのだ。

オーストリア・アルプスの端っこの小村に滞在している朝、太陽が昇ってきているのを目にしながら、自分の中の方位センサーは、昇ってきたほうを西だと認識し続けているのである。この方位軸の狂いは自分の中で修正することは不可能だったりする

自宅にいる時に、方向が狂っている場所を頭の中でイメージして“こっちが東、こっちが西”とシミュレーションしながら修正を試みるけれど、現地に行ってみると元に戻ってしまう。一度持ってしまった方向感覚が戻ることはなさそうだ。

というわけで我が身の方向感覚なんていいかげんなものだと思っているが、方向音痴というわけでなさそうなのは、行くべき道を図形的に把握しているからではないかと想像していて、それゆえに東西南北の方向軸は不要なのではないだろうか。

追記:ただし海外旅行先で東西南北を迷わない都市がある……ベルリンだ。

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暇話§一日一句~今年の内には収束を~ [俳句]

季語は・・・追儺

コロナ禍も 退散願う 追儺かな

【去年の今日】豚話§メニューには情報を
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街話§神保巷塵[88]岩波ホール閉館 [神保町]

[承前]

神田神保町交差点南西角の岩波神保町ビル10階で優れた映画を上映していた岩波ホールが7月29日で閉館すると聞いた。

初めて岩波ホールを訪れたのは1973年12月『越後瞽女唄』の実演で、当時は映画だけでなくこうした公演も行われていたのだ。

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その後、映画のほうは何回か観に行ったが、印象的だったのはルキノ・ヴィスコンティ監督の『家族の肖像』か。

カルチャー発信の担い手として、常に質の高い映画を上映し続けていたが、コロナ禍の時勢の中で営業が立ちゆかなくなっての閉館とは、何とも不本意かつ残念なことである。

全国には岩波ホールのように心あるカルチャー発信を苦しみながらも続けようとしている施設が数多くあるだろう。そうした施設が存続できるように、ほんの少しだが力を貸せたらと思う。
                               [続く]

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種話§雑煮の地域差? [日本]

こちらのリンクで紹介されているのは、よりにもよって“「お雑煮」が一番おいしいと思う都道府県ランキングTOP30!”なるものである。

ネットでよくあるランキングの類であるが、時として意味のないランキングを紹介して得々としているようなものもあって、このお雑煮ランキングほど間抜けかつナンセンスなものはないのではと思う。まずもって、都道府県でランキング付けをする意味がわからない。

お雑煮ほど地域差を如実に表しているものはなく、餅をとっても、角餅か丸餅か、餅は焼くか焼かずに煮てしまうのか。色々あるので、こちらから拝借した日本お雑煮MAPを掲げておく。

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お雑煮ほどはっきりと違っているものが他にあるかどうかはわからないが、とにもかくにもこれほど違っているということだ。それを、よりによって、うまいまずいのランキング付けをするなど、無礼にも程がある。

はっきりわかることは、地域どころではなく、家それぞれがまったく違うお雑煮を作っていて、それがみんなうまいであろうということだ。それこそが多様性というものではないのか……というのが、拙ブログの見解なのだ。

なお、過去にも書いたことだが北関東に実家があった我が雑煮はといえば、澄まし汁に焼いた角餅、具は茹でほうれん草のみ。食べる時に鰹節ともみ海苔をまぶしかけるというもの。四十代のはじめに早逝した大酒呑みの祖父がおせち料理を肴に散々呑んだ後、さっぱりとしたもので締めたいと、そんなリクエストで始まったのが、かくもシンプルな雑煮ではなかったかと想像しているが、言うまでもなく日本で一番うまい雑煮なのである。

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暇話§一日一句~ベランダから拝んで~ [俳句]

季語は・・・冬富士

冬富士を 眼に一日の はじめ哉

【去年の今日】健話§今は白濁~入浴剤あれやこれや~
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働話§就活フィルターという存在 [日本]

新聞に“就活フィルター”が明るみにという記事を見て、自分が終活に奔走していた頃から状況はほとんど変わっていないのではないかと思ったのだ。

つまりは、いわゆる“有名大学”を優先して、それより下位にある大学は弾き出してしまうというもので、発想は差別感に満ち満ちたものである。自分がその立場に立つかもということなど考えすらしないのであろう。

大学4年で就活をしていた時に“指定校”という存在があることに気がついていた。事実上の足切りである。国立や私立のトップクラスの大学何校かを指名し、それ以外の大学は、面接はおろか試験すら受けさせてくれないのである。

志望していた一つの在京放送局が、その指定校とやらを設定していて、不本意ながら諦めるしかなかったが、マスコミともあろうものが、そんな不公平を助長するようなことをしていたのかと腹立たしかった。

