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謔話§一日一句~こっくりと温かく~ [俳句]

季語は・・・神無月尽

蕎麦湯割り 神無月尽き 夜は果つ

【去年の今日】霜話§2023年十一月終了のお知らせ
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週話§土曜流転~十一月終了ですね~ [日常]

ああ……一年が、あと一か月で終わってしまう。

ついこの間、換気扇のクリーニングやらカーテンのクリーニングをしたような気がしたのに、もうそのタイミングがやって来ている。

一応ではあるが大掃除もしなくてはならない。少し前から、それまでのように細部までということはせず、安全に手の届く範囲を掃除することに留めるようになった。

人によっては、気候のいい5月に大掃除をしていると聞いたが、やはりそこは年末という区切りにやっておくほうが“気持ち”的には納得できるのだ。

今年も残すところ31日である。

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タグ:日常 私事 掃除
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謔話§一日一句~空き家のまま二年~ [俳句]

季語は・・・冬紅葉

宿替えは 朽ちかけけるか 冬紅葉

【去年の今日】弦話§ヤメン・サーディのヴァイオリンを聴く
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説話§今日の一言~初めての英語~ [英語]

Good Morning to You!

それが“英語”だなどとわかっていたはずもない。

保育園で、朝の最初に園児全員が歌うのが“ハッピー・バースデー”と同じ節の“Good Morning to You!”だった。間違いなく、人生で最初の英語がこれである。

もちろん意味もわからず、単に朝の挨拶のおまじないのような認識で歌っていたのだろう。

“Good Morning dear teacher Good Morning to You!”で終わった後に、日本語で「先生おはようございます!」「みなさんおはようございます!」と元気に挨拶して、プロテスタント系保育園の朝のルーチンが終わるのだ。

そして“Happy Birthday to you!”が元なのだと知ったのはいつのことだっただろうか。

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伊話§ピッツァ・・・・・・ピザ? [B級グルメ]

実家暮らしをしていた頃にピザを食べたか記憶がない。たぶんおそらく、実家の町ではピザを食べていないんじゃないだろうか。そしてそもそも、ピザなる食べ物の存在を知ったのはいつのことだったか。

初めてピザを口にしたのは予備校通いの時ではなく、どうやら無事に大学に入学した後だったことは記憶の端っこに残っている。

その当時、池袋西口に“カプリ”というイタリアンの店があって、同級生と連れ立って食べに行ったのが最初だったのは間違いなさそうだ。予備校時代とは違って、そんな“付き合い”も始まったが、少ない仕送りでどうやってやりくりしていたのか。けっして安い食べ物ではなかったはずだが。

それでもピザは気に入った。好き嫌いは多いほうだが、チーズとトマトの組み合わせが嫌いなはずなどはなく、たちまちに“はまり込んで”しまった。

そうなると食べずにはいられなくなって、それでとうしたのかといったら、Sキーズというチェーン系ピザ屋が1000円足らずで食べ放題していることを知って、新宿まで出かけた。

意気揚々と店に入り、料金を払って食べ始めたら……不味い!のだ。安かろう悪かろうを地で行くような味に挫けそうになったが、ここで挫けてなるものかと頑張って食べ続けたのだ。

そうして、何か月かに一度、ピザが食べたくなるとSキーズに出かけて食べては、当分食べる気が失せることを繰り返しているうち、気がつけばSキーズ通いをしなくなっていたのである。さすがに我慢できなかったのである。

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謔話§一日一句~夕飯の支度~ [俳句]

季語は・・・暮早し

カレーの香 よぎる鼻腔や 暮早し

【去年の今日】街話§神保巷塵[105]神田天丼家閉店
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呟話§一言つぶやき~吉右衛門の命日~ [つぶやき]

早いもので播磨屋二代目中村吉右衛門が逝去して4年の月日が経ったが……

……歌舞伎界の状況は、いよいよ芳しいとはいえず、先行き不透明なことに変わりはなさそうで、新作の類を連発するよりは古典をきちんと演じられるべく、若手の舞台を増やすほうが先決ではないかと案じる老齢の身である。

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躾話§マナー奉行? [日本]

マナー評論家という不思議な商売をしている輩がいる。それが正しければ何の問題もないのだが、時としてトンデモ!なマナーが存在しているとか、そうしなくてはならないような言説を振り撒く傍迷惑でしかない人間たちである。

最初に眼を剥いたのは、決裁のために回す書類に押す印鑑を、部下から上司に向かって左に傾けて押す“お辞儀判子”がそれだ。

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しかも、平社員ほど傾いて押し、少しずつ角度が高くなっていくという……もうね!馬鹿じゃないの!!ではないか。そんなこと真顔でやっている会社があるとしたら、ろくでもないニッポンそのものではないか?

本当につまらないことに頭を使う人間がいるものだと呆れ返る。宮仕えをしていた会社では当然だがそんなことなどしていなかったし、真っ当な会社に勤めている知り合いもしていないと言っていた。

そんなことを真顔で説いているらしいマナー評論家など存在自体が不要としか思えないが、最近になって、また珍なるマナーをでっち上げてきた……新しい一万円札の肖像の主が華やかな女性関係で名を馳せているから、御祝儀にふさわしくないと言うのだ。

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もうね、何をかいわんやとしか言いようがなく、一万円札がそうであるなら五千円札の主は生涯独身を貫いているわけで、そのあたりも突っ込まなければ“マナー評論家”の名が廃るのではありませんか?(皮肉

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謔話§一日一句~北野天満宮~ [俳句]

季語は・・・小春

天神の 骨董市は 小春かな

【去年の今日】悼話§朝潮太郎さん(ワイはアサシオや)
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行話§朔風払葉~七十二候~小雪 [七十二候]

小雪の次候“朔風払葉(きたかぜこのはをはらう)”である。

今度の日曜日はもう12月になっている。実家暮らしをしていた半世紀前は、もう少しという以上に寒かった。

自転車通学していたので、薄手のダスターコートに軍手をはめて通っていたが、痩せ我慢していたわけでもなく、若かったからかどうか、それでも十分だったのである。

そして今、温暖化のせいで何とも穏やかな晩秋の日々が過ぎていくようで、半世紀の気温差にはちょっと首を傾げそうになってしまう。それでも気温は順調に下がって、いよいよ結露の季節ともなった。

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潜話§激減外食度 [日常]

コロナ禍このかた、外食度が激減したのは明らかである。ちょっと出かけた先で軽く昼飯を食べたりはするが、夕方に腰を据えて1杯呑りながら食事を楽しむなど、月に一度もなくなってしまった。

コロナ禍前だったら、例えば歌舞伎座で昼の部を観た後に、どこかに寄ってというのは珍しくもなかったのだが、このところどうしているかというと、終演後にデパ地下に寄って、酒の肴だったり、総菜やら弁当などを買い込んで自宅呑みをする頻度が増えたのである。

まあ、店に入ってあれこれ注文するよりも、何がなし気兼ねがないということも大きく、さらには帰りのことを考えると、思わずデパ地下に足を向けてしまうのだ。

外食度が減ったもう一つの大きな理由は、夫婦して食事量が明らかに減ったという事実で、そうすると未訪問の店に行こうと考えた時、その店で出てくる料理の量がどうなのかと、それが気になって新規開拓もできなくなった。

そして結局、勝手知ったる何軒かの店に出向いては、安心無難な選択をするというマンネリな選択をするしかないという事情も大きいのである。

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謔話§一日一句~詰将棋~ [俳句]

季語は・・・夜を寒(さむ)

王将は 詰め切らぬまま 夜を寒み

【去年の今日】週話§日曜枯寂~十一月もはや~
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悼話§市川團蔵さん(歌舞伎役者) [歌舞伎]