結局、何とか志望ともいえる会社に入れたわけだが、その会社の面接の中で志望理由を聞かれた時「某社はマスコミであるにもかかわらず指定校を設定していた」といった趣旨のことを話したが、そんなあたりが気に留めてくれた理由ではと思い返したのだ。

ちなみに今の“我が社”では、エントリーの履歴書に大学名を記載するスペースなどはない。

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睦話§2022年1月の天気模様を振り返る [天気]

2022年1月の東京の天気がどうであったのか、振り返っておこうと思う。

このリンクの日付をクリックすることで、各々の日のアメダスが確認でき、より詳細な気象状況をチェックできる。

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いかにも典型的な太平洋側の冬の天気模様が続いて、雨や雪が降った日は、5日くらいなものだった。

気温は……凍えるほどに寒いと感じた日は少なく、最低気温が氷点下を記録したのは10日もなかったので、まあまあ穏やかな新年だったと言えるのではなかっただろうか。

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暇話§一日一句~外は冷え込んで~ [俳句]

季語は・・・凍星(いてぼし)

泡盛を干し 凍星の態(ざま)を見る

【去年の今日】週話§如話§2021年2月の予定あれこれ
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告話§ビッグイシュー424号発売中! [ビッグイシュー]

ビッグイシュー424号は2月1日から発売されています。お買い求めできる場所はこちらを参照。毎月1日、15日発売。一部450円。230円が販売員の収入に。ルース・ネッガが表紙。

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特集 子どもケアラー

少なくない子どもたち(ヤングケアラー/18歳未満)が家族の介護をしています。介護離職、老老介護、介護と子育てに疲弊する家族など、介護保険制度によるサービスはあっても、介護は多くの人にとって切実な問題です。中でも、子どもたちによる家族の介護は見過ごされてきました。

濱島淑惠さん(大阪歯科大学教授)が大阪府立高校10校の高校生を対象に行った調査では、5.2%の生徒がケアラーだという結果が出ています(2016年)。20人に1人、クラスに2人が、家事、介護、感情面のサポートなどを担っています。

この問題の根底には、介護は家族で担うという“家族主義”の思想があります。その歪みと矛盾がヤングケアラーの存在によって浮かび上がってきます。

濱島さんに「ヤングケアラーを生む社会的背景と現状、介護と社会、必要な施策」について、また、元ヤングケアラーなどが立ち上げた2つの当事者の集い「ふうせんの会」の朝田健太さん「こどもぴあ」の坂本拓さんに話を聞きました。

表紙&スペシャルインタビュー ルース・ネッガ

リレーインタビュー 谷川じゅんじ(スペースコンポーザー)

[国際記事]
クリスマス島。ジャングルから海へ、アカガニ5000万匹の大移動

[国内記事]
“放っておけない”市民の10年。子どもたちの保養の場づくり

冬だからこそ見られる“木々の戦略” 森の案内人:三浦豊

[連載記事]
原発ウォッチ 台湾、アジア初の脱原発国家へ

浜矩子の新ストリート・エコノミクス 
               「○○インフレ」時代 あなたの○○は?

雨宮処凛の活動日誌 年の瀬、女性による女性のための相談会

ホームレス人生相談×枝元なほみの悩みに効く料理
            相手の目を見て話せません☆大豆の鯖味噌炒め☆

販売者に会いにゆく 『ビッグイシュー英国版』シーン・マケボイ
                              [その他]

《ビッグイシューのトピックス一覧》
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如話§2022年2月の予定あれこれ [日常]

月初めにつき、東京の一か月間の日の出&日没時刻を。

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2月1日の日の出は6時41分で日没は17時8分、月末の日の出は6時13分で日没は17時35分。世間が明るくなるのがようやく早くなってきたようだが、日の出が5時台にならないと実感することはできない……というのは、早起きが常態化した人間の意見である。

さて、今月のお出かけだが、相変わらずクラシックの演奏会はなし。1月にスタートしたジャパンラグビーリーグワンも今月は見送ることにした。オミクロン株の感染拡大が理由で、まずは3回目追加接種の完了を待って、一か月は様子を見ることにした。

二月大歌舞伎は第二部だけを観る。松嶋屋片岡仁左衛門が一世一代で『義経千本桜』“渡海屋”と“大物浦”を務める。

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これで仁左衛門の知盛も見納めなのかと思いつつ、当然ながらチケットは確保。仁左衛門だけでなく、菊五郎も白鸚も一世一代の舞台となっていくのは間違いなく、20世紀終わり頃から21世紀の今まで光を放っていた役者たちが消えていく様子を目の当たりにしているのだ。

歌舞伎の一つの時代が終わりを迎えようとしている。

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