九代目團蔵の舞台を初めて観たのがいつだったのか、はっきり覚えている。2003年5月の歌舞伎座。演目は『極付幡随長兵衛』で、芝居の冒頭の村山座舞台『公平法問諍(きんぴらほうもんあらそい)』という劇中劇が演じられ、その主役である坂田兵庫之介公平を務めたのが團蔵なのだった。

坂田公平を主人公にした荒事の寸劇が芝居の発端ということだが、その坂田公平の存在感が際立っていて、後で市川團蔵という役者だと知ったが、大看板に次ぐ役回りを淡々とこなして、しかも一定の水準をコンスタントに維持している、菊五郎劇団になくてはならない役者だったのである。

↓髪結新三の弥太五郎源七
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髪結新三の弥太五郎源七から、源氏店の蝙蝠の安五郎といった小悪人、そして魚屋宗五郎の父太兵衛の老け役まで、何とも器用に務めていたのだ。ただこのところ舞台姿を見ることができず、去年11月の『マハーバーラタ戦記』も観に行った時は休演していた。どうやら最後に観たのは2021年10月の『松竹梅湯島掛額(紅長)』の月和上人。貴重な脇役がまた一人……享年七十三

合掌

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連話§ワタシの酒肴[190]揚げ出し豆腐 [酒肴]

[承前]

元より豆腐好きなものだから、揚げ出し豆腐には目がない。居酒屋の御品書で見つけたら迷わず注文することにしているが、意外なことに出してくれる店は多くはない。

先月、日産スタジアムで行われたラグビー・テストマッチの日本対オールブラックス戦の後“反省会”にと入った蕎麦屋で揚げ出し豆腐があるのを見つけて久々に注文。おいしくいただいた。

揚げ出し豆腐の肝は“蕎麦つゆ”にあると思うが、考えてみれば蕎麦つゆは揚げ出しと共通しているようで、蕎麦屋で揚げ出し豆腐を出すのは理に適っているということだ。

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揚げ衣が片栗粉で、揚げ上がりの繊細さもまた、揚げ出し豆腐を少しばかりだが洒落た一品に仕立て上げているような気がしないでもない。

そして、あくまでも個人的な感覚だが、これこそまさに酒の肴でしかなく、ワタシ的にはご飯のおかずにはなってくれないのである。
                               [続く]

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謔話§一日一句~寂しい真夜中~ [俳句]

季語は・・・夜寒

蟲シカト する頃となる 夜寒かな

【去年の今日】週話§土曜枯寂~額の傾き~
タグ:俳句 夜寒
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過話§備忘録的な何か~2024年11月25日付~ [備忘録]

11月21日……70年の人生の中、記憶にある限り最悪の転倒をした。70歳とは足元不如意になってしまうのだろうか。

納戸にある工具を取り出して戻ろうとしたところで、置いてある荷物に足を引っかけて前方に倒れ込んだのだ。もし、これが顔面真正面から突っ込みでもしたら、鼻をやられていたのは間違いない。

コルク床に右目上をぶつけ、額が縦に割れて、あっという間に出血が始まった。駆けつけた同居人が布類で血を拭き取って的確な処置をしつつ、消防庁の#7119に電話して救急相談した。我が家周辺の町医者は木曜休診なのだ。

近くの大きな病院が「すぐ来るように」と受け入れてくれたので、タクシーを呼んで向かう。

打ったのが額ゆえ、脳神経外科に行かされてCTスキャン検査で異常がないかを確認した後、形成外科で縫合手術を行った。額が11針、唇の右上も切れていて、そこは4針と一時間……想像以上の大手術となったのである。

これが休診日ではなく町医者に駆け込んでいたら、CTスキャンなどできなかったし、どういう措置をされたのだろうかと思う。

14時半過ぎに転倒、病院には15時半頃赴き、16時過ぎから一時間ちょっとの縫合手術。抜糸は週明け水曜日の予定で、あれこれ立て込むこととなった。今、右目の周りは“青タン”である(初めて

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検話§スマホを手にした情報弱者 [インターネット]

闇バイトに応募することがどういうことか、今だに理解できない若い世代が多いことに愕然とするのだ。

応募の先に待っているのは個人情報を抜き取られることで、そうなると手足を縛られたも同然となり、その先は犯罪に加担するという悲劇が待ち構えていて、素人のことゆえ、手加減を知らず人を殺めて逮捕されることになる。

そういう“こと”をしたら何が待ち構えているのか……2ケタの懲役なら、まだいいほうで、さらに無期懲役から死刑という判決が下される可能性だってあるではないか。

そうしたことを知るのが逮捕されてからであると、テレビが報じているのを見た。それを知った彼らは愕然とするというのだ。遅過ぎる!あまりに遅過ぎる。犯罪という行為がどのような結果を己が身にもたらすのかすら知らずにいるという。

例えば、そうした若い世代が四六時中手にしているスマホを開けて“闇バイト”で検索してみようとしないのか? そうすれば出てきた結果は、犯罪認定がズラリと並ぶのだが。

結局、彼らのような実行犯は逮捕されるが、秘匿性の高い通信手段の先にいる指示役、さらにその先の黒幕は逃げおおせてしまうのである。

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謔話§一日一句~そりゃそうだ~ [俳句]

季語は・・・大根

大根の 白卸しても 聢(しか)と白

【去年の今日】硝話§跳ね上げ眼鏡が欲しい
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週話§日曜流転~最終日曜日であるか~ [日常]

11月最後の日曜日……暦が変わって、来週は12月だ。

交響曲の終楽章は、そのほとんどがアップテンポで、さらにコーダ(終結部)に差し掛かると、アレグロからプレストへと音楽が怒濤の寄り身を見せる。

宮仕えが御役御免となって9年。年々、12月にコーダへと突入するテンポが速まってきたような気がしてならない……(前年比15%+とか

ところで、10月に新規取得した東京都シルバーパスだが、順調に利用させてもらっている。手にする前は見合うほど使うだろうかとシミュレーションしつつ考えていたが、これがけっこう乗るのである。

バス停もすぐ近くにあるし、ちょこっと出かける時にも気兼ねなくひょいと億劫がらず乗れてしまうのはありがたや。せっかくのシルバーパスだからせいぜい活用させてもらおうと思ったのだ。

せめては少しでも活動範囲を拡げたい。

《日常のトピックス一覧》
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謔話§一日一句~段差緩やかに~ [俳句]

季語は・・・短日

短日の 逆光眩(まばゆ) おんな坂

【去年の今日】藪話§病院は近くで
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週話§土曜流転~昼間っから・・・・・・~ [酒]

定年退職して“毎日が日曜日”となったら、日がな一日というもの何もしないでという日々が増えるから……しめしめ昼間から酒が呑めるぜ \(^o^)/とほくそ笑んでいた。

そうして定年退職したら、明るいうちから酒を呑む気になってくれない自分がいた。そればかりではなく、あーら不思議……どんどん酒に弱くなっていく自分がいたのだ。

だから、昼間から酒を呑むなど、定年後何回か出かけた海外旅行先で楽しんだのがせいぜいで、それも車を運転しなければならないオーストリア・アルプス端っこ滞在中は夜に呑むしかなかったのである。

人間、そうそういいことずくめなわけではなく、年を経るごとに思っていたことができなくなるのは当然で、結局は“ないものねだり”だったようだ。

まあ、旅先ほどの解放感は自宅には備わっていないということである。

《酒のトピックス一覧》
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謔話§一日一句~油断せず用心~ [俳句]

季語は・・・神の留守

戸締りの 日々怠らず 神の留守

【去年の今日】執話§“物”に対する情のような~日本的?~
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行話§虹蔵不見~七十二候~小雪 [七十二候]

小雪の初候“虹蔵不見(にじかくれてみえず)”である。

いよいよ年賀状の枚数が少なくなった。10月に値上げしたばかりの年賀状を70枚ほど購入。毎年決まった体裁で写真をはめ込み、簡単な一文を書けばできあがりだが、その作業を始めるのはさすがに12月に入ってからだ。

そして少しずつ、毎年届いた人から年賀状が来なくなる。年賀状仕舞いだと断りの一言を書いてくる人もいるが、一言もなく“何年か来なくなった”と気がついて、こちらからも自然消滅という人も出てきた。

個人的には出し続けておきたい人と“もういいや”という人に分かれてきて問題なのは、その間のグレーゾーンの人たちである。おそらくは生きている間に顔を合わせることもなく、どちらかが年賀状のやり取りを途絶えさせてしまうまで惰性で投函している人たちも少なからずいる。

いっそ“ゼロ”にして年賀状仕舞いしてしまえば気が楽なのだろうけれど、そうしてそんなせめぎ合いがもうしばらく続くということか。

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遥話§ボイジャー1号は二百四十億kmの彼方 [宇宙]

1977年に発射されたボイジャー1号は、地球から240億kmの宇宙を飛行中だ。そんなボイジャー1号が1990年に撮影した地球の姿がこれ。地球から90億kmからの姿である。

↓Pale Blue Dot
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物にも魂が存在すると考える傾向が強い(?)日本人としては、何もない暗い空間に、ボイジャーがぽつんと、どこへ行くとも知れず飛び続けている様を思うと、つい“寂しいだろうなあ”みたいなあれやこれやを考えてしまう。

そんなボイジャーが太陽系の外から見た地球は、まさに“点”でしかなく、指で弾けば飛んで行ってしまうような存在としか感じられない。

そんな極小の点の中で、おぞましい争いが繰り広げられているということに我々は思い至り、そんな争いがいつになったら果てることかと、為す術なく見ているばかりである。

あるいはボイジャーにしてみたら、そんな地球からいよいよはるか遠く離れて、あるいはほっとしているのかも知れないとは、妄想が過ぎるだろうか。

発射から既に47年経ったが……宇宙の時間に比べれば瞬きですらないのだ。

《歴史のトピックス一覧》
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謔話§一日一句~雨脚近づく~ [俳句]

季語は・・・時雨雲

夕暮れや 鳥ははぐれて 時雨雲

【去年の今日】別話§終活のおはなし~メメント・モリ~
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途話§永遠のサグラダファミリア(ぇ [東京]

新宿駅南口のバスターミナルがようやく完成したと思ったら、今度は西口の再開発が始まっていて、もう一年が過ぎていた。

南口再開発の最中の時にも“いつになったら完成するんだ?”と思っていていつしか誰からともなく“新宿サグラダファミリア”と呼ばれるようになっていたのだ。

そうして今、サグラダファミリアは西口に移動して絶賛工事中である。京王線から丸の内線に乗り換えようと、新宿西口広場を歩くと、あちこちで通路の流れがくるくる変わっている。長年歩き続けているおかげで、通路レイアウトが変わっても頭の中に刻み込まれたルートをたどって目的地に行ける。

それにしても、歩行者が行き交うその裏で再開発の大工事が行われているというのもまた今時ということか。

そんな“サグラダファミリア”でも動いているのであればまだいいほうで、閉館から一年が経過した隼町の国立劇場は、二度の入札が不調に終わって、今だにあの校倉造デザインの建物が何の手もつけられないまま放置されている……これこそまさに文化不在&蔑ろでなくて何なのかと呆れるばかりだ。

こんなことは思いたくもないと思いつつ、眼に見えるところでも日本の劣化が顕著に忍び寄ってきているとしか思えない。

《東京のトピックス一覧》
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英話§写研という会社 [日本語]

写研という会社がある。写真植字の書体セットと植字機を商っている会社である。

かつて、印刷物には活字が使われていたが、写植は文字盤から拾った文字を印画紙に写して、版下として使用するもので、戦後になって主流になった。その最大手として、モリサワと写研の2社があり、特に写研の書体は、品とセンスがあって、高いシェアを保っていたはずだ。

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写研を象徴する書体が“石井中明朝オールドスタイル大がな(MM-A-OKL)”と呼ばれている明朝体である。まさに端正なフォルムと柔らかいかな文字のバランスが絶妙ではないか。その他に“ナール”という丸っこく親しみやすいフォントとか“ゴナ”という、ゴシック体をよりシャープに仕立てた書体など、グラフィックな雑誌媒体がこぞって使っていたのは言うまでもない。

それが一転して斜陽の道を歩むようになったのは、写植オペレーションからDTP(デスクトップ・パブリッシング)に移行が始まった20世紀終わり頃のことだった。さらに追い打ちをかけたのは、インターネットの成長で、そんな中にあって写研は創業家出身の二代目社長が、自社のフォントをリリースするオープン化を頑強に拒否し続けたのである。

数年前、遅ればせながら写研のホームページが開設され、フォントのオープン化も近いのではと期待させた。モリサワとのフォントオープン化に向けての提携も発表され、2024年の秋には写研のフォントがOpenTypeとして公開される運びとなった。

《日本語のトピックス一覧》
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謔話§一日一句~晴れか雨降りか~ [俳句]

季語は・・・片時雨

この空や 気まぐれと知る 片時雨

【去年の今日】秋話§吉例顔見世大歌舞伎~中村芝のぶ~
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楕話§ラグビーリーグワンは一か月後 [ラグビー]

大学ラグビーはたけなわだが、ジャパンラグビーリーグワンのシーズンは、一か月後の12月21日開幕である。

今シーズンもせっせと……10回くらいは秩父宮やら味の素スタジアム、駒沢にも足を運びたいと考えている。最後に駒沢を入れたのは、何と今シーズンはブラックラムズにTJ・ペレナラが加入するというのだ。2019年のラグビーワールドカップや、2021年にはレッドハリケーンズに加入して、眼にも楽しいプレイで楽しませてくれた印象が強い。

海外からの新規加入はもちろん、引き続き加入継続中のプレイヤーも多く、我々にとってもすっかりなじみとなってくれている。

これでリーグ全体の力が底上げされてくれれば言うことはないが、なかなか思うようにリーグとそれに連なる日本チームの力が上がってくれないような気がしているのだが。

まあ、観戦している我々は高みの見物をしながら勝手なことを言っているだけのことゆえ、つべこべ繰り言は言うまい。とにかく、晴れの上天気の中で選手も我々も快適にゲームを楽しめればということに尽きるのである。

ジャパンラグビーリーグワン2024-25シーズン……間もなく開幕だ!

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模話§体調管理と維持 [健康]

一か月前の東京は最高気温30度超えの真夏日だった。本当にとんでもない。

そして翌日が10度台と気温変化が目まぐるしく、我々高齢者ばかりでなく、年若い人たちも体調を崩さないよう、十分な注意が必要とは面倒くさいものである。

これまでが大丈夫だったからというのは、もはや通用せずと心得てかからなくてはならなくなった。だが、昨今の気象状況は、我々の想像をはるかに超えてしまって、ちょっと用心すればそれでよしというわけにはいかなくなってきた。

古稀を過ぎ、病院通いが常態化した身にしてみれば、いつ何が起きても何の不思議もなく、自分が考える以上に“ガタ”がきているのだと自覚してかかる必要があるだろう。

などと書きながら、やっていることといえば週三日のお休肝日くらいのもので、もう少し何か自覚してやらなくてはならないと、順調に“ガタ”は進行していくことだろう。心すべきことは“自分を恃まない”ことなのである。

